選択肢に抗えない   作:さいしん

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ウチのチームにぜひ、というお話。



第112話 優勝請負人

 

 

 千冬さんが部屋にやって来た。

 『分かった(>ω<σ)σYO!!』とかメールではノリノリで送ってきてたのに、予想通り険しい顔でのお出ましである。

 

 予想するのは大事だ。

 メンタル的な意味で。

 そのおかげで怖い顔してても怯まないで済むのである。

 

「はわわ…!」

 

「あわわ…!」

 

 うん。

 まぁ俺以外がめちゃ怯えてるけど。

 

 見慣れてるはずの一夏がビビるくらいだからな。そらもう相当よ。

 

 おそらく俺からのメールで、千冬さんも道中色々考えながら来たんだろう。まぁそうなるように仕向けたのは俺だけど。あえて『シャルロット・デュノア』って送ったからな。あえてね(名策士)

 

 狙い通り、千冬さんは俺たちが事前にしていた会話内容を予想に次ぐ予想、そして考察に次ぐ考察をした訳だ。まぁその結果、千冬さんはプンスカフェイスに至ったんだけど。これも予想の範疇よ。

 

 俺たちの第一ミッションは、この怒れる羅刹姫の説得なのだ。それを成して、初めて光明が見えるんだからな。

 

「お前らもシャルル・デュノアの正体に気付いたようだな」

 

「お前らもって……千冬姉も気付いてたのか!?」

 

「ブリュンヒルデだからな」

 

 ブリュンヒルデしゅごい。

 微妙にドヤ顔してるのが歳不相応で可愛いと思いました(小並感)

 

 千冬さんがどこまで知ってるかは分からんが、それでもシャルの件に対して零情報じゃないってのは話が早くて助かる。

 

「シャル。話せるな?」

 

「う、うん」

 

 まずはシャルがスパイになった経緯を話すのだ。そしてその話は、シャル自身が話す事に意義がある。俺たちがシャルを庇う感じで言うのではなく、自分の言葉でちゃんと説明するのだ。

 

 狙いは千冬さんにシャルへの同情心を芽生えさせる事である! ウマいこと千冬さんの良心をチクチクするのだ! がんばれシャル! 

 

「お、織斑先生。あの、僕の話を聞いてください…!」

 

「……聞こう」

 

 聞こう(大物感)

 

 これは怖い。

 何だよ千冬さんめ! ブリュンヒルデオーラ出しまくりじゃないか! 俺ですらヒェッとなるプレッシャー放ってんじゃないよ! バリバリ威圧感◎じゃないか! 

 

 しかし負けるなシャル! 挫けるなシャル! ここで怯んだら光明もクソもなくなっちまうぜ! 故に何度でも言おう、がんばれシャル!

 

「えっと……その、ぼ、僕は元々――」

 

 

【がんばれ♥ がんばれ♥】

【頑張れ頑張れ出来る出来る!(以下略)】

 

 

 やーめーろって!

 もう頑張り始めてるよぉ!

 

「頑張れ頑張れ出来る出来る! 絶対出来る! 頑張れ! もっとやれるって! やれる! 気持ちの問題だ! 頑張れ頑張れ! そこ「うるさいよ旋焚玖!」……ぅぃ」

 

「(´・ω・`)」

 

 お前がしょんぼりするのか(困惑)

 しかしまぁ……なんだ、うん。腹から声が出せたな。

 

 よし、それが狙いだった風でいこう。

 

「その調子でガンガンいけ、シャル。千冬さん相手だからって縮こまってんじゃねぇぞ」

 

(僕のためにわざと…? 確かに大きな声を出して、怖さも薄らいだ気がする。……よ、よぅし…!)

 

シャルロットは旋焚玖の『っぽい』言葉を好解釈!

 

(フッ……一見フザけてチャチャを入れたように見えるが、その実デュノアを奮起させると同時にリラックス感まで与えるとは。旋焚玖のアロマテラピーはボンジュールを超える、か)

 

千冬は旋焚玖の『っぽい』言葉を超好解釈!

 

(あ、千冬姉が『フッ…』って顔してるぞ!って事は旋焚玖のアレは良いアレだったんだぜ! すげぇぜ旋焚玖!)

 

一夏は千冬の表情で状況把握成功の結果、会心の笑顔!

 

「織斑先生! 聞いてください! 僕の半生を!」

 

 おう、大いに語ってやりな!

 

 

 

 

「……これで全部です」

 

 シャルはスパイになるまでの経緯に加え、俺と一夏にバレてからの内容も全て千冬さんに打ち明かした。

 千冬さんはというと、シャルが話し終わるまで、両腕を組み、瞼を閉じ、まるでシャルの言葉を一言一句逃さないかの如く、ひたすら聞きに徹していた。なんかもう立ち振る舞いからしてザ・千冬さんって感じだな。外向きの。

 

「……話は分かった。なるほど、デュノアの境遇は私も不憫に思う」

 

 やったぜ。

 

「千冬姉、それじゃあ!」

 

 一夏の顔も明るくなったぜ。

 

「だが、それだけだ。どこの世界にお情けで犯罪行為を見逃す教師が居る」

 

「(´・ω・`)」

 

 成し遂げてなかったぜ。

 一夏も一瞬でしょんぼり顔に戻っちまったぜ。

 

「うぅ……」

 

 流石にシャルも真似っ子する余裕はないらしい。

 しかし、これくらいは想定内よ。そんな簡単に牙城を崩せるなら苦労しねぇわ。故にココは怯まず攻めるを継続すべし!

 

「それは教師としての言葉でしょう?」

 

「む」

 

 千冬さんを仲間にするには、建前ではなく本音の語り合いが必要なのだ。何をどう取り繕ったところで、シャルがスパイ犯なのは覆せない事実。千冬さんの言う通り、犯罪者を教育者が見逃せる筈ないわい。

 

「俺たちは千冬さん自身の言葉が聞きたいんです」

 

「ふむ……ならば少し考えてみよう」

 

 再び両腕を組み、目を閉じる千冬さん。

 

「……ハッキリ言っていいのか?」

 

「もちろんです」

 

「デュノアの話を聞いて私が思った事を?」

 

「千冬さんが思った事を」

 

「包み隠さず?」

 

「包み隠さず」

 

「そうか……」

 

 そして数秒間の空白を経て、閉じられていた瞼がカッと見開かれた。

 

「貴様なに勝手に私の弟と私の旋焚玖を犯罪に巻き込もうとしているかッ!!」

 

「!?」

 

思わぬ怒声にシャルは驚いた。

 

「!?」

 

一夏も驚いた。

しかし千冬は止まらなかった。

 

「フザけるなよ小娘が! 耳の穴から指突っ込んで奥歯ガタガタ言わせてやろうか!」(羅刹姫オーラ増しまし)

 

 これは怖い。

 久々にマジで怖い千冬さんである。もう威圧感からしてハンパねぇ。呂布と対峙した時か、それ以上なんですけど。おかしくないですか? あと私の旋焚玖って何ですか?(困惑)

 

 羅刹姫のご帰還に一夏とシャルは……ナズェミテルンディあ、おい、俺の方に来るな! やめろオイ背後に隠れるなオイ! 

 俺を矢面に立たせないでよ! 見た目には出てないから分からんだろうけど、俺だって普通にビビッてるんだぞ!

 

「……ほう。私の前に立ち塞がるか、旋焚玖よ」(私の威圧を前にして、まるで表情を変えない胆力…! まったく……清々しいほど漢ぶりを魅せてくれる)

 

 バカ言ってんじゃNEEEEEEEEEEE!!!!!

 何をどう見たらそんな解釈になんの!?

 

「……さて、どうでしょうか」

 

 あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッ!! 

 想定していた流れじゃないよぉ! 

 

 

旋焚玖の想定

 

『実の娘に何たる仕打ちか! もう許さん! 世界的に有名で実力も世界的なブリュンヒルデの私が味方になってやる!』

 

『やったぜ』

 

『成し遂げたぜ』

 

『ありがとうございます、織斑先生!』

 

 

 というアレだよ、千冬さんの真心に火をつけるのが狙いだったんだが。……いや、確かに着火はできたよ? 

 

 ただ対象が違うんだよなぁ。

 俺と一夏を守る的な意味で燃えさせちゃった。

 

 千冬さんが俺たちを大切に想ってくれている度合いを、俺は見誤ってしまっていた。これに関しては俺の落ち度だな。

 

 しかし慌てる俺ではないよ。

 想定外な場面など、これまで何度も乗り越えてきたじゃないか。作戦に急な変更は付き物さ。今の俺があるのは、追い込まれてからのリカバリー力。アドリブ力のおかげよ!

 

「シャルをどうするつもりですか?」

 

「即刻連行だ。お前達を幇助犯にさせる訳にはいかんからな」

 

 幇助犯ときたか。

 的確すぎてお耳が痛いでござる。シャルなんかは顔を青くさせている。まぁ『自分が原因で俺と一夏まで犯罪者になる』と言われてるようなモンだし、実際その通りだもんよ。

 

 千冬さんの良心をチクチクするどころか、逆にシャルの良心をズバズバされちまったい。見事すぎるカウンターを喰らっちまったぜオイ。

 

 しかしまだこっちには一夏が居るんだぜ!

 俺と一夏のツ―プラトンで何とか千冬さんを――。

 

「一夏よ」

 

「な、なんでせう…?」(旧仮名遣い)

 

 アカン。

 

「犯罪に手を染めようとしている弟を前に、心の中で涙する姉を汲んでほしいものだが?」

 

「(´・ω・`)」

 

 おお、もう…(目覆い)

 

 くそっ、千冬さんめ…ズルい言い方しおってからに! シスコンな一夏がそんな事言われたら、反論なんて出来る訳ないだろうがい! 

 

「ぼ、僕、やっぱり……」

 

 うぐぐ。

 一夏のみならず、シャルにも効果は絶大だったか。泣きそうな顔で俺の背後から出てこようとしている。

 

 自分の未来と俺たちの未来を天秤にかけた結果、どうやら大人しく捕まる事を選択したらしい。

 

 

【大人しくシャルロットを渡す】

【シャルロットを渡さない】

 

 

 渡さぁん!!

 

「せ、旋焚玖…?」

 

「……どういうつもりだ、旋焚玖。なんだその腕は」

 

 踏み出そうとするシャルの前に腕を出して通せんぼ。じっとしてろお前コラ!

 

「決まってんでしょ。シャルは渡さない」

 

 一夏とシャルを即堕ちさせてみせた話術っぷりは見事。流石は篠ノ之流柔術唯一の姉弟子だぜ。

 

 だが俺は篠ノ之流を習うよりもっと前、この世界に生れ落ちてから15年間、いつだって舌先三寸で生き抜いてきたんだ。生半可な話術で俺を堕とせると思うなよ。

 

「はぁ……。熱くなった一夏を冷静に止めるのがお前だろうに。お前まで熱くなって視野を狭くしてどうする」

 

「む……」

 

「デュノアの抱える問題に関わるって事は、お前が思っている以上にスケールがデカいんだぞ。どれだけのモンと敵対するか理解っているのか?」

 

 千冬さんの視線が鋭くなる。

 と同時に、圧迫感も増した。

 

 うぐぐ……話術に威圧感まで上乗せするのはズっこいぞ! 純粋に口先だけで勝負してよ!

 

「ここに居る私だけじゃない。スパイを容認する教師は他にもおらんし、データを盗まれると知れたら【白式】の制作会社が黙って見過ごすと思うか? 当然、日本政府にも話はいくだろう。そこにデュノア社もプラスされる訳だ」

 

 ヒェッ……気を抜くと顔面が蒼白どころか溶けちゃう。それくらい、言葉で改めて羅列されるとゾッとする光景である。

 

「事のデカさが理解ったか? デュノアを匿うという事はそういう事だ」

 

 だから何じゃい!

 口先の魔術師に口先で勝とうなんざ100年早いわ!

 

「どうやら千冬さんは、まだまだ俺を理解しきれてないらしい」

 

「なんだとッッ!!」

 

「「!?」」

 

 うわビックリした!?

 何でそんな大声で反応すんの!? そこまでキレる事言ってないよ僕!

 

 あぶねぇ、あぶねぇ。

 ビクッとならなかった胆力に感謝…!

 

「千冬さんが並べた事なんざ、シャルから打ち明かされた時に気付いてたさ」

 

 そこまで気付ける訳ないだろ!

 でも言っちゃう! 言わなきゃならんの!

 

「ほう……それでお前はどう感じた?」

 

「別に。大した事ないね」

 

「「!?」」

 

 大した事あるよぉ!

 想像しただけでブルッちゃうよぉ!

 

「……たった一人のために、多くを敵に回すつもりか」

 

「それでシャルが助かるなら安いモンだろう?」

 

「旋焚玖…」

 

何気ない旋焚玖の言葉にシャルの鼓動は高鳴った。

 

「旋焚玖…!」

 

一夏の鼓動は昂った。

 

「……ほう」(これは……旋焚玖の歴代カッコイイ名場面集トップ10入り間違い無しだな)

 

千冬はいつも通りだった!

 

「ちょっと待ってよ。どうして旋焚玖はそこまでしてくれるの…?」(僕は旋焚玖が惚れたホモじゃないのに……って流石に空気的に言えないけど)

 

出会ってたかだか一週間。

しかも自分は命令されたとはいえスパイであり、一夏と旋焚玖を騙していた身である。そんな自分を何故こうも庇ってくれるのか。シャルが疑念を抱くのも無理はなかった。

 

「ダチを助けるのに理由がいるかよ」

 

「旋焚玖…」

 

シャルの鼓動は再び高鳴った。

 

「旋焚玖…!」

 

一夏の鼓動も昂った。

 

「フッ……」(幼少から見てきた筈なのに、旋焚玖の魅力はまるで底が見えん。まさに末広がりな男だな!)

 

千冬はいつも通りだった!

 

「お前の覚悟、確かに感じたぞ。どうやら本気らしいな」

 

「はい」

 

 当たり前じゃい!

 シャルを匿えば多くを敵に回すぅ?

 

 知るか!

 それで世界中にホモデマが広まらねぇんなら安いモンだ、むしろ安すぎるわ! 理由がいるかよ! ホモだと思われねぇために必死になるのに理由がいるのかよ! あ? かかってこいよ! 世界中を敵に回しても俺は一歩も引く気はねぇぞ!

 

「……なら好きにやってみせろ。ケツは私が持ってやる」

 

 しゃぁオラァッ!!

 千冬さんのケツ持ち宣言きたぞオラァッ!!

 

 オラ立ち上がれ一夏ァッ!!

 千冬さんの許しが出たんだ、俺のアシスト無しでもお前なら自力で上がってこれんだろが!

 

「ち、千冬姉…! あのっ…俺、千冬姉にまた迷惑かけちゃうけど、でも…! 俺もやっぱりシャルの、それに旋焚玖の力になりてぇんだ!」

 

「フッ……それでこそ私の弟だ」

 

「千冬姉…!」

 

 織斑一夏復活ッッ!!

 織斑一夏復活ッッ!!(烈海王)

 

「え、えっと……?」

 

 織斑姉弟プラス俺特有の世界観に、新参者のシャルが付いて来れる筈も無し。二転三転な状況変化に置いてけぼり状態なシャルは、戸惑いを隠せないでいるようだ。

 

「デュノア」

 

「は、はいっ!」

 

 オイオイ、名前呼ばれただけで背筋ピーンじゃないか。まぁフランスでもシャルに対して『耳の穴から指突っ込んで奥歯ガタガタ言わせてやる』なんて台詞吐く奴は居なかっただろうし。あんなモン、そこらへんのモブ女だったら失神してるわ。

 

「そう萎縮せんでいい。先ほどお前に放った言葉は確かに本心ではあるが、お前の境遇に憤りを感じているのも事実だ」

 

 そらそうよ。

 両親絡みの案件で一夏がキレてるのに、千冬さんが何も感じないなんて、それこそありえんだろう。

 

「しかし、だ。ただ感情に任せて、歯向かうなんざ子供でも出来る。要は物事の本質をちゃんと見抜いた上で、それでも抗う気概を持てるのか。それをお前たちにはまず理解してほしくてな。私も怒ったフリをしていたのさ」

 

 怒ったフリ(威圧感天下無双)

 これは主演女優賞待ったなし。

 

「まぁなんだ。長々と話しておいてなんだが、デュノアの件は私も手を貸そう」

 

「本当ですか!? で、でもどうして……一夏たちもそうだけど、織斑先生も。僕なんか此処に来てまだ全然日も浅いのに……」

 

「フッ……教師が生徒を助けるのに理由がいるのか?」(ふふっ、旋焚玖の真似をしてしまった! 存外言ってて気持ちがいいなコレは!)

 

「千冬姉…!」(感動)

 

「織斑先生…!」(感動)

 

 うおぉい!

 なにドヤ顔で俺のパクってんの!?

 

 しかし悔しいかな。

 俺が言った時よりも絵になってるぅ。

 

 ならば良し!(納得)

 

「仮に教師でなくても、だ。一夏と旋焚玖が人がために立ち上がってみせた。手を貸すには十分すぎる理由だ」

 

 千冬さんがイケメンすぎてヤバい。

 イケメンすぎるし頼もしすぎる。もうアレだな、相手が誰だろうが何処だろうが、勝ったな風呂入ってくるレベルじゃないか?

 

「へへっ、千冬姉も仲間になってくれたんだ! 嬉しすぎて喉が渇くぜ!」

 

 そう言って台所へスキップしながらフェードアウトする一夏。

 アイツいつも喉渇かせてんな。

 

「あ、僕も手伝うYO!!」

 

 シャルちゃんもウキウキやんけ。

 まぁ世界最強が味方になったモンな。そら語尾もHIP-HOPしちまうわ。

 

 しかしシャルじゃないが、実際のところ千冬さんの加入はかなりデカい。いやホントに。マジで。

 さっき俺がデュノア社に電話したアレは、あくまで奇策でしかないからな。弱いモンが格上と対等に戦うための手段を取らざる得なかったんだ。

 

 だぁが!

 だがだが!

 

 今からは違う。

 千冬さんが加わった今、俺たちのタクティクスは無限に広がったと言っても過言ではない! 例えるなら雷神シドが加わった時に匹敵する安心感よ!

 

 こっからは奇策は要らぬ!

 まさに王道をもって戦うべし! ひゃっほい! 千冬さんありがとう!

 

 

【文字通り千冬さんにパンチをカマす】

【文字通り千冬さんにパンチをカマしてもらう】

 

 

 何言ってだコイツ(ン抜き言葉)

 

 






先生パンチは誤字です(半ギレ)
でも直さないです(戒め)


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