僕はイエシアと申します!今回が初の投稿になり、ワクワクしている反面、少し不安もありますが、皆さんに読んでいただきたいと思って作った作品なので、少し気に食わない点もあるとは思いますが、是非最後まで読んでいってくださると嬉しいです!
俺の名前は武野 新(たけの あらた)。今年で17歳の高校二年生だ。
近所の普通高校に通っている、ホントに普通の高校生。別に人気者という訳でもなく、嫌われ者でもない。顔も友人曰く「イケメンでもないし、ブスでもない」らしい。運動は割と好きだが、部活は帰宅部。学業の方は良くもなく悪くもなくという所。
そんな俺はいつものように小学校時代からの旧友であり、悪友?の愛島 来人(めしま らいと)と他愛もないことを喋りながら下校していた。
「なぁ来人、今日なんか寒くね?」
「それマジわかる。今まで暖かったのになんでこう急に寒くなるのかね。」
「しかも昼から急に寒くなったよなぁ。あ、なぁなぁ、コンビニ寄ってこ。」
「そだな。んじゃ俺はココアを頼むよ?」
「は?なんで俺が来人に奢ることになってんだよ?(怒)」
「だって提案したの新じゃん?」
「ワケわかんねーこと言ってんじゃねぇ!自分で買えこの万年金欠野郎!」
俺はそう言って来人に蹴りを入れると来人は笑いながら痛がっていた。俺もそんな来人を見ながら笑った。
「ホラ、置いてくぞー。」
「ちょっ!待てよって!!」
「ありがとうございました〜」
「おい新、この肉まん美味いぞ!?」
「もう何回も食ったし、それ。」
呆れた口調で来人にそう言い返す。
「なぁんだ…」
来人はつまらなさそうに肉まんを頬張る。俺はさっき買ったコーヒーを冷めないうちに制服のポケットに入れた。
「ごちそうさま〜」
「じゃあ、またな来人。」
「おう。気ぃつけてな」
俺は来人が肉まんを食べ終わるのを待ち、コンビニめ来人と別れて家路へ向かっていた。
季節は10月、陽が落ちるのも段々早くなってくる時期で、俺が家路につくのを待たずにかなり暗くなっていた。
「さむっ…。」
俺は制服のポケットの中でまだ温かいコーヒーを手で転がしながら暖を取っていた。
俺の住む家はそれほど人里から離れている訳では無いが、普段からあまり人通りが少ない。周りの家は高齢者が多いようで、近くに同級生は愚か、下級生や上級生の姿を見たことがない。
そんな道を歩いていると、俺は道端でブロック塀に力なくもたれる人影に気がついた。
「ん?…何してんだろ。」
街灯はあるものの、そのシルエットしか確認出来なかったので、近づいてみることにした。
「あの〜…」
「…」
声をかけても返事がない。しかもその姿は実に奇妙だった。
見た目は俺と同じ高校生くらいで、髪は緑色、カエルのアクセサリーとヘビのアクセサリーを着けている。白と青を基調とした巫女装束のようなものを着ているが、肩や脇は出ているし、更にはへそまで出ている。極めつけはスカートを履いていて、とても俺の想像する巫女装束からかなりかけ離れていたし、こんなに寒い時期にこんな格好で「風邪ひくよ!?」と言わんばかりの格好だった。
「ね、ねぇ君大丈夫?どこか怪我してるの?寒くない?」
「…」
相変わらず返事がない。その時、俺の意識がこう叫んだ。
───このままじゃこの子が危ない!!
俺は着ていた制服を脱ぎ、彼女に羽織らせた。やはり気を失っているらしい、俺が抱えあげてもなんの抵抗もしなかったし、かなりぐったりしている。
俺は焦燥感に駆られ、寒い事も気にせずに一心不乱に家まで走った。
俺の家には両親はいない。別に亡くなったとかそういう訳じゃなく、両親曰く「社会勉強の一環として早めの一人暮らしをさせる」ということで両親の祖父、祖母を伴った家族会議を行い、わざわざ母方の祖父と祖母は俺の実家に引っ越してまで俺にこの家を託した。
家族ぐるみで一体何を考えてるのやら、と思うこともあったが、まぁそのおかげで大体の家事をこなせるようになった。
それはさておき、俺は鍵をかけていない玄関の扉をを蹴り開けると、急いでリビングのソファの上に彼女を寝かせた。
エアコンのスイッチを入れ、ホットカーペットの電源を入れ、暖気が逃げないように開いていた扉を片っ端から閉めていった。
俺は寝室から来客用の掛け布団を持ってきて横たわる彼女にかけた。
「えっと…あ、風呂も沸かさねぇと!!」
俺は急いで風呂のタッチパネルで「おいだき」ボタンを押して風呂を沸かした。
「あとは…ココアの用意をするだけか。」
俺は引き出しからやかんを取り出し、水を注いでお湯を沸かし始めた。
「ん…ここ…は?」
目を覚ますとそこには見知らぬ天井が広がっていました。私の体には男子高校生のものであろう制服がかかっていて、その上からも掛け布団が掛けられていました。
私が何もわからずにキョロキョロしていると、部屋の奥の方から声が聞こえてきました。
「あ、やっと起きた!」
声の方に目をやると、そこにはキッチンに立つ同い年くらいの男の子がいました。その男の子はやかんに沸かしたお湯をマグカップに注いで私の目の前のテーブルに置きました。ほのかな甘い香りからするとどうやらココアのようです。
「君、名前は?俺ん家の近くで倒れてたんだよ?」
「ぁ…こちや…東風谷 早苗って言います。ここはあなたの家なんですか?」
「そう。ここは俺ん家、で、東風谷さんは俺ん家のちかくで倒れてたんだ。あんなとこで何してたの?」
「私は…確か、里から帰る途中の山道で深い霧に見舞われて…それで…あ!妖怪に襲われて…」
「ちょっ、ちょちょちょちょ!!え?何?妖怪?この近く妖怪とかいるの!?」
「いえ、幻想郷での話でして…」
「幻想郷?どこ?それ。」
「多分ここは幻想郷の外の世界…つまり、私の元々いた世界…」
「ごめん…東風谷さんの言ってることに理解が追いつかないんだけど…」
「ごっ、ごめんなさい!!えと、簡単に説明するとですね…」
東風谷さん曰く、東風谷さんはこことは違う世界、「俺達の住む世界から隔離された世界」の、「幻想郷」というところから来たらしく、どうやらお使いの帰り道に何らかのトラブルに巻き込まれ、この世界に迷い込んだという。因みに東風谷さんは最初から幻想郷に住んでいた訳ではなく、元々この世界の人で、事情があってあちらの世界に行ったという。
何ともまぁ信じ難い話なのだが…
「それで、どうやったらその幻想郷に帰れるの?」
「それが…私にもよくわからなくって…」
「え!?じゃあ、下手したら一生この世界で生活することになるかもしれないって事!?」
「最悪の場合は…」
苦笑いを浮かべる東風谷さん。少し不安気な表情が混じっている気がする。いよいよ困ったことになった。
「う〜ん…」
途方に暮れる俺。このまま東風谷さんを見捨てるわけにも行かない。しょうがない…
「別に変な意味とかじゃないんだけど、落ち着くまで家でゆっくりしていきなよ。」
「え?」
やべ、流石にキモかったか!!そりゃそうだよな。いきなり知らない人の家に「泊まって行きなよ」とか誘拐犯の吐くセリフじゃねぇか!!きっと俺はこの後蔑みの目で睨まれながら気持ち悪いって言われるに違いない!
俺の人生ここでゲームオーバー!?
そんなの嫌だぁぁぁぁ!!
「いいんですか!!!?ありがとうございます!!」
「え…あ、よろしくね。」
「よろしくお願いします!!」
俺は東風谷さんの二つ返事に呆気に取られた。
あ……色々心配しすぎて変なこと頭の中で叫んでたけどあっさり解決しちゃったよ…
こうして東風谷さんは落ち着くまで俺の家で過ごすわけなんだが、その…もうちょっと人を疑った方がいいんじゃないかな(汗)
「お腹すきませんか?」
「そういえば空いてきましたね。」
丁度いいタイミングでお風呂が沸いた事を知らせるアラームが鳴った。
「あ、じゃあ俺飯作るんでその間お風呂入ってください。身体冷やしちゃいけないんで。」
「そんな!泊めてもらっているのにご飯まで作ってもらうなんて!!私も手伝います!!」
「でも東風谷さん体冷えてるから…」
「大丈夫です!!」
「でも…」
「平気です!!」
「えぇ…」
中々食い下がらない東風谷さんに俺はタジタジになってしまった。
というか、東風谷さん相当お腹減ってるんだなぁ〜。
どうにかして東風谷さんを先にお風呂に入れる方法はないかな…
そう考える俺の頭に1つの名案が浮かんだ。
「なら、お風呂上がるまで待ってるんで、それからご飯作りましょうよ。それでいいですか?」
「は、はい!そうしましょう!それじゃあ急いでお風呂済ませてきますね!」
やっと東風谷さんを説得できた。
東風谷さんは鼻歌混じりに張り切りながら脱衣所へ消えた。
リビングには俺一人…
(てか、よく考えたら結構やばくないか?)
だってキッチンに2人で立つんだぞ?それは2人の距離が一気に近くなるということ。そんなこと、思春期真っ盛りの男子高校生にとってかなりやりづらい状況になってしまう!!
というか、同じ空間で女の子と生活するなんて生まれて初めてだぞ!?それもあんなに可愛い女の子!!(言い忘れていたが、東風谷さんはかなりの美少女だ。同じ高校に通う女の子達とは比べ物にならないくらいの。)俺よくゆっくりしていきなよなんて言えたな!!ハッキリ言って尊敬するぞ!!
これからどうなってしまうんだ!?俺の人生!!
初投稿のこの作品、いかがでしたでしょうか?
これからもっと皆様に楽しんで頂ける作品を作っていきたいと思っているので、ご意見・ご感想ありましたら、どしどしお願いします!
本日は僕の作品を読んでいただき、本当にありがとうございました!!