緋弾のアリア Blackout   作:弱紙

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翔は病室で目覚め考え事をしておりそして


3 DAESと僕

DAES[Detective Arms Education School]いわゆる武偵校だ。

僕の学校は武偵校をこのように略している。

ちなみに武偵とは、凶悪化した犯罪に犯罪に対抗するために作られた国家資格で、武偵免許を保持する者は武装を許可され逮捕権を有するなど、警察に準ずる活動ができる。

そして武偵は警察と違い金で動く、金さえもらえれば[武偵法]の許す範囲であればなんでもできるいわば便利屋である。

武偵とSDの違いは、大まかに二つだ。

初めに、逮捕権である。武偵は武偵免許を持っていれば逮捕権を有するがSDは職務中かつ警備するその敷地内でしか逮捕権を有していない

2つ目は、武偵もSDも金で動くが武偵は武偵法の許す限りなんでもできるが、SDはあくまで警備員であるため主要任務は警備である。

この二つが武偵とSDを大きく区別する。

翔は病室で目を覚ましてから色々と考えていた。

なぜ鈴と名乗った少女はSDESのこと言ってきたのかなどなど。

(僕は、武偵だったという記憶ないんだけどなぁ、それに)

それに、僕は鈴の射撃フォームにある違和感を覚えている。

「なんでフォームが僕やおやじとそっくりなんだ…」

そのようなことを考えている時に、扉がノックされて聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「翔、俺だ」

どうやらおやじみたいだ、僕は

「どうぞ」

と、だけ声をかけた

ガラガラっと引き戸は音を立てながら入ってきた、オヤジは心配そうに

「大丈夫か?山道で見つかったと聞いたからどうしたものかと思ったぞ」

「は、はぁ、まぁ大丈夫だよ」

「そうか、ならいいんだが」

その時やっぱり聞いておこうと僕は決心した。

このことが僕の行き先を武偵に変えたのかもしれない

「おやじさ」

「ん?」

「鈴って女の子知ってる?」

直後オヤジが顔を引きつらせて固まった、そして

「なんでその名前を知っている…その間の記憶はお前にないはずだ、ともかく俺の聞き間違いてことにしとくから忘れろ」

と、言われて僕はすぐさま聞き返した

「忘れろっててどういうことさ…」

「お前には必要ないことだ」

「それを決めるのは僕自身だ」

「そう言おうとお前には必要ないことだ」

「んな勝手な…」

(何かわかると思ったのに分からずじまいかよ…)

僕は落胆した。

「そこまで来たのか…」

オヤジは病室を出ていこうとドアの手すりを握った直後

「そこまで言うなら明日…全て話そう」

そう言って出て行った。

(全てってなんのことなんだ…)

そして夜が更けていく。

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