どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい   作:as☆know

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お気に入りが見事に停滞して泣きました。ワイです。
久々に二日連続投稿したよ!褒めて褒めて!
Twitterでアンケを取ったらロリ回が1番になったのでRoseliaロリ回です。
例によってTwitterのあのアカウントのが元ネタです。
あのアカウントすこ(すこ)


安直なロリ化はユーザーを尊死させる

 

 

 元気ですかお前らァ!!

 どうもRoseliaのコーチ担当浅尾愛斗です。

 

 今日も来ました!今、僕がいるのはお馴染みの場所であるCiRCLE!

 毎度お世話になってる温泉総合施設に成り果てたこらへんの地域一帯の学生バンドマンの味方CiRCLE!

 温泉総合施設っていつ見てもやべぇな。そのうち慣れると言う事実が怖いわ(遠い目)

 

 今日は珍しくキーボードを弾くぞ!

 なんで珍しくキーボードを弾きたくなったのかはこの曲を聴けばわかる!

 

 

「東京事変ってやっぱり神だわ」

 

 

 そう!今日の課題曲は東京事変の群青日和!

 この曲のキーボードはすげぇんだ!何がすごいのかって言われるとこれが凄い!って言葉が出ないほどすげぇんだ。

 丁寧さも乱雑さも超越した何かがあの人の演奏だと思う。

 ヒ○ズミマサユ機ってやっぱ神だわ。

 東京事変の時はH ZETT M名義だったけど。

 

 

「ってもコピーするだけじゃ違うんだよなぁ……」

 

 

 そう。あの人のピアノはどう頑張っても再現不可能な領域にある。俺自身ギターベースドラムキーボードの中では一番キーボードが下手くそだしな。

 だがその程度で諦めるほどの音楽バカではない。

 

 良くも悪くもあの青っ鼻のスーパーピエロさんは演奏中狂っているのだ。

 まず、ライブでおとなしく普通に座って弾くことなんてそうそう無い。まず大体暴れてる。ピアノに顔を近づけて入り込んだように弾いてる。

 それ以外の時にはその場で立ちながら弾いているか、椅子の上でしゃがみながら弾いているか、椅子の上に乗って立って弾いているか、後ろ向きながら弾いたりしている。

 

 時には椅子の下に潜り込んで片腕だけ出しながら弾いたり、弾きながら飛ぶ。

 本当に飛ぶ。ピアノ弾きながら飛ぶ。

 ギターとかベースを弾く時には全然飛ぶけど、なんなら回しながら飛ぶけどキーボードを弾きながら飛ぶのは流石に訳がわからない。

 なんなんだあの人は訳がわからん(白目)

 

 東京事変の凄いところは入れ替わったメンバーの演奏スタイルがほぼほぼ真逆なことにあるんだよな。

 実際に二期に入ったキーボードの伊澤一葉さんの持ち味はほとんどミスをしない精密機械のようなミスタッチの少なさだ。

 対してヒイズミマサユ機さんの凄さはライブでのアドリブ力、アレンジ力にありミスをミスとは思わせない乱雑かつライブで映える演奏をするのが得意だ、正直あの演奏は真似できる気がしない。

 

 このように伊澤一葉さんとヒイズミマサユ機さんの演奏スタイルは真逆といってもいい。二人ともマジでやばいわ。一生追いつけるせんわ。

 

 おっと、少し東京事変について語り過ぎてしまった。

 あの人たちは本当にすごいからみんな東京事変をすころうね!(ステマ)

 

 

「てな訳で弾くぜ弾くぜ弾くぜえええええええええええ!!!!!」

 

 

 そんな訳で俺が群青日和を活かす為に考えついた弾き方!

 正確に弾く?確かに、でも違う!乱雑に弾く?そうだが違う!

 

 

「ヒャッハァァアアアアアアアア!!!!!」

 

 

 ヒイズミマサユ機さんのようにめちゃくちゃ暴れて狂いながら弾くんだよヒャゥホォオゥイ!

 立つ!椅子の上でしゃがむ!座る!回る!

 ヒャッフゥ!楽すぃいいいいいいい!!!!!

 

 

「闇に飲まれよ!」

「おっはよー☆」

「あっ……今日はキーボードなんですね……!」

「珍しいわね」

「開幕がキーボードは初めてじゃ無いかしら?」

 

「」

 

 

 このあと珍しくテンションの高い燐子さんにめちゃくちゃ詰め寄られた。

 多分、俺が珍しくキーボード弾いてたのが嬉しかったんやろなぁ……。

 可愛い(確信)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな訳で今回も緊急会議よ」

「練習30分しかしてないんですけど」

「各自で自主練してもらってるから問題ないわ」

「いいのかRoselia」

 

 

 例の如く部屋は真っ暗で真ん中だけライトで照らされている。

 いつもの会議スタイルだな。相変わらずの真面目でラスボス風の会議スタイルなのに会議内容は大概おかしいからな。

 最初の革命に関してはまともだったのにどうしてこうなったし。

 

 

「はいはーい!友希那さん!それで今回の題材ってなんなんですかー?」

「いい質問ね。あこ」

 

 

 その質問内容は普通じゃないっすかねって言う返答はあこが可愛かったから引っ込めておこう。

 

 

「今回はRoseliaの略称についてよ」

「「「「略称」」」」

 

 

 そんなことで緊急会議を始めたのかよ(辛辣)

 確かにRoseliaには略称ないけどな。元々四文字なんだからこれ以上短くする必要性なさそうだけど。

 

 

「Roseliaってアフグロやポピパ、パスパレとかハロハピとか黒歴史みたいに略称ないもんね〜」

「Black historyの略称が黒歴史で定着していることに疑問しか覚えない」

「でもそれで定着してるよね〜」

「まりなさん絶対許さん」

 

 

 そもそもBlack historyって名付けたのはまりなさんだからな。

 あの人はマジで俺になんの恨みがあるのだろうか。

 いや、だいぶん助けられた面もあるけどさ。それでも黒歴史量産の裏側の約3割くらいはあの人が一枚噛んでるからな。

 

 

「つまりー……Roseliaにも略称が欲しいってことですか?」

「えぇ。そう言うことよ」

「理由などは?」

「……」

 

 

 友希那さんがピタッと黙る。

 これまたなんも考えてなかったんすか。

 割と最近友希那さんの理解力とかいろんなものがあこより劣ってる気がしてきた。

 

 あこは癒し役でもあるけど最近は辛辣なことも言ったりするからな。

 少しずつ着実に大魔王に近づいて行ってる気がしないでもない。

 大魔王に一歩近づくたびに大天使に5歩近づいてる気がするけどな。

 

 

「Roseliaの存在を認知してもらいやすくするとか?」

「そう言うことよ」

「友希那さん、ポピパとかが羨ましかったんすね」

「煩い」

 

 

 今の煩い可愛過ぎて全然ダメージ食らってないっす友希那さん。

 最初はメンタルブレイクもんだったけどもう慣れたもんである。

 

 

「そんで、例えば例は?」

「ろぜりあ……」

「……ロリ?」

「りんりん!」

「燐子。私ちょっとよくちょっとわからないわ」

「あっ……!」

「燐子さんそれ思いっきり爆弾発言っす……」

 

 

 びっくりした……。

 燐子さんの口からロリって言葉が出てくるとは思わなかった。

 これでまだ『えっ、性的に見てるってことですか……?』とか言い出さないだけマシだったわ。

 なんか言いそうな気がするし。燐子さんのキャラならまず言わないけどなんとなく言いそうな気がするし。

 なんとなくだけど。他意はない。決して。絶対に。

 

 

「でもRoseliaを略すのか〜」

「ロゼとかリア?」

「なーんか違うよねー」

「ロアも違うバンド名にありそうですし……」

「ゼアとかもなんかの神様にいそー……」

「ロリ……」

「紗夜さん、それを言ったらアカン」

 

 

 ヤバイ。薄々感づいてきた。

 Roseliaに無理やり略称をつけようとした場合、何がどうなろうと『ロリ』になってしまうことを。

 

 ……いやいやいやいや。流石にいかんでしょ。

 最近クールビューティなイメージが薄れつつあるRoseliaだが、流石に略称がロリで定着するのは不味すぎる。

 俺達のバンドの略称が黒歴史なのは全然構わんがRoseliaがそれになるのはマズイ。

 

 

「友希那さん。やっぱり略称変えるのは無しの方向に……」

「なにかいったー?」

「……は?」

 

 

 うつむきながら考えていた頭を起こして友希那さんの方を向くとなんか知らない銀髪の女の子がいた。

 ……いやいやいや。えっ、どちらさん?友希那さんは?

 えっ?はい?

 

 

「ゆきなー。けっきょくどうするのー?」

「ろりでいこうかしら」

「わたしもそうおもいます」

「そうですね……」

「まーにい!だっこ!」

「おう。いいぞ」

「わはー!」

 

 

 紫のツインテールちゃんをひょいと持ち上げる。

 かっる。くっそ可愛い。

 

 てかリサ姉とかもどこ言ったんだよ。紗夜さんもいないし。燐子さんもいないな……あこはいるな。ちっこくなってるけど。

 

 ……ん?ちっこくなってる?

 いやいやまさかそんな……。

 

 

「……紗夜さん?」

「なにかしら」

「ちっさくなってね?」

「ろりだしねー☆」

「いまいさんのいうとおりよ」

「ごめん。俺、理解が追いつかねぇわ」

 

 

 あ……ありのまま今起こったことを話すぜ!『俺は今、Roseliaのメンバーと

 会議していたと思っていたらRoseliaのメンバーがロリ化していた』

 な……何を言っているのか、わからねーと思うが俺にも何が起こったのかわからなかった……。

 頭がどうにかなりそうだ……。催眠術とかこころの所の黒服さん達の謎の力とかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ……。

 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……!

 

 ってか今味わってるんだけどな。なにこれ(困惑)

 

 

「えーっと……友希那さん?」

「なにかしら」

「リサ姉?」

「どしたー?」

「紗夜さん?」

「なによ」

「燐子さん?」

「はい……?」

「あこ?」

「はーい!」

 

 

 うん。全員ちっこくなってやがる。

 しかも滑舌とか声の高さがわかりやすく子供っぽくなってる。

 そもそも身長とかガッツリ縮んでるしなんなら普通に顔も童顔になってる。

 童顔紗夜さんくそかわえぇ……。

 

 ちがう!そうじゃない!

 とにかくまずはどうにかしてこのRoseliaを戻さなければ。

 でもどうやってやろう(完全無策)

 

 

「てかロリ化して前の記憶がなくなる的なあるあるはないんですね」

「あたりまえじゃない。わたしたちはろぜりあよ」

「返答になってないっす友希那さん」

 

 

 これなんでもRoseliaって言っとけばいいと思ってる説あるな。全然答えになってないです友希那さん。

 

 てかロリ化する前の記憶があるならなんでそうなったのかわかるんじゃね?

 うっは!こんなこと思いついちゃう俺って天才じゃね!?

 

 

「てかなんでみんなロリ化してるんですか」

「わからないわ」

「マジかよ」

 

 

 ここでポンコツ発揮しないでくださいよ友希那さぁん!

 そんな自信満々なドヤ顔でわからないと切り捨てられると流石にクるものがある。

 

 うーん。どうしたものか。

 このままでは全ライブハウス出禁を喰らうまであるぞ。

 

 

「てか紗夜さんとかリサ姉そんなんで楽器演奏できるの?」

「……てがちいさくてひだりてがろくげんまでとどかないわ」

「でもみぎてのてもとがみやすいね。むねもちっちゃくなったからかな」

「リサ姉、俺がコメントしにくいからやめてクレメンス」

 

 

 やっぱり胸がでかいと手元が見ずらいんだな。紗夜さんはそんなことなさそ……ごめん視線が痛いっす紗夜さん。なんでそんなロリ化してるのにそんな目を出来るんですか。可愛いけど怖いっす紗夜さんほんとにすいません。

 

 てかそんなこと言ってる場合じゃなく普通に支障出てるやんけ!

 真面目にこんなんじゃまともにライブなんか出来やしない。

 しかもこの状態で友希那さん達が帰宅したら帰宅したで大変なことになる。

 親御さん達もそうだが、主に日菜さんと巴が大変なことになる。

 

 

「わたしはなんとか……」

「あこもいすがたかくてばすどらむまであしがとどかないよ!」

「友希那さん。Roselia終わりかけてるっす」

「すぅ……」

「寝とるやんけ……」

 

 

 時刻は3時を過ぎた頃。幼稚園児からしたらおねむの時間だ。

 だとして寝るの早くね?リサ姉とか紗夜さんは普通に起きてんだけど。狸寝入りだったらいくら友希那さんとはいえ許さん。

 

 でも相変わらず美少女の寝顔は可愛い。

 しかも幼女ともなればマジモンの天使だ。

 俺はロリコンじゃないが幼稚園児の無邪気な笑顔の破壊力は十分知っているつもりだ。親戚の子供達がどれだけ可愛いことか。

 

 

「……」

「まなとー。あとでそのしゃしんあたしにもおくって」

「イエッサー」

 

 

 ちっさくなっても友希那さんは友希那さんなようにリサ姉はリサ姉なんだよな。

 

 さて、とりあえず1番硬派な友希那さんが寝たと言うこの状況はもしかしたらチャンスなのかもしれない。

 友希那さん起きてたら多分永遠にRoseliaの略称を決めたいって言ってるからな。あの人ほんとにそこら辺頑固だから。そうじゃないとボーカルなんて勤まらないんだけどな。

 

 

「そんなわけで紗夜さん戻りたいと思わんの?」

「いえ。もどりたいですけど」

「戻れないの?」

「戻れますけど」

「えぇ……(困惑)」

 

 

 目の前の紗夜さんが某干物娘のような容量で当たり前のように大きくなる。

 えっなにそれは(困惑)

 

 

「えっ。他のみんなも戻れるの?」

「戻れますけど……」

「まー兄は出来ないの?」

「(出来)ないです」

 

 

 まとも枠であるあこと燐子さんまで当たり前のようにおっきくなる。

 うせやん。俺か?俺がおかしいんか?(困惑)

 

 

「愛斗君は大きいお姉さんの方が好みなのかな?」

「あっ、リサ姉も変幻自在なんすね。そりゃあ今のリサ姉や紗夜さんの方が好きですよ。ちっちゃいみんなもめっちゃ可愛いけど」

「す、好きって……」

「愛斗はそういうのを簡単に言っちゃうからなぁ〜」

「何がダメなんですか……(困惑)」

 

 

 こんな騒いでる中めちゃくちゃ爆睡している友希那さんはリサ姉に回収され、その日は何事も無かったかのように解散した。

 

 後日、ちっこくなろうとして適当に念じてみたら何故か出来てしまった挙句、戻れなくなって大騒ぎしたのはまた別の日のお話。




読者の方にみわしいばさんの「少年少女好き?」というメーカーでスタジオで突撃される愛斗を作ってもらいました!

【挿絵表示】


それと今まで愛斗くんが作中で弾いてきた楽曲をまとめてみました!
漏れがあったらぶち込むから教えてね!
https://www.youtube.com/playlist?list=PLh150pjOyJta91y-S6vEs9qcnVuTVCt-9

過去のお話の書き方が地雷なので、展開は変えずに描写とか加筆修正したいんです。

  • 今のが好きなので書き直しておk
  • 昔のが好きなので書き直したらアカン

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