選択肢に抗えない   作:さいしん

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これも勝負これが勝負、というお話。



第60話 vs.セシリア 決着の刻

 

 

「さて、覚悟はいいなオルコット」

 

「ええ、いつでも…!」(マウントを取られているこの状況。ですが、このままの体勢で攻撃するとなると、手段も限られてくる筈…! 一体この状態でどうやってわたくしにダメージを与えるおつもり…?)

 

「……勝気な目で見上げてきてんな」

 

「当然です!」(どれだけ主車さんがお強くても、所詮人は人。ISが人の攻撃に音を上げる? そんな事ありえませんわ!)

 

 ISの不敗神話に驕る事なかれ。

 生命を庇ってくれる絶対防御は、まさに素晴らしい機能の一言に尽きる。だが搭乗者の五感が損なわれないんじゃあ、俺にとっちゃただのカモだ。いやカモですらねぇ、ただの案山子ですなぁ。

 

 さぁ、こっからが本当の勝負だぜオルコット!

 

「篠ノ之流柔術は武芸百般」

 

「は、はぁ……?」

 

「これを見てもまだ強気な瞳を保てるか?」

 

「あ、あなたッ…まさか武器を使うおつもりですか!?」

 

 当たり前じゃアホ!

 誰が無手で挑むかバカ! お前クソ強い兵器纏ってんじゃねぇか! 見さらせコラ! 俺がこの決闘で勝利を掴む為にこしらえた、七色の道具が火を噴くぜ!

 

 ポケットをもぞもぞしてたら、オルコットが何かに気付いたような顔をしてみせた。え、もしかして中身を察されちゃった系? やめてよね、そういうのすっごいテンション下がるんだけど。 

 

「……ッ! そういう事ですか…! 道理でISスーツを着ない訳ですわね…!」

 

 あ、そっちかぁ(安堵)

 

「違和感はありました。試合う前、あなたが制服姿である事をわたくしが尋ねた時、主車さんは言葉を濁しましたわね?」

 

 いや濁すだろ。

 ISスーツだとちんこのモッコリ具合が~とか言える訳ないだろ。

 

「ISスーツにポケットはありません。アナタが出そうとしている武器を入れられない。だから主車さんは最初から制服姿で来た……違いますか?」

 

 そこに気付くとは……やはり可愛い。

 そして聡いな。

 

 オルコットの言う通り、俺はポケットの付いてる服を着てくる必要があった。そうでないと七色の道具を持ち込めないもんね。

 まぁ道具を使わなくってもピチピチスーツなんざ絶対に着ないけどな! おっぱいプルルンとちんこドーンは景観が全く違うんだよ!

 

「流石だな、オルコット。七色の道具を使うにふさわしい相手だ」

 

「な、七色の道具!?」

 

 さぁ目にも見よ! 

 これが勝利への一手だ!

 

旋焚玖は七色の道具の一つを取り出した!

 

「……………………なんですの、それは?」

 

 あらやだ、絶対零度な視線ですね。だぁが、それくらいで怯むようなノミ心臓していませんよ、この私はね!

 

「見た事ないのか?」

 

「ありますわ! あるに決まっているでしょう!? これッ、あ、あなた、レモンじゃないですか!」

 

 売店で買った。

 IS学園って何でも売ってるよねぇ。

 

「勝負の場にこのようなモノをお出しになるだなんて、アナタふざけていますの!? もうプンプン言ってあげませんわよ!?」

 

「何でだよ!」

 

「ぴっ!? か、勝つ気で臨まない人には言ってあげません! わたくしは手を抜くなと言った筈ですわ!」

 

「む……」

 

 そんな事ないもん。

 少なくとも、俺は本気だ。

 別におふざけでレモンを出した訳じゃない。このレモンはまさに勝利のパズルの1ピースだ。遊戯王で言うクリボー的存在なのだ。

 

「これみよがしにレモンをアピールしないでくださいまし! バカにしてますの!?」(こんなモノでどうやって【ブルー・ティアーズ】に傷を付けると言うのですか! レモンで殴るとダメージが増えるとでも言うのですか馬鹿馬鹿しい!)

 

「お前はこのレモンでどう攻撃されると思っている?」

 

「そんなこと知りませんし、知りたくもありませんわ!」(プイッ)

 

 どうやら機嫌を損ねてしまったらしい。

 プクーッと頬を膨らませ、顔を背けられてしまった。

 

「なら、教えてやろう」

 

「むっ…」

 

 オルコットの顔の上までレモンを持っていく。

 そこまでされては流石に気になってしまうのか、ソッコーで背けられた顔が戻ってきた。可愛い。

 

 それでいい。何の説明もなく実行に移すのは俺も気が引ける。というか、俺の望む勝ち方はオルコットへの説明が絶対条件だったりするのだ。

 

「お前ならこのレモン、どう使う? イギリス代表候補生ならどう使ってみせるよ?」

 

「え? そ、そうですわね……ん~…鈍器として扱うには心許ないですし……むむぅ…」

 

 その言葉がオルコットもまだまだ常識の枠に囚われている事を物語っている。攻撃とは本当にそういうものだけかね?

 

 ライフルをブッ放したり、剣で斬撃を繰り出したりするだけが攻撃なのか? 殴ったり蹴ったりしないと攻撃じゃないのか? 

 

 違うだろう?

 

「俺ならこのままレモンを握り潰す」

 

 オルコットの透き通った蒼く輝く両目の上で。

 

「ちょっ…!? そ、そんな事してはいけませんわ!」

 

「なんでぇ?」

 

「アホな顔で聞き返さないでくださいまし! そんな事したらわたくしの目にレモンの汁がかかってしまいますわ!」

 

「果汁100%だぞ?」

 

「だから何ですか! ちょ、ちょ、ホントに待って、お待ちになって! 目に入ったらシミちゃいますわ! おめめが痛くなってしまいますわ!」

 

「おっ、そうだな」

 

 おめめとか可愛く言ってもダメだゾ。

 そのためのレモンあとそのための拳。

 

「いーやーでーすー! そういうダメージは求めてませんわぁッ!」

 

 お前が求めてなくても俺が求めてるから平気平気。

 だが、そんなに嫌がるなら―――。

 

「敗北、認めるかい?」

 

 認めたらそこで決闘は終わり。

 お前も痛い思いしなくて済むし、俺も勝利を得られてまさにwin-winじゃないか。

 

「ッ…! だ、誰が認めるものですか! このセシリア・オルコットをあまりナメないでくださいまし! レモンの汁が何ですか! わたくしなら耐えてみせますわ!><」

 

 いや、そんな……両目をギュッとされて言われても、こっちが困るんだが。というか、なんか罪悪感が込み上げてきてしまうんだが。

 

 

【気が引けるからまずは自分で実演してみせよう】

【気が引けるから次の手に移行しよう】

 

 

 次だ次!

 

「ならレモンでの攻撃はヤメて、これを使わせてもらう。だからもう目を開けてもいいぞ」

 

「本当ですか?」

 

「本当だ」

 

「わたくしが目を開けた瞬間、プシュッとしたりしませんか?」

 

 普段ならする。

 だがまぁ、今回はアレだ、七色の道具は1つじゃないし。

 レモンで決着が付くならそれに越した事はないが、そうそう上手くいくとは俺も思っていない。その後の流れも考えて、ちゃんと備えてますよ!

 

「しないから目ェ開けろ。でねぇと勝手に突っ込むぞ」

 

「何をですか!?………それは…? 何かのチューブですか?」

 

 七色の道具第二弾は。

 

「わさびチューブだ」

 

 売店で買った。

 IS学園って何でも売ってるよねぇ。

 

「WASABI…?」

 

「い~い発音だ。ちなみに寿司は食った事あるか?」

 

「あ、ありますわ。4日ほど前に清香さんと静寐さんとお寿司をデリバリーしましたもの」

 

 IS学園の食堂デリバリーって何でも配達してくれるよなぁ。

 

「どうだ、美味かったか?」

 

「そうですわね。初めて食べましたが、美味しいと思いましたわ。鼻にツーンとくるのが少し苦手でしたが」

 

「それだオルコット」

 

「へ?」

 

「お前の鼻をツーンとさせたモンがこのチューブの中に入っている」

 

「そ、そうなのですか……それで、そのチューブをどうなさるおつもりですの?」

 

 もう分かんだろ、この流れでよォ…?

 

「お前の鼻に突っ込むんだよ!」

 

「はぁぁぁぁッ!? そ、そんな事してはいけませんわ!」

 

「なんでぇ?」

 

「きぃぃぃぃッ! またアホな顔して聞き返して! そんな事したらわたくしのお鼻がツーンってなってしまうでしょう!?」

 

 おっ、そうだな。

 

「本わさじゃない安モンだから鼻にかなりクルぞ?」

 

 そのためのわさびチューブあとそのための拳。

 

「余計ダメではありませんか! ちょっと待ちましょうよ! それはダメ、絶対にダメ! だーめーでーすー!」

 

 わがままだなぁ。

 レモンもダメでコレもダメってかい?

 

 なら―――。

 

「敗北、認めるかい?」

 

「ぐっ…! ひいへふは!(いいですわ!) はいほふほひほへふふはいはは!(敗北を認めるくらいなら!) はえへひへはふは!(耐えてみせますわ!)」

 

「何言ってだお前」(ン抜き言葉)

 

 鼻を摘んで何か言ってるぞ。

 よく分かんねぇが、無理やり突っ込んじまっていいか?

 

 

【気が引けるからまずは自分で実演してみせよう】

【気が引けるから次の手に移行しよう】

 

 

 次だ次!

 

「んじゃあ、これは使わない」

 

「ほんひょ?(ほんと?)」

 

 今のは分かった。

 

「ホントだから、もう鼻から手を離しても大丈夫だ」

 

「わはふひがへをははひはほはん(わたくしが手を離した途端)ふっほんはりひはい?(突っ込んだりしない?)」

 

 何言ってだコイツ(ン抜き言葉)

 だが、それ以上に俺が言いたいのは。

 

「折角の綺麗な顔が台無しになってるぞ」

 

「プハッ…それはいけませんわね!」

 

 あ、離した。

 

 

【かかったなアホが! お前の穴に突っ込んでやるぜ!】

【そんな事はしない】

 

 

 そんな事はしない!

 鼻水だらだらなオルコットなんか見たくないやい! オルコットの美人っぷりは俺が守る!

 

「さて、先に宣言しておこう。次に出すのが七色の道具ラストだ」

 

「七色ですのに?」

 

 いや、色々と模索して用意はしてたんだぞ。

 でもなぁ……。

 

「ポケットに入れようと思ったら3つが限界だったんだ」

 

「そ、そうですか」

 

 そうだよ(哀愁)

 気を取り直して、ラストを飾るのはコイツだ! 我と共に生きるは冷厳なる勇者、出でよ!

 

「………また奇妙な容器を出してきましたわね」(ガイコツの顔がキャップに付いてますの? 一体なにが入っているのでしょう…?)

 

 うむ、どう説明するのが良いか。

 名前を言ったところで、中身を知らねぇとインパクトに欠けるし。

 

「あ、あれは…ッ!」

 

 ちょっとした静寂が訪れたアリーナ。

 そこに一夏の驚いたような声が木霊した。

 

 ま、アイツなら覚えていてもおかしくはないか。

 

「知ってるのか、一夏!?」

 

 そこは雷電だろう、篠ノ之よ。

 

 

 

 

「そこは雷電ですよねぇ」

 

「ん? 何か言ったか、山田先生?」

 

「あ、いいえ! 気にしないでください~」(主車くんも同じコト、考えてたりするのかなぁ)

 

「ふむ……しかし、主車め。まだアレを持っていたのか」

 

 一夏と同じく、千冬もアレには見覚えがあった。過去を思い出し、眉を潜める千冬だった。

 

 

 

 

 一夏と篠ノ之の声は俺の方まで聞こえてくる。という事は、オルコットにも聞こえる訳で。どうやらオルコットも気になるのか、一夏の説明に耳を傾けているようだ。

 

「あれは……ソースだ…」

 

「ソース? ソースというのは、調味料のソースと思っていいのか?」

 

「ああ、そうだ。旋焚玖の持ってるのは激辛ソースなんだ」

 

「ふむ……」(一夏の驚きようからして、もっと凄いモノだと思ってしまったが、大して驚く程でもないじゃないか)

 

(……また珍妙なモノを出してきましたわね。流石にもう読めましたわ。主車さんはその激辛ソースとやらを、今度はわたくしの口に突っ込むと言う気なのでしょう? で・す・が! わたくし、辛いものはイケる口ですわよ? むしろ好物ですわ!)

 

 オルコットの表情から安堵の気配を感じる。

 もしかして、辛いモン好きだったりするのか?

 

「……普通の激辛じゃないんだよ。俺たちがまだ小学生の時に、アレを飲んだ千冬姉が、何と言うか…なんだろう、もの凄い表情になってな」

 

 弟の一夏じゃ表現に困るだろう。

 だから俺が言ってやる。

 

「これを飲んだ織斑先生はアヘ顔を晒したぜ?」

 

 これはマジ。

 マジのガチ。

 

 千冬さんが『あっっっっへぇぇぇぇぁぁぁぁ!?』って言ったもん。

 

「なんだと!?」(あ、アヘ顔だとぅ!? あの千冬さんが!? 常に毅然な千冬さんが耐えられなかったと言うのか!?)

 

「なんですって!?」(アヘ顔って何ですの!? 響きからしてあまり良いものではなさそうですわ!)

 

 経緯は察してくれ。あまり俺自身、思い出したくない記憶でもあったりするんだ。まぁなんだ、軽く説明するとガキの頃の話だよ。

 

 一夏が『千冬姉の怒ってる顔以外も見たい』みたいな事を言うもんだから、それを聞いた俺…っていうかアホの【選択肢】のせいで、このソースを千冬さんの口に突っ込む事になってな。確かもう1つの【選択肢】は【千冬さんにカンチョーしまくる】みたいなヤツだったと思う。

 

 ド直球なセクハラとか選べる訳ないんだよなぁ。

 しかも相手が千冬さんとかさぁ……カンチョーした瞬間に惨殺待ったなしだろ。まだあの頃は俺の方が弱かったし。

 

「……そんないたずらをして、お前らよく無事だったな?」

 

「うん、まぁ……俺はゲンコツ一発で済んだんだけど、旋焚玖には凄かったな」

 

 思い出しただけでケツが痛くなる。

 千冬さんをアヘ顔にした張本人の俺は、まさかのケツ叩きの刑が執行されたのだ。執行人はもちろん被害者の千冬さんだった。

 

『悪い子にはおしおきだ!』

 

『アッー!!』(ショタボイス)

 

 まさに史上最強のおしりペンペンタイム(継続率99%)だった。途中からペチペチ俺のケツを叩く千冬さんの吐息に艶が混じりだした時は「あ、この人ってやっぱショタを虐めて性的興奮を覚える変態なんだな」と小学生ながらに恐怖したものだ。

 

「さて、話は聞いたなオルコットよ。それでもお前はコレを口に含めるか? 織斑先生レベルでアヘ顔だったんだ。お前じゃあアヘ顔にダブルピースも付いて来るぞ」

 

「い、意味が分かりませんわ! ちなみに、だいたいどれくらいの辛さなのでしょうか?」

 

「タバスコの8000倍」

 

 その名もブレアの午前6時。

 護身用で家から持ってきていたのだ。

 

 売店覗いたら普通に売ってたけどな。 

 

「辛すぎィ!! そ、そんなの口に含んだらいけませんわ! あまりの辛さに凄い事になってしまいますわ!」

 

 おっ、アヘ顔予告か?

 

「レモンも嫌でわさびも嫌でコレも嫌ときたか。だが、もう手持ちは無いんだ」

 

 これが嫌だってんなら――。

 

「敗北、認めろよ」

 

「ぐっ……ぐぬぬ……ダメージを負わずして負けを認めるなど、オルコット家を継ぐ者として誇りが許しませんわ…! い、いいですわ! 激辛が何だと言うのです! わたくしを甘く見ないでくださいまし!>3<」

 

 すっごいおちょぼ口で、両目もすっごいギュッてしてる。言葉と表情が合ってねぇぞコラ。潔いのか潔くないのか、これもう分かんねぇな。

 

「なるほど、口と目を塞いだか。なら……塞がれていない鼻にわさびを入れてやろう」

 

「んなぁッ!? ま、待ってください! さっきもうWASABIは使わないって!」

 

「アレもコレもソレも嫌がるオルコットには使う!」

 

 それが嫌なら敗北認めろや!

 いやホント、マジで認めてくださいって!

 

 出来る事なら俺だって使いたくはない。使わずして勝つのが一番なんだ。だからずっと不意打ちはせず、いちいち説明して敗北を促してんだっての。

 

「そ、それなら!>3<」

 

 目と口を閉じて鼻も摘んだオルコット。

 なるほど、そうすれば確かにレモンもわさびもソースも全て防げるな。代わりに呼吸が出来なくなると思うけど(名推理)

 

「先に言っておくがな、お前が息を吸おうとした瞬間、俺は七色の道具のどれかをお前に突っ込むからな。それでも耐えてみせたら正真正銘お前の勝ちだ」

 

「……ッ…>3<」

 

 もう後がない事を悟ったか。

 呼吸を我慢している間に覚悟をキメるんだな。

 

「………………>3<」

 

「……………………」

 

 30秒は経過したかな。

 

「……ッ……>3<…!」

 

 1分……と、そろそろか?

 

「~~~~~ッ、ぷはぁっ…! はぁっ、はうぅぅ…」(む、無呼吸の特訓は流石にしてませんでしたわ)

 

 一呼吸を求めるは地獄と知れ。

 酸素を求めるお前の口にッ! 激辛ソースを突っ込んでやるぜ! 最後通告を何度も突っぱねたお前に慈悲は無い! 

 

 アヘ顔を晒して負けな!

 

 

【気が引けるからまずは自分で実演してみせよう】

【気が引けるからまずは篠ノ之で実演してみせよう】

 

 

 

( ゚д゚) ・・・

 

 

 

 

 

(つд⊂)ゴシゴシ

 

 

 

 

 

(;゚д゚) ・・・

 

 

 

 

 

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

 

 

 

  _, ._

 

 

 

(;゚ Д゚) …!?

 

 

 あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッ!!

 

 





旋焚玖:まァそんなわけで、僕はオルコットに勝って、選択肢に負けたってやつですよ。


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