東方虫駆除   作:カンパネラ35

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第四話です。

またまた、感想を投稿して下さった方がいてくれまして、本当に嬉しいです!!
文章の書き方は前回と同じで主観にしているキャラはできるだけ地の文でその他のキャラ達をセリフでという形で行かせていただきます。

前回のあらすじ

アマゾン悠


第四話 オメガ

- 文の家 -

 

side 文

 

私は悠さんの言っている事がよくわからなかった。彼の言い方はどう見ても自分は人間ではないという風な言い方だった。それに共存と言っていた時の悠さんの表情はとても悲しそうに見えた。そしてつい私は悠さんに聞いてしまった。

 

「悠さんは人間ではないのですか?」

 

と。いきなりですし、かなり不躾な質問だと言ってから私は思いました。ですが悠さんはさっきまでの事がなんでもないかのように。

 

「僕は———アマゾンだ。」

 

そう答えた。アマゾン・・・少なくとも私は聞いた事がなかった。なので更に踏み込んでしまう事になるが聞いてみるしかないと思った。

なのでまず私は、アマゾンとは何ですか?と聞いて見た。

 

「アマゾンっていうのは、野座間製薬っていう会社で作られた人口生命体の名称なんだ。」

 

私は絶句した。まさか悠さんが人によって作られた生命体だったなんて。しかし、野座間製薬っと言った時の悠さんはなんだか苦虫を噛み潰したような顔をしていた。何が嫌な思い出でもあるのだろうか?

それと、アマゾンという生命体が作られたということは分かったが何故人間が作ったにも関わらず共存ができなかったのでしょうか?それを悠さんに聞いてみることにした。

 

「ある日、ある事故があって実験体であった4000体のアマゾン達が街に逃げてしまった。アマゾン達は普段は普段は人間と変わらない腕に巻いてある機械から薬が出ててそれがある限り本能を抑制できて問題はないんだけど。それもずっとは続かないんだ。そして薬が切れると機械が青い光から赤く変わるんだ。そして薬が切れると化け物になってアマゾンとしての本能が抑えきれずに人を食べ始めるんだ。それが僕達アマゾンだよ。だから野座間製薬は目覚めたアマゾン達を狩って行ったんだ。」

 

腕に赤く光る機械・・・なんだか今起きている事態ととても似ていると私は思った。否、思ったというよりほとんど確信に近いものだった。後で今幻想郷で起きている事態は悠さんに話すとはいえ一応これは幻想郷に住む者として聞いておかなければダメだろうと思い。悠さんに質問をする。

 

「悠さんは、人を食べた事はあるんですか?」

 

悠さんはそれを聞くとかなり複雑そうな顔をしていた。悲しさと驚きが混ざったような顔をしていた。

 

「僕は、僕は人を食べた事はないよ。今も腕輪は外してしまったけど特に人を食べたいとは思ってないよ。実際、聞いた話だとアマゾンの覚醒まで期間は二年ぐらいらしいからね。多分二年が経過しても覚醒しなかった皆は、五年前のある作戦の時の薬の影響とかでアマゾン細胞がおかしくなってしまったんだと思う。僕自身もう人を食べないで7年経ってるから。」

 

私はその言う悠さんを見て彼は嘘をついていないとそう思いました。

なので、彼に更に質問を———

 

「文さん大変です!!」

 

そう言い焦った表情で入ってきたのは白狼天狗の中で私の部下である『犬走椛』だった。彼女はとても焦っているように見えた。とりあえず何があったのか聞かなければ。

 

「どうしたのです椛そんなに慌てて。」

 

私がそう聞くと椛は少し息を整えてから私に向かって話し始めました。

 

「話は少し前に遡るのですが・・・」

 

椛の話を聞くと、件の妖怪———アマゾンが妖怪の山に現れたと言うのだ。そして恐れていた事態が起きてしまったのです。奴らはついに人間だけでなく妖怪を襲い始めたというのです。ちらりと横を見ると悠さんが唇を噛み締めながら話を聞いていました。話を聞いているうちに椛の言っている存在がアマゾンである事に気付いたのだろう。

 

「私達では有効打が与えられず文さんの所に来た次第です。」

 

その時話を聞いていた悠さんが、

 

「僕が行く。」

 

そう一言、強く言いました。椛はそこで初めて悠さんの存在に気づいたようです。

 

「文さん、彼は・・・?」

 

そう椛が私に聞いてきました。なので私は椛に彼を紹介する事にしました。

 

「椛、彼は外から来たお客さんで水澤悠さんと言います。悠さん、彼女は私の部下の犬走椛です。」

 

そう紹介をすると、私は立ち上がり悠さんの方に歩み寄っていきます。そうして私は悠さんに聞きます。ついて来ますか?と。

 

「文さん!!」

 

椛は得体の知れない悠さんを連れて行くことを嫌がっているようでした。そう叫ぶ椛に目を向け目で訴えます。

 

「あぁ、僕も行く。」

 

彼の決意は確かなようでした。なのでそれだけ聞くと、私は踵を返し玄関の方へと向かって行きます。その私の後ろを悠さんは先程と同じようについて来ます。答えを聞いて放心状態の椛に声をかけると慌てたように後ろをついて来ます。そうして私達は現場へと向かいました。

 

———

 

ついた時にはそこは凄惨たる有様でした。そこら中に白狼天狗達の死体が転がっており。そいつ———アマゾンはその死体の一つを喰い漁っていました。さすがの光景に私も胃から何が込み上げてくるのを感じました。椛は後方で口を押さえてうずくまっていました。

 

「文さん、椛さん下がっていてください。」

 

悠さんはそう言うと、私の前へ進みでました。そして悠さんは鞄の中から不思議な物を取り出したかと思うとそれを腰に装着しました。そしておもむろに悠さんはその腰につけたもののレバーをひねった。

 

【OMEGA】

 

腰に巻きつけたものから不思議な音声が聞こえたかと思うと、

 

「アマゾンッッッ!!」

 

【Evo - E - Evolution】

 

悠さんがそう叫び、悠さんの体が緑の炎に包まれ私と椛はその反動で吹き飛ばされた。起き上がった時に私たちが見たものは、緑色の不思議な姿をした悠さんの姿だった・・・。

 

終わり




というわけで第四話でした。

第四話にしてやっとの変身でしたね遅すぎですかねw
戦闘描写がとっても難しいのでどうしようかと考えています。だって悠は戦闘中は喋るどころか大体叫び声しかあげないんですもん・・・。まぁ、なんとか頑張りますのでまたゆっくり待ってやって下さい。
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