DAES[Detective Arms Education School]いわゆる武偵校だ。
僕の学校は武偵校をこのように略している。
ちなみに武偵とは、凶悪化した犯罪に犯罪に対抗するために作られた国家資格で、武偵免許を保持する者は武装を許可され逮捕権を有するなど、警察に準ずる活動ができる。
そして武偵は警察と違い金で動く、金さえもらえれば[武偵法]の許す範囲であればなんでもできるいわば便利屋である。
武偵とSDの違いは、大まかに二つだ。
初めに、逮捕権である。武偵は武偵免許を持っていれば逮捕権を有するがSDは職務中かつ警備するその敷地内でしか逮捕権を有していない
2つ目は、武偵もSDも金で動くが武偵は武偵法の許す限りなんでもできるが、SDはあくまで警備員であるため主要任務は警備である。
この二つが武偵とSDを大きく区別する。
翔は病室で目を覚ましてから色々と考えていた。
なぜ鈴と名乗った少女はSDESのこと言ってきたのかなどなど。
(僕は、武偵だったという記憶ないんだけどなぁ、それに)
それに、僕は鈴の射撃フォームにある違和感を覚えている。
「なんでフォームが僕やおやじとそっくりなんだ…」
そのようなことを考えている時に、扉がノックされて聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「翔、俺だ」
どうやらおやじみたいだ、僕は
「どうぞ」
と、だけ声をかけた
ガラガラっと引き戸は音を立てながら入ってきた、オヤジは心配そうに
「大丈夫か?山道で見つかったと聞いたからどうしたものかと思ったぞ」
「は、はぁ、まぁ大丈夫だよ」
「そうか、ならいいんだが」
その時やっぱり聞いておこうと僕は決心した。
このことが僕の行き先を武偵に変えたのかもしれない
「おやじさ」
「ん?」
「鈴って女の子知ってる?」
直後オヤジが顔を引きつらせて固まった、そして
「なんでその名前を知っている…その間の記憶はお前にないはずだ、ともかく俺の聞き間違いてことにしとくから忘れろ」
と、言われて僕はすぐさま聞き返した
「忘れろっててどういうことさ…」
「お前には必要ないことだ」
「それを決めるのは僕自身だ」
「そう言おうとお前には必要ないことだ」
「んな勝手な…」
(何かわかると思ったのに分からずじまいかよ…)
僕は落胆した。
「そこまで来たのか…」
オヤジは病室を出ていこうとドアの手すりを握った直後
「そこまで言うなら明日…全て話そう」
そう言って出て行った。
(全てってなんのことなんだ…)
そして夜が更けていく。