|剣士《The Fencer》だが、それだけじゃない   作:星の空

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第5話

中学3年になってから数ヶ月が経った。

その数ヶ月間は白崎に武を叩き込んだ。

殺気やその他感情を肌で感じることが出来るできないでかなり違ってくる。

場合によっては対処も出来るからだ。

儂は何度も相対したことがあり、ダチである八重樫鷲三に白崎香織を紹介。未来観測で得た事を教え、回避するために五感を鍛えようと思ったのだが、基盤から教えた方がいいだろうと思い剣道をしている鷲三に合わせたのだ。ただ、それ以前に白崎の両親を説得しなければならない。

と思ったのだが、なんと白崎は母を説得し、父は母に尻を敷かれているため大丈夫だそうだ。

白崎が八重樫一族(・・)の門下生になった時に白崎の親友らしい雫と天之河光輝(勇者(笑))が驚愕。

白崎は基礎的な者は皆とするが、掛かり稽古の時はワンツー・マンで体幹等を含めて五感を鍛えていく。

偶に八重樫一族(・・)の門下生が剣術や体術等を習いに来たので教えておいた。

ある時に八重樫の中で儂を知らぬ者勇者(笑)を含めた道場(・・)の門下生が儂は強いのかを問うてきたので、鷲三と剣術の試合をして実力を示した。

その時に儂はこう告げておいた。

「敵を外見で判断し、見下したり見上げたりしてはならぬ。」

と。これは儂のような可憐?だからと甘く見ては痛い目をみるし、ヤクザだからと怖がっても、実は見た目脅しでしたじゃ呆れ果てる。なら、見た目以外で……出来れば内心の把握をしたり、オーラを感じたりすればいいという意味である。

雫や八重樫一族(・・)の門下生、八重樫道場(・・)の門下生の1部はその意味を理解したようである。勇者(笑)は出来てなかったが。

そんなこんなで、白崎を鍛えた結果、周りが自分に向ける感情を感じ取ることが出来た。

あとは、己をAとしてBがCに向ける感情を感じ取ることを教えるだけとなり、これも感じ取ることが出来た。

それが数ヶ月間の出来事である。

儂が八重樫家で夕食を頂いておる時に雫が今まで疑問に思っていたことを尋ねてきた。

「あの、紫呉涼愛さんは何故香織に武道を教えてるのでしょうか?」

「ふむ、香織は天然だ。」

「はい?」

何言ってんだこいつと言いたげな顔をする雫。

「そして、一目惚れと言う形で初恋を抱いた。」

「はい?えぇ!?」

「香織はあの性格からして積極的に攻めていくであろう。しかし、香織は学校でお主を含めて2代女神と呼ばれておる。そんな香織が初恋相手である同校の1人に構っておったら周りは何を思う?」

「それって………嫉妬かしら。」

「無論それもじゃが、殺気も放つであろうことは分かる。香織自信がその殺気の視線やそれ以外の感情を乗せた視線を感じることが出来れば攻め時や引き際を自然と覚え、初恋の相手に迷惑をかけることを減らすであろう。ふむ、明日には香織の初恋相手の情報を渡すつもりじゃ。相手を知ればより好きになるし、相手に合わすことも出来るからな。」

「感情を視線で感じる…………ですか。」

「あぁ。因みにお主のソウルシスターズは皆お主を尊敬しておる故に不埒な輩はおらんので安心せい。男子共は分からぬがな。あとは試合時等は相手の目を見よ。相手は必ず狙いを付けるために1度は目を狙いに定めるからの。稀にそれをふぇいく?として利用する生粋の剣士もおるがな。」

余計な一言を告げてから八重樫家を出てパトリキウスに帰宅した。

次日に南雲ハジメの情報をまとめた物を香織に渡して、香織は南雲に接触。なんとかさぶかるちゃーとやらを教えて貰い、共通の趣味を手に入れたようだ。

勇者(笑)はガン無視されて、南雲に当たろうとするも香織や香織に付き合わされてさぶかるちゃーを覚えた雫により当たれなくなっている。

儂はそれを見つつのんびりと日常を謳歌している。


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