出して見ました!
難しい。
では、どうぞ!
と言うわけで、巣(?)からの第一歩を踏み出した。
えらく広いな、ここ。
俺は生れたてだからか?そもそも俺ってどんくらいの大きさなん?
まあいいや。
やっぱ洞窟内ってだけあって暗いな。
天井に穴があってそこからの光が頼りだな。
マジで何処だ?ワールドはやってなかったから、新大陸は勘弁だよ?
お。なんか生えてる。
石?にしちゃキレイだな。
あー、鉱石ですか。
青い鉱石、マカライト鉱石ってとこかな。
――腹へったな。
無意識に思った。モンスターの本能ってやつ?
じゃあなんか食べ物探すか。
転生もんの小説とかだと鉱石食ってるやついるよね。
いけるか?
いやいやいや。モンハン界に転生して?初食事が鉱石?
ないわー。
何となく肉が食いたい。俺は肉食らしい。
じゃあドボル説はないな。
ずっとここにいてもダメだな。
外へ出よう。楽しみだなー。どこなんだろ?
なんか坂になってる。上行ってみるか。
崖かーい!!
迂回ルート探そう。
お。いけるいける。
さあ、どんな光景が見れるんだ?
おー。パァーーって感じではないけどキレイ、空気と水が。
でも浅すぎて姿の確認はムリそう。
―――ズン
!!!
ビビったぁー。あれは………?
アプトノス!!
モンハンだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
…ウマソウ……
―世界が白黒に染まった―
ふうー、喰った喰った。
………………………………は?アプトノスは?
うわ。
目の前にはモザイク物になったアプトノス、、だった何か。
ちょっと待って?俺って何した?
アプトノス見てからの記憶がないけど。
まさかのアレ?本能の暴走?
ヤバいヤバい。
危なすぎる。ターゲットがアプトノスだから良かった。
良くはないか。
他の強いモンスターだったら死んでた。
まだ肉残ってるな。
さすがに多いよ。何となくだけど自分の3倍くらいあるよ?
ある程度喰って理性が戻った感じかな?
でもまだ食える。
……いただきまーす!!
さっきまで意識飛んでたから、実質初アプトノス。
おぉ!やわらかい!それほど油はないけど、
充分うまい!!モン飯最高!
人間世界だと、、生ハムをブロックで食べた感じ。多分。
ちなみに腹のお肉。
尻尾いって見よー。
はいはいはい。腹肉よか硬いね。でも不快な硬さじゃない。
こっちは角煮っぽいな。食感な。生だからね?
…そう言えば生だ。なんの抵抗もないな。
やっぱモンスターだねー、俺。
なんか嬉しい///
……ごちそうさまでした。
大分落ち着いたわ。
さて、回りを見た感じは、、
洞窟の出口から見て左右に広がってて、
右は崖に囲まれてて、左には遠くに海。
右から左にかけて水が流れている
左の地面にはアプトノスの死体、さっき食べたやつ。
そして下り坂が。別のエリアへの道っぽい。
右側は洞窟側に別の穴。向かいあって上り坂。
と、キノコ。
ハンターの方はわかったかもしれない。
ここは………
孤島
だと思う。エリアは3、だったかな?
じゃあ、俺の生まれたとこはエリア4か。
理解理解。
モンスターライフは孤島からってことだな。
すっきりしたぁー‼
バサッバサッバサッ
―?………!?!?
あかんあかんあかんあかんあかんあかん!!!!!!
ザ・モンスター、モンハンの顔、自称空の王者、
リオレウス……かっけえ……
じゃない!
ニゲロ!
にげろ!
心からの恐怖が体を支配する。
すぐさま洞窟へダッシュする。
あれはダメだ。見つかれば死ぬ。
それほどに空の王者からはえげつない覇気を感じた。
あぁー。ビビったぁー。
リオレウスってあんなヤバいの?
でかすぎるし、[俺、強いで!!]みたいなオーラあったよ。
ヘタレウスとか言ってスミマセンでした。
舐めていた。モンハンという世界を。
それを自覚させられた。
そして思った。
―強くなろう。
死なないために、全てのモンスターの味の知るために。
あれ?なんで食べること考えた?
もしかしてさ。
アプトノスを前に暴走したのも、
いまの思考も、
偶然じゃないなら………
俺は………
“アイツ”
かもしれん。
食事シーンはこの物語の心臓なんで、なるべく細かく書きました。
この回でイビルくんがイビルジョーと気づく予定だったんですが、
思ったより長くなったために次回となりました!
レウスをもう少し強そうに書きたかったな。
祝1500文字w次回もよろしくです!