神浜のタルトさん   作:ゆめぴー

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未成年者飲酒禁止法がなんだ、こちとら(生まれた年から計算すれば)600歳代やぞ。
一応タルトさんの身体年齢は18とか19とかその辺のはず(たぶん)


5話 あけみ屋

「……どこ…ここ…?」

 

目の前に現れた居酒屋のような店、看板には「酒処 あけみ屋」と書いてある。

 

「えー…っと…?」

 

どうしてこうなった、と少し考え…


(回想シーン)

『んー…眠ぃ…(ズルッと滑り)

 

ゴンっと頭をぶつけ

 

『痛っ……ぅ………』

(回想終わり)


「……あー、自爆ですね、これは」

 

うんうん、と頷き

 

「まぁそのうち目も覚めるでしょうし…とりあえず入ってみましょうか…」

 

戸を開ける、その中は………

 

わいわい

「ほむ姉!ビール!!」

ほむほむ

「焼き鳥盛り合わせが3皿と、唐揚げ4皿、入りましたー」

がやがや

「はーい、ちょっと待ってねー」

 

 

「」

 

そっ閉じ

 

「……」

 

何っっ……だ今の!?

なんで?なんで同じ顔がいっぱい!?えっちょっまってえっえっえっ

 

「あのー…」

 

どういう事…どういうことなの……

 

「すみませーん」

「はっ!?」

 

声に気づき前を見ると……またさっきと同じ顔

 

「うわぁまた!?」

「ひぇっ!?(ビクッ)」

 

その人と私が硬直

 

「(ガララッ)ちょっと、何騒いでるのよ?」

「ひぁあっ!?挟まれた!?」

 

扉の方から1人出てきて、前後に同じ顔

 

「こ、これは挟まれたのでオセロ的に…!?(ぐるぐる目)」

「お、落ち着いてください…」

 

数分、深呼吸、落ち着く

 

「……で、どういう状況なんですかこれ…!?」

「…えーっと……」

「とりあえず中で話しましょうか」

「あっはい」

 

居酒屋の中へ……よく見ると、皆同じ顔ではあるが、一人一人髪型だったり、メガネをしていたりしていなかったり、年齢が違ったりもするようで…

 

「いらっしゃーい…あら、ほむらじゃない子?……珍しいわね」

「あっ、はい、はじめまして…」

 

特に見た目の年齢の高めな、眼鏡をかけている人が店主のようだ

 

「ほむ姉、この子、迷い込んできちゃったみたい」

「あらー、なるほどねぇ…どうしてここに迷い込んじゃったとか、思い当たる節ある?」

「えーっと…寝起きで足滑らせて頭打ちました」

「なるほど、それね」

 

そんなこんなでほむ姉さん?から話を聞いていると、時空の狭間にある、周回を繰り返すほむら達の憩いの場…らしいです、時を巡って願いを達成しようとしてるうちにほむらが増えてたとかなんとか。

 

「……凄いですね…ほんとに」

 

その後、自分が「ジャンヌ・ダルク」だと明かして驚かれたり、現代の神浜に住んでいると言ってもっと驚かれたり、

 

ざわざわ「ルーラー!?」ほむほむ「生きている頃のジャンヌ・ダルクだし実質リリィかも…」がやがや「海に行かせちゃダメね…」

 

よく分からないざわめきもあった

 

「…見覚えあるなー、と思ったら…ほむらさん、神浜でも見たことありました、今思い出しましたけど」

「神浜…見滝原じゃないのね、珍しい。」

「見滝原…そちらの方にも1度行きたいですねぇ…」

「…うんうん、一回行ってみてねぇ…って、そうだ、コレあげるわ」

「コレは…?」

 

コインのようなものを渡さ

 

「ここに来るための切符みたいなものよ、持って、念じれば来れるわ」

「なるほど、ありがとうございます…何故に突然?」

「んー…迷い込んだ子だから、そろそろ戻っちゃうかなって……ってあら、丁度ね」

「えっ…ぁれ…?」

 

突然、耳が聴こえづらくなる、視界も霞む

 

「またのご来店、待ってるわね──

 

 


 

 

 

「ハッ!?」

 

ガバッと起き上がる…床で寝てたからか、体が痛い

 

「…ユメ…?……っ!?」

 

夢か、と思った時に…コインのようなものを握っていることに気付く

 

「……また、いつか行きましょうか…」

 

これ何人か同時に行けるのかな…などと考えながら…とりあえず、布団に戻った




スピンオフの「ほむら☆たむら」(未読)に出てくるあけみ屋をネタにしてみました。

そう言えばやっと「たると☆マギカ」(1巻)買いました。

あと「時を超えて鳴らす鐘」…やはりアレは特異点…
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