どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい   作:as☆know

42 / 142
なんの気もなしに体育祭編開幕です。


体育祭&ガチ野球編
体育祭では怪我にだけ気をつけろ


 突然だがここら辺一体の学校では同じ時期に二日間にわたって体育祭が開催される。

 1日目は普通の体育祭。リレーとか騎馬戦とかやるごく普通の体育祭だ

 2日目は野球、サッカー、テニス、バスケの4種目を各2クラスずつ連合を組んでトーナメント式を戦い抜く球技大会のようなものが開催される。

 

 時期は毎年9月下旬から10月上旬のどこか。

 今年は文化祭が3日間に渡って開催される盛大なものだったので体育祭もスケジュールをそれに押され10月上旬になった。

 体育祭のすぐ後にはテストも控えてるので、我々学生にとってここまでの一連の流れはかなりきついものになりそうだ。

 まぁ俺はまだ1年だもんで、全部今年初めての事だからよくわかんね。

 

 

「ちょっとあちぃな」

「マジでケガだけは勘弁だぜ……」

「それな。柔軟だけはやっとこうぜ」

「めんどくっせぇ……」

 

 

 今日の天気は快晴。絶好の運動日和だ。

 10月上旬なのにまだ少し暑い。というか暑い。

 もう10月入ってんだぞお天道さん。もうそろそろガンガン照りつけてないで休んでもええんやで。

 

 色々わんわんやってるクラスメイトと一緒に、入念に柔軟をする。

 まぁ俺もあんまり怪我はしたくないしな。怪我は痛てぇし。

 俺も怪我に強いわけじゃ無いからなぁ……。

 てか準備体操は各自でとか適当にも程があんだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけで今日は体育祭。

 炎天下の下でうちの学校の生徒達は所々てんで散らばり、各々が準備体操をしている。

 

 

「にしてもこんな所でやるんだな……よっと。うちの体育祭って」

「私立でもっ……ここまでしねぇだろ。ふいーっ……体かってぇ……」

 

 

 今俺らがいるのは学校の運動場ではなく、市内にあるかなりデカい、ガチの競技場。

 ほんとにでかい。マジで馬鹿でけぇ。

 うちの体育館とグラウンド合わせても敵わねぇくらいのでかさなんじゃねぇのかなこれ。

 

 にしてもなんでこんな所借りられたんだよ。どっから金出てんだ。

 そもそも、なんでこんなところ借りて体育祭やんだよ、おかしいだろこんなとこ借りる意味ないやんって思ったそこの君。

 俺もそう思った。けど俺はすぐに謎を解いたよ。

 天才かって?違う。

 

 

「マーくんのジャージ姿かっこいい……」

「彩さん顔!顔が不味いことになってます!」

「ごめん麻弥さん。そのアホピンク回収しといてください」

 

 

 こういうことである。

 目の前には体操服姿のふわふわピンク担当。通称アホピンクとパスパレの良心大和麻弥。

 

 そういうことだ。うん。

 どうやら文化祭に続いて体育祭も三校合同でやるらしい。

 知らんかった。なーんか競技場でやるとか言い出した時から、あれ?おかしくね?とは思ってたけど。

 単に俺が話を聞いてなかっただけだな。

 ホームルームとか帰りの会とか、そういう時間の時はイヤホンつけて音楽聴いてるか寝てるかだもんな。

 畜生。今日だけは俺の生活態度を恨む。

 

 そもそも桜ノ宮は共学だけど羽丘と花咲川は女子校だぞ。

 文化祭ならともかく、体育祭まで一緒にやるとか何考えたんだよ先生たちは。

 

 

「今年から三校合同で色々行事を進めるって聞いてたけど、体育祭もやるとはねー☆」

「あの男の人達、体ごつすぎだろ……高校生とは思えねぇ……」

「運動部とこころはマジで人外だぞ」

 

 

 有咲、あの程度でビビってたら話にならねぇぞ。

 うちの高校は公立の癖にスポーツはそこそこ強いからな。野球とかバスケとかサッカー部の下半身とかマジで高校生とは思えん。

 

 こころはマジで頭おかしい。

 あの運動神経はほんとに人外のレベルだ。スーパーマンすぎる。

 世界平和になりそう(小並感)

 あと美咲も大概な運動神経してる。

 はぐみも凄いけどこころはマジでずば抜けてるよな。美咲は体力面とメンタル面が主に凄い(小並感)

 

 ちなみに俺も運動神経はそこそこある方だ。

 この前、ストラックアウトでガチで投げたらギリギリ120出た。クラスメイトにくっそ自慢したけど野球部のやつみんな120以上は余裕で投げてて悲しくなった思い出。

 素人でも120はすごいと思うんだけどなぁ……。まぁ素人と言ってもベースとかギターのせいで腕は結構がっちりしてるんだけど。筋トレも多少してるしな。

 

 

「この前の文化祭、すっごく楽しかったじゃない?だったら!体育祭も大きな場所でみんなでやればいいのよ!」

「やっぱり貴様の仕業か」

「ほんとにうちのこころがすいません……」

 

 

 知ってた(知ってた)

 まぁ、こころが無茶言い出す前からほぼほぼ決定事項だったんだろうけどな。多分。

 俺知らんけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 開会式を済ませると直ぐに客席の一番後ろに1人で陣を取る。

 予めコンビニで買ってきておいたちゃんと冷えている安い緑茶をクイッと喉に通して一息つく。

 ちなみにうちのクラスメイト達は「かわいい女の子探してくる!」とか言ってどっに走り回ってた。馬鹿だな(確信)

 競技でも走るだろうに大丈夫なのかあいつら。

 取り敢えず彩とか蘭とか友希那さんあたりに手を出したやつはぶっ飛ばす。うちの知り合いには手を出させねぇ、マジで。

 

 今回の体育祭では男子3割女子7割(ほぼ男子2割女子8割)の割合のため、男子の出番は激突や体を張った種目の球技が多い。明日になるまでかなり少なめである。

 

 種目内容も男子が出るのは50メートルリレー、騎馬戦、100メートル走、障害物走、借り物競争と、実際かなり少ない。

 女子達が平和に玉入れとか大玉転がししてる間、我々男子は暇なのだ。

 

 今はオープニング直後の女子100メートル走。この後は男子100メートル走になる。

 競技に出る人は、体育祭の始まる1週間ほど前に一人最低一種目、参加したい競技を決めろと言われていた。ちなみにそんときは先生に叩き起されたぞ!今思うとほんとに助かった……。

 俺が出るのは初日が借り物競争。2日目が野球だ。

 種目決めの際はリレーに出るようにめちゃくちゃ言われたけど、勿論全力で阻止した。

 当たり前だろあんなん運動部にでもやらせてろ。

 こちとらただのギタリストとその他いっぱい楽器弾けるくらいしか能がないねんぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あはは!はぐみー!私についてこれるかしら?」

「わー!こころんはやーい!」

「あいつらなんて運動神経してやがる……」

 

 今、ぶっちぎりで笑いながら先頭突っ走ってるのはこころだな。相変わらず化け物並の運動神経してやがる。

 あそこの陸上部見てみろ。

 アニメや漫画みたいにお口パッカーンやぞ。可哀想に。

 あれと比べたらあかんわ。

 打席に入れば大谷、投げれば大谷のスーパーマンだからな。つまり弦巻こころは大谷○平だった……?

 違うな(白目)

 

 そんでちょっと離れたところで走ってるのがはぐみか。言うてはぐみも3位とはかなり距離を離してたな。

 やっぱハロハピってやべーわ(確信)

 それで最後の方にいたのが有咲か。

 あれだよな……うん。デカいのがあると走る時キツイよな。わかるわかる(わかるとは言っていない)

 まぁ……うん。ご愁傷様。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ぐがっ……ぐぅ……」

 

 炎天下の下の客席。

 あれから俺は日差しがジリジリ照りつける客席でじっとすることなんか出来ずに、日陰になってる屋根付きの場所に移動していた。暑いんだもん。しゃーない。

 周りにいるの女子がほとんどだけどな。男もいないことは無いからまぁいいだろう。

 0じゃなけりゃセーフってそれ俺の中で一番言われてるから。

 

 周りにいる女子や男子は馬鹿騒ぎすることなく、他の客席や競技場内で興奮している生徒達とは全く真逆の、静かな雰囲気が漂っている。

 言うならば、他の場所とは違う壁で隔離されてるみたいな感じだ。

 そんな所にいたら自然と睡魔が遅ってくるに決まっている。

 

 

「……ぐぅ」

 

 

 俺は横になってガッツリ寝ていた。せっかくの高校生活初めての体育祭なのに何やってんだ。

 いやでもね?気持ちいいのよ。

 涼しい日陰の下。奥の方で歓声が聞こえる最中、静かな、この雰囲気。

 ちょっと横になったら一気に意識は闇の仲よ。

 いやー気持ちいいね。もう今日はこのまま……。

 

 

「あー!いたー!」

 

「……んぁ?」

 

 

 すっげぇ不機嫌な声が出てしまった。いかんいかん。

 寝起きだと第一声はどうしてもこんな声が出るよな。なんで寝起きの声ってあんなに低いんやろ。

 重い瞼を無理やり開き、完全に横にしていた体を起こす。

 頭がまだ働いてねぇな。再起動までに3秒ほどかかってる。

 頭のエンジンがかかってきた時には、既に声の主はすぐ目の前に来ていた。

 

 

「探したよー?愛斗くん!」

「……なんで香澄が俺の事を探してるんだよ」

「彩先輩も友希那先輩もこころちゃんも蘭ちゃんもみんな探してたよ」

「サンキューおたえ、何となく把握したわ」

 

 

 何故、香澄がここに居るし。

 なんなら香澄だけじゃなくてポピパは全員いる。

 マジで仲良しだなお前ら。

 まぁこういう自由な時間の多い行事のある時に知り合いを探して一緒にいたくなる気持は分からんでもない。

 そういうのって少し話してすぐ別れるもんなんだけどな。

 

 

「……で、俺を見つけてどうする気なんだ」

「……どうするんだっけ?」

「香澄……お前何も覚えてないのかよ……」

「そもそもなんで私たちって愛斗くんのこと探してたんだっけ?」

「いやそれ本人に聞く?おたえちゃんってそんなキャラやっけ?周りに流されてないよね?」

 

 

 おたえって個人的にはもっとクールなイメージあったんだけど意外と天然なんだよな。というか大天然。

 まぁポピパの中の常識人が有咲と沙綾しかいないと言われてる時点でいろいろあれか。

 

 

「じゃあ……取り敢えずみんなのところ行っとく?」

「沙綾、お前そんな簡単に死刑宣告する普通?俺泣いちゃうぜ?」

「あっ……ひまりちゃん?愛斗くん見つかったよ」

 

 

 りみが電話している相手はどうやらひまりのようだ。

 あぁ、俺の気持ちの良い昼寝タイムは今日の分はもう終わりらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「来たわね、愛斗」

「来たわね、愛斗!」

「来ましたよお嬢達。なんの用すか」

 

 

 トラックに降りてポピパに言われるがままついて行くと、いたのは友希那さんとこころのダブルお嬢。

 紗夜さんやリサ姉、はぐみや、美咲もいるな。Roseliaとハロハピ勢揃いか。

 あこは中学生なのにこんなかに入ってもいいのだろうか。まぁ気にしたら終わりだしいいか。

 そこに俺と、俺を連れてきたポピパの面々って感じだな。

 

 うーん、濃い。濃いメンツすぎる。

 彩と蘭はいないんだな。競技にも出てるのかな。

 まぁあいつらがいたらもっと濃くなるからな。

 

 ……なんか今、ふぇぇ……って聞こえたぞ。

 聞こえた方を見てみるとピンクのツインテールが涙目で跳び箱に跨ってこっちを見てた。

 見なかったことにしよう。何かいけないことを想像してしまった気がする。

 煩悩死すべし。キエーッ!

 

 

「愛斗、あなた聞いてる?」

「いや聞いてなかったっす」

「あたしもー……えへへ……」

「お前ら……」

 

 

 有咲がジト目をむけてくる。

 それ俺には効かないけど、フェチのやつにやったらご褒美だからな。気をつけろよ。もっとお願いします。

 

 香澄も聞いてなかったのかよ。なーにやってだ……。

 ……えっ?お前も聞いてなかったろって?

 彩があんなんなってたらしゃーないやん。

 可愛いの権化だったぞ、さっきの彩は。

 そもそも体操着って言うのがまたそそ……ゲフンゲフン!

 そういうことを考えるのは、やめようね!

 やめようね!(迫真)

 

 

「じゃあもう1回言うわよ!今からみんなでライブをするの!」

「……は?」

 

 

 は?

 ライブ?ナニソレオイシイノ?

 

過去のお話の書き方が地雷なので、展開は変えずに描写とか加筆修正したいんです。

  • 今のが好きなので書き直しておk
  • 昔のが好きなので書き直したらアカン
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。