ああ、ここは何処だ?
地獄か? はたまた冥府か? それとも……。
『選べ』
誰だ、お前は。
『選ぶんだ。死ぬか生きるか。人として死ぬか、悪魔として生き永らえるか』
……。ふっ。
答えなんか、決まってる。
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「斬、きりっ!」
――死にかけてる。
「……お、成る程ねぇ。おいリアス。あれを悪魔の駒で転生させろ。できるな?」
「……ええ、私のところにも連絡が来たわ」
なにやら話し合っていたリアスとアザゼル先生。その後、すぐに斬を抱えている黒歌のもとへと向かうリアス。
「……リアス・グレモリー……」
「選びなさい。彼女を私の眷属として生かすか、このまま死なせるか」
「……斬は、重病を背負ってるわ。だから……私では助けられない。お願い、彼女を……!」
「いいわ。ただし、『はぐれ』になることを私は認めないわよ」
「……彼女がそれで生きていけるなら……私たちは構わないにゃ。彼女がいなければ、私達は殺されてたも同然だから……」
リアスは頷くと、懐から赤い駒――ルークの駒を取り出す。
「……我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、
ぱぁ、と紅い光に包まれた斬は、みるまに顔色が良くなっていく。呼吸も深くゆっくりとしたものになる。
「……にゃ。私達はさっさとおいとまするにゃ。アーサー!」
「了解」
アーサーが空間を切り裂き、その中へ黒歌と美猴が入ってゆく。
「リアス・グレモリー、斬を頼みます」
アーサーはそう言い残すと、何処かへと消えてしまった。
『一誠。さっさと事後処理するぞ』
タンニーンのおっさんの指差す先には、穴だらけの地面とひび割れた山……ひび割れてるのはぜっっったいにあのロタンさんのせいだ! ちくしょおおお! 怪物なのか最強なのか知らねえけど、いちゃついてないで仕事しろぉぉぉ!!
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『サーゼクス。よかったのですか?』
「それは君が一番識っているはずだよ?」
『……ミツルギ。ええ、知っていますとも。数十年前までは裏三大流派と称えられた一族。
「その内の二家はほぼ絶滅、
『
「それよりミカたん。禁忌『蒼』がロキの件に現れたらしいんだけど……」
『ぇええ!? そ、それを早くいってくださいよぉ!』
「戦乙女をつれてどこかでひっそりと暮らすそうだよ」
『はぁ……まぁ、どうせあの人の事です、日本のどこかにいますよ。日本贔屓ですから、あの人』
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「……よし、完了した。これで御剣斬の禍の団、ならび英雄派での全てのデータは完全に抹消、と」
「……いいのかい?」
「去るものは追わずさ。それに……俺達は英雄だからな。人を守る――それが必要なのかもしれん」
「割りきれてなくとも、か……全く、英雄という職業はままならないね」
「ほう。じゃあいっそのこと英雄派のまとまりで会社でも設立するか? 洗脳した連中は……洗脳を解いて適当に捨てておけばいい。幸い洗脳者以外は……ふむ、一人いたか。闇の大楯使い」
「ほう、面白そうだな。普通の幸せを求めていた我等にはもってこいかもしれんな。だが――他の者が黙っているとは思えんが」
「ああ、紫炎の集団か……まぁ別にいいだろう。正直言ってあの女は好かん。それに……」
「?」
「童貞卒業するのも英雄のたしなみかもしれん」 「……曹操。槍を出してみろ」
「これか?」
「違う! 性槍じゃない! 聖槍だ!」
「冗談だ……む」
「……やはり、輝きが少し落ちている?」
「俺の覇道に迷いが出ているということか」
「だろうな」
「……人の身でグレートレッドを下す。それは変わらない」
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『ぽちっとぽちっと、ずむずむいやーん』
「……病気?」
『……いやすまない。彼女が遊びに来てたので思い出していただけだ』
「……おっぱいおばけめ」
『……。オーフィスよ。随分と大人しくなったな』
「ん。泳がなければグレートレッドはどうでもいい」
『……。我は好きで泳いでいる点もあるが、これは趣味と実益を兼ねているのだ。ただ存在するだけならば次元の守護者などと呼ばれはせん』
「なら我の居住区から出ろ」
『……一番見回りせねばならん所だというのに』
「……やっぱり、グレートレッド倒す」