どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい 作:as☆know
ところで今日のお話はすっげーわちゃわちゃしてるんですけど、これって誰が喋ってるのか分かるんですかね。書き分ける努力はしているんですが、男性陣に関してはた自分でもお前誰やねん状態になってるので非情に不安であります。扱い雑ゥー!
俺は今までRoseliaというバンドのコーチをしてきたことは、みなさま周知の事実だろう。
運がいいのか悪いのか、俺はガールズバンド界をけん引していると言っても過言ではない彼女らの姿を目の前で見てきた。
技術も成長も酸いも甘いも血と汗と涙も、彼女らのバンドに関することもそれ以外のことも、ほぼ全てにおいて一緒にしてにしてきた、まさに戦友と言っても過言。それは過言。キモいこと言い出すな、セクハラで訴えられても知らんぞ。
そして俺は、Roseliaと苦楽を共にしてきた約一年間……本当は一年たってないんだけど、まぁいいだろう。細かいことは気にしたら負けじゃなくて死ぬぞ。ス○ラトゥーンでも塗りはある程度は大雑把にするのは常識だからな。俺ス〇ラやったことないから知らんけど。
いかん話が逸れてる。話を戻そう。
まぁそんな中で俺はRoseliaと練習だけなく、合宿やあるいはライブにも同行してきた。
直接は話してないけど実はちょくちょく色んなところに同行してるねんな。ちゃんと言ってないのにその時のライブの様子がどんなのかわかってた時点でバレバレなんだけどね。隠していたわけじゃないんだけれども。
そう、俺はRoseliaが今までやってきた数々のライブを見てきたのだ。
この目で、肌で。ガールズバンド界を検しているバンドのライブを感じてきたのだ。
ここで一つの疑念が思い浮かぶ。
今まではずっと
何がおかしいのか。皆様ならお気づきかもしれない。いや、これでなんのことか分かったらその人はメンタリストか超能力者だなもはや。
てかこいつ今日もこんな感じで始まってんな。ワンパターンかよ。
「俺たちのライブ、地味じゃね?」
「は? 急に何言ってんだこいつ」
「ついに愛斗も本格的に狂い出したか。沙綾ー、救急箱〜」
「そんな病気的な感じやないやろ」
やっぱり俺の思っていることは間違いであったかもしれない(ラノベ風タイトル)
「やっぱり俺らのライブもさ、もっとド派手に行くべきなんだよ」
「謎のでかいオブジェクトとシンクロしてライブすることになってもか?」
「それは勘弁したいかも」
「はい、終了。お疲れーっす」
〜エンディング&スタッフロール〜
って違う! 確かに違くないけど違う! 終わらせんな! これアニメじゃねぇから! メタい話をするとアニメでもあってゲームなのかもしれないけどそんなんじゃねぇから! 何言ってんだ俺!
俺は嫌だからな、あの変なオブジェクトみたいなやつに入って(?)ライブするの。あんなん公開処刑だろ。
あの謎のでっかいオブジェクトどこにしまってあるんだろ。CiRCLEの何処かにしまってあるのかと思ってたけど、この前別のライブハウスでのライブでも急に出現してたからな、アレ。
本当にどうなってんだ、神出鬼没だし一体どうやって保存しているのか怖くて全く聞けない。タブーなわけではないんだろうけどなんだか聞きたくない。親戚のおじさんの体についてるでっかい傷跡が一体何で出来たのか聞きたいけど聞けないみたいな感覚(激ウマ例え)
「愛斗くん達って普段はどんなライブしてるんだっけ?」
「どんなって……普通に曲やってMCして帰るもんな」
「私たちも何回か行ったことあるけど……みんなとっても上手だよね!」
「げへへ、照れるべさ」
「どこの方言やねん」
ここまでの会話で幾らか察していると思うが、今日は人数が多い。非常に騒がしい、喧しい。
というのも今日は有咲の家の蔵でポピパを見る日だったんだが、普通にスケジュール管理のミスをして俺の所属しているバンド、通称黒歴史と練習日が見事に駄々かぶり。とりあえず香澄とうちのバンドのメンバーにだけ連絡を入れて、どうしたもんかと悩んでいたところで、L○NEから香澄の鶴の一声。
『みんなで一緒に練習すればいいじゃん!』
いやー、マジで助かった。頭が硬くなりすぎてその考えが浮かばなかった。というか香澄がそういうことをパッと言ってくれるキャラでよかったわ。
うちのバンドでこういうこと言えるのは能天気な新庄くらいだからな。しかもこいつに関しては基本的に気分屋だからL○NEは既読無視しかしないし。返信しろやボケ。
てな訳で、今日は珍しく蔵ではなくCiRCLEで大きめのスタジオを借りて練習をしている。
まぁこの機会は両者からしてもちょうどよかったわな。
ポピパ側からしたら技術だけで言ったらかなりつよつよなうちのバンドからいろんなものを吸収できるいい機会だし。こっち側は女性と一緒にいるだけで新庄という男がちゃんと練習をするという多大なメリットがある。チャラ男がクソ野郎、普段から寝てないでやる気出せや。
「いつだったかポピパもすっげぇライブしてたよな」
「すっげぇらいぶ……?」
「香澄が言い出したんだよー?」
「おたえも同罪だろ」
ほんとにポピパはパスパレみたいに即席漫才よくやるよな。やっぱり強く出れるツッコミ役がいるとお笑いとして成立するわ。
ポピパは有咲、パスパレは変則的に彩と千聖さんと麻弥さんと日菜さんもいるからな。あれ? ポピパとパスパレってお笑いグループだっけ?
それで、ポピパの
「香澄ちゃんがワイヤーで吊られながら歌ってギター弾いて……」
「おたえがうさ耳つけながら歯ギターしてたな……」
「俺、あん時の動画見たんやけどな? 気の所為かもわからんけどさ、チョココロネが舞ってなかったか?」
「うさぎも飛び回ってたな。俺、ガッツリ顔面蹴られた」
「ざまぁ。顔が怖いからうさぎもビビるんだよ」
「誰がヤンキーやねん」
「みんなそういうのちゃんとわかるからね〜」
「うさぎさん凄いね……」
うさぎにすら見た目でビビられる柳田かわいそうだけどお笑い的には美味しいぞ。よかったな柳田! 中身はいいやつだから基本的に動物には好かれやすそうなんだけどな。まぁこいつ金髪だし、うさぎさんが狐だと錯覚でもしたんだろ。
あとチョココロネは舞ってたな、気の所為じゃないぞ。
りみりんがベース弾きながら漫才してベース弾かない間にチョココロネ投げてた。何を言っているのか訳がわからないと思うが、悪いな、全て事実なんだ。
「さーやもなんかすごいのやってたよね! えーっと、なんだっけ? 口でドラムスティック挟んで……」
「三刀流ドラムだな。山吹さんあれできるんだ」
「すっごい顎疲れるけどね」
「俺も練習してみよっかな」
「やめて、頼むからやめて」
三刀流ドラムとかやらなくても君は十分目立つんだから。ドラムは実はボーカルの次くらいには目立つ位置やから。
なんならギター組よりドラムの方が目立つし、うちの場合はキーボードのチャラ男が大人しく弾いてるなんてことが無いせいでバカみたい目立つから、弦楽器組がなぜか比較的目立たないという訳のわかんない状態になってるんだよ。
「というか、お前らも十分
有咲の謎のツッコミを受け、自然とバンドメンバーと顔を合わせる。
うん、なんか約一名……馬越とかいうやつ以外はみんな素っ頓狂な顔してるな。多分俺もマヌケヅラかましてるんだろうけど。
「……は? 何言ってんだお前」
「だってお前ら基本的に大人しく演奏に集中してやってないだろ?」
「いやいやいやいや。んなことないよ? 少なくとも俺は真面目にリードギターしてるよ?」
「Black historyのライブさ、私何回か見たことあるけど、柳田くんって演奏中ずっと動いてるよね」
「」
「残当」
「ざまぁ」
やーい、おたえに正論言われてやんのー!
お前俺が歌ってる時に視界に入りすぎなんだよ。しかも飛ぶから隣でダンダンうるせぇし!
「でもそう言う愛斗も結構ライブの時は動いてるよね……」
「さーや? 変な冗談はやめよう?」
「香澄でさえライブで歌ってる時は演奏に集中してあんまり動けないんだぞ」
「というか……愛斗くんのバンドって、ライブの時もみんな元気だよね」
「うんうん! みんなすっごく楽しそうにやってるからさ! 私もいつの間にか飛んでたもん!」
「いや〜、嬉しいねぇ〜」
……あれ? もしかしてうちのライブって普通じゃない?
……いやいやいやいやいやいや、んなわけねぇよな! うん! どこのバンドも曲中に回るし飛ぶしドラムスティックを真上にぶん投げるよな! そうだよな!
Roseliaもアフグロもなんかライブ中は比較的大人しいけどそれはあいつらがそう言う系のバンドだからだもんな! ほら、ハロハピもライブ中は(主にこころが)暴れまわってるし!
……あれ?
「もしかしてさ、ハロハピと同じことしてる時点で普通じゃなくね?」
「お前らって本当にとことんバカなんやな」
「お前もそのバンドのベースだぞ」
「黒歴史から逃げるな」
「Black historyって学生のバンド界の中でも飛び抜けてライブ中は動きがうるさいバンドって有名なんだぞ……」
うっそだろお前www……え、嘘でしょ? 俺たちのバンドってそっちの方向性で有名だったの? 嘘だと言ってよバーニィ。
普通に2chとかTwitterでは実力派バンドとか言われてたって聞いてたんだけど。違うの?
確かに俺ってバンド単位のエゴサなんかしないけどさ。そんな感じなの? 俺達の評価って? ちょっと怖いから調べる調べる……
「」
「あっ、こいつエゴサしたな」
「『エゴサは傷つくからできるだけしない』ってこの前店で聞いたんだけどなぁ」
「好奇心って怖ぇな。香澄は絶対やんなよ」
「わかった!」
「そっちのリーダーは素直でええ子やなほんま」
「でも振り回されるのは私たちだから大変なんだよ〜」
「おたえちゃんも
Black historyのライブ、実は地味説が出てきてあれから約一週間。
メンバーである俺たちは、3人集まれば文殊の知恵ならぬ、6人集まればエ〇ソンになれるをモットーに案を出しまくった。頭がいい人=エ〇ソンの時点でバカ丸出しとは言ってはいけない。
考えをめぐりに巡らせて、なんとか俺たちのライブにオリジナリティを生み出せないかと試行錯誤をした。
その数、なんと0回。
ごめん、言いたいことはわかる。
けどそもそも俺たち集まって練習すること自体が月一でしかないの。しかもライブ自体、俺がそこそこ忙しいせいで活発にはやらないの。だからそもそもやる時間なかったの許して。
けれど、その分案は出た。まずは俺たちの軌跡とも言える数え切れない数々の案の一部を見ていただこう。
ポピパみたいに物理的に飛べばいいじゃん(柳田案)
→そんな金も設備もない。というか体が軽いであろう香澄だからアレができた訳で、男の俺たちがやったらステージ崩壊&怪我不可避。
スタンダートだけど普通に却下。
後ろにスクリーン作って適当にジ○リでも流す(馬越案)
→めちゃくちゃライブがほのぼのしそう。方向性が違いすぎる。というかお客さんが俺たちじゃなくてジ○リ映画に集中しそうだし、多分俺たちもそっちに集中することになる。
結論:ジ○リはおもれぇ、却下。
Roseliaみたいに性別変えたら新鮮じゃね?(土井案)
→多方面から叩かれる怒られる絶対許さん。即、却下。
俺がDJやるから爆音でEDM流してぱーりーする(新庄案)
→ライブってなんだよ。バンドってなんだよ。それはもうただのクラブやん。一人でパリピしてこい。
お前は絶対に何か履き違えてる、却下。
この厳しい数々の審査乗り越えた俺たちの出した結論こそが! 俺たちのライブに革命を起こす新たなライブとなるんだ!
それを今日のライブでみなさんにお見せしよう!
これだぁ(ねっとりボイス) ワン、トゥッ、スリィッ(超絶発音)
「やぁみんな! 今日はこのライブの主役と一緒に、君たちのハートも奪っちゃおっかな? なーんてね!」
『キャアアアアアアアアアアアア!!!!!!』
やばい、もう死にそう。恥ずかしくて死にそう。
俺たちの選んだ革命的ライブ、その名もホスト系ライブ。
ビジュアル系バンドとかもいるこのバンド界でも、こっち系の人たちがバンドをやってるバンドとか聞いたことなくね? →お前天才かぁ!? の勢いだけで実現したこのバンド。予告で宣伝したら箱が女の子で全部埋まった。
おかしいだろこの世界。どうなってるんだ。ホストに飢えすぎだろ。
見た目もホストみたく、髪型もバチバチに立たせて固めて、普段は絶対にやらないメイクを施してもらい、格好もバッチリスーツで決めてある。これだけでも案外様になるもんだ。
「今日は楽しんでいってね?」
「少女レイ」
『キャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!』
『かっこいいいいいいいいいいいいい!!!!!!』
『マーくんしゅきぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!』
「新庄くんこっち向いてええええええええええええ!!!!!!」
ホストパワーすげぇ、怖ぇ。もはや黄色い声援じゃなくて一種のサイレンみたいになってる。ここは甲子園か。
なんかメイクして髪固めてスーツ着ただけでこんなことになっているのに恐怖を覚えるわ。こんなもん。
身だしなみって大事だわ。再確認した、うん。
後日、このライブは伝説になり、無事にファンも爆増するこの上ない大成功として幕を閉じた。
が、普段やらないキャラにメンタル面がごっそり削られたのと、どうしても拭えない罪悪感から、このホスト系ライブは封印され、いつもとは違う意味で伝説となり黒歴史になった。
過去のお話の書き方が地雷なので、展開は変えずに描写とか加筆修正したいんです。
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今のが好きなので書き直しておk
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昔のが好きなので書き直したらアカン