ダークソウル 絵画編6
さてさて主と儂は突然雪山に来たわけじゃが、状況から推察するに飾られておったデカイ絵画の中に取り込まれたと儂は考えておる。
絵画が水面の如くミョーンと歪んで主をチュポンと飲み込むように取り込んだからの。
儂の主はいつもの鋭い推察力で、白装束の敵に囲まれようとも絵画の世界に入り込めると閃き、絵画の世界に避難することで一命をとり止めた訳じゃよ。
流石儂の主じゃの。
決してパニクった主がとち狂って絵画をバンバン叩いた結果ではないよ?
異義は聞かんよ?
不死人「・・・とりあえず進んでみるか」
主は転送先の長い吊り橋を歩み始め、崖先へとたどり着き雪を踏みしめる。
お?先に見えるのは篝火ではないのか?
不死人「よっしゃあ」
主は篝火を灯すと惜しげもなく人間性を使い篝火の炎を高く立ち上がらせた。
不死人「さて、白サインは・・・?どこかなー、出ておいでー」
なぁ主よ、新しい世界に来て直ぐに白サイン探して、白霊に助けてもらおうとするのはどうなの?
まずは自分で探索してみようよ、せっかくなんじゃから、のぅ?
不死人「くっ!やはりここが難所か・・・」
主よ・・・白サイン待ちの暇に任せて雪像を造るのは如何なもんじゃろうか?
しかも儂の、クラーグ姉さん時代の1分の1スケールの雪像って・・・結構デカイよ?
主はさっきから儂の雪像の胸の部分に雪を足しては崩れてを繰り返しておる、真剣じゃのう。妥協せんのう。
自分で言うのもなんじゃが、当時の儂のおっぱ、こほん・・・胸部を雪で再現するのは無理な大きさだと思うがなぁ。
しかし、こいつ、儂のソウルが宿る混沌の刃を腰にぶら下げながら儂の雪像を造るって、何を考えておるのやら。
不死人「どうよ?!」
混沌の刃 カタカタッ!
・・・こいつ、完璧に儂の1分の1スケールの雪像を造りおった!
え、マジで完成度高いんじゃが!
何やらニコニコしながら儂を高く掲げて見せてくれておる。
あー、在りし日の儂じゃのう・・・
・・・やっぱり、儂の主は、その、なんと言うか、可愛い奴じゃのう!
そんなに儂を思っておるのかの?
ふふ。
不死人「・・・さて、クラーグ姉さんも造れたし、行こうか」
主は暫くの間儂の雪像を眺めていたが白サインは諦めたのか篝火から離れ進み始めおった。
え、儂の雪像ってそのままにしとくの?篝火の横に蜘蛛女の胸丸出しの儂の雪像を。
いや、壊すのは勿体ないけど、そのままと言うのも・・・
なんか、魔法で氷に固められたデーモンが篝火近くにいてカオス状態になっておるのう。まさに混沌じゃな。
うんうん、まっ良いか。
で、少し進むと何やら古めかしい館のような建物が見えてきての。
案の定、亡者がワラワラと襲いかかってきたがの、ま、主の敵ではないわい。
何やら頭部が膨れ上がって炎をビュンビュン撃ってくる奴や鳥人間、円形防御陣形を組むスケルトン、車輪スケルトンなんかもおったの。
まぁ、ギャアギャア言いながらも主は順調に館を進んでおったよ。
そしてこの世界の支配者とも言うべき奴と対峙することとなったのじゃ。
ん?
え?
はしょりすぎ?
いや、あのな、この世界の敵ってグロいんじゃよ。儂は主の武器じゃから敵を斬るのは、やぶさかではないのじゃが、あいつらを我が身で切り裂くのは正直凹むんじゃ。凹損じゃよ。多分耐久値がギュンギュン下がっとったと思う。
なのでの、ぶっちゃけ語りたくもないわい。主も毒の血飛沫を浴びせられておなごの様な悲鳴を上げとったしの。
グチャグチャ気持ち悪い奴等を倒して進みましたとさ、で勘弁してくれい。
ゴキブリを潰す様を事細かく描写しても誰得じゃろ?読みたいと思う奴は『ゴキブリ 潰す 動画 キャッホー』でググってくれ。いや、本当に有るのかどうか知らんけども!
で、この世界の支配者?じゃ。
プリシラ「つまり、キャッキャッウフフのキャラの中にガチ勢、ううん、勢じゃないのね、孤高の単独なの、ガチ単なのよ!アレ?ガチタンってかぼたんみたいで萌え要素と勘違いされちゃう?じゃあガチの人とでも言うのよ、孤高の人のオマージュも兼ねてなの!あの子がいるからあの作品は引き締まるのよ、それを分かっていない奴等が話題にも上げないで!他のクソ女の話題ばかりをするのよ!本来なら相手にもしないニワカ素人共の相手をする菩薩のような慈愛に気が付かないの?心の山脈なの、愛のアルプスなの、眼鏡とか巨乳とかどーでもいいネタばかり取り上げられちゃって、違うのよ!生きざまが違うのよ、スペックが違うのよ、もう、早くスピンオフで主人公にしてなのよ!」
不死人「つまりは?」
プリシラ「斎藤かえでちゃんラブーなのー」
不死人「ヤマ○ススメじゃねぇかっ!」
プリシラ「は?何、アナタあおい派なの?ひなた派なの?え、まさかここな派?!死ねロリ野郎」
不死人「どの派でもねーよ」
プリシラ「あぁ、・・・りん派なの」
不死人「ゆる○ャンでもないよっ!」
プリシラ「じゃあ・・・」
不死人「待て!まてまて、ちょっと自由すぎる!せめてダークソウルネタで来いよ・・・」
プリシラ「え、でもこの世界ダウンロードコンテンツなのよ」
不死人「メタが過ぎるぞ・・・」
プリシラ「二次創作の番外編って訳分かんないの」
不死人「ええー・・・」
え?なに?何話てんのこの半妖精みたいなの。主も何か言い返してるけど、さっぱり分からん。
なにやら人物像について語っておるようじゃが、儂は知らんよ?
不死人「しかし一概にガチ登山の話ばかりはどうなんだろう?なら原作と乖離しているが孤高の人や原作に忠実な神々のがもうあるわけだし、ヤマ○ススメしかり、ゆる○ゃん、山○食欲なんかも登山プラスで面白いわけだし」
あ、話に乗っかるんだ。
プリシラ「ほぅ・・・アタイの前でかえで様をディスるとは、度胸だけは誉めてやろうなの」
不死人「ディスってねーわ!これを見ろ!」バッ!
主は懐から何やら青色の衣類を取り出すと半妖精に突きつけた。
プリシラ「あ、あ・・・そ、それは・・・聖典第二十七合目で登場した日本が世界に誇るモン○ル製のレインウェア青色サンダー○ス!山行を重ねても命綱とも言えるレインウェアを買いもしないクソあおいを見かねて女神かえで様がお古を分け与えたアイテムなの!」
不死人「ふ、僕の中ではかえでさんが僕にお古をくれたのさ・・・という設定!」
プリシラ「そ、そんな歩み寄りががあったなんて・・・」ガクリ
不死人「分かってもらえたかな?」
プリシラ「ええ」ガシン!
主と半妖精は固い握手を交わしおった。
え?なにこれ?
大目に見る気持ちでお願いします。