……本編、始まります。
俺、告白されます。
……おっす、イッセーだ。
『随分と元気ないな相棒』
まぁな……だって今日が、“あの日”だからな、元気もなくなるさ……
天野夕麻。またの名前をレイナーレ。
……くッ。未だに脳裏に浮かぶ、あの忌々しい堕天使。俺の運命をガラリと変えた女の子。
ヴァーリが女の子だったことで、俺は色々考えて、一つの結論に近いものにたどり着いたんだ。
キーワードは2つ。『グレートレッドの棲む次元の狭間』『立体並行交差世界』。
超ひも理論とかも候補としてはあったんだが……理解できなかった。なんだあれ。
次元の狭間だが……これは、様々な時空に繋がっているともいわれている。そうドライグから聞いた。
一番重要なのが立体並行交差世界の事だ。一つの事実から無限の世界が広がっている、っていうのが簡単な考え方だな。エロゲーの選択肢によって様々なストーリーがあるようにな。
つまり、だ。例えば、俺がエロエロじゃない世界。俺が白龍皇だった世界。俺が女の子だった世界。俺がドライグに出会わなかった世界。俺がリアスと人間として付き合う世界。アーシアが迫害されなかった世界。小猫ちゃんの姉が暴走しなかった世界。俺が朱乃さんと小さい頃出会った世界。俺が悪魔にならなかった世界。そして――――レイナーレが本当に恋人になった世界。レイナーレが本当に“天野夕麻”だった世界。
……考えれば考えるほどキリがないな。……なに怯えてんだろうな、俺は……
……リアス……
彼女の名前を心で反芻する。
もし俺がいなければ……リアスたちは色々なことに巻き込まれずに、普通にレーティングゲーム上位に食い込む事が出来るだろう。特別な争いもなく。
アーシア、ゼノヴィアとイリナ、それに、アザゼル先生。オーディンのエロジジィにロスヴァイセさん、ロキ。曹操や旧魔王派をまとめあげた“禍の団”。戦争を起こそうとしたコカビエル。駒王学園にて定めれた駒王協定。修学旅行での事件。そして、レイナーレによる俺殺し。こんなことも起こらなかったかもしれない。
……でも、ドライグを疎ましいとか、思ってないからな。心配すんな。
『相棒……』
難しい事をかんがえすぎた……ドライグ、いったい、運命って誰が決めてるんだろうな。もし聖書の神様が全部決めてたら、残酷だよな……。
『……』
でも、聖書の神様は死んじまってる。なら、こんな残酷な運命は、誰かが無作為に、作ってんのかな? 立体並行交差世界的に言えば、この世界は『ドライグと俺の記憶があり、ヴァーリが女の子な世界』ってことか。……難しいなぁ。
『……相棒』
……? なんだドライグ。
『その……なんだ。あまりくよくよするな。こっちまで滅入ってしまう。……元気出せよ、
……ありがとう、ドライグ。
『……ッ。き、気にするな。当然の事だろう? お前は、俺によく話しかけてくれるしな』
ドライグ……すまねぇ。もう大丈夫だ。俺は、逃げねぇ。
運命からも、宿命からも。
嫌な運命なら螺切ってやれ。
悲しい宿命なら、乳パワーでなんとかする。
俺は、運命とか、宿命とか。そういうのと戦ってみせる。足掻いてみせる。
それが、兵藤一誠だから。
「好きです! 付き合ってください!」
……どんな残酷な結末だとしても、今を生きよう。
更新遅くなって本当な申し訳ございませんッ!!(土下座ッ)
取り合えず言い訳をば。修学旅行でアイデアをずっと練ってたんですが……ダメっすね……続きの文章が全く書けなくて……
本当にこの度は申し訳ございませんッ!!!
いつかヴァーリたんとイッセーがいちゃラブちゅっちゅするの書きますからご勘弁を!