――よくある話だ。
開拓村近くの洞窟に、ゴブリンが住み着いたことも。
新米の冒険者が、初めての冒険としてゴブリン退治に赴いたことも。
それがゴブリンによって追い詰められ、全滅してしまったことも。
助け出された娘達が、慰み者にされたことを儚んで神殿に入ったことも。
何もかも……この世界ではよくある話なのだ。
■
季節はいよいよ秋に入り、肌寒い日も増えてきた。
町は目前に迫った収穫祭の準備で大いに賑わっている。
大通りには既に屋台が運び込まれ、商店には色鮮やかな飾り布が施されている。
あの若頭にとっても、収穫祭は書き入れ時だ。
屋台の設営、配置、材料の準備、さらに警備のローテーション等々、運営側は考えることが大変だ。
あとは、そうだ。収穫祭で行われる地母神様への奉納の演舞。
その担当に、お嬢が選ばれた。
信仰する神に舞を踊り、祝詞を捧げる――それは本当に名誉なこと。
やはり、彼女は自分とは違い、期待をされているのだなぁ、とそう思う。
それに比べれば、自分はいつも通りだ。
冒険者ギルドに顔を出し、いつものように掲示板を確認する。
自分に対する依頼は……今日もなし。
悲しくなってくるが、これも含めていつも通りだ。
――いや、正確に言えば、変わった部分も少しはある。
自分の張った依頼書から目を離し、その他の依頼を目で追っていく。
目当てのモノはアイテムの調達依頼。
――えっと……『蒸留水』、『燃える水』、『火の秘薬』は請けても良い、と。
手元のメモと依頼書を見比べながら、間違いがないことを確認し、依頼書をギルドの受付に持って行く。
「監督官さん、手続きを頼む。あと前回の報酬も」
「はいはい。ちょっと待ってね」
受付の監督官もいつも通りだ。
彼女は慣れた手つきで書類と、報酬を用意する。
「……それで、彼女の調子はどう?」
「んー……まあ、ぼちぼちと言ったところかな」
彼女、というのは、以前ゴブリン退治で救出した冒険者の一人。
赤い髪の女性の魔術師のことだ。
ちなみに、彼女と一緒に救出した他の2人はまだ地母神の神殿で療養中。
彼女達の身体の傷は癒えている。しかし、心の傷はまだ癒えていない。
地母神の教えは、『守り、癒し、救え』。
だから、傷が癒えるまで、ゆっくりと治していけば良い。
――そう、まだ休んでいれば良かったのだ。
しかし、件の女魔術師は『私はもう大丈夫だ』と、地母神の神殿から出てきてしまった。
神殿としても、そう言われてしまうと仕方がない。
実際、身体の傷はもう治っている。心の傷は外からは分からない。
ベッドの数にだって限りはある。リソースはいつだって有限だ。
そうして彼女は、1人で冒険者ギルドに来て……ギルドの扉を開けたところで一歩も動けなくなってしまった。
彼女曰く、周りの人間全てが自分のことを『ゴブリンに負けた女』だと笑っているように見えるのだと言う。
実際に、笑われたのかは分からない。
等級が上の冒険者は心の中で思ったとしても、口には出さないだろう。
しかし、下の等級の冒険者はならず者とそう変わらない。
そう言って笑う者もいるかもしれない。
しかし、言っては悪いが新人の冒険者なんて腐るほどいるのだ。
一々、誰が何の依頼を請けて、成功したとか失敗したとか気にしていられない。
だから結局のところ、真相は分からない。
分かっていることは、ちょうどギルドに居合わせた自分が彼女を保護した、ということだけだ。
その後、よく話を聞いてみると、彼女は都にある賢者の学院を優秀な成績で卒業したという。
それならと言うことで、薬品などの調合の依頼を請けるように勧めたのだ。
ただ、彼女はあの一件以来、冒険者ギルドどころか、家の外にすら出られなくなってしまったので、
こうして自分が変わりに依頼を請けに来ている、という訳だ。
まあ、仲介料として銀貨1枚を貰ってるし、彼女のことがなくてもギルドには通っているのだ。
大した手間ではない。
そのあたりの事情は目の前の監督官も知っている。
彼女もまた至高神の神官として、気にかけてはくれている。
「そっか。ゆっくりで良いからさ。
また外に出られるようになったら、ギルドに顔を出してね」
「ああ、分かってる。その辺は焦らず、地道にやっていくさ」
監督官に一礼すると、今度は酒場に向かい、獣人の女給に食料を頼む。
2日分の食料と、
「毎度あり!
最近はたくさん買ってくれるから、あたし様がおまけをしてやろう!」
そう言うと彼女は、馬鈴薯を幾つか袋に詰めてくれる。
それに礼を言い、酒場を後にする。
「さて……行くか」
■
冒険者ギルドから外に出て、町のはずれへ。
その先にあったのは、古い造りの小さな家。
町の中を流れる小川の傍に立てられたその小屋には、水車と煙突が備え付けられている。
見る人が見れば、それがただの小屋ではなく
これが彼女――女魔術師、改め女錬金術師の工房だ。
ドアの前に立ち、備え付けられた真鍮製のノッカーを叩く。
「おーい、俺だ。開けてくれ」
しかし、反応はない。
小屋の煙突からは白い煙が出ているし、地面にも自分以外の足跡はない。
そもそも今の彼女は一人では出歩けないのだから、間違いなく居る。
「……まったく、居留守とはいい度胸だ。入るぞ」
彼女の返事を待たず、ポケットから鍵を取り出すと、鍵穴に突っ込む。
この工房は元々はヤクザの若頭の持ち物で、今は彼女が借りている物件だ。
当然、合鍵は持っている。ガチャリと鍵が回り、扉が開く。
家の中に踏み込むと、何かの薬品だろうか、独特の匂いがする。
実際、部屋の床には薬品やら、何かの鉱石、さらに空のビンや脱ぎ散らかした彼女の衣服が散らばっていた。
家は外から見た通り、それほど広くはない。
大雑把に部屋の左側に炉や作業台などの作業スペースがあり、
右側にはテーブルやベッドなどが置かれ、生活用のスペースとなっている。
「……なんで勝手に入ってきてるのよ」
その声のほうに目を向ける。
部屋の右奥、ベッドの上でごそごそと毛布を身体に巻きつけ、顔だけをこちらに向けた彼女の姿があった。
毛布に包まり、じぃーとこちらを眺めているその様子は、なんとなく猫を思わせる。
「何でって、返事がないし、俺は合鍵を持ってるからな。
それに食料と酒、あと依頼書を持ってきたぞ。もちろん、報酬もな」
愛用の鞄から品物を取り出し、テーブルに並べる。
「………………ありがと」
彼女は自分が勝手に入ってきた事など、色々と言いたい事はあったようだが、それらを飲み込み小さく感謝の言葉を述べる。
「おう、お礼なら地母神様に言うと良い」
「……あなたに、言ってるんだけど」
「それなら、お嬢とゴブリンスレイヤーにも言っておくと良い。
俺は治療をしただけで、ゴブリン退治の功績は主にあの2人だ。
それと、ヤクザの若頭にもな」
「はぁ……あなたって馬鹿よね」
「俺の頭が良かったら、俺は『不良神官』などと呼ばれていない。
……さて、その様子じゃ飯はまだだろ?
今から作るから、その間に着替えておけ」
ベッドの上に毛布に包まっただけの裸の女性、というのは目の毒だ。
だというのに、彼女はふてくされたように言う。
「別に……このままで良いわよ。
私の裸なんて見慣れてるでしょ」
「見慣れているというほど、見てはいない。
それと、親しき仲にも礼儀ありだ。
俺は恥じらいがある女性の方が好きだぞ」
「……今更、何を恥らえっていうのよ……私は、ゴブリンに……」
彼女の態度は一瞬で変わり、まるで迷子の子供のように震えていた。
「あー……」
彼女との会話は気を使う。
普段の彼女は気が強く、気位も高いので、同情をされるのは好まない。
だから、内心は気を使いつつも、普通に接しているのだが……
こうして、何気ない会話で落ち込んでしまう。
台所に行こうとしていた身体を彼女の方に向け、視線を合わせる。
「良いか。ここに、ゴブリンはいない。
ここにいるのは俺だけで、俺に対して恥らえと言ってるんだ」
「……なに、あなた、もしかして私に対して、欲情するの?
あなたも知ってるでしょ?私は処女じゃないのよ」
「君は綺麗で素敵な女性で、俺は処女かどうかは気にしない」
「え……?」
「というか、そういうことを気にしてて、娼館に通えるかってんだ」
一瞬、顔を赤くした彼女であったが、心底呆れたように言う。
「…………そこで娼婦の話を出すのが、あなたの駄目なところよ」
「おう、俺は不良神官だからな。駄目な奴だとも」
「何か話をはぐらかされた気がする……
もういいわ。着替えるから覗かないでよ」
彼女はそういうと、ベッドの脇にかけられていたローブを手繰り寄せる。
まあ、何はともあれ、少しは気分が戻ったようで良かった。
彼女から目線を外し、台所に移動する。
背後で衣擦れの音を聞きつつ、かまどに火を付け、鍋に豆と馬鈴薯を入れて煮込む。
それにしても、と鍋の調子を見つつ思う。
彼女は言葉や態度こそアレだが、わりと露骨に誘ってくる。
そうでなければ、俺が来るのを分かって上で、裸で居るなんてことはしない。
おそらく、彼女は自分に好意を持っているのだろうと思う。
あるいは、そうでなくても自分を繋ぎ止めようとしているのだろう。
その気持ちは分からないでもない。今の彼女が頼れるのは自分だけ。
俺が彼女を見捨てた時点で、彼女の一生は間違いなく終わる。
それが純粋な好意にしろ、打算にしろ、俺との繋がりを強化しようとする行動をしない手はない。
その辺りは自分も分かっているし、悪くも思わない。
別に自分だって、全て純粋な善意でやってる訳じゃない。
善意もなく、優しさもない神官はクソだが、その心意気だけで務まるほど神官は甘くない。
世界には悪意があり、理不尽がある。
そこで善意を貫くには、金だったり、コネだったり、色々と手を尽くす必要があるのだ。
個人的には打算で誘ってくる方が良い。
そういった強かな女性は好みだし、後腐れがない。
――ただ、彼女の場合は打算じゃない気がするんだよなぁ……
男女の仲はそんなに甘くない。
それこそ夫婦ともなれば、一生を付き合っていくことになる。
たった一回、命を救った程度でどうにかなる訳ではないのだ。
――まあ、何にしても彼女の傷が癒えてからだな。
今の自分にとって、彼女はやはり女性である前に患者だ。
だから、今どうこう考えても仕方がない。
それよりも、まずは目の前の鍋に意識を戻す。
味を確認し、まずまずの出来に満足する。
――まず飯を食う。後のことはそれから考えれば良いのだ。
■
そうして二人で食事をして、一息入れたところで、彼女はローブの上から白衣を身に纏い、眼鏡をかけると作業を開始する。
ガラスで出来た容器に水を入れ、アルコールランプに火を灯す。
コポコポと沸騰する水に、何やら粉末を入れると透明な水が、ぱっと紫色に変わる。
真剣な目で秤に粉末を乗せ、調合を行っていく様子は、さすがは魔術師と言ったところか。
実際、作業に集中している間はゴブリンのことも忘れているのか。
普段の不貞腐れたり、どこか投げやりな態度は消えてなくなる。
おそらく、こうして真剣に作業に向き合う姿が、本来の彼女の姿なのだろう。
その姿には調合に失敗するかもしれないという不安などなく、自信に満ち溢れており、凛々しさすらある。
それが、ああなってしまうのだから、本当に難儀なものだ。
「……いつまでそうして見ているつもりかしら。
それとも、何かおかしいところでもある?」
作業が一段落したようで、額の汗を拭いながら彼女は言う。
「いや、御伽噺に出てくる魔女みたいだなぁって。
ほら、ウェヒヒヒって笑いながら、壷の中身をぐりぐりかき回している感じの」
「人を邪教徒みたいに言わないでちょうだい。
まったく、暇なら手伝いなさいよ」
彼女は顔を赤くしてプリプリと怒り出すと、すりこぎ棒と、すり鉢に入った白い塊を手渡してくる。
どうやら、この塊を削って、粉末状にすれば良いらしい。
言われた通りに、すりこぎ棒を握り、塊をゴリゴリと削っていく。
「気をつけてね。それ火の秘薬の材料だから、雑に扱うと爆発するわ」
「なにそれ、怖い」
思わず手を止めると、彼女はくすくすと笑っていた。
――ああ、もう、まったく、驚かせてくれる。まあ、彼女が笑えるなら、それで良いんだけど。
ガタガタと震えているよりかは、笑っているほうがずっと良い。
そんな感じのやり取りをしつつ、彼女の調合を手伝った。
■
それからしばらく作業を行い、依頼の分の調合は終わり。
台所で湯を沸かし、お茶を入れて、持って来る。
「これから……やっていけるかしら」
彼女の方はテーブルに突っ伏して、何やら呻いている。
見ると、目から光が消えており、どんよりとした雰囲気。
先程の自信に満ちた雰囲気はどこへやら、目を離すと、すぐにこうなる。
――まあ、彼女の不安も良く分かるけどなぁ。
この工房はヤクザの若頭が持っていた物件だ。
だが、彼が自分からこの工房を手に入れたとは考えられない。
なぜなら錬金術の工房なんて、若頭にとって必要ないモノだからだ。
おそらく、この工房は誰かの借金のカタに手に入れたに違いない。
つまり、この工房の前の持ち主は破産している。
自分の店を持つというのは、ただそれだけで難しいのだ。
さらに言えば、彼女はこの工房を始めるにあたって、実験器具や薬品などの初期投資であの若頭に借金をしている。
利息は常識的な範囲とは言え、簡単に返せる額ではない。
正直に言って、ゴブリンがどうこう以前に、胃が痛くなる状態だ。
だけど、彼女はやると決めて始めたのだ。
ならば、やることは一つだろう。
彼女の対面の椅子に腰掛けると、自分の分のお茶をすする。
「その質問の答えは、出来る、出来ないではなく、『やるしかない』だ。
失敗した時のことは考えなくて良い」
「……簡単に言ってくれるわね」
テーブルに突っ伏したまま、顔だけをこちらに向ける。
「でも、実際そうだろう。君は良くやってるよ。
それに、無理だというなら……地母神の神殿に戻るか。
なに、腐っても俺は地母神の神官だ。神官長様に頭を下げれば君一人ぐらいどうにかなる。
ヤクザの若頭についてもな」
どうする?という問いに、彼女はギリギリと奥歯をかみ締める。
「……このまま、終われる訳、ないじゃないの」
彼女の夢は失われた魔術の秘密を解き明かすことだと言う。
曰く、スクロールの製法をはじめとして、現代においては失われた魔術は多い。
だから魔術の秘密に辿り着くためには、古代の遺跡に潜り、魔術の秘宝を見つけ出す必要がある。
彼女はそのために冒険者となり、最初のステップでつまずいた。
だけど、まだ何も終わってない、そのはずだ。
「そう言えるなら、何も終わってないのさ。
既に起きた過去はどうしようもない。
けれど、未来はいくらでも変えられる。
それに……これを見ろ」
そう言って、彼女に報酬の入った袋と依頼書を見せる。
入っている金貨も、依頼書の報酬も、それほど多くはない。
それでも、それは彼女の仕事の成果だし、彼女の作る品を待っている人がいるという証明だ。
「君の過去がどうだろうと、今の君はこの工房の女店主だ。
やるべきことは、依頼人の求める品を、期限内に用意し、報酬を貰うこと。
それを繰り返せば、借金もなくなるし、また遺跡にも潜れる」
そう、過去にゴブリンに負けたなんてのは何の言い訳にもならない。
やるべき事をやる。仕事をして、報酬を貰い、信用を積み、技術を磨き、より大きな仕事をする。
冒険者も、工房の店主もやることに大差はない。
「……などと偉そうなことも語ってみても、現状の収支としてはトントン。
これじゃ借金が減らないなぁ……」
「……そうね」
がっくりと彼女はうなだれる。
「思うに調達依頼に頼っているだけでは駄目で、こちらから売りつけるぐらいの勢いが必要だと思う」
「新しい素材の購入……そのための実験器具の新調……うう、これ以上の借金はしたくないぃ……」
彼女は頭を抱え、足をばたつかせて呻く。
「借金を返すために、借金が必要とは……ううん、世の中、本当に世知辛い」
本当に世知辛い、そう思う。
■
あの後もしばらく駄弁っていたが、既に日は落ちて夜の時間となっている。
「さて……そろそろお暇するよ。
鍋の中にまだスープが残ってるから、食欲があるなら食べると良い」
「……普通に帰るのね。
ねえ、もし、さ。娼館に行くなら……私を……私は……ただでも、いいから……」
不安そうな彼女の顔。
本当は付いてやった方が良いのではないかとも思う。
だけど……考えたが、それは良くないのだろう。
何でもかんでも俺が面倒を見たのでは、それは立ち直ったのではなく、依存しているだけだ。
彼女を見捨てるつもりはないが、俺がいなくなると立ち行かない、というのは健全ではない。
「今日はまっすぐ帰るし、君は娼婦でもないだろう。
そういう話は、デートにでも誘ってから言ってくれ。
知ってるか?男ってのは結構ロマンチストなんだぜ?」
「……私が外に出れないって、知ってるでしょ」
「だが、これからずっと、そうだという訳じゃない。
今日出来なくても、明日出来れば良いし、明日出来なければ、明後日でも良い。
実際、借金だって今日、明日、頑張ればどうにかなるもんでもないだろう?
それと同じだ。ゆっくりやっていこうぜ。
ほら、俺は明日も来るし、明後日も来るからさ」
そう言うと、彼女を抱き寄せ、口付けを行う。
「ん…………頑張る」
「ほどほどにな。それじゃ、また明日」
ドアを閉めて、外に出る。
夜の風はもう秋とは思えない寒さがある。
外には赤い月と緑の月。
あのゴブリン退治の時と同じく、今日も夜の空に輝いている。
「……別に不安なのは、彼女だけじゃないのさ」
自分だって、この先どうなるかは分からない。
俺一人が頑張ったところで、路地裏の環境が変わったかと言えば、大して変わってない。
よく知らない人から、あれこれ言われることもある。
それでも、自分の信仰に揺るぎはないが、心が傷つかない訳じゃない。
色々、悩みながらも生きている。
それは、自分だけじゃなくて、ゴブリンスレイヤーもそうだろうし、お嬢もそうだろう。
――だから、まあ、彼女だってどうにかなるだろ。
少なくとも彼女は、『このままでは終わらない』と言った。
それなら、きっと大丈夫。
白い息を吐きつつ、下宿先の宿に帰る。
――自分にも、彼女にも、明日はあるのだから。
という訳で、不良神官さんのお話は以上で終わりです。
この作品のテーマ
・あの時、解毒の奇跡があれば結果は変わっていたのではないか。
では、なぜ最初の一党ではないのかと言えば、作者はあの失敗があってこその女神官さんだと思っているので。もちろん、原作で死亡した人間の生存を模索するのも2次創作の醍醐味なのですが。
その他に書きたかったこと
・原作では活躍の機会が少ない回復魔法をメインに据えたい。
・引退した冒険者はどうしているのか。
・原作で触れられている社会の闇を駆ける人々。四方世界のシャドウランナーに関係していそうな裏家業の人達。
そんな感じなので、だいたい書きたいことは書けたと思います。
それでは、ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。