「駄目よ。あのシスターを助け出すなんて絶対に駄目よ。堕天使に手を出したら、最悪また三つ巴戦争になるのよ?」
俺は部室にてリアスからお叱りを受けていた。
みつどもえの戦争にはならない……とは言い難い。
“可能性”が完全に払拭出来ないからだ。
ドーナシークやヴァーリが女性だったこと、俺の記憶、
「……はい。でも、少し気になります。何故、堕天使が悪魔の領地で隠れるかのようにこそこそしているのかか分かりません。部長は有名なお家の人なのでしょう? リアス部長の顔と力を知らない存在となると、よっぽどの下級堕天使ってことになりますよね」
俺は表面上の了解をだしつつ、疑問を出す。
これは事実だ。かつての堕天使たちは部長が現れても恐れすらしなかった。バイサーだって、リアスが現れた途端虚勢を張るように殺気を膨れ上げさせていたし、あんな決死の対抗策のようなものを作っていた。
「……そうね」
リアスは沈黙する。考え込んでいるようだ。考え込んで口をへの字に曲げているリアス……そんなリアスも素敵だと考える俺は重症なのだろう、うん。
俺は言葉を紡ぐ。
「それと……アーシア……シスターの事ですが、どうやら神器を宿しているようです」
俺はそういったあと、ちょっと紙を借りますね、と言ってメモ帳にアーシアの神器をラフスケッチで書いて行く。
……書いていて頭痛がしたのは少し内緒だ。
「……書けました。こんな神器を宿していたようで、回復系の神器だと思います」
ちなみに他の皆は契約を取りに行っている。たまたま俺は手持ちぶさたになってしまったのだ。……別に契約がたまたま今日は少なかったというだけだ。
「……悪魔側の神器資料で見たことがあるわ。これは
リアスは眉をハの字歪める。うーん、悩み顔のリアスも魅力的だ。
「……部長?」
「堕天使……聖母の微笑……まさか? ……確証がないわね……」
ブツブツと独り言を呟いているリアス。
これは重畳、なんとかなりそうだ。
俺は畳み掛けるようなことはしない。リアスを追い詰めず、リアス自ら選択するように。
「……部長。今日はそろそろ帰ります」
「……下級の独断? いやでも……」
「……部長?」
ブツブツとずっと独り言を言っていて、耳に入ってきてないようだ。
「部長!」
「きゃっ!? な、なに?」
「……今日はそろそろ帰りますね。契約もないみたいですし」
「あ、ええ……わかったわ」
気を付けてね、という言付けをもらい、俺は家路へと着くために部室を出た。
……やべ、アニメの録画予約忘れた。早く帰って録画予約しねーと。
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「ふぅ、ふぅ、もうだめですぅ……」
「みーつけた」
「あぅぅ!? レイナーレさま!?」
「もぅ、勝手に出歩いて……まぁ、いっか。……逃げたいのでしょう? 今は逃がしてあげる」
「……え……」
「……私だって、まだ……ううん、なんでもない。早くお行きなさい。それとも……ここで捕まっちゃう?」
「……っ、すみません……」
「……いったわね。……イッセーくん。ごめんね。“二度”も殺して。私は、私は……ぅぁぁ、違う、違うの、私は私、お前は出てくるなッ、
この話に含まれているネタが分かったらお前はクロボンを知っている、ということだ。
追記
活動報告でまたやらかしました。よろしければそちらもどうぞ。ぐへへ