「今回のゲームは中々面白かったですなぁ」
「リアス嬢の眷属の成長も著しいですな。特にリアス嬢。あそこまで戦術を練ることが出来たか」
「その点ではソーナ嬢も相当な手腕だのぅ。いくらルールでパワーが抑えられているとはいえ、グレモリー眷属にはそれでも恐ろしい」
「特に――匙、といいましたかな。あの兵士――化けますな」
「ええ、赤龍帝にあそこまで食らいつくとは……未熟とはいえ、光るものがある」
「どちらも注目したいですな」
「ええ。それに――反転、でしたか。堕天使の技術で、命を削ると聞く。それほどまでに覚悟がしていたのでしょう」
「ふぅむ。必死さ、という点ではシトリー眷属に旗が上がりますな」
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「あー……」
「……にゃー……」
俺と小猫ちゃんは振動マッサージ機で揺られていた。
慰安としてあと二日間旅館に滞在したあと、地上へ帰ることとなった。
「きもちえー……」
「うにゃー……」
端からみるとすげぇ間抜けだよな俺ら。
「ふう、いい湯だった……ん? なにやってるんだ二人とも」
ゼノヴィアが訝しむように俺たちを見つめる。
「マッサージ機で揺さぶられてんだよぉぉぉ」
「気持ちいいですよぉぉぉ」
声が揺れてる。くはは、なんだこれ、笑える。
「ふむ、それなら……」
「……あなたたち何してるのよ……」
「「「あ゛~………」」」
十数分後、マッサージ機で揺さぶられている三人とそれ訝しむリアスの浴衣姿があった。
―○●○―
翌日。
「イッセーお兄様ー」
「ミリキャス様?」
突然俺の膝の上に乗っかってきたミリキャス様。
互いに様呼びってどうなんだろう?
「……む」
小猫ちゃんはミリキャス様を羨ましそうに見てるし。なんぞこれ?
「ゲーム、みました! かっこよかったです!」
「ありがとな」
「えへへ~」
おっと、手が勝手に。まぁいいや、と頭を撫でていると。
「……すぅ……すぅ」
寝息をたてて寝てしまったミリキャス様。うむ、微笑ましい。
ちなみにリアスと朱乃さんは魔力式卓球、アーシアとゼノヴィアはお土産の買い物だそうだ。ギャスパーは木場とそれの荷物持ちだとか。
今居るのは俺と小猫ちゃん、それとミリキャス様とグレイフィアさんだけだ。当のグレイフィアさんも急用で帰ってしまい、今日のちょっとの間だけここで預かることとなった。
「しかし、グレイフィアさんの急用ってなんだろう……」
俺の呟きは部屋に響くだけだった。
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「グレイフィア。急に呼び出して悪いね」
「いえ」
「……政府直属の暗部に探らせた結果。ディオドラ・アスタロトは『黒』だとわかった。案の定『
「……!!」
「そこで、表向きは交流として――裏ではテロ対策として、各界のトップ陣を招こうと思う」
「と、申されますと」
「天界、アースガルズ、オリュンポス、タカマガハラ……まぁ、国津神や天津神達が来てくれるかどうかはわからないけれど」
「……つまり」
「旧魔王派を
「御意に」
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「ミリキャス。迎えに来ましたよ」
「あ、母様……」
寝ぼけ目のミリキャス様を抱き上げるグレイフィアさん。
「明日には彼らは地上へ帰られるのですよ? 今さようならを言っておきなさい」
「ふぁい……いっせーお兄様、リアスおねえさま、またきてくださいね……」
「ええ、また何時か来るわ」
「はい!」
「……では、私達はこれで」
しゅん、と魔方陣に消えていくグレイフィアさんとミリキャス様。
「……結局、用事ってなんだったんでしょうか?」
「さぁ? 彼女は多忙だもの」
ですよねー。
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「……で、誰がいくのじゃ? 我ら三貴神のうち一人が『れーてぃんぐげーむ』とやらに参加するのじゃ……せっかく七代のねーちゃんが連絡したのじゃし」
「私は冥界にいくには向いてませんしね。愚弟、貴方が行きなさい」
「ハァ!? 俺はその日はクシナダとデートなんだぞ!? ツクヨミの姉貴がいけよ!」
「……『こみゅ障』の妾に冥界に行け、と? むしろ冥界はお主が適任じゃろ。クシナダヒメには妾から話をつけてやるからとっとと逝けい」
「でもだな!」
「ハァ……なら冥界でデートすればいいんじゃないんですか? 他の神話群の神々もデート兼で来ると聞きますし」
「「それだ!」」
「おやクシナダヒメ、いたのかえ?」
「ええいましたとも! 冥界でレーティングゲーム、いいじゃないですか! 私『不死鳥の涙』見たかったんですよ!」
「よし決まりだ! 俺が、この須佐之男がいってやるよ!」
「「(さすが愚弟ちょろいな)」」