ダークソウル あれ?     作:BANG(いつか帰るところ)

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ダークソウル 男の矜持編

ダークソウル 男の矜持編

 

 

混沌の刃「クラーグ姉じゃ、今回は残酷な描写があるので苦手な者は飛ばすがよい」

 

混沌の刃「読み飛ばしたところで、なーんの不都合もないからの、このエスエスは。・・・注意喚起はしたからの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 不死人はいつもの道、蜘蛛姫のいる洞窟に通じる沼地を足を取られつつも進んでいく。

 

 相変わらず引き込まれそうな沈み具合に不死人は抗って足を前へ前へと進める。

 

 途中、大きな岩石を投げつけてくる巨人は沼地に身を伏せてやり過ごす。

 

 あー、昔騎士時代にこんな風に泥まみれの斥候とかしてたよなぁと不死人の頭の片隅に過去の記憶がうっすらと甦る。

 まぁそれだけの記憶だ。

 

 それ以上の過去の記憶の連想は今の不死人としての毎日の記憶に押し潰されていて浮かばない。

 

不死人「そんな暇は無いってね、よっ」

 

 泥の沼地に伏せる不死人に這い寄る大型ヒルは不死人が伏せたまま突き出した混沌の刃に貫かれて苦し気にひくつく。

 

 不死人が何度か混沌の刃を突き刺すとヒルは体液を撒き散らした後、ぐったりとその大きな体を沼地へと沈ませて動かなくなる。

 

 幸い岩石を容赦なく投げつけてくる巨人は気付かず遠方へと歩み姿を消してくれた。

 

不死人「ふ・・・またつまらぬものを切ってしまった・・・」

 

 泥とヒルの体液にまみれた不死人がニヒルに笑い、手にする混沌の刃が『いや、格好つける前に身体を洗えよ』とでも言うようにカタカタと震えた。

 

 

 

 

 

 

 

不死人「おっす」

 

蜘蛛姫「んあ?あー・・・うーん、んん」

 

不死人「・・・お前、完璧に寝てたな」

 

蜘蛛姫「んー・・・まぁ私んちだし、なになに人間性?貢物?プレステ5?」

 

不死人「貢物の人間性だよ。プレステ5はまだ市場に出回ってねーよ、転売屋からは死んでも買わん」

 

 蜘蛛姫それとなく涎が垂れていないか手で確認しながら話す、不死人一応それには気づかぬ振り。てか、ばっちり涎を垂らしてたけどな。不死人に涎属性はない。

 

不死人「はい、人間性」

 

蜘蛛姫「うん、ありがとね・・・って・・・あん?くんくん、あれ・・・んー?」

 

 蜘蛛姫は嬉しそうに不死人から山盛りの人間性を受けとるがフト漂う異臭に臭いを嗅いでみる。

 

 そして泥と訳の分からん体液でドロドロの不死人に気付く。

 

蜘蛛姫「ひとんちに汚物まみれで上がり込むなーっ!」

 

不死人「ええっ!?せっかく人間性持ってきてやったのに怒られた!てか、ここ洞窟みたいなもんだろ、外だ外、家じゃねぇよっ」

 

蜘蛛姫「ここはデザイナーさんがデザインしたデザイナーハウスです」

 

不死人「いや、まぁ、ある意味正しいけど・・・家としてはデザインされていないだろ」

 

蜘蛛姫「入り口があって階段があるもん、お姉ちゃんと私の部屋もあるもん、裏口もあるもん、家だもん」

 

不死人「一人で?」

 

蜘蛛姫「できるもん!」

 

不死人「世代を選ぶネタだよなぁ・・・あー分かった分かった、ここはお前んちだよ。汚れたままで悪かったよ」

 

蜘蛛姫「うんうん、分かればよろしい。ほら、こっちおいで綺麗にして拭いてあげるから」

 

不死人「へ・・・?わ、わわっ、ちょっと待て」

 

 蜘蛛姫は蜘蛛の脚を器用に伸ばして不死人を摘まみ上げるとピルピルピルと小刻みに揺らして汚れを落とし始める。

 家を汚されて怒ったものの、わざわざ人間性を持ってきてくれる不死人を憎からず思うのは変わらない。

 

蜘蛛姫「水を掛けてから振った方がいいのかなぁ」ピルピルピル

 

不死人「なななんんんかかかざざざつつつーっっっ」ピルピルピル

 

 蜘蛛姫が不死人を持ち上げて小刻みに振ると不死人から泥とヒルの体液がビチョビチョと地面に落ちていく。

 

蜘蛛姫「くっ、この鎧の隙間のがしぶとい」ピルピルピルピルピルピル

 

不死人「おおおおおおおおおおおお」ピルピルピルピルピルピル

 

 身体を持ち上げられて小刻みな振動を与えられ続ける不死人。

 

 なーんか振動マッサージみたいだなぁとぼんやり考えていたところ不意に身体に変調が発生する。

 

 

 原因【泥とヒルの体液が微量ではあるが口内に入る、継続的な微振動】

 

 

 結果【お腹痛い、気持ち悪い】

 

 

 不死人は考える。

 あ、これ、屁しようとして大惨事になるやつ、酒飲み過ぎて背中をさすられた時のやつ、と。

 

不死人「ままままてててててまてまてまてててててて」ピルピルピルピルピルピル

 

蜘蛛姫「もー、暴れないの、落ちちゃうよ」ピルピルピルピルピルピルピル

 

不死人「・・・・・・・」ピルピルピルピルピルピルピルピルピル

 

蜘蛛姫「よーし、水いっちゃうかー・・・・ん?」ピルピルピル・・・

 

 ここに来て蜘蛛姫、既に不死人の身体がぐったりと蜘蛛の脚に吊り下げられたままになっていることに気付く。

 

不死人「・・・」

 

蜘蛛姫「おりょ?」

 

不死人「えろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろ」

 

 不死人の兜の隙間から勢い良く不死人のリバースした胃の内容物がブシャーッと噴出する。

 当然、兜の中の惨状は推して知るべし。

 

 ビクビクと兜から汚物を撒き散らし身体を震わす不死人、蜘蛛姫茫然。

 

 そして更なる惨劇が・・・  

 

不死人「・・・・・・・んあ」ボブリボブボブブブブ・・・ブリリリリリリ・・・

 

蜘蛛姫「・・・・・・・んあぁ」

 

 似たような声を漏らす2人。

 

 不死人のお尻の辺りから成人男性がさせてはいけない噴出音が響く。

 ズボンと鎧のお陰でそれそのものが蜘蛛姫の目に写らなかったのは不幸中の幸いかも知れないが、それが2人にとって何の救いになると言うのか・・・

 

 

 

 その日、異様なまでに蜘蛛姫が不死人に優しかった。

 

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