ソードアート・オンライン《鼠ト龍ノ千全戦》 作:情報屋迅龍牙
どうも、主人公ビーターことキリトです・・・なんかこの挨拶泣きたくなるんだが?まぁ、とりあえず第二話だ
第2話
『リュウジの秘密と攻略者達』
━始まりの街・黒鉄宮━
「それで?私に話してくれる秘密ってナンダ?」
「俺がこのゲームのプログラマーって話だ」
「!?・・・それホントなのカ!」
「事実だ。本来俺も茅場先生と同じで、警察に追いかけ回されるんだろうけど・・・・今は状況が状況だそれは仕方がないと割り切ってる・・・でも、これ以上犠牲を出さない為にも、手を貸してくれないか?」
「・・・・正直、状況が飲み込めてナイガ、分かったヨ。アンタの力になってヤルヨ」
「ありがとう、アルゴ・・・ベータテストで知り合っててよかったと、心底思ったよ」
「そうカイ・・・で?行くんだろ?第一層のボス戦に?」
アルゴの言う通りだ、このゲームが死のゲームになった以上攻略を進めるのが最善だろう。その為にも、第一層のボスを攻略しなければならない。
「次の村に急ぐぞ」
「オウ!」
━sideキリト━
「クライン、俺は次の村に行く・・・良かったら・・・お前も」
「わりぃ・・・俺は、お前と一緒には行けねぇ。仲間がいんだ、そいつらを見捨てる訳には・・・」
「分かった・・・何かあったら、メッセージ送ってくれ」
そこで俺は、クラインから離れ次の村に向かおうとした。が、後ろからクラインに呼び止められた。
「おい!キリト・・・」
「?」
「ぁ・・・その、おめぇ案外可愛い顔してんな?結構好みだぜ?」
「お前もその野武士づらの方が・・・10倍にあってるよ!」
そして俺は走り出し、再度後ろを向いた。そこには、この世界で知り合った男の姿はなかった。
「・・・っ!」
(俺は生き抜いてみせる!この世界で!)
「っ!あぁぁぁぁぁぁぁ!!」
━1ヶ月後━
犠牲者が1000人を超えて1ヶ月がすぎた。未だ第一層は、攻略させれいない。
そして今日第一層攻略会議が開かれるのだった。
━第一層・村広場━
「はぁ〜い!みんな注目!俺の名はディアベル!気持ち的に、ナイトやってます!」
『(^∇^)アハハハハ!』
「彼のような人が多くいたら、ゲーム攻略ももっと早く進んでるんだろうな・・・」
「そう言うナヨ」
プログラム開発者である俺は、彼らを見てこうも思っていた。茅場先生がこのゲームを作ることを知っていたのに、何故こんなことになっているのかと・・・
「・・・言わなきゃな」
「リュウジ・・・本当に言うノカ?」
「そのつもりだ・・・だが」
「ちょっと待ってんかぁ?」
「なんだ?」
声の方を見るとそこには、毬栗頭の男がたっていた。その男は、階段を降りていき中央にたち・・・
「この中に、ワシらに詫び入れなあかんヤツらがいるんとちゃうか?」
「リュウジ・・・アレって」
「あぁ、ベータテスターたちのことを言ってるんだろう」
ベータテスターは、ゲームが始まった瞬間レベル上げを重点的にし、ほかのプレイヤー達を見捨てた。そんな価値観を持っている人は、少なからず存在している。
「・・・なぁ、あんた」
「なんや我?」
「俺は・・・」
俺が言葉を出すのに躊躇いを持っていたその時、右手に温もりを感じた。そう、アルゴが手を握ってくれたのだ。
「ワタシハ、いつでもアンタの味方サ」
「俺は、ベータテスターであり・・・このゲームのプログラムを作った張本人だ」
「な!?」
俺が発した言葉で、皆がざわついた。それもそうだ。このデスゲームを作ったとも言える一人がいま目の前にいるのだ。
「おい・・・あいつがプログラムを?」
「じゃ、あいつが?」
「おい、あんさん・・・それはほんまか?」
「事実だ」
「あんたがワイらをここに閉じこめたんかぁ!?」
「信じられんだろうが、それは俺じゃない・・・茅場先生があとから追加したプログラムだ・・・」
「そんなん信じられるかいな!」
それもそうだ。事実を言っても。このゲームは今、デスゲーム・・・プログラムを作った本人がいるのに、恨まずにはいられない。
「俺を恨みたいなら恨め・・・だが、ひとつ言っておくぞ?」
「なんや!?」
「それはオレに言わせてくれるか?」
「あんたは?」
「俺は、エギルよろしくな?」
声の主がいる方を見ると、そこには黒人の日本語ペラペラなプレイヤー達が立っていた。
「この人を恨む前に、まずはゲーム攻略だろ?」
「せ、せやかて・・・」
「彼の言う通りだ。今は一人でも多くのプレイヤー達を解放するために一致団結するべきだ」
「俺は、このゲームのプログラムを熟知している・・・役に立つと思うが?」
「それに、この攻略本をあんたも持ってるだろ?」
「持っとるで?それがなんやねん」
「それを出しているのは、俺と彼女を含めた数人のベータテスター達だ」
「!?」
驚くのも無理もない。この本を出すと言い出したのは俺だ。出版者名など皆無なので、誰が制作したのかもわからないようになっている。
「その攻略本に書かれている情報は、あくまでベータテストの時のものだ・・・正規版でどこが変わったか俺もわからない・・・だから、その情報はあくまでも例えと思って話を進めてくれ」
そうこうして、攻略会議は進み明日朝一でボス部屋への突入が決まった。チーム編成もしており、俺・アルゴ・キリト・アスナの四人で取り巻きのコボルドを相手することとなった。
━噴水広場━
「リュウジ?どうしたんダ?」
「俺は今から『ログアウト』する」
「な!?出来るのか!?」
「プログラムをいじってるからな・・・多分、この世界でログアウト出来るのは、俺と茅場先生の2人だけだ」
「そう・・・カ・・・」
「すぐに戻ってくるよ」
「スグ?」
「だいたい、十分くらいか?」
「短いカイノナ?」
あまり長い時間ログアウトしていると、フレンド登録している奴らから怪しまれるからである。
「じゃ、十分後にな?」
「あぁ・・・」
そうして俺は、ログアウトした。
「フレンドリスト・・・ほんとにログアウトシテル・・・」
━自室━
「レイ?いるか?」
『ハイ!父様!調べ物も終わってます!』
「そうか・・・保存して置いてくれ・・・レイ・・・俺のナーヴギアにコアプログラムを移動させといてくれ」
『?なんでですか?』
「紹介したいプレイヤーがいるんだ」
『分かりました!それではまた後で!』
そう言い残しレイは、俺のナーヴギアにコアプログラムを移動させた。
「さて・・・このデータも・・・よし・・・再ダイブしないとな」
「リンクスタート」
━噴水広場━
「お?帰ってキタナ?」
「ただいま」
「おかえり?でいいのカネ?」
「紹介したい子がいるんだ」
「ん?」
「レイ、出てきてくれ!」
「な!?何だこの子!?」
「この子はレイ。俺が作ったAIだ」
「この子ガ?」
「父様の彼女さんですか!」
「「な!?ち、違う!?」」
「違うんですか?」
レイよ・・・どこまで潜っていたのやら・・・
珍しく2000字超えるものが出来てしまった。
どうもぉ〜主人公ビーターのヒロインことアスナで〜す!いやぁキリトくんとの馴れ初めが書かれると思うと・・・作者に風穴をあけたい気分です
作者「(0w0!? )ウェイ!?」
ユナイタルリング編もやった方がいいかな?
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YES
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う〜ん
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NO