どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい 作:as☆know
「あーたーらしーいーあーさがきたっぞっと!」
「今日はなんか調子が良さそうだね!」
「昨日楽器屋で良さげなギター見つけちゃったんだよねー!」
文化祭実行委員会になったらしい香澄と受け付けで上機嫌に挨拶を交わす。
そんな訳で文化祭2日目、花咲川。
いつもの俺なら化け物だらけのこの学校に来るのが億劫になってただろう(行かないとは言っていない)
だが、今日の俺はいつもとちがぁう!
何故かと言うと昨日ベースの弦を買いに行った時についでにギター売り場を見てたらなんと7万ほどでテレキャスターが売ってたのだ!しかも黒!かっけぇ!好み!ドストライク!
昔ならなんの気もなくスルーしてたが今は金があるからな。成金万歳。
試しにちょっと弾かせてもらったらもうダメですよ。
ジャズマスターとは違う俺はロックだ!と主張するジャキジャキサウンド、はっきりした高低音。
俺はそこまでギターに詳しい訳では無いがそれでも分かる。やはりテレキャスはやべぇと。それくらいの衝撃を受けたギターだったテレキャスは。
伊達にずっと不動の人気を得ているだけはある。
弾いてみた系の動画でもテレキャス率はかなり高いからな。水○涼さんの影響で赤のテレキャスを買ったという人も多いだろう。
実際、俺も虜になった。という訳で来月買う。お店には取り置きしてもらった。ガチ有能。
「それでそんなに上機嫌なのか……」
「そうそう!だからな、聞いてよ有咲ー!昨日いいギター見つけちゃってさ……」
「だーっ!それはさっき聞いたっつーの!はよ行ってこい!」
「いいじゃん有咲ー。けちけちすんなよぉ」
「してねぇっ!」
今日は弄りにも熱が入る。実に幸せである。
もうこれだけで今日を乗り切れる……。
ドォォォォォォォンッ!!!
「わっ!?」
「おっ、おいなんだ!?」
「……花火やん。こんな真昼間から」
なんか急にドでかい爆発音が聞こえたと思ったら真昼間の空でも関係ねぇとばかりに真っ黄色のド派手などでかい打ち上げ花火が空に舞う。
真昼間から花火とか頭おかしいんじゃねぇのか花咲川。
「ほら!思った通り!昼間の花火も綺麗ね!」
「ふえぇ……」
「儚い……」
「こころん!すっごく綺麗だねー!」
「うわぁ……すっごい大きい……(他人事)」
いた、犯人。圧倒的大戦犯。
何となく誰が犯人かは予想はしてたが例のごとくこころだった。
ちなみにこれほぼ香澄とこころの二択で、今回みたいな大掛かりなトンデモ行動はだいたいこころがやってる。
お金がかからないかつ、どっからそんなこと思いつくねんor頭空っぽの奴にしか思い浮かばなさそうなことをやってるのは香澄である。
あんまりポピパとハロハピに関しては、Roseliaやafterglowやパスパレとかに比べて関わりないんだけどね。おかしいね、なんでこんなに簡単に識別出来るんだろうね(遠い目)
みんなも野生のこころと香澄に会った時のために覚えておこうね!
ちなみに対処法はない(無慈悲)
「俺、今日帰ろっかな〜?用事思い出したし」
「おうそう言わないでさ、待てや」
その場から180度Uターンしてバイクを停めてある駐車場に向かおうとするとツンデレツインテールにガッツリ肩を掴まれる。
やめろォ!死にたくなぁい!僕はキ○じゃない信じてくれよおおおおおおおおおおおお!!!!!
「離せ!花火と一緒にぶちとば!はしたくない!まだやり残した事があるんだ!」
「申し訳ありませんお客様!既に受付は済んでおりますのでええええええええ!!!!」
結局有咲に無理やりぶち込まれた。
どうなってんだ畜生。俺はまだ死にたくない。
取り敢えずハロハピと関わったらその瞬間に花火とともに大空で爆死しそうなので花火の一件が落ち着くまでハロハピとは離れておく。
要するにここは屋上です。屋上は神。大安全地帯。
にしても何をしようか。正直何もする予定がないので暇なのである。
「あっそうだ(唐突)」
思い出した。
そういや彩のクラスでメイド喫茶やってるんだっけな。先週みんなで飯食ってる時にそんなことを言ってた気がする。
彩のクラスには確か燐子さんと紗夜さんもいたよな?
2人のメイド服でも拝みに行くか。
「……ん?」
右ポケットに入れてあるスマホからラインっ!と声が聴こえる。
ポケットに手を突っ込んでスマホを取り出し通知を見てみると彩から画像が送られてきてた。
ぱっと開いて画像を見てみる。
「……シフト表?」
見るとなにかのシフト表のようなものが送られて来ていた。
そして俺の既読が付いた3秒後に畳み掛けるようにラインが来る。
『私がいるのは午後からだから』
『午後に来てね!♡』
最後にミッシェルが投げキッスしているスタンプとともに送られてきた。
ふむ、確かにシフト表を見ると午後に彩の名前が、午前中には氷川と白金の2つの文字がある。
ふむ。ふむ。
『わかった』
『午後な』
慣れた手つきで片手でパパっと返事を送る。
スマホの上の方に表示されている時刻はまだ10時くらい。
「よし、行くか」
スマホを右ポケットにしまって歩き出す。
彩のクラスって2-Bだっけか?
よし行こう。すぐ行こう。メイドの紗夜さんと燐子さんが俺を待っている。ひゃっほーい!
なんで午後に行かないんだよクズ野郎だって?
彩が居る時になんか行ったら即行で捕まって最悪あーん♡とかさせられるに決まってんだろ? 無理、メンタルが持たない。
美少女揃いのここのメイド喫茶とかうちの高校の生徒が血眼にして来るの確定なのに、そんな場所であーん♡とかしてみろ。視線で殺される。360度から刺される。
ワンチャン彩が大人気で動けないパターンも無くはないがそれだったとしてもあいつは俺のところに来る気がする。
あいつ芸能人なんだからマジでちゃんとして欲しい。
彩がなんとかしなくても千聖さんがなんとかして欲しい。パスパレの中で一番ガチって芸能人してるの実質千聖さんだけだからな。
ある意味芸能人というか仕掛け人してるかもしれないけど知ったこっちゃない。寧ろ大迷惑している。
多分一番事務所と結託してるのあの人だからな。
「今度は誰やねん」
ラインっ!とまた音が鳴る。
また彩かな?と開いてみるとなんとクラスメイトの田中くん。
『メイド喫茶一緒に行かね?』
うっわ。やっぱこいつも狙っていたか。
取り敢えず通知画面だけで内容は把握出来たので田中のラインを無視しながら彩から送られてきたシフト表をチェックする。
ふむ、彩は12時から14時までか。確かポピパとハロハピのライブが15時からだっけか?
『俺はいいわ』
『2Aで演劇やってるらしいしそれ見てるわ』
『行くなら2時過ぎから行って、そのまま3時になったら中庭でやってるライブに行ってみろ』
『面白いもん見れるぞ』
『マジか?サンキュー心の友よ!』
最後に熊がグッ!とサムズアップしてるスタンプを送っておく。完璧。
彩と紗夜さんと燐子さんのいる時間を避けつつライブに行かせる。
これ以上無いことである。 田中達にもデメリットはないし完璧。やだ、俺って天才……?
ちなみに演劇を見てるというのは嘘。
千聖さんと花音さんに見に行っていい?って聞いたら駄目って言われたからな。
花音さんはふえぇしてて可愛かったけど千聖さんは怖かった(前川並感)
なんか後ろからオーラ的なのが見えてた。
そんなわけでやるべき事をしっかりやりきり、ウキウキで2Bに向かう。
メイド紗夜さん達が俺を待ってるぜ!
「おかえりなさいませ!ご主人様!」
「」
何があったのかこれだけでは理解できないだろうから説明しよう。
……何?ある程度想定できてた?嘘コケ。
いいか?俺が簡潔に、わかりやすく説明してやる。有難く思え。
メイド喫茶に行ったら髪型をアイドルモードのツインテールにしてくっそ可愛いメイド服に包まれた彩がいた。以上。
時刻は10時過ぎ。ばちこり午前中。
この学校では10時からが午後だというのか。彩から送られた来たシフト表の12時〜14時の欄には思いっきり彩って書いてあったんだけど。
何あれ?次元歪んでるの?2時間の時差でもあるの?時差では解決できないよ?この問題。
「1名様ですよね!お席ご案内致しまーす!」
「」
絶句している俺を尻目に思いっきり腕に抱きつきそのまま勢いで席まで引きずって連れていく。
案内されたのは2人用の席。机には予約席の札が置いてあった。
僕、予約なんかしてないんですけど。こんなん知らないんですけど。
「ご注文お伺いします!」
「おいちょっと待」
「ブラックコーヒーとホットケーキですね!少々お待ちください!」
おいまだ俺は何にも頼んでねぇだろうが。
なんで勝手に決めてるねん。しかもピンポイントで頼むならこれにしようかってやつだったし。おかしい。どうなってんだ畜生……。
「お待たせしました!ブラックコーヒーとホットケーキとカフェオレです!よっこいしょっと」
「おい待て、なんか増えてるぞ」
「私の分!」
「あ、そうでっか……」
なんの迷いもなく俺の席の向かいに満面の笑みで座りながらカフェオレを美味しそうに飲む彩を見てもう色々諦めた。
あっ、コーヒーうめぇ。これ多分つぐの店に手伝ってもらってるかなんかしてるな。
似たような味がする。メイド喫茶だからと舐めてたわ。
違うそうじゃない。本題を言わにゃ。
「なんでお前今の時間いるん?」
「マーくんならあぁやってLINE送っておけば絶対に午前中に来るなーって思ったの!」
「……シフト表は?」
「昨日の時点で代わってもらってるよ!」
完全に読まれてやがる……。
どういうことだ……俺が彩に読み負け、操られてただと……?
そもそも俺が彩の言う通りに午後に来てたかもしれんのにこいつはなんてメンタルをしていやがる。
「そういや紗夜さんと燐子さんは?」
「いるよ!」
そう言って彩が指さした先を見ると顔を真っ赤にして目を回している燐子さんとくっそクールビューティーにノリノリで接客をしている紗夜さんがいた。俺の予想通り死ぬほど似合っている。
やべぇ口角が上がる。
ぐへへ……メイド服フェチでもないがやはりメイド服は男のロマンということなのであろうか。実に素晴らしい。写真に撮りたい。
あの二人とか彩にセクハラしようとするやつは全員ぶっ飛ばしてやる。
「……むー」
「……なんだよ」
「なんかないの!」
なんか無いのって……まぁ言いたいことは分かる。
小顔の癖にほっぺをリスみたいに膨らませてこっちをジト目で見てくる時点で紗夜さんや燐子さんに嫉妬してると分かる。
そんくらい誰でもわかるわ。てかあざとい。可愛い、可愛すぎる。腕をブンブン振るな。あざといだろ。尊死するわ。
その顔と姿をファンに見せてみろ。9割じゃなくて全員鼻血出しながらぶっ倒れるから。
おう、近くにいた俺が言うんだから間違いねぇ。
「似合ってる」
「うーん、もっと!」
「可愛いぞ」
「でへへ……」
わかりやすく赤くしたほっぺを両手で隠しながらクネクネしている。こいつ隠し事とかできるのかな。
なんか軟体動物みたいにくねくねなってる彩を見ながら肘を付いてチビっとコーヒーを流し込む。
まるでデートみてぇだな。
周りの釘を刺すような視線さえなければ。特に紗夜さんからの視線は凍ったバナナですら一撃粉砕できそうなくらい冷たい。来週の練習の時CiRCLEに行く前にポテト買ってこう。
まぁ俺の正面から幸せオーラが全開なので思ったより周りからのダメージは全然少ない。
周りからダメージ自体は受けてるけど延々に回復している。そんな感覚だ。
この後めちゃくちゃホットケーキをあーん♡された。
ソフトクリームとチョコとの相性抜群でめちゃくちゃ美味かった。
2階の校舎から中庭を見おろす。
『Poppin'Partyです!今日はみんな楽しんで行ってねー!』
ステージの香澄が変態ギターこと真っ赤なランダムスター片手に拳を掲げるといえーい!とでっかい歓声で返事が返ってくる。
昨日もそうだが観客のノリがめちゃくちゃいいな。こりゃやりやすいわ。
『それじゃあ早速一曲目行くよ!君に届け!』
有咲のキーボードにたえがギターを合わせる。
君に届けは花咲川が俺が来たばかりの時に歓迎ライブと評して香澄たちとやった思い出の曲だ。
Roseliaには綺麗な曲。afterglowにはかっこいい曲が合うとするなら。
ほんとにポピパに関しては青春を全開にした曲が似合う。
バンドと言えば男という腐った概念が払拭されていくよな。
迷いも雑念もない歌声は観客を惹きつける。
『次!空色デイズ!』
あぁ^〜好きな曲^〜。
俺自身も何回か練習したこの曲。
俺は遠藤正明さんのカバーが一番好きだがポピパとにかかればそれすらもキラキラドキドキな曲に早変わりする。
てかポピパも演奏レベルかなり上がってきてるよなぁ……。afterglowにも並ぶんじゃねぇかって勢いである。
好きこそ物の上手なれってことなんだろうな。俺もそのタイプだし。
『みんなありがとー!最後までキラキラしていってね!ティアドロップス!』
今までの明るいイメージとは一気に雰囲気が代わり低いギターの音が響き渡る。
うっわこれはおもしれぇな。
ポピパってこんな曲も歌えるのか。完全に盲点だった。
それでもThe ロックという曲調ながらそこからは青春の雰囲気も感じられる。
これはポピパの色だろうな。聞いてる方が元気になるポピパが得意とする色。
Roseliaの時にも感じたけどコレは努力でなんとかなるものではなくその人の色。才能とはちょっと違うかな。
そしてそれを持つのは香澄だけではない。
『ハッピー!ラッキー!スマイル!』
「いえーい!」
「儚い……」
「ふえぇ……!高いよう……!」
「うわわっ!?頭取れる〜!?」
そう言いながら空から颯爽と登場したのは、みんな大好き問題児集団ハロー、ハッピーワールド。
花音さんとミッシェル大丈夫かな。
主にミッシェルの頭的に。めっちゃ抑えてるんだけど飛ばねぇのかな。
あと薫さんめっちゃ顔色悪いけど高い所怖いんかね。無茶すんなよ(小並感)
俺、個人的にここ大好き。色んな意味で1番ロックしてる。主に物理的に。
『みんな行くわよ!新宝島!』
おいその選曲をするのか。
あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^〜ならぬ体が勝手に新宝島ステップを刻み始める。
てかミッシェルのスクラッチ音気持ちよすぎんか?
ミッシェルの存在はほんとにでかいよな。着ぐるみのでかさの問題じゃなくてDJとしてな?他のバンドにはそうそういないDJの存在はほんとに大きいと思う。
俺はDJとか出来ないからよくわかんねぇけどあのスクラッチとかやってみたいもん。かっけぇじゃん。
『まだまだ行くわよ!』
『子猫ちゃん達に素晴らしいステージを見せようじゃないか!』
『『ロメオ』』
こころと薫さんが一瞬でスイッチを入れて曲名をコールすると、楽器隊がフルスロットルで伴奏を開始する。
やべぇ、今の鳥肌ゾクゾクッと来ちまった。こんなかっけぇこと出来るんだな。イメージ変わるわ。
てか薫さん歌うめぇ。
高音とか全然かすれねぇしあんだけ安定できるのにボーカルじゃないってすげぇな。かっけぇ。
こころも器用にハモりとか出来るんだな。普段から勢いだけで歌いきる才能タイプだと思ってたがこんな技術的なことも出来るとは。
てかギャップがすげぇな。
こころの俺とか聞く人が聞けばぶっ倒れるぞ。
『ラスト!世界を笑顔に!キミがいなくちゃっ!』
こころを中心に全員が各パートを担当して歌う。
美咲めちゃくちゃうめぇな。ほんとになんでクマの中に入ってるんだ。
てか寧ろクマの中に入ってあんだけイケボ出せるとかやべぇな。薫さん並だぞマジで。
はぐみと花音さんの声は脳がとろける。メンタルやられてる時に聞けば元気が出そうだな。
ハッピー。ラッキー。スマイル。世界を笑顔に。
ハロハピのライブをしっかり生で見たのは初めてだが噂に違わぬハチャメチャライブだ。
こりゃファン増えるわ。全く!最高にロックじゃねぇか!なんか泣けてくるぜ!
ちなみに最後のアンコールは腕にものを言わせたきらきら星だった。とってもとってもアルティメットだった。
ちなみに聞いてたらなんか泣けてきた。
俺昨日といい泣いてしかいねぇな。やべぇかもしれん。
明日は俺たちの番だ。今からめちゃくちゃ燃えてきた。今日は早めに帰って練習でもするかなー!
過去のお話の書き方が地雷なので、展開は変えずに描写とか加筆修正したいんです。
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今のが好きなので書き直しておk
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昔のが好きなので書き直したらアカン