どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい 作:as☆know
書けなくなったら短編書けばいいじゃないの精神。
そういや全話段落下げしたよ。これで読みやすくなったね!多分!
現在時刻は午前8時過ぎ。正月も過ぎ、休み真っ只中とは言え、実に健康的な時間に起きたものだ。まぁ昨日寝たのが10時くらいだから10時間くらい寝てるんだけどな。化け物かな?
朝ごはんも食べ、少し着いた寝癖を直し、歯を磨く。いつもと変わりない。
休日だからもっとだべってもいいのに、俺がここまでちゃんとした朝を過ごしてるのには理由がある。
というのも、現在俺はある選択を迫られている。
「どっちもめんどくせぇ」
そこそこ物などが散乱し散らかった部屋を見渡しながらため息をつく。
年明け直前から今に至るまでろくな掃除も片付けもしていないんだ。そりゃ汚れるしものもある程度は散乱する。まぁ散乱と言っても度は知れてるが。
年末の恒例行事でもある大掃除。そして年始の実家への帰省。これが本日の大きな二択である。
どちらもめんどくさいがこの時期にやらなきゃいけない事なのでやるしかあるまい。
2日間にかけて夜遅くまでどんちゃん騒ぎした疲れは、10時間ガッツリ寝たおかげで全て回復させた。
何故年明けのあの1日ではなく2日に伸びてんねんそんなんも分からんくなったんかお前?
違う違う。甘いんだよ考えが(イキリオタク)
なんで2日間かと言うと1月1日の午後。つまり初詣を済ませた後、こころの鶴の一声により弦巻邸で大どんちゃん騒ぎの大パーティをしてみんな弦巻邸で寝泊まりしたから2日間も夜遅くまで起きてたんだよ。
勿論、メンバーは初詣の時に揃ったあのメンバー全員だ。あの大人数だったけど普通に入った。
弦巻邸はめちゃくちゃでかかった。正直、なんかの城かと思った。夢の国してた(白目)
正直くっそ楽しかったしこころも相変わらずハチャメチャやったとはいえそれも含めてちゃんと楽しかった。
ただね、こころ。男性を女の子と同じ部屋とベッドで寝かせるのはどうかと思うんだ。
確かにめちゃくちゃでかいベッドだったよ。ほんとに15〜17人くらいは余裕で寝られるベッドだったよ。
『せっかくだしみんなで寝ましょうよ!大きなベッドも何個もあるし狭くなんかないわ!』
とか言ってたけどあそこまででかいとは思ってなかったよ。
俺、蘭、ひまり、つぐみ、紗夜さん、リサ姉、はぐみ、香澄、こころ。これだけの人達が同じベッドで寝ても全く狭くもなんともないもんな。あれベッドっていうか俺の部屋のリビングより全然広いもんな。ちょっとだけショック受けたよ。
ただね?俺ね?そんとき左手を紗夜さんに掴まれて、右手はリサ姉に掴まれて、左足をひまりに掴まれて、何故か顔の真横に蘭の顔があったんだよ? いやー寝れるわけないよね。結局疲れきって寝落ちして爆睡したけど。
起きたら何故か唯一自由だった右足に寝ぼけたはぐみと香澄が引っ付いて、体の上にはこころが乗ってたからマジで身動き取れなかったけどな。つぐみに助けてもらわなかったら危なかった。主に精神的に。理性的に。
みんなベッドは広いのになんでそんなに磁石に引っ付きに来る砂鉄みたいになってたのかマジで分からん。
『どうか!』
「あい、もしもーし」
『もしもし?私私』
「どしたの急に」
『リアクションうっすーい!おかーちゃん悲しいゾ☆』
「うわきつ」
着信がなったスマホを持ち上げながら画面を流し目で見る。電話の相手は俺の母親だった。
相変わらずハイテンションな親である。親父は無事なのだろうか。それだけが心配ってそれ一番言われてるから。まぁあの親父なら大丈夫だろうけど。多分。
『愛斗。もう年末だけどあんたいつこっちに帰ってくるん?』
「あー……」
散らかった室内をもう一度見渡す。
この中途半端な散らかり具合。気分的にはまだまだ正月だしのんびりしてたい気分。
俺の中での選択肢が決まる。
「今日で」
『あんた今決めたでしょ』
「最愛の一人息子が帰ってくるんだからこまけぇことは気にすんなって」
『彼女さん来れるの?』
「そんなもんいねぇ」
『またまたー!母さん知ってるんだk』
電話越しでも声色が上がってテンションが上がったのがわかる。
感情を無にして強制終了してやった。
俺の実家はお隣の県だ。
実家帰省するのに新幹線を使うまでもなく、電車で40分ちょい程度の距離。非常にちょうどいい距離だ。バイクだと流石に遠いしな、ケツも痛くなりそうだし。車なら考えた。
キャリーバッグも家にないのでスマホの充電器や財布や眼鏡やコンタクトなど必要最低限のものだけよく使う小さな肩掛けのポーチのようなバッグに入れて持っていく。
ちゃんとギターケースとテレキャスは背負って持っていくぞ。向こう行っても暇だろうし。ジャズマスターちゃんはちょっとの間だけお休みな。
服とかはまだ実家にあるしな。ちょっとの間だし、これだけ持ってけば十分だろ。
「お土産は適当に駅で買えばいいか」
「スマホの充電器持った?」
「おう。バッチリ」
切符を買って電車に乗り込む。
他の実家帰省組は年末か年明け直後に移動を済ませるのか新幹線を使うのか、理由はよくわかんないが電車の中はそこそこ空いていた。珍しい気がする。普通混んでるだろうしな。
家の最寄りの駅までには大きな駅で乗り換えなければいけない。
これが面倒だ。一本でいけるに越したことはないが、実家の場所の都合上、最寄りの駅までには乗り換えを挟まなきゃいけないんだよな。俺はガッツリ方向音痴って訳でもないんだけど、単純に乗り換えって行為が面倒。俺は電車ではずっと座っていたい(クズ)
最寄まで行けば叔父さんが迎えに来てくれると聞いている。何故叔父さんかって?俺の親父は昼間っから二日酔いで死んでるらしいからだ。叔父さんには昔から可愛がってもらってたから全然いいんだけど親父お前何しとんねん(白目)
「久しぶりだなぁ……」
「実家はなんだかんだ1年近く行ってないしな。夏も顔出さなかったし」
「私はもう5年振りかな。色々と変わってるのかなぁ……」
「そんな変わってはないぞ」
「ほんと?昔の思い出とかそのままだといいよね〜」
「公園とかもそのまんまだしな」
そっかぁ……。彩は小学校以来だから5年振り……。
……ん?彩?なんで?
隣にはごく普通の千聖さんが被るようなオシャレな帽子を被ってごく普通の彩がいつも家に押しかけてくる時に着てくるラフな格好の丸山彩。手元にはキャリーバッグを引きずっている。
いつものド派手な変装はしていない。なんでこういう時に限ってあぁいう格好しないんだよ。違和感無さすぎだわてめぇ。
……ほんとに丸山彩?お前昨日ロケから帰ってきたばっかじゃねぇの?
「……なんでお前いんの?」
「なんでって……うーん、挨拶?」
「えぇ……(困惑)」
まるで自分は当たり前のことしか言ってないと言いたげな顔しかしてない彩の頭を一発しばき倒してやりたいところだが、そんなことよりもこっからどうするかに頭をかかえる。
電車は走り始めてもう15分ほど経過している。ここまで来たら送り返すのもめんどうだぞ……。
「まぁ、あれだ。お前帰れ。事務所には連絡入れるし、実家には2、3日は泊まる予定なんだぞ。お前のお母さんも心配す……」
「お母さんにも良いって言われたから大丈夫!それにお義母さんにはもうお許し貰ってるよ!というかお義母さんから誘われたの!」
「」
あのクソババァ何してくれとんねん!勝手に人の娘さんを実家に誘ってんじゃねぇぞ!確かに親同士の親交自体はずっとあったらしいけどさ!いつか覚えてないけど昔手紙送った時もちゃんと連絡とってたから出来たことだしな。
てか彩のお母さんはいいのかそれで。アイドルになった一人娘を身一つでほっぽり出していいのか。てかお母さんも今までの騒動やらなんやら色々見てるんだろうな。やべぇなんか胃が痛くなってきた。なんでだろ、挨拶する訳でもないのに。
「ん〜!着いたー!」
「着いちまった……」
車から降り、大きく伸びをした彩は何故かやり切ったような清々しい顔をしてる。
なに満足気な顔してるんだよ。こちとらこれからが問題なんだぞ。
迎えに来てくれた叔父さんは彩が来ることを知っていたようでサインだけ貰ってた。叔父さんも彩のことは昔から知ってたからな。昔彩を引きずって虫取りに行った時は叔父さんについて来てもらってたし。
「あんまりここら辺も変わってないね〜」
「ご近所さんがちょっと変わったくらいだしな」
実家を出て1年近く経つが、実家の周りの様子は変わりなかった。
卒業式を終えてすぐ出てったからな。
親との仲が険悪だった訳でもなかったが、元々一人暮らししたいという欲はあった。
勿論深い理由はない。ただ自由にできる一人暮らしに憧れてた。
まぁ蓋を開けてみたら案外やることが多くて面倒だったんだけどな。それでも一人暮らしは楽しい。あっちに行って良かった事も数え切れないくらいあったからな。
「てかどーすんだこれ……とりあえず事務所には連絡……。いや、彩がさっきもうしたとか言ってたか。畜生無能事務所」
「彩ちゃん家の中入ってていいよ。おばさん居るから。愛斗も変な事言ってないで入りや、みんなおるで」
「お邪魔しまーす……」
「オイ」
何しれっと入っとんねん。いやいいけど。別にお前だったら誰も警戒しないだろうしいいんだけど。
「彩ちゃん!久しぶりねぇ!まぁ大きくなって……テレビでもよく見てるわよ!さぁ!上がって上がって!あっ、愛斗もおかえり」
「お久しぶりです!お義母さん!」
「ンマー!お義母さんなんて気が早いわよ!」
「彩に対する態度と実の息子に対する態度がおかしいと思うんだけど」
この2人。昔から仲がいいと言うか気が合うというか、元々雰囲気が似てるところはあったが彩が大きくなってからなんか拍車かかってねぇか?
にしても俺に対する態度が雑すぎる。それが一人息子に対する態度かよ。まぁいいけど。
「あんたァ!いつまでダウンしてんの!そんなことしてる場合じゃないわよォ!」
「うるせぇえええええ!!!!二日酔いの頭に響くんじゃババア!」
「誰がババアだ!私はまだ40代中盤よ!」
「十分ババアじゃボケェ!」
「ンだとゴルァ!てめぇも同い年だろうがァ!」
「いや、ごめん。相変わらずこんなんで」
「ううん!懐かしいなーこの感じ」
玄関で靴を脱いでるとリビングから母親の怒鳴り声が聞こえる。まーた親父がキレられてるのか(クソデカため息)
これが浅尾家の日常だ。だいたいこんな感じで毎日のようにドタバタ騒ぎをしている。少しは老化で大人しくなったかと思えばこのザマだ。
こんなんでも仲が悪い訳では全くないからわからない。どちらかと言うと腐れ縁と言う奴だろう。昔からよくお互いにジャーマンスープレックスとか背負い投げしたりしてたけど昔からこの人達は怪我一つしない。
ほんとにどうなってんだあんたら。あと家の床とかの耐久力を褒めてやりたい。こんな家庭の床をやるのも一苦労だろう。合掌。
昔の彩はこれを聞いて最初こそびびってたもののガチ喧嘩ではなくじゃれ合いというかプロレスみたいなものだと分かるとすぐに慣れた。いいのかそれで。
「畜生あのババァまだ頭が痛てぇって言ってんだろうが……」
「酒に弱いくせに飲みすぎるから悪いんだろ」
「たまにしか飲まないからいいだろ……。てか帰ってきたのか……は?」
親父が俺の隣を見て体を固める、
何だ聞かされてなかったのかよ。まぁ二日酔いで潰れてるって言ってたし仕方ねぇか。
「あ、彩ちゃん……?」
「はいっ!」
「丸山彩ちゃん……?」
「そうです!まん丸お山に彩りを!pastel*Palettes ボーカル担当、丸山彩です!」
「おー、本物だ」
「あっ、叔父さん車庫入れ終わったんだ」
親父が固まってると思ったらドタドタキッチンに走り出してまたうちの母親と怒鳴りあい始めた。
「彩ちゃんが!大きくなった彩ちゃんがウチに来てるんだけど!」
「愛斗の彼女さんが来るって言ってたろうが!」
「あんな大きくなってほんとに……あれがうちのバカ息子の……」
「私ずっと言ってただろ!」
「知るか!二日酔いでそれどころじゃなかったんじゃ!」
「酔いが覚めたならさっさと寿司買ってこいやァ!」
「行ってやるから金よこせババァ!」
いや?怒鳴り合いってか泣いてる?
でも直ぐにいつもの調子に戻ったわ。今日は寿司か〜。寿司なんて久々だなぁ。
「母さん!彩の部屋ってどこー!?」
「とりあえずあんたの部屋に荷物置いときー!」
「わあったー!」
まだ彩の寝泊まりする部屋が片付いてないんだろうな。まぁ話もいきなりだったししゃーない。
「だってさ。大丈夫?」
「うん!マーくんのお部屋かぁ……久しぶりじゃない!?」
「そりゃあな」
人の家だと言うのに間取りを熟知している彩に少し苦笑いする。まぁ昔は毎日のように通ってた時期もあったしな。
とりあえず俺の部屋に変なものが隠してないことだけを祈って、俺は昔懐かしの部屋に足を進めた。
過去のお話の書き方が地雷なので、展開は変えずに描写とか加筆修正したいんです。
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今のが好きなので書き直しておk
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昔のが好きなので書き直したらアカン