リセットフューチャー(DB2次創作・オリキャラオリ設定あり・超とのクロス設定あり・未来悟飯もの 作:従弟
時系列が少し前後する関係から、章を分割しました。
前回の話と設定を読んでないと、分かりづらい部分があります。
読んでいてもわからないところあります。
ファイターズ知識は本編の知識よりも、少ないので、ツッコミどころは多くなっています。
ちょいちょい、編集はしますが、話の大筋は変わりません。
・プロローグ
クローン戦士たちの情報を知って家を飛びだした悟飯は、波動の影響で気を失ってしまう。
悟飯が目を覚ましたのは、レッドリボン軍の研究施設だった。
「目を覚ましたんですね」
「……」
目の前にいたのは、人造人間21号と、人造人間16号だった。
悟飯は、自分の体が別の誰かに勝手に動かされていることに気付いた。
しかし、すぐにその状態は、解除される。
悟飯の体を動かしていた別の精神が、制御を悟飯に渡したからだ。
21号の説明は以下の通り。
・いま世界中で暴れているのは、過去の戦士のデータを使って、レッドリボン軍によって作られた魂のないクローン戦士である。
・現在、波動という力のある戦士の精神と力を封じる力が働いている。
・悟飯は今、別人の精神を体に宿しているリンクという状態にある。
・リンク状態であれば、波動の影響を受けずに体を動かすことができる。
「リンクの力を高めて、すべてのクローン戦士を制御してほしいんです」
「お前達、人造人間なんだろ。
なんで、レッドリボン軍に歯向かうような真似をするんだ」
言い淀む21号。
「俺たちは、こんなことを望んでいない。理由はそれだけだ」
あまりに、言葉の少ない不明瞭な16号の言葉。
悟飯は警戒心を強くする。
だが、目的は一緒だ。
悟飯も今起きているクローン事件を解決したい。そのために、クローンを倒さなければならない。
21号と16号の目的は不明だが、クローンを倒してほしいと言ってきている。
「わかった。協力しよう」
「本当ですか!?」
「ただし、お前達を信用するわけじゃない」
「わかっている。それで、十分だ」
いくつかの、簡単な問答のあと、悟飯と21号、16号は、クローンを倒すために外へと出た。
・遭遇、トランクス
幾人かのクローン戦士を倒した悟飯。
リンクの力は強まっていく。
しかし、それに伴い、21号の様子がおかしくなっていく。
そして、そこにトランクスがやってくる。
気の反応で、トランクスと、遊びに来ていたダーブラ、ミラ、トワが無事なことは理解していた。
連絡を取らなかったのは、単純に手段がないことと、人造人間にかかわらせたくなかったからだ。
「悟飯さん。良かった。無事で」
「トランクス」
トランクスにリンクしている気に、悟飯はどこか懐かしいものを感じた。
21号が、トランクスを目にした途端、強烈に苦しみだした。
そして、巨大な気を解放し、トランクスに襲い掛かろうとする。
16号が必死に止める。
「トランクス!この場から離れるんだ!早く」
「でも、悟飯さん」
「早くしろ!事情はあとで話す」
渋々ながら、その場を去るトランクス。
「逃がすか」
追おうとする21号、悟飯と16号が立ちふさがる。
そして、悟飯にリンクしている精神が21号にリンクし、21号は正気を取り戻す。
・フリーザとの遭遇
いったん研究所へ戻ることにした悟飯達。
そこに、フリーザが現れる。
フリーザは、クローン事件とは全く関係ないところで、ナメック星のドラゴンボールを使って復活していたのだ。
しかし、フリーザの部下であったソルベがナメック語が不自由だったのが原因だ。
ソルベは最低限、フリーザを復活させるためのナメック語しか覚えなかった。
そのため、フリーザは死んだ地球で復活したということを知らず、フリーザの復活が失敗したと思いそのままナメック星を出てしまった。
地球で復活したフリーザは、自分の力不足を実感していたため、クローン事件が始まるまでの4か月鶴仙人の指導によって、トレーニングをしており、その最中にクローン事件に遭遇。
とりついてきた野良の人口精神を屈服させ、波動の中でも戦えるようになった。
「おや、あなたは、あの時孫悟空といた子供ですか。
なぜ、その女といるのですか。この事件の首謀者と」
フリーザは、独自の調査の中で、21号がこの事件を引き起こした黒幕であることを突き止めたのだった。
否定できない21号と16号。
とどめを刺そうと、近づくフリーザの前に、悟飯が立ちふさがる。
「詳しい話はあとで、聞かせてくれ」
「ふうん。その女に味方するのですか。まあ、いいでしょう。
私も練習台が必要だと思っていたところですし、少し相手をしてあげましょう」
リンク状態ではあるものの、フリーザは悟飯を圧倒する。
16号と21号も加勢するものの、フリーザは短期間で急成長していた。
悟飯は、隙を見て太陽拳を使い、何とか逃げ延びるのだった。
・研究所にて
研究所では、21号と16号が淡々と語っていた。
・21号は、戦士を食べることで力を増す人造人間である。
・21号の中の細胞が暴走し、強い捕食衝動となっている。
・強すぎる捕食衝動は人格をもっている。
「つまり、クローン戦士を作って、波動を発生させたのは、そのもう一人の21号ってことか」
「そうだ。おそらく、クローン戦士を捕食し、力を蓄え、波動で動けなくなった戦士も捕食するつもりだったんだろう」
「でも、彼女にも誤算がありました。
波動を発生させた際に、彼女自身にも思った以上に強い影響があったことです。
そのおかげで、私は外に出ることができました」
「それから、21号とオレは波動発生装置を研究し、ドクターゲロの作ったリンクシステムに行きついた。
この事件を解決するために、クローン戦士を倒し、リンクを強めると言ったことは、嘘ではない」
「ですが、リンクしているあなたと悟飯さんに、嘘をついていたのも事実です。
ごめんなさい」
頭を下げる21号。
「今はかろうじてもっていますが、先程見てもらったように、捕食衝動はかなり強くなっています」
「捕食衝動を抑える方法はないのか」
「今やっているように、リンクシステムを使うことで、ある程度まで抑えることが可能だ。
だが、それも一時しのぎに過ぎない。
お前には、もっと強くなってもらう必要がある」
「クローンを倒して、リンクを強くする。
やることは、今までと変わらないんだな」
力強くうなずく悟飯。
21号が驚く。
「手伝ってくれるんですか!?フリーザの言った通り、この事件の発端は私なんですよ」
「発端がなんであれ、クローンも波動も、どうにかしないといけないんだ。
人手は多い方がいいし、事情を知ってる人間がいたほうがいい」
そこまで言って、悟飯は言葉を止める。
「だけど、次から隠し事はなしだ」
それを聞いて、21号は頷き、16号は深々と頭を下げるのだった。
・21号分離
拠点を転々としながら、クローンを倒す悟飯達。
そこへ、再度フリーザが現れる。
覚悟を決めた21号は戦闘形態に移行する。
戦いのさなか、21号が苦しみだす。
力を抑えていた波動が消えてしまったのだ。
急なことに、フリーザも一時戦いを止める。
波動が消えたことによって、21号の捕食衝動は本来の力を取り戻す。
そして、内側から表に出ている21号を食い破ろうとする。
強い爆発が起きる。
そして、爆発が収まった時、そこには二人の21号がいた。
21号にリンクしていた精神が、ギリギリのところで表に出ていた21号を捕食衝動から切り離したのだ。
しかし、持っていた力の大半は捕食衝動に奪われてしまった。
捕食衝動は、力を蓄えるために、悟飯達の前から姿を消す。
「なにが、起こったのか。説明してもらいましょうか」
悟飯達は、フリーザへとこれまでの経緯を説明し、一時的に共闘することになる。
そして、波動が消えたために現世にとどまれなくなったリンクした精神に別れを告げるのだった。