どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい   作:as☆know

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なんも考えずにオリジナルの短編書いたけど鬼みたいに伸びてなくてリアル黒歴史になっています。やったぜ☆
あと最近デレステの引き運がクソ過ぎて枕で涙を濡らしています。


スタンドプレーはバンドのバランスを崩すから程々に

 1月の中旬になっても外はまだ寒い。あたりまえ体操。右足を出して左足出すと歩けるのと全く同じだ。

 あれって慣れたから滑るようになったけど今となっては普通に面白いよな。PPAPよりかは確実に意味不明な単語ではないはず。てか一発屋はマジでどのタイミングで消えてくねん、生き残っていく一発屋とか全然見ねぇゾ。

 

 

「はいメテオォ! HAHAHA! 俺は天才だz……あっ、ゾロった」

 

 

 そんなクソみたいに寒い外に出る理由もないので俺は家で一人ゲームに没頭しております。寂しくなんかないもん、楽しいもん。一人で叫んでても虚しくならないもん。

 下手なこと言うと前回みたいになるからな。あれは良かったけど大黒歴史になったから自粛しておこう。てかあれ以降リサ姉の顔を見れない恥ずかしい乙女になる。

 

 俺だって四六時中家にいる間ずっとギターやベースを握ってる訳では無いのよ?

 特にギターとか触らない時は大体YouTubeで東海オン〇アとかきまぐ〇クックとか夕〇に誘いし漆黒の天使達とかガー〇ィレコードとか見るか、もしくは新しい曲を開拓してるか、もしくはスマブラとかモンハンをしている。あとはたまに漫画の新刊買って読んだりもしてるな。

 俺って実は結構ゲーム好きだからな。ゲームが嫌いな人は少ないとは思うんだけど。

 

 ちなみにゲームはそこまで上手くはない。クラス内なら1.2を争うレベルだがネットの海に出た瞬間フルボッコにされる。スマブラで読みってなんだよ。瞬発と感でスマッシュブッパしてガン攻めするゲームじゃねーのかよ。

 ちなみに一番得意なのはメテオでも復帰阻止でもなく引きスマです。コツはこっちに突っ込んでくる彩にカウンター食らわせる感覚と、こっちに殺意を剥き出しにして殴り掛かる体制を整えようとする蘭から瞬時に距離を取る感覚の両方をイメージしましょう。さすれば簡単です。うん、簡単だね(遠い目)

 

 

「ヒャッハァ!マリオのメテオ性能とスマッシュ性能の高さは世界一!」

「凄いわ! あなたゲームも上手かったのね!」

「ぐへへ、それほどでも〜」

 

 

 最後はダッシュ上スマでフィニッシュ。

 なんとなくだけどあんまり上方向のバーストは見ない気がする。俺が普段使ってるキャラに剣士が多いからのだろうか。まあま俺が上への撃墜下手くそなだけだな(確信)

 にしても真上にヘッドバットでぶっ飛ばされるブラックピットくんはどんな心境をしているのだろうか。ヘッドバットて。

 

 いや〜、それにしても褒められると照れるでごわすなぁ! げへへへ!

 ……ん? 俺ん家って今誰かいたっけ?

 

 

「あら? 続きはもうしないのかしら?」

 

 

 椅子はそのままに首を思いっきり反時計回りにぐるりと回す。いきなり首を回したら首を痛める可能性があるからみんなはやめようね! お兄さんとの約束だぞ!

 

 首を回すと真ん前の超至近距離に金色の瞳と整った綺麗な小さいお顔が。そのお顔のご主人は弦巻亭のこころさん。お嬢って呼んだり呼ばなかったりしている。

 さてはおめー俺の左肩のすぐ上に顔を置いてたな。重力は感じなかったから実際に置いてはないんだろうけど。

 

 それでだ。えっ、なんでいんの?(結論)

 

 

「すごーい! ギターとベースがいっぱいだー!」

「しっかりと整えてあるじゃないか……。一人暮らしだと聞いてはいたが大した物だね……」

「なんでみんないんの」

「ご、ごめんね……?」

「ごめん愛斗。あたしでは例の如くどうにも出来なかったよ」

「全員おるやん(絶望)」

 

 

 全員いたわ(白目) 気がつきゃ俺の家にハロハピが全員集合していた。何を言ってるのかわからねーと思うが以下略。

 

 俺のギター置き場に置いてあるアコギやらギターやらベースやら見て目をキラキラ輝かせるはぐみ。可愛い。

 割かししっかりと整えてある部屋を見て何かを納得してる薫さん。絵になる。

 申し訳なさそうな顔をしている花音さん。可愛い。

 もはや全てを悟り切り、疲れ切った顔をしている美咲。ご愁傷さま。

 うーんこの十人十色具合。やっぱりハロハピは個性派だね!(白目)

 

 

「……こころ? なんでここにいるのかな?」

「ねぇ愛斗! あたしいい事考えたの!」

「おうそうかこころ。ところでな、ここ俺ん家なんだけど」

「最近みんなで会う機会が少ないとは思わないかしら?」

「うん確かにな。そいでどうやってここに入ったんだこころ?」

「そうでしょう! だからまたみんなで集まって練習しましょう!」

「どうしようこの子話聞いてくれない」

 

 

 目の前で輝く満面の笑みと、後ろに見える疲れ切った美咲の顔との高低差で耳キーンなりそうや。

 まぁあれだな。ハロハピだしもういいや(思考停止丸投げ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぁ第一回! ギタリスト大強化合宿〜!!!」

 

「「「「わー!!!」」」」

 

「ねぇ、これってあたし達も含まれるの」

「そらそうよ」

 

 

 そんな訳でみんな大好き温泉総合施設CiRCLEに集められたのはみんな大好きいつもの6バンドのギターを弾く人達、通称ギタリストの方々。

 ポピパとアフグロと黒歴史からはボーカル兼ギタリストも含めて二人ずつ、Roseliaとパスパレとハロハピから一人ずつの9人がメンバーだ。

 

 まぁギタリスト大合宿とは名ばかりのただお互いに教え合おうよ〜の会である。

 そして俺は普段からコーチをしているので主にコーチ役に徹するまとめ役的な立ち回りらしい。まとめ役というかほぼほぼ講師みたいな感じになるんだろうけど。

 まぁそこらへんは任せてほしい。一応こんなんでも一年近くコーチ的なことをやってきたからな。教える事に関してはそれなりに自信はある。まぁ全部自己流だから話にはならないんだけどね。

 というかハロハピ以外は全員俺の自己流の技術を仕込まれてるんだよな。そう思うとなんか不思議な気分になる。言っとくけど変態ではないからな。決して。

 

 今思ったけどそんなわけでとか言っていきなりCiRCLEまでぶっ飛ばしたけどついてこれてんのかな。

 説明しよう!この前自宅に突撃してきたこころの提案でまたまた合同練習をすることになったんだゾ! 前回は確か俺がなんか……あれ? 何したんだっけ。うっ、頭が……。

 

 

「そんなわけで皆さんアンプは繋ぎましたか?」

 

「「「「「はーい!」」」」」

 

「じゃあみんな先生の真似をしてね!」

 

「「「「「はーい!」」」」」

 

「なにこのノリ」

「儚い……」

「愛斗さん。完全に舞い上がってますね」

「あいつはほっといたらあぁなるからな」

 

 

 あそこのクール組は無視しておこう。4人の寒い目線が心臓に突き刺さる。やめて、痛い子を見る目で俺のことを見ないでクレメンス。ギタリストの集まりにおける紗夜さんと蘭の視線はめちゃくちゃきついからね。それは俺の今までのいろんなアレが証明してるってそれ一番言われてるから。

 

 

「まずはカッティングでーす! 手首を柔らかく使いましょー!」

 

「「「「「「はーい!」」」」」」

 

「これくらいなら出来るよ」

「まぁ基礎中の基礎と言えばそうですからね」

 

「慣れてみたら早くやってみましょ〜」

 

「せんせー! 手首取れちゃうよ!」

 

 

 流石に高速カッティングは慣れないと死ぬからな。まともに引くことすら困難だ。

 

 ある程度レベルの高いギタリストならカッティングは必須と言っても過言ではないし、カッティングはギタリストなら誰でも出来るようにならないとな。

 ポルカドットスティングレイとかの楽曲を弾く時なんかこれが出来ないと終わりだ。普通のカッティングが出来てもサビで永遠とあの高速カッティング出来ないとポルカは弾けないんだけど。ハルシくんほんますこすこ。

 

 

「それでは早弾き行きましょー! 先生のをマネしてくださいねー!」

 

「「「「「「はーい!」」」」」」

 

「行きますよー」

 

 

 4〜6弦に狙いを定め、左指先だけな意識を集中させる。

 あとはこう、うおおおおおおおおおお!!!ってやる。はい、出来た(脳死)

 

 

「まぁこんな感じです」

 

「なんであいつ平気な顔してるの……」

「おねーちゃん! あたしこれ得意だよー!」

「私は苦手な部類よこれ……」

 

「ここで高速タッピングとかしても面白いですね。例えばこんな感じで」

 

 

 声に出しながら早弾きからすっとタッピングに移行する。リプTO〇Eさんコピーしたら鍛えられた。

 こういうのってあるあるなんだけどゲームとかでもある程度のところ行くと自分でもどうやってるのか分からなくなるんだよな。なんで指が動くの?と言われましても動くんだからわかんないの(白目)

 

 

「せんせー!? どうなってるかわかんないよそれ!」

「モカちゃんはそういうの使わないからセーフですな〜」

「アフグロの楽曲の方向なら割と使うかもしれないゾ〜」

「私、タッピングは得意だからこれはできるかな」

「おたえすごーい!」

 

「それじゃあ次行ってみよー!」

 

 

 エフェクターのスイッチを入れてギターを思いっきりスライドさせ、高速で右手を動かす。俗に言うとも〇ちさんがよくやるあれである。マジでかっけぇ。ライブでやるとくそ盛り上がる。

 

 

「はいこれね。みんなやってみよー!」

 

「せんせー! そんなに早く右手が動きませーん!」

「なんで……っ、そんなに早く動くのさっ!」

 

 

 香澄と蘭から文句が早速壁にぶち当たってるようだ。一応こんなんでもプロだからな。簡単にやられたら困るというものだ。

 そんなわけでもう少しだけ難易度を上げてみる。

 

 

「ここで早弾きからのタッピング移項して、そこからまあ早弾きして最後に思いっきり音を歪めるとかっこいいですよね〜」

 

「簡単に言ってやってますけどそれ凄い高度なことしてますよね……」

「(右手が)儚い……」

「あたし手元がよく見えないんだけど……」

 

 

 まぁこう言うテクニックは全てYou〇ubeで学んだやつだからな。俺の1番の強みは早弾きとかしてもほとんどミスしない正確性だし。自分で言うのもなんだけどな。

 そんな訳でギターレッスン編はこれにて終了だな。終わった瞬間何故か蘭と柳田からシバかれたけどまぁそれ以外に関しては平和だったぜ!(平和とは言っていない)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぁ第一回! ベーシスト大強化合宿〜!!!」

 

「「「「わー!」」」」

 

「こっちでもこういうテンションなのね」

「あいつ疲れへんのやろか」

 

 

 流石に疲れるに決まってるだろ。意外とギター弾くのって疲れるんだぞ。特に俺は動きながら弾くタイプだし。動きながら弾かなきゃいいだろ? バカ言え、動かなかったら死んじゃうだろうが!(?)

 

 それはともかく、流石にドラムとキーボードも見るのは時間的にきついものがあるな。

 だがしかしそこは天才愛斗くんだ。こうなることもしっかり予測して、ちゃんと事前にドラムのコーチを麻弥さんに、キーボードのコーチは燐子さんにやってもらう事になっている。

 

 二人とも実力的には俺とそう大差ないから大丈夫だろう。ギターとベースに関しては実力で俺の右に出るものはいないんだけど(イキリト)、ドラムとキーボードに関してはそうもいかないからな。

 ドラムの麻弥さんは元々ドラム一本でスタジオミュージシャンにまでなったガチのドラマーだ。しかも俺が感覚的なものでドラムをしているのに対し、麻弥さんはかなり論理的なものを持っているのでまさにコーチ向きだ。麻弥さんマジハイスペック。

 キーボードの燐子さんに関しては元々有名なコンクールでの入賞経験があるだけあってかなり実力が高い、それに俺ってあんまりキーボード得意じゃないしな。なんなら楽器の中で一番下手くそなのはキーボードだし、燐子さんは適任だろ。

 

 それに麻弥さんって意外とコミュ力あるしな。さっきも言った通りかなり論理的でデータにも強いし、教えるのも得意そうだ。それにコミュ力的な観点でもこのメンツなら知らない人はいないだろうし、安心である。

 ……あっ、燐子さん? あの人はまぁ……うん、なんとかなるんじゃないかな☆(ぶん投げ)

 

 

「そんなわけでここではベースについて教えていくゾ☆」

 

「「「「はーい!!!」」」」

 

「なんでみんなあんなに元気なのかしら」

「リサさんはまとも枠ちゃうんか……」

「こういうのってノっておかなきゃ損でしょ☆」

 

 

 リサ姉に関しては無駄だぞ。この人は肝心なときにアカン方のノリに乗っかって結局そのままノーブレーキで突っ走ってとんでもない事になることが今までに何度かあったからな。気になる人は『天才と馬鹿は紙一重』『癒しは度を過ぎると人をぶっ壊す』『安直なロリ化はユーザーを尊死させる』を参照な! 俺、誰に向かって言ってるんだろう。疲れてんのかな(白目)

 

 

「ベースで一番大事なのはリズムを崩さない、リズムキープを大事にすることです。クリック音とドラムがなくてもしっかり一定のリズムをキープできるようになるのを最終目標にしっかりと頑張りましょう」

 

「「「「はーい!」」」」

 

「これができればライブでも走らない、しっかりと安定したバンドに一人欲しいベーシストが完成しますからね〜」

 

「すごいまともね。喋り方が若干気持ち悪いけれど」

「すっげぇまともなこと言ってんな。喋り方きっしょいけど」

 

 

 当たり前だろ。お前ら俺のことをなんだと思っていやがるんだ。こんなんでも一応プロって114514回言われてるから。

 あと喋り方キモいってのは触れるな。普段と違う話し方をしているから自覚自体はしてるんだよ一応。

 

 まぁでも、これくらいならちゃんとみんな出来てるみたいだな。

 ベースはどうしてもリズムが走りがちになるから少し意識は遅いくらいでもちょうど良かったりするのだが、見た感じみんなちゃんと出来てる。流石はガールズバンドの中でもかなりレベルが高い部類に位置しているバンドに所属しているベーシスト達だ。

 特に気になるのがはぐみだな。はぐみも元々ギタリストだったとはいえ、ちゃんとベースも弾けるんだなってことが再認識できた。こういう基礎的なところはライブでは少しわかりにくかったりするし。俺の目が節穴なんだけど。

 ベースからギターに行ったり、ギターからベースに行ったりするのは比較的簡単とは言え、はぐみの普段の様子から器用そうなのは見て取れないから少し意外だった。可愛いし正義だ。

 

 

「それではそれも踏まえた上でスラップなども組み込んで見ましょう。ピック弾きの人はスラップできないとかいろいろネットには書いてありますが、アレ大体嘘です」

 

「まぁ嘘ではないやろ」

 

「嘘です」

 

「突っ切るんやなお前な」

 

「根性でピックを右手で握るように掴んでスラップしてから再度握り変えたり、中指と薬指で挟み込んだり、ベースソロだったりで少し余裕があるときは口でピックを挟んでおくのも一つの方法です」

 

「まぁ実際いけるしな」

「あら、本当にできるのね」

「練習必須やし普通に落とすこともあるんやけどな、指弾きもできるようになるのが最適解やで。女の子は指荒れするから出来るだけピック弾きの方がええと思うけど」

 

 

 それでも曲の性質上、音の粒がバチバチに揃ったピック弾きを優先したいってことも少なからずあるしな。ピック弾きでスラップっぽい音を出すこともできるけど、所詮それっぽい音だしな。人間案外練習と根性でどうにかなることもあるのだ。人間って凄い(脳死)

 

 

「それでスラップを組み込み始めたら今度は逆にスラップだけで曲を弾いてみましょう」

 

「せんせー、手が見えないよー」

 

「指弾きの人はスリーフィンガーで速弾きしたり、三連プルを多用してみたりしてもいいかもですね〜」

 

「愛斗君の手どうなってるのかしら……」

「私見えないんだけど……」

「ひまりちゃん、私も見えないよ……」

 

「フハハハハハハハハハ!!! 俺TUEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!」

 

「あんな感じのスタンドプレイを多用し過ぎると、バンドで浮いたりして全体のバランスが崩れてまうからみんなは真似したらアカンで!」

 

 

 この後千聖さんからめちゃくちゃにこやかに静かにお説教された。

 ちなみに一切触れていなかったボーカルズはひたすら混沌としていた。触れなくて良かった(確信)

過去のお話の書き方が地雷なので、展開は変えずに描写とか加筆修正したいんです。

  • 今のが好きなので書き直しておk
  • 昔のが好きなので書き直したらアカン

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