どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい   作:as☆know

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司会進行は絶対にまともな奴にやらせろ

 日時

 10月某日

 

 場所

 参加型演奏用施設『CiRCLE』

 同・特設大会議室

 

 

 そこに集められたのはCiRCLEの常連でもあり、なおかつアマチュアバンド界の新星でもある6つのバンド。

 

 

 

 ギターボーカル戸山香澄が率いるキラキラドキドキをモットーにした女子高生5人組バンド。

 Poppin'Party。

 

 メンバーは星の鼓動を聞いたことがあると常日頃から言っているポピパ屈指のヤベー奴やべーやつ、ギターボーカルのリーダー戸山香澄。

 兎に囲まれし超絶ド天然ギタリストの花園たえ。

 1にも2にも3を越して4にもチョココロネの関西ベーシスト、牛込りみ。

 みんな大好きやまぶきベーカリーの娘さんでもありポピパ内の数少ない常識人でもあるドラマー山吹沙綾。

 実はインドア派なのに香澄のせいで外に引っ張り出されてるポピパのツンデレ巨乳ツインテ突っ込み役という役割を担いまくってるキーボード、市ヶ谷有咲。

 

 以上、5名である。

 いやメンバー内容濃すぎんか?

 これ後5回もやるの?やります。

 

 

 

 クラス分けでぼっちになった蘭を救うべく結成された幼馴染5人組ガールズロックバンド。

 Afterglow。

 

 メンバーは超絶ツンデレアホ赤メッシュのくせにめちゃくちゃギターと歌の上手い圧倒的ぼっちボーカルギターの美竹蘭。

 やまぶきベーカリーの常連にして大概寝てるかパン食ってるかギター弾いてるかのんびりしてるか寝てるかの選択肢しかないほんわか系ギタリスト青葉モカ。

 実はafterglowでのリーダーでもあり胸に男を落し入れる核爆弾を持ちし2代目アホピンクベーシスト、上原ひまり。

 そいやそいやの超絶イケメン姉御肌であり、afterglowのまとめ役でもありあこの姉でもあるドラマーの宇田川巴。

 圧倒的普通の皮を被ったただの大天使、羽沢珈琲店の看板娘、キーボードの羽沢つぐみ。

 

 以上5人である。

 うん、濃い。

 あと蘭はごめん。これしかイメージなかった。

 

 

 

 圧倒的カリスマである湊友希那に惹かれし4人の精鋭で構成された、超本格派バンド。

 Roselia。

 

 メンバーはクールビューティの皮を被った、実は歌うこと以外はポンコツな超絶猫好きボーカル湊友希那。

 同じくクールビューティの皮を被った、実はポテト大好きでめちゃくちゃ可愛いところばっかりのギタリスト氷川紗夜。

 ギャル風の見た目からRoselia内屈指の常識人でまとめ役でもある、妻にしたいギャルランキング不動の1位のベーシスト今井リサ。

 かっこいいを求めた結果何故か厨二病に走った小悪魔(その気持ちすっげぇわかる)、ただの天使にしか見えないドラマー宇田川あこ。

 Roseliaの根本を支えし超絶ゲーマー、地味にその胸には男のロマンを大量に詰め込んだピアニスト、白金燐子。

 

 以上5名である。

 相変わらず濃い。クールビューティってなんだっけ(困惑)

 最近コーチの俺自身Roseliaのイメージが変わりすぎてて困惑しております。

 あの頃のRoseliaの方がいいとは言わないけどちょっとくらい返して(白目)

 

 

 

 ガールズバンド戦国時代の波に乗るべく結成された、アイドルバンド5人組。

 Pastel*Palettes。

 

 メンバーは伝説の初代アホピンクでもあり、完璧な見た目から糞みたいなファッションセンスやあがり症などの弱点を露呈しまくるポンコツボーカル、丸山彩。

 天才的なセンスで全ての物事をほぼほぼ完璧にこなし、歯に衣着せぬド直球発言で何度も精神的に俺を殺してきたギタリスト氷川日菜。

 女子高生とは思えない精神年齢とかしている、芸能界を生き抜いた猛者であるベーシスト、白鷺千聖。

 6バンドの中での2名いるプロ経験者のうちの一人でもある機材にくっそ強いふへへ系ドラマー大和麻弥。

 武士道の魂をもちし真面目で天然なハスキー英国騎士、キーボードの若宮イヴ。

 

 

 以上5名である。

 前の3つに比べたら多少はマシ……マシじゃない?

 今のところ20人全員キャラの濃い奇跡。

 そろそろ紹介している俺もキツくなって来るよ?

 

 

 

 いろんな意味でカリスマしか存在していない弦巻こころによって(いろんな意味で)集められたトンデモ集団。

 ハロー、ハッピーワールド!。

 

 メンバーはやりたいことを言ったら美咲に止められない限りほぼ叶うといういろんな意味で人間とは思えないことをしている、ボーカルの弦巻こころ

 マジで一年中ずっと演劇やってるんじゃないかっていう完全に宝〇に入るべきだった、超絶イケメンギタリスト瀬田薫。

 屈託のない笑顔でこころと共にそこら中に無差別に癒しを振りまく超絶コロッケ娘、ベーシストの北沢はぐみ。

 めちゃくちゃ常識人でいい子なのに超絶方向音痴でふぇぇしてしまうあたりハロハピに染まってしまっているドラマー松原花音。

 見た目は1番やべーやつ、中身は1番常識人なハロハピのまとめ役である熊(ここ重要)

 、DJミッシェル(今日は奥沢美咲)

 

 以上5名である。

 メンバーのやばさだけならマジでダントツでここ。

 次点でポピパである。ほんとに美咲と花音さんが心配すぎる。

 マジあそこで生き抜いてるだけすごいわ。

 

 

 

 CiRCLEの店員である月島まりなの野望によってギターボーカルである俺こと、浅尾愛斗を中心に結成された今回唯一の男性のみで結成されたカバー専門バンド。

 Black history。

 

 メンバーは唯一の現役プロ(仮)にして息を吐くように黒歴史を作りまくるヘタレボーカルギター、浅尾愛斗。

 他のメンバーはこれ以上長くなると身が持たないから、ごめんみんな。

 身内だから許してくれ。

 今度ラーメン奢ったるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな訳でCiRCLEに設置された大会議室に、俺たち含む6つのバンドが集められた。

 てか男って俺らのバンドだけなんだけど。

 俺たちめちゃくちゃ場違いじゃねぇのかなこれ。

 少なくともめちゃくちゃ浮いてるんだけど。

 うちのメンバーも俺自身も他のバンドのヤツらとは面識があったのだけが救いだ。

 これで1人でも女性恐怖症のコミュ障とかいたらやばかったぞ。

 

 

「みんな!今日は集まってくれてありがとう!」

「以前からお話させて頂いたCiRCLE合同ライブですがこの度みなさんの賛同を得ることが出来ましたので、本日第一回目の打ち合わせをさせて頂きたいと思います」

 

 

 司会進行はPoppin'Partyか。というか立案者がこいつらなんだろうな。

 最初の元気な香澄の挨拶はともかく、礼儀正しすぎるりみりんの進行に一同拍手が出る。

 そういう意味で拍手してるのは俺かもしれんが、まぁいいや。

 いやー、でもまさか俺たち以外のバンドがみんなガールズバンドとは思わなかったな。

 なんで香澄は俺たちまで入れたんだろ。ほんとに。謎すぎる。

 

 

「ほら香澄。趣旨の説明」

「はいっ!みんなでキラキラドキドキな楽しいライブが出来ればいいなって思います!」

 

 

「「「「「「……」」」」」」

 

「えぇ……(困惑)」

 

 

 趣旨と説明って知ってるゥ!?

 趣旨も理解すらできないし、てかそもそも感覚的すぎる。天才かよ。

 理解する為の説明にもなってねぇ。

 やっぱこいつらが司会進行はやべーわ。うん、ダメだこりゃ(白目)

 

 

「えっと……具体的、には?」

「具体……的? えっと……キラキラで……夢があって楽しくて……。あっ!私小さい時星の鼓動を聞いたことがあって……!」

 

「あーなるほどなるほど。……つまりなんも決まってねぇな香澄お前」

「あ、アハハ……。次回までにちゃんとまとめておきますので……。 」

 

 

 香澄お前ほんま……。

 紗夜さんの顔みてみろよ。

 長年(半年)Roseliaにいた俺だからわかる。あれは説教する約6秒前くらいの顔だ。

 隣のリサ姉も感づいている。

 

 

「あっそうだ!ライブする順番でも決めましょうか!」

 

「私達は自分の演奏が出来れば順番なんて」

「最後は私たちに決まってるわ」

「すみません……その日は仕事が入ってるので最後にしてもらえると……」

「最後に私たちでドーン!ってリボンのシャワーを打ったらみんな笑顔になれると思うの!」

「俺ら別になんでもいいや」

「最後に全員できらきら星歌いたい!」

「……やっぱりあたし達も最後がいいかな」

「俺ら別になんでもいいや」

 

 

 ま、纏まらねぇ……。

 俺らとafterglow以外の我が強すぎる。いや蘭も最後には流されてるけど。

 afterglowもある意味強いけど、全員が全員トリ希望とかどうなってんだよ。

 あと彩は言いたいセリフナンバーワンが言えてよかったな。

 すっげぇ顔に出てるぞ。むふーっ!ってなってる。

 可愛い。

 

 

「ど、どうしよう沙綾ちゃん……」

「じゃあタイトル!タイトル決めましょう!」

 

 マジで沙綾も大変だな。

 今この空間ってもしかして問題児しかいねぇんじゃねぇのかな。

 特に俺と蘭と彩以外のボーカル陣とか。

 

 

「キラキラパーティ!」

「ありえない。もっと荘厳なものがいいわ」

 

「深淵の闇による狂乱の……えっと……」

「宴……」

「うたげー!」

 

「ミッシェルと愉快な仲間たち!」

「商店街の皆様にご協賛頂いて、ネーミングライツを取るというのはどうでしょう?」

 

「あたし達は自分の音楽ができれば、それでいいから」

「俺ら別になんでもいいや」

「らーん。そればっかだね〜」

「愛斗もお前それさっき俺聞いたんだけど」

 

 

 土井に突っ込まれる。

 しゃーないやん。俺そう言うセンス無いんやから、任せるしかないやん。

 

 

「もう好きなフレーズを出し合ってそこから考えない?」

「フレーズかぁ……可愛いのがいいよね〜」

「可愛いフレーズねぇ……」

 

 

 そこら中から訳の分からない色々方向性がバラバラのフレーズが飛び交いまくる。

 おねーちゃんやらミッシェルやらコロッケやらマーくんやらキラキラやらラーメンやらやら……。

 あーもうめちゃくちゃだよ(白目)

 日菜に至ってはおねーちゃんとるんってどういうことやねん。

 あと俺の名前あげたやつは誰だ。

 彩だな(確信)後でシバキ倒しの刑に処す。

 

 

 バンッ!

 

「「「「「「!」」」」」」

 

「みんな……」

「香澄……」

 

 

 もう完全に収拾がつかなくなってきたところで、会議室に香澄が机を叩く音が響き渡り、場は一気に凍りつく。

 おっ、キレるのか?

 言っとくけどお前も主犯格ってそれ1番言われてるから。キレる場面ではないよな。

 となるとあれか。

 

 

「私、お腹空いたかも!」

「じゃあファミレス行く?」

「いいねー☆」

 

 

 知ってた(知ってた)

 なんならファミレスルートも予想できてた。

 てかリサ姉は悪ノリするのやめーや、本来止める側なのにギャルのノリには乗っとく精神が強すぎる。

 

 総勢29名が大移動する。

 俺帰っていいかな?まぁ帰ろうとしたら彩とリサ姉辺りに引きずられるだけだから結局行くんですけどね。

 部屋の端で会議の様子を見ていたまりなさんが遠い目をしながら口を開く。

 

 

「ねぇ愛斗くん。今日の会議、意味あったのかな!」

「ある訳ねぇだろ」

 

 

 無慈悲に切り倒してファミレスでポテト食った。

過去のお話の書き方が地雷なので、展開は変えずに描写とか加筆修正したいんです。

  • 今のが好きなので書き直しておk
  • 昔のが好きなので書き直したらアカン

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