疲れてんのかな?
「おらっ!」
『遅い、遅いぞ相棒! 俺の反応速度を越えてみろ!』
「ちっ!」
おっす皆。イッセーだ。アレから二週間。ドライグのいる精神空間で朝は修行をして、昼間は精神空間の外、つまり普通に兎に角体を動かして、夜は寝る、を繰り返している。
案外ハードだぜ。……よし、30秒たった!
『Max Booster!!』
マックスブースター、30秒経過により現時点での限界までブーストを掛ける方法だ。反動が大きいのが難点だな。一昨日編み出した。
今はこれが限界か。
「いくぜドライグゥゥゥ!」
『隙だらけだ』
ドライグに思いっきり殴りかかる。
しかし、ドライグにぺちっ、って尻尾ではたかれた! いてえええ!
だが、あのときのサマエルの呪いの痛みに比べれば屁でもないぜ!
精神空間なら、自分の姿は17のと同じな上に、体は鍛えられないからな。
「そういやドライグ、俺の魔力ってどうなってる?」
『うむ……そうだな、多くてミリキャスとかいう小僧の1/100。よかったじゃないか相棒。以前より多いぞ。二倍だ二倍』
「つまり1が2になっただけかよ……」
『ブーストを一回分減らせるだけでも十分だ』
「……まぁな」
あー、腹へった。身体中が痛い。
『そろそろ飯にしろ。俺は寝る』
いいご身分だこと。
精神空間から現実世界に戻る。
……リアスや皆のためにも、今は食う!
「おぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」
「はいはーい、ごはんですよー♪」
しかしまぁ、なんだ。妹でも作ってくれるのか? という感じだなぁ。毎晩激しすぎるんだよあんたら。
「んむんむ」
「んっ、ぁっ……もう、この子ったら。将来はとんだ女誑しね♪」
おいしーな、母乳。
『こいつは……乳なら私が……いや、俺にそんな機能があるのか……? いや、そもそもイッセー相手だぞ、うん、ないない』
ん? どうしたドライグ。さっきからぶつぶつと。
『ひうっ!? ……なんでもないぞ。驚かすな』
ワリィな、驚かすようなことしちまって。
『……いや、かまわない』
そうか。しかし、怨念も、ねぇ。
うまくこいつらを説得させたいけど……今の力量じゃあ確実に覇龍にもってかれるなぁ……ん、そうだ、怨念、利用できないか?
『バカを言うな。そもそもあんな代物どうやって……』
根性とおっぱいでなんとかなるだろ。
『やはり乳か!? やはりおっぱいなのか!? うおおおおん……』
おいドライグ、泣くな、泣くなって! こんど愚痴くらいなら聞いてやるから! な?
『ぐすっ……うん』
なんかドライグが幼いぜ……主に俺のせいなんだけどさぁ……本当にごめんよ、ドライグ。
『いいさ。どうせ俺はおっぱいドラゴンですよー』
ああ、もういじけるなってば! アルビオンに笑われるぞ?
『いいもーん。アルビオンなんかくそくらえー』
ドラゴンの威厳の欠片もねぇ!? やっぱり俺が悪いのか!?
『あははー、おっぱいがいっぱーい』
ドライグ、気をしっかり! 落ちつけ、ほら、ひっひっふー。
『ひっひっふー、ひっひっふー……ってラマーズ法じゃないか! 何をやらせてるんだ!』
よしよし、正気になったな……って、ドライグもラマーズ法知ってたの?
『ああ。何年も神器をやってるからな。そういう知識もつくさ。それに、ドラゴンの中には胎生で生まれるものもいるからな』
へぇ……ちなみにドライグは?
『……おしえない』
ぷいっ、と顔を背けるドライグが浮かんだ。……まぁ、言いたくねぇなら聞かねぇよ。
『相棒……お前は、その……やっぱり優しいな』
ありがとよ、ドライグ。
『……うん』
ドライグって性別どっちなんでしょうねぇ。原作でも言われてないし。
ところで、普段は強気だけど、褒められたりすると照れてそっぽ向く俺ッ娘ってかわいいですよね。萌えますよね?