二天龍が笑った   作:天ノ羽々斬

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御劔

ああ、ここは何処だ?

地獄か? はたまた冥府か? それとも……。

『選べ』

誰だ、お前は。

『選ぶんだ。死ぬか生きるか。人として死ぬか、悪魔として生き永らえるか』

……。ふっ。

答えなんか、決まってる。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

 

「斬、きりっ!」

――死にかけてる。

「……お、成る程ねぇ。おいリアス。あれを悪魔の駒で転生させろ。できるな?」

「……ええ、私のところにも連絡が来たわ」

なにやら話し合っていたリアスとアザゼル先生。その後、すぐに斬を抱えている黒歌のもとへと向かうリアス。

「……リアス・グレモリー……」

「選びなさい。彼女を私の眷属として生かすか、このまま死なせるか」

「……斬は、重病を背負ってるわ。だから……私では助けられない。お願い、彼女を……!」

「いいわ。ただし、『はぐれ』になることを私は認めないわよ」

「……彼女がそれで生きていけるなら……私たちは構わないにゃ。彼女がいなければ、私達は殺されてたも同然だから……」

リアスは頷くと、懐から赤い駒――ルークの駒を取り出す。

「……我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、御剣(みつるぎ) (きり)よ。今再び我の下僕となるため、この地へ魂を帰還させ、悪魔と成れ。汝、我が『戦車(ルーク)』として、新たな生に歓喜せよ!」

ぱぁ、と紅い光に包まれた斬は、みるまに顔色が良くなっていく。呼吸も深くゆっくりとしたものになる。

「……にゃ。私達はさっさとおいとまするにゃ。アーサー!」

「了解」

アーサーが空間を切り裂き、その中へ黒歌と美猴が入ってゆく。

「リアス・グレモリー、斬を頼みます」

アーサーはそう言い残すと、何処かへと消えてしまった。

『一誠。さっさと事後処理するぞ』

タンニーンのおっさんの指差す先には、穴だらけの地面とひび割れた山……ひび割れてるのはぜっっったいにあのロタンさんのせいだ! ちくしょおおお! 怪物なのか最強なのか知らねえけど、いちゃついてないで仕事しろぉぉぉ!!

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

 

『サーゼクス。よかったのですか?』

「それは君が一番識っているはずだよ?」

『……ミツルギ。ええ、知っていますとも。数十年前までは裏三大流派と称えられた一族。龍裂(りゅうざ)き、御劔(みつるぎ)(よろず)……』

「その内の二家はほぼ絶滅、御剣(みつる)は斬殿、(よろず)は七海殿……」

龍咲(りゅうざき)はごく一部を除き禍の団(カオス・ブリケード)……全く、ままならないものですね』

「それよりミカたん。禁忌『蒼』がロキの件に現れたらしいんだけど……」

『ぇええ!? そ、それを早くいってくださいよぉ!』

「戦乙女をつれてどこかでひっそりと暮らすそうだよ」

『はぁ……まぁ、どうせあの人の事です、日本のどこかにいますよ。日本贔屓ですから、あの人』

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

 

「……よし、完了した。これで御剣斬の禍の団、ならび英雄派での全てのデータは完全に抹消、と」

「……いいのかい?」

「去るものは追わずさ。それに……俺達は英雄だからな。人を守る――それが必要なのかもしれん」

「割りきれてなくとも、か……全く、英雄という職業はままならないね」

「ほう。じゃあいっそのこと英雄派のまとまりで会社でも設立するか? 洗脳した連中は……洗脳を解いて適当に捨てておけばいい。幸い洗脳者以外は……ふむ、一人いたか。闇の大楯使い」

「ほう、面白そうだな。普通の幸せを求めていた我等にはもってこいかもしれんな。だが――他の者が黙っているとは思えんが」

「ああ、紫炎の集団か……まぁ別にいいだろう。正直言ってあの女は好かん。それに……」

「?」

「童貞卒業するのも英雄のたしなみかもしれん」 「……曹操。槍を出してみろ」

「これか?」

「違う! 性槍じゃない! 聖槍だ!」

「冗談だ……む」

「……やはり、輝きが少し落ちている?」

「俺の覇道に迷いが出ているということか」

「だろうな」

「……人の身でグレートレッドを下す。それは変わらない」

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

 

『ぽちっとぽちっと、ずむずむいやーん』

「……病気?」

『……いやすまない。彼女が遊びに来てたので思い出していただけだ』

「……おっぱいおばけめ」

『……。オーフィスよ。随分と大人しくなったな』

「ん。泳がなければグレートレッドはどうでもいい」

『……。我は好きで泳いでいる点もあるが、これは趣味と実益を兼ねているのだ。ただ存在するだけならば次元の守護者などと呼ばれはせん』

「なら我の居住区から出ろ」

『……一番見回りせねばならん所だというのに』

「……やっぱり、グレートレッド倒す」






ヴァーリたんの落書き


【挿絵表示】


へたっぴでごめんね。ロリッぽさがでてるといいんだけど……。
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