二天龍が笑った   作:天ノ羽々斬

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今更思ったこと。

ヴァーリTSさせたのハーメルンじゃあ俺が初じゃね? 他は知らんがな。

俺のテンションは有頂天になった。
そんな感じで第四章、リスタートです。


四剣目:停止教室のガラティーン
第四章 プロローグ


「……これで依頼内容は間違いないか? 依頼人」

「もちろん。敵を欺くにはまず味方から。頼んだよ。戦場の嵐と呼ばれた君には期待している」

「……それは人間がつけた名だ。あまり好いてはいない」

「そうかい。ではコードネームでもつければいいかな?」

「……なら、蝙蝠でいい」

蝙蝠(バット)、か。中々洒落たことを言う」

「人間にも烏にもなりきれない馬鹿な男さ……俺は。さぁ、金をだしな。地獄の沙汰も金次第……違うか?」

「違わないさ。ほら、前金だ」

「……確かに受け取った。きっちり仕事をしよう」

「……律儀だね」

「聞くに、契約と言う文字は悪魔を縛るのだろう? それと同じさ。金は俺を縛るのに十二分だ」

「そうか」

「……依頼人。あんたのような甘いのがこういう策を練る。意外だな」

「さてね。僕は僕さ。僕らの未来の為に……不安は残したくない。だから、君にも協力してもらう。それだけさ」

「俺は依頼通りに事を進めるだけさ……皇帝さま?」

「……」

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

 

「はあ……」

ため息をつくのは松田。

「どうした松田、元気ないな」

「いや、ほら、参観会だろ? 家の親は特殊だから……色んな意味で。イッセーは知ってるだろ」

ああ、もちろん知っている。松田のお母さんは、凄いんだ。色んな意味で。

「暴走しなきゃいいけど……ホント」

やつれているように見える松田の顔には、なぜか少し喜色も混じっていた。

なんだかんだいってもこいつはマザコンなのだった。

 

―●○●―

 

話をしよう、あれは今から36万……いや、1万4000年前だったか? まあいい。俺にとってはつい昨日の出来事だが、君たちにとってはたぶん明日の出来事だ。彼には幾通りもの名前があるからなんて呼べば良いのか……たしか最初に会ったときは……「ルシファー」。

そう、あいつは最初から言うことを聞かなかった。

まあ、要約すると……

 

俺の家に女子が3名追加されました。

 

なんでさ!?

「娘がいっぱい……ここが天国かしら?」

すいませんお母様。みなさん悪魔なのでたぶん地獄です。だから鼻血を垂れ流しながら幸せな顔をしないでください。

我が家は一日で劇的大改造され、まさに『ナントイウコトデショー』状態だ。

一夜城を築きあげた日本の誇る武将、豊臣秀吉もびっくりだ。一夜で一軒家を内装込みで建てかえる事ができる人間がはたしているだろうか? いやいない。

「参観会にはビデオカメラで撮るわ。アーシアちゃんを」

「俺も撮れよ実子だろ」

「あら? 撮るわよ? ついでに」

「俺はついでなのか……まぁ予想してたが」

 

ところ変わってトレーニングルーム。

俺はここで修行をしている。主に力の配分をだ。

 

全く同じ威力の魔力弾を打ち続け、きっちり10発で終わらせる。

同じ威力のパンチを延々と繰り返す。

全く同じ速度で走り続ける。

『あいつ』曰く、気にはしているがまだまだどんぶり勘定だそうだ。

テクニカルな事もしてみる。

魔力弾を曲げる。ホーミングさせてみる。

こういうときに赤龍帝の守護翼(ウェルシュ・シールドビット)が役に立つんだ。

的として。制御はドライグに任せてあって、これが中々複雑な動きをするから、参考になる。

『相棒の命中率は73.4%ってところか』

うーん、早い相手にぶつけるのは中々難しい。相手が変則的な動きをすることを想定して、ドライグに無作為に動かしてもらったんだが、中々当たらない。型にはめるのは良くないからな。

『相棒がどんどんテクニックも吸収してくれて助かる』

俺は自分を総評すれば、パワーよりのテクニックタイプでサポートもこなせるって感じか?

しかし、魔法や魔力はてんでだめだ。うーん、ロスヴァイセさんが眷属になったら北欧式の魔法でも教えてもらおうかな……?

《あはは、でもペース配分はまだまだだね》

『それは致し方あるまい』

うーん、『こいつ』からみるとまだまだなのか。

なぁ、そういえば名前は?

《僕? そうだね、円卓の騎士が一人、太陽の騎士ガウェイン、とでも名乗ろうか》

ガウェインだって!? たしか、アーサー王の甥の!

《そうだよ》

そーなのかー。……ドライグ、エクスカリバー、そしてガウェイン。

どうやら、俺はケルト神話に好まれているようですね。

そうだドライグ。

『なんだ?』

お前何気に女だったのか。

『いや、擬人化して出てきた時点で察しろ』

……おーけー。お前がそういう態度ならばこっちにも考えがあるぞ。

『ほう?』

俺はドライグにボソリと語りかけた。

……コーンウォールの猪っ。

『い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? 切り刻まれるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?』

……俺の予想通り過ぎた。

 

赤い龍と白い龍は三大勢力が戦争中暴れていて、最終的に神によって封じられている。

伝えられている神話上では、白い龍はコーンウォールの猪に踏まれた為に敗北している。

つまり、ドライグとアルビオンが喧嘩してる途中にコーンウォールの猪がアルビオンを踏んづけて、狼狽えている二匹を三大勢力の当時のトップ達が切り刻み、聖書の神により封印された、という俺の推論だ。

まさかドライグのトラウマになってるなんて……ドライグには悪いことをした……まぁ、いいやつだったよ。

『ひっく、ぐすっ』

ほらほら、泣くな泣くな。偉大なるドラゴン様だろ?

『ドラゴンだって泣くときは泣くもん』

ドライグのキャラが崩壊してる!?

《アハハハハ! 君は本当におもしろい!》

ふざけんなガウェイン。

《あ、心配しなくても僕は男だからね?》

要らねぇよそんな情報。

 

 

《それと、僕は本来なら君の肉体に宿るはずだった魂らしいよ?》

そういう事はもっと早く言えこのマッシュポテト。

 

―○●○―

 

「えーッ!? イッセーくんに会うの!?」

「ああ。今代の赤龍帝に興味がわいた。お前がそんなにぞっこんになる理由も気になる」

「ぞっこんだなんてそんな……いやんっ」

「はぁ……赤と白は争う運命じゃなかったのか?」

「んー、私が異常なだけなんだよねー、たぶん」

「本当、今代は赤も白も色々おかしい。それに、あの駒王っつーとこに俺に似た気配のやつがいたって?」

「うん、アザゼルっぽかったよー。もしかして隠し子の末裔とか?」

「……あり得んこともない。既に隠し子の一人に候補が浮かんできたからな」

「いよっ、この女たらし!」

「そう誉めるな。兎に角、俺は赤龍帝と接触してみる」

「いーなー……そうだ、アザゼル。イッセーくんには手を出さないでね。もし出したりなんかしたら……うふ、うふ、うふふふふふふふふふ……」

「おお、怖い怖い。言われなくてもやらねーよ。俺は衆道じゃないからな」

「衆道? なにそれ」

「包み隠さず言えば昔のゲイ専遊郭」

「死ね変態」

「あぁ、もうどいつもこいつも! うわーん! 俺も結婚してぇー!」

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