銃皇無尽のファフニール 迷いこんだイレギュラー   作:Formuladrive

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唐突なる出会い

『惑星 エルトリア』にある、フローリアン研究所の畑で野菜を収穫している少年──『シエル・ミルヒシュトラーセ』と少女──『リアン・ミルヒシュトラーセ』。仲のいい『兄妹(仮)』である。

何故(仮)なのかと言うと、2人の間に血の繋がりがない上、複雑過ぎる事情がある為である。

 

「しえるー、そっちおわったー?」

 

「うん、終わったよー。アミタさん(アミティエ)やシュテル達の所に持っていこうか」

 

「おー!」

 

収穫した野菜がたくさん入った籠を持ち、他の作業をしている仲間達の所へ向かう。

 

シエルは2年前から、リアンは1年と少し前からエルトリアを犯している『死蝕』という星の病と凶暴生物を無くし、エルトリアを『再び人が住める星』に戻そうと力を尽くしていた。

 

「今日のノルマ達成ー!さぁ、何処からお手伝い回りする?」

 

「んー、えれのあさんのところからがいい!」

 

「よし、じゃあエレノアさんの所に行こうか」

 

今日課されたノルマを達成した2人は、次なる仕事を求めてお手伝い回りをしようとしたその時、シエルの懐から突然『星天の魔導書』が淡い光を放ちながら一人でに現れた。

 

「え……これって、もしかして……」

 

「?」

 

首を傾げてきょとんとした様子のリアンに対して、シエルは心当たりがあるというような反応をしていた。

そんな2人の様子などお構い無しとでもいうように、『星天の魔導書』はページが捲られていき、とあるページで止まると2人の足元に魔法陣が現れる。

 

「シエル!?リアン!?」

 

そこに、発動した魔法を感じとったのか青髪ツインテールの少女──『レヴィ』が現れるも発動した魔法は止まらない。

 

「レヴィ!僕たちは大丈夫だから皆に伝えて!『星天の魔導書の気まぐれ(・・・・・・・・・・・)』が発動して、次元跳躍で何処かに──」

 

「シエル!?」

 

伝言を伝え終える前に、シエルとリアンの2人は一筋の光となり、エルトリアから姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところ変わって、エルトリアとはまた別の星。『第97管理外世界』と呼ばれる星──『地球』

だが、アミタ(アミティエ)やシュテル達が知る魔法が存在する『地球』とはまた別の、平行世界と呼ばれ、魔法が存在しない『地球』だった。

 

この世界では『ドラゴン』と呼ばれるモノが存在し、それに対抗する『D(タイプ・ドラゴン)』と呼ばれる子供達が存在し、戦っていた。

 

そしてここは、その『D』と呼ばれる子供達を集めている場所──『教育機関 ミッドガル』

ここに『D』として発現した子供達を集め、『D』としての教育を施していた。

 

そんなある日の事。

 

ドォォォォォォン!!!!

 

ミッドガルの森の中に、何かが光速で、まるで隕石のように轟音を立てて落下した。

 

何事かと、落下地点に来たミッドガルの竜討伐先鋭メンバーがそこで目にしたのは……

 

「「……けほっ、けほっ」」

 

大きく作られたクレーターの中心で、5つの機械的な盾のような何か(・・・・・・・・・・・)に、丸いバリアを張られて守られている2人の少年と少女だった。

 

 

これが、ミッドガルの竜伐隊である『ブリュンヒルデ教室』のメンバーと、魔導生命体として(・・・・・・・・)生み出された『シエル』と『リアン』の2人との唐突で強烈な出会いだった。

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