どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい   作:as☆know

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お待たせ致しました。短編書いてたら遅くなっちゃった♡

自分が短編書いてる時はだいたい黒歴史の方がスランプに入った時です。
いらない豆知識だね☆


ライブの消費カロリーは多分凄い

 朝。

 7時に起き、朝ご飯を取り、歯を磨く。

 パジャマを脱いで、私服に着替る。

 全ての準備が整うと、前日から準備していた制定バッグを手に持ち、ジャズマスターくんが入ったギターケースを背負って家を出る。

 

 清く正しい男子高校生である俺の平日のルーティンだ。 バイクに乗る男子学生はあんまり多くはないと思うが。まぁ0ではないだろう。

 

 いつもの通学路を外し、颯爽とそこそこと通勤ラッシュしている大通りを走る。

 たまには気分転換だって必要だ。だって人間だもの。みつを。

 

 お察しの人も多いとは思うが、今日はある学生にとっては敵、ある学生にとっては待ちわびた味方でもある始業式の日だ。

 ちなみに俺は始業式のことを敵だと思っている。

 

 駐車場にバイクを置き、バレないように裏口から侵入する。途中でライトグリーンの短髪の女性にバレそうになったが、恐らく彼女の姉である人物が猫と戯れてる写真を一枚ぶん投げる事で無事に撒くことに成功した。

 後でどうやって言い訳しよう。

 

 応接室でメンバーと合流して、担当の先生に案内してもらい、目的の場所に向かう。

 

 

「羽丘のみんなー!元気ですかー!」

 

『イエー!』

 

 

 そう、今日は始業式だ。

 

 羽丘女子学園のだけど。

 

 

 そうです。今日は羽丘女子学園の始業式の日であり、俺が通っている桜ノ宮高校の始業式の日ではない。薄々感づいてる人も何人かいたかな?

 

 

「俺らのこと!知ってるよーって人は3人くらいいるかな?」

「少なくね?」

「Roseliaほど有名やないししゃーない」

「もっと活動せーよって話やけどな」

「新学期の始まり!盛り上がって行こうぜえええ!!!」

 

『わあああああああああああああああああああ!!!!!』

 

「こいつ誤魔化しよったわ」

 

 

 うるせぇ!あんまり活動してないのは事実なんだよ!

 

 羽丘女子学園は進学校なので花咲川や桜ノ宮よりも始業式が早い。

 よって俺達はまだ冬休み中なのだ。普通の高校バンザイ。

 

 じゃあなんで羽丘の始業式に来てるんだって?

 実は羽丘の校長先生が直々に俺に連絡を入れてきてくれたのだ。

『せっかくの始業式。暗い気持ちで初めて貰うよりも君たちの音楽の力を借りて明るく始めさせてあげたい。だから協力して欲しいんだ』って電話越しで言われた時は、この校長先生イケメンすぎんか?とびっくりしたもんだ。俺もこんな大人になりたい。

 

 ギャラも払うと言われてしまったし断る理由なんか全くないので、速攻でメンバーを集めてここに来たという訳だ。

 校長先生の男気に免じてしっかりライブして帰ろう。

 

 幸い機材はめちゃくちゃちゃんと揃っている。

 なんなの?ここら辺一体の学校って軽音楽の機材をしっかり揃える習慣でもあるの?ってくらいしっかり揃えてた。怖い(小並感)

 

 

「今日は『狂乱 Hey Kids!!』『ハッピーウエディング前ソング』『Paradisus-Paradoxum』と豪華三本建てで行きまーす!最後まで!お付き合い!よろしくお願いしまあぁぁぁぁす!!!!」

 

『わあああああああああああああああ!!!!!』

 

「一曲目、狂乱 Hey Kids!!」

 

 

 難しいギターの単音ラッシュを颯爽と弾いて行く。

 スタジオミュージシャンになる以前からギターの正確性に自信はあったが、ガチのマジのプロになってからは更に正確性に磨きが増した気がする。今ならライブで脳漿炸裂ガールもちゃんと弾けるかもな。なんかラジオでも言ってた気がするけど。

 

 ちなみに今回のライブは完全にドッキリだ。羽丘のみんなのノリが良くて助かった。

 誰もノらないでお通夜になる可能性もあったからな。バンドマンとしてはライブで客が地蔵な事態はマジで考えたくもない。泣く。

 

 

「キャー!マーくんかっこいー!」

「新庄くんこっち向いてー!」

「柳田飛んでー!」

 

 

 あぁ……俺たちにもファンが少しずつ付いてきたんやなって……。柳田だけ飛んでと言われてるのは笑う。

 

 だいたいBlack historyで飛んでるのは俺か柳田か新庄だからな。1回ヘッドホンマイクにして、ライブしてみたらマジで曲弾いてる時の7割型動いてたからな。

 さすがに不味いと思ってマイクは固定式にした。残当。

 

 Roseliaやafterglowには及ばないとは言え、俺たちにもかなりファンが増えてきた。しかも女の子の黄色い声援とか嬉しいね。後で紗夜さんと彩が怖い。

 よし、リサ姉に泣きつくか(諦め)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ始業式とサプライズライブも無事に済ませたということで……カンパーイ!」

 

「「「「「「カンパーイ!」」」」」」

 

 

 定休日の羽沢珈琲店には見慣れた人達が季節のケーキを真ん中に囲んで、皆が好きなドリンクを片手に談笑している。

 

 サプライズをしてくれたお礼とかを兼ねてリサ姉たち先輩組が即席の打ち上げを設定してくれたのだ。マジありがてぇ。

 メンバーは羽丘女子学園に通っている知り合いの人たちとBlack historyのメンバー。各々が思い思いやりたいように過ごしている。

 

 

「ハハハハッ! 全く、子猫ちゃん達の可愛さには困ってしまうな……」

「アハハ! やっべー! モテ男みたいじゃーん!」

 

「きゃー! 薫様ー!」

「ぜってぇ薫さん効果だけどな。うちのバンドから彼女持ちとかモテ男は絶対に出させないから、絶対」

「言っとくけどお前が第一候補だからな。二度と絶対と使うな」

「絶対使わん」

「オイゴラ」

 

 

 やーん柳田くんこわーい。もう目から殺気が溢れてるよね、なんならその目だけで人一人殺せそうだよな。見た目がヤンキーなんだから勘弁してクレメンス。

 こわいなー、とづまりすとこ。

 

 薫さんと新庄はさっきからマジであそこでなにしてんねやろ。なんかずっと演劇みたいなのしてるんやけど。新庄の奴は多分なんも理解してないからノリだけで対応してる臭いし。

 というかあれは完全に自分に酔ってんな?

 

 さっきからお互いが地味になんかずれてるからな、そもそもあの謎の演劇みたいなのはなんなんだろう。ひまりはなんか目をハートにして薫さんのことを見てるけど俺にはよく分からない。

 なんなんだあの劇みたいなのは。

 なんで新庄は何にも理解してなさそうなのについていけてるんだ。

 あれが天才肌ってやつか。違うな、ただの変態だな。違う、変人だな。俺には一生理解できないししたくないのかもしれん。てか確実に理解したくない。

 

 

「ライブお疲れ〜、楽しかったよ☆」

「あっ、リサ姉。楽しんで頂けて何よりっす」

 

 

 右肩を誰かにトントン叩かれたので振り向いてみると、そこには茶髪の超絶美少女がいた。

 リサ姉の口って猫というかあひる口というかそんな感じで可愛いよな。A○B48にもそんな感じの口元を売りにしてるメンバーの方がいた気がする。あの人も普通に可愛かったよなぁ……。

 

 A○B48とかも知ってるメンバーが大分減ってきたよなぁ。時代の流れというかなんというか……アイドルだから仕方ないところはあるんだろうけど、それでもにわかなりに知ってる人が減ってきたりいなくなったりして行くのは悲しいものがある。

 時代は移り変わるってはっきりわかんだね。こういうのを見ていると時代においていかれてるような気がして悲しくなる。

 みんなアップデートは必要なんやなって……。俺も時代にはおいていかれないようにしないといけないんやなって……。

 

 リサ姉からの労いの言葉を受け止めつつ、グラスをカランと合わせる。

 

 

「また歌上手くなったんじゃないの?」

「いや……これでも結構ブランクあったんすよ……」

「と言ってもさ、愛斗って毎回ブランク空けてるみたいなものじゃん☆」

 

 

 確かに、言われてみれば。

 

 俺は本職ボーカルではなく、本職はギタリスト。またはベーシスト。またはドラマー。またはピアニストorキーボードなのだ。

 実はブランクも何も普段から歌を歌ってる訳では無い。ギターは弾くけど。

 

 最近上の風呂場でボイトレは初めて見たものの、ボーカルに関してはプロレベルでもなんでもない、ただの高校生レベルだ。流石に普通の高校生よりかは歌は上手いだろうけど。

 ちなみにボイトレというのはYou〇ubeで5分で調べたやつだ。実際効果は出そうだから続けている。

 

 俺のボーカルとしての評価ってどうなんだろうな。

 一応、You〇ubeでの動画の評価は普通に高い。ただアレは多少MIX重ねてるしなぁ。

 ピッチ補正とかは殆どやってないけど多少MIXを入れてることでライブでの感じ方とは多少なりでも変わってきてしまう。

 まぁ動画の方では、なるべく俺は加工をガンガン決めた声よりも、普通にクリアな素の音声に近い声が好きだからあんまり加工してないんだけどね。

 それでも全部がそのまま伝わる訳では無いから難しいところだ。

 

 

「そんなに良くなってたっすかね?」

「うん、うん。昔から音域は広いと思ってたけど、肺活量とかかなり改善されたよね〜。声量とかかなり上がってきたんじゃない?」

「まぁ、体力とかついてきましたしね」

 

 

 なんやろ。ちょっと遠い目になる。

 最近少し疲れやすくなったとは思うことがほんの少しだけ増えてきたが、それを補うように体力がかなりついてきた。まぁ、あんだけオーバーワークしてたら多少は体力つくよな。

 余裕が無いわけでは全然ないんだけどな。事務所側もかなり気を使ってくれてるし。

 

 ただ個人的にコーチする為に飛び回ってるし(ほとんどCiRCLE)、そういう意味ではかなりリア充している。毎日が充実して

 いるとめちゃくちゃ楽しいけどな。野球部とか入ってるやつの方が自由ないだろうし。

 それに比べたら可愛いものだしなんなら自由も沢山あるけど、普通の高校生として連勤とかあると普通に疲れる。まぁ連勤なんてほとんどないんだけど。

 

 

「友希那も褒めてたよ〜。『愛斗も上達してきたわね』って!」

「ちょ……リサっ……!」

「はえ〜」

 

 

 いきなりの流れ弾に近くでケーキを頬張っていた友希那さんがやられる。

 ビクッてなったのめっちゃ可愛かったな。顔を真っ赤にして訂正してくるのも可愛い。

 

 友希那さんわかるよその気持ち。俺は大丈夫だけど、その本人の前でストレートに褒めるのって照れるもんね。

 友希那さんはキャラ的にもそんなんじゃないから余計に照れるんだよね。

 大丈夫だよ友希那さん。くっそかわいいからオールオッケーだ。

 

 

「ま、まぁそうね……。実際にかなり成長してきてるとは思うわよ。バンドの完成度としてもかなり上がってきてるんじゃないかしら」

「Roseliaの友希那さんに言われるとは光栄ですよ」

 

 

 微笑みながら余裕ありげに言うのがマジですげぇわ。

 これが頂点に狂い咲くと言われるRoseliaのボーカルですよ。これくらいのメンタルや心意気がなければあんなこと言わないわな。人間として尊敬するわ、ポンコツ部分を除いて。

 

 

「あの場に紗夜がいたらもっと熱くなってたかもね〜。紗夜がいなかったことに感謝しときなよ〜」

「あの場に紗夜さんがいたら今ごろめちゃくちゃ強者のプレッシャーかけられますよ……」

「おねーちゃんにはライブの動画送っといたよ!」

「もう(逃げ道)ないじゃん」

 

 

 この天然るんるん娘何してくれとんねん。

 後日、めちゃくちゃ紗夜さんにプレッシャーかけられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜、相変わらず凄かったな〜!お前らのライブ!」

「新庄くんまた飛んでたよね……」

「あいつはだいたい一回のライブにつき必ず一回は飛ぶからな。意味がわからん」

「あんたリーダーなんでしょ……」

 

 

 リーダーって言っても形式上だしなぁ。

 Black historyをまとめてるのって大概俺か柳田だし。

 まぁ面倒ごとは全部柳田にぶん投げてるんだけど。なんだかんだ言って色々やってくれる柳田マジ天使。男だけど。

 

 それに新庄のことを理解しろって言うのには無理がある。何故かって?

 簡単に例えよう。

 みんなはこころや香澄の考えていることが理解出来るのか?無理だろ?そういうことや。あいつもそっちの方の人種だからな。あの超人達の思考を理解するとか絶対俺たち常人には無理ぽ。

 

 

「でもやっぱりみんな上手いよね。つぐも今度教えてもらったら?」

「私!? な、何を?」

「あの飛びながら弾くやつ!」

「む、無理だよ〜!」

「つぐは技術的な面もかなり成長してるし大きくテコ入れするならそこしか無いもんな……」

「じゃあ、後ろ向きながら弾こ〜」

「あの……二人とも……? 普通に弾きたいんだけど……」

「つぐみはいつも通りやればいいと思うけど」

「今回は蘭に完全同意する」

 

 

 つぐがイメチェンは考えられないからな。

 なんかだいぶん前にいきなりつぐがパンクになったりアイドルになったりしてた気がするけど、あれはつぐにとってもきっと黒歴史だろう。俺以外にも黒歴史を操る者がいたとはな……。末恐ろしい……。

 まぁつぐは絶対そんなことにならないんだろうけどな。俺も絶対に阻止するし。

 絶対につぐだけはRoseliaのようにさせない。Roseliaの二の舞にはさせない。

 

 

「蘭はなんか思わなかったの〜?」

「まぁ、悪くなかったと思うよ」

「すげー目をキラキラ輝かせてたけどな」

「楽しそうだったよね!」

「ちょっ!?」

「即刻バラされる蘭ちゃんかわゆす」

 

 

 友希那さんもそうだけどボーカルって色々バラされる運命にあるのだろうか。合掌。

 まぁ俺もめちゃくちゃ暴露されてきたからな。ボーカルは辛いよ。

 

 

「蘭も飛びながら弾いてみたら?」

「でも俺ってちゃんとボーカルする時はそんなに飛んでないけどな」

「まぁ、マイクスタンドが固定されてますからな〜」

「じゃあ、モカが飛べばいいんじゃないか?」

「モカちゃんはひーちゃんと違ってそこまでカロリー消費しなくてもいいですしな〜」

「モカ! 今しれっとディスったでしょ!?」

「ワンチャンあるぞ。ライブ暴れダイエット。実際俺も食べるほうだけどあんまり太らんし」

「……えっ?」

 

 

 これはガチだ。まぁ俺はちょっと筋トレもしてるしボーカルしてるから腹筋にも筋肉がちょこちょこある。実はちょっとだけ腹筋割れてるんだぜ。友希那さんは確かお腹ぷにぷにだったけど。可愛い(可愛い)

 筋肉の付きやすい男性のボーカルは結構腹筋が割れているのかもしれない。

 

 

「……やってみようかな。ライブ暴れダイエット」

「「「「えっ」」」」

 

 

 

 

 

 後日、afterglowのライブではぷにぷにピンクのベーシストがめちゃくちゃ暴れまくり、大きな桃が揺れていた、可愛い、カービィみたい、と散々な評価が下されていた。

 実際にモカから送られてきたライブ映像を見たらめちゃくちゃ揺れていた。あれは男が見たらあかんわ(確信)

 

 ちなみに結論から言うとあんまり痩せてなかったらしい。カロリーは消費しただろうけどライブ中は水飲むからね、仕方ないね。

 ちなみに俺は結論を知っていた。夕闇が検証してたからな、残当。

過去のお話の書き方が地雷なので、展開は変えずに描写とか加筆修正したいんです。

  • 今のが好きなので書き直しておk
  • 昔のが好きなので書き直したらアカン
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