どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい 作:as☆know
しかもメタ要素が入っています。メタ要素が入っています(大事なk)
男子高校生のむさくるしくて馬鹿なノリをやりたかったの。
反省はしている。後悔もしている。なんならお気に入り減りそうだから後悔しかしてない。てかなんだこのサブタイトル。
今日も来ましたCiRCLE。だがしかし今日のメンツは一味違うぜ。見るも無残に男、男、男。うーん、むさ苦しい。いつも美少女がいる美しくていい匂いがする空間にいる俺にとっては拷問極まりない空間だ。今すぐ出て行きたい。まぁ、嘘なんだけど。
そんな訳で今日は月一であるかないか程度の定期的な不定期な Black history スタジオ練習の日でございます。
月一集まってグループであらかじめ決めてた練習曲の合わせと確認をするだけなんだけどね。俺たちのスタンスはそれぞれが個人的に練習して、ある程度レベルが高まったら集合してしっかり合わせてはい、終わりのシンプルかつ超簡単なスタンスだ。
まぁ個々のグループのメンバーがみんなレベルが高いからこそできる芸当だな。ほんとにこのメンバーを集めたまりなさん訳わからんすぎる。最近は事務所の方がやらかしてるからあんまりまりなさんの出番は減ってきてるんだけどな。実際にかなり大人しいし(当社比)
まぁそんな訳で今回の課題曲である天ノ弱と東京テディベアも無事3回程合わせた時点で微調整も完璧に済ませ、暇な時間の到来という訳だ。
「俺たちの影、なんか薄くね?」
全員地べたであぐらをかいてのんびりムード漂う中、新庄の呑気な声が一気に空気を冷たくする。ほらあれだ。漫画とかアニメでよく見るピキーンってなるやつ。言葉で表すの難しいよな。
「感のいいガキは嫌いだよ」
「まぁそもそも俺らってモブ枠だしなぁ」
「馬鹿野郎メタな話をするな!」
「キャラ付けされてるのほとんどおらんしな。露出が多いのは柳田くらいやろ」
「そうかぁ?」
ちなみに上から、俺、土井、俺、馬越、柳田な? こんな感じで見分けもつきにくい。今の間だけSSとかでよく見る台本形式にしてやろうか。
「土井に至ってはセリフもらったこととかほとんどないだろ」
「ないな」
「新庄なんかそもそも出る気ないし」
「俺はどっちでもいいからなぁ」
「俺はちょくちょく出るけどなぁ」
「俺もまぁ一回新庄のせいで死にかけただけだし」
「なんか俺やったっけ?」
「むしろなんもしてねぇんだよ」
だって男しかいないむさ苦しい空間に誰も興味なんてなさそうだしなぁ。
かといっても柳田とか馬越は出番が多い方っていう矛盾点もない訳ではない。
「なに? じゃあ出番欲しいの?」
「俺はいいかなー」
「お前には聞いてへんから安心せぇや」
「ひっでー」
ケタケタ笑いながら寝っ転がりアイマスクを目につける。こいつ完全に寝る気だな。興味がないからって。
俺だってそんなに興味ないよ。なんなら出番は少なくてもいいよ。
「そもそも誰が誰だかみんな分かってんのかな」
「馬越以外は喋り方にも特徴ないからな」
「喋り方とか変えた方がいいでやんすか?」
「そうした方がいいってばよ」
「そうでごわす」
「ごめん余計わかんなくなったわ」
「何しとんねん……」
ちなみにこれは上から、土井、俺、土井、柳田、新庄な。
ここでキャラ変はまずい。マジでわかんなくなる。誰一人こいつらのことを理解出来るやつがいなくなる。
「そもそも俺たちのことを知ってくれてる人はコアな人達だろうしな」
「設定集にチョロっと書いてるだけで本編では一切掘り下げてないからな」
「メタい! 設定集とか言うな!」
「ピコの時にも柳田を最初の視点にして良かったのか迷ってたって言うしな」
「お気に入り減りそうでビビりまくってたな」
「どんどんお気に入り減ってるじゃんアゼルバイジャン」
「おい、それ誰視点やねん。You○ubeのゆっくり実況とかでうp主がしゃしゃり出てくるような感じにはさせへんぞ」
「わかる(天下無双)」
個人的にゆっくり実況というキャラクターが出来たところでうp主がしゃしゃるほど気持ち悪いものはないと思う。自ら弄られネタをばらまいて行くなら全然オールオッケーだけど、主人公みたいなことしたり自分語りしだしたりしてるともう無理。あとオリキャラとか出すのも無理。なんか無理、そこに興味なんかねぇんだよ!ってなっちゃう。
なんの話をしてるんだ俺は。ゆっくり実況とか中学生の時以来見てないなぁ。今度また見返してみるか。もしかしたら昔見てた人が動画上げてるかもな。
「そもそも俺らはお前みたいにプロ並みに上手くないしな」
「そもそもお前がチートなんだよ」
「そうかぁ?」
「そうだよ(便乗)」
「うわびっくりした。急に起きてくんなや」
「お前らも全然上手いと思うんだけどなぁ」
実際こいつらはかなり上手い。高校生の中なら確実にトップレベルには来る。周りにいるのが俺だったり(イキリト)プロ注のガールズバンドばかりしてるし影も薄いから目立たないだけなんだよな。
そもそも俺のめちゃくちゃなアレンジにしれっとついて来てるのがおかしいってそれ114514回言われてるから。総合力が高いんだよな、このバンドは特に。普段はあんまり目立たないんだけど。
実力測ったりも出来るから一回対バンとかしてみたいんだけどな〜。アフグロとRoseliaもやってたし。まぁ俺はそんときはなんにも関与しなかったんだけどな。だってあの濃いボーカル二人に挟まれるの怖いやん? 僕地雷原に突っ込むほどメンタル強くないのよ。
いやー誰かやってくれねぇかな、対バン。
言うてRoseliaとかafterglowに依頼したら絶対に受けてくれるんだよな。だけど俺がやりたくない。プレッシャーに耐えられる気がしない。
パスパレハロハピも受けるだろうけどアカンな。無事に済む未来が見えない。ハロハピの場合はライブ会場が焦土と化す危険性もあるし、パスパレの場合は事故待ったなしだ。そもそもアイドル相手に勝てるわけナッシング。
となると一番マシそうなのがポピパかぁ。やらかしそうではあるけど音楽に関してはガチだしなぁ。それはどこも同じなんだけど。
うーん、やっぱり対バンは無理そうかな!(清々しいほどの笑顔)
「うーん、革命でも起こして俺らがレギュラーに成り上がるか?」
「でも考えてみーや? 美少女とただの男。どっちがお前らやったらええ?」
「「「「美少女」」」」
「ほならね?」
至極圧倒的美少女の勝ち。何を好き好んで美少女からただ男子高校生を見なくてはいけないのか。癒し度が違うのだよ、癒し度が。ちなみに尊み度もダンチである。
あことかはぐみとかりみりんとかつぐみとかただの癒しだからな。ちなみにみんな下の名前が平仮名である。今気がついたすっげー!(適当)
「そもそも俺らのキャラがもっと濃ければ問題ないと思うんよ」
「天才がいた」
「一人称変えるか。ぼくちんで」
「あたいで」
「わちきにするわ」
「じゃあわしで」
「やっば誰が誰だかわからんからやめた方がええわ」
「元からみんな一人称俺だし見分けつかないけどな」
そもそも個性を出すって普通に難しくね? なんでみんなあんなに馬鹿みたいに個性の塊なの? お兄さん羨ましいよ? むしろ個性しかなくて周りにいる一般市民のうちの一人としては勢いに飲まれそうになってるまである。
俺の個性って薄いからなぁ。もっと派手な個性が欲しいよ、派手な個性が。宝○歌劇団とかホ○ビ俳優くらいの派手な個性がないと負ける気がする。そんな個性あったら人として終わるからやっぱ辞めとこう。
そもそも宝○歌劇団って男子禁制だったしな。しかも女の園でもないめちゃくちゃスパルタなんだっけ。あそこでやってける人は並大抵の精神してないんだろうな。すげーわ。ホ○ビ俳優に関しては僕はよくわからないからノーコメントで。
「てかお前ら自己紹介とかしたか?」
「浅尾は自己紹介やったん?」
「いや、そんな記憶ない」
「えぇ……(困惑)」
「結局誰一人として自己紹介してないやん(絶望)」
自己紹介とかちゃんとしたことあるっけ。Roseliaやafterglowと初めて練習した時も名前と学年と担当楽器全部言っただけやったはずだし。ちなみに毎回担当楽器全部言ってちょっと驚かれるのが楽しみだったりする。
まぁ友希那さん達の場合は事前に盗撮動画見てたから驚かなかったんだけど。うっ、頭が……(白目)
「そもそも俺らが初めてあった時もお互いにちゃんと自己紹介したか?」
「名前と担当楽器と年齢だけだろ」
「それな」
「あん時は時間もなかったしなぁ。まぁ結局すぐ終わって時間も余ったんだけど」
「最終的には色々お互いのこと知るようになるし今更感はあるよな」
「わかる(天下統一)」
新学年始まってクラス替えした後にやる自己紹介が結局あまり意味の無いってのと同じだな。遅かれ早かれどうせ名前は知ることになるんだし、結局あれやる意味あったの? ってやつである。
まぁ俺は天才だから教えてやらんでもないけど、自己紹介をやる意味はめちゃくちゃあったりする。
実際それやらなかったら名前も何も分かったもんじゃないからな。正体もわからんやつに名前を教える義理はない、武士ならば、自ら名乗るのが普通だろうが。武士の心意気とかは俺にはわからんけど。だって僕、生粋の現代っ子だしね。
ちなみに余談だがこの自己紹介で尖ったことを言うと一年間そのクラスでのあだ名が確定したりするから絶対に気をつけろよ。お兄さんとの約束だゾ☆
「じゃあここらで自己紹介でもしてみるか?」
「ええやん」
「しゃーねーなぁ。じゃあ1番手行ってやんの」
「よっ! リーダー!」
「働かねぇけどな」
よっ、と声を出しながら立ち上がり、その場で仁王立ちする。
これが初対面だったら恥ずかしいんだろうけどこいつらはそんな仲でも無いしな。トップバッターらしく行こう。
「エントリーナンバー1番! 浅尾愛斗! 不名誉ながらここのリーダー!昔はツーブロだったけど最近は髪の毛が伸びてきました! ちなみに茶髪はちょっとだけ明るくしてるけど元から茶色っぽいよ!」
「そういやお前昔はツーブロックだったっけ」
「今は寒いしこのままでもいいけどね」
「てか染めてたんだな。それ」
「地毛が茶色っぽいから落ちてきてもバレないんだよ。教師にも染めてるってバレないし」
「それ染めてる意味ないやろ」
うるせぇ。 ブリーチしてないしほぼほぼ気分の問題だ。金髪にしても面白そうではあるけど、結局茶髪に落ち着くんだろうな。
「エントリーナンバー2番、柳田聖一!そこの馬鹿が働かないので半分リーダー! 金髪だから勘違いされるけどヤンキーじゃねぇから!」
「お前髪の毛長いしな」
「優しいのに彼女いねぇし。見た目DQNだから馬鹿な女は寄ってきそうなのに」
「馬鹿野郎、見た目の割に優男だから飽きるんだろうが」
「おいてめぇら全部聞こえてるからな」
まぁだいたい何かあったら俺らは柳田に投げつけるからな。CiRCLE合同ライブの時も柳田に全面的に投げつけて俺はギター弾いてたし。
ちなみに愛機は赤いストラトキャスター。金髪も相まって遠くからでもめちゃくちゃ目立つ。わかりやすい。そのうち頭とか光るんじゃねぇかな、豆電球みたいに。
「エントリーナンバー3、馬越剛也。ベース兼コーラス。こいつらDQNと違ってちゃんと黒髪のええ子やで」
「デブだけどな」
「デブだからな」
「デブだもんな」
「俺はぽっちゃりって言っとるやろが」
はぐみによくコロッケ安くして貰ってるもんな。同じ黒いベースを使うベーシスト同士で相性がいいんだろうか。
だがしかしこいつ、実は歌が歌えるのである。コーラスって言ってるけど半分ツインボーカルだな。文化祭の前の段階でこいつが歌えることに気がついてよかったほんとに。俺ってやっぱり天才だわ。本当はカラオケにみんなで行ったら馬越だけ異常に歌が上手くて強制的に歌わせただけだけど。デブは歌が上手いってはっきりわかんだね。まりなさんは多分最初っからこいつが歌えるって気がついてたな? あんにゃろう……。
ちなみにこいつだけ関西出身でゴリッゴリの関西弁なので非常にキャラが立っている。クソッタレ。ずるい。
「エントリーナンバー4番、土井秀章。こん中で一番身長がデカいです。ちなみに髪は染めてるぞ」
「お前よく白に染めようと思ったよな」
「背が高いだけのジジイ」
「身長よこせ」
「こいつら口悪すぎんだろ」
マジでこいつは顔つきが若いのに頭が真っ白だから最初なんかの病気かと思ったわ。結局ただ染めてただけなんだけど。しかも理由が『なんかオッサンってかっこよくね?』とか言う馬鹿としか思えん理由だったし。これで男のロマンの180cmあるとか許さん。
「エントリーナンバー5、新庄敬でーす。天才でーす」
「引っ込め」
「一生寝てろ」
「才能分けろ」
「にゃっはー、ひっでー奴ら」
こいつはなんというか、The 天才と言った感じのタイプだ。俺以上に多彩な楽器を使うことが出来る絶対音感持ちのれっきとした化け物だが、如何せん自由人すぎる。まぁ音楽に対しては真剣だからいいんだけど。
最初こそ大人しかったが、本性を表したらこれだ。練習中に気がつけば寝てたりスタバに行ってたりしてる。なんなんだこいつマジで。
ちなみにチャラ男である。蘭に声をかけたその瞬間に鉄拳制裁くらってた。話しかけただけなのに。残当。
こいつがチャラいから同じ金髪の柳田が被害を受けたりしてる。柳田いっつも風評被害受けてんなお前な。
「これで知名度も上がっただろ」
「そうかぁ?」
「そうだよ(便乗)」
「絶対これじゃあかん気がする」
「大丈夫だってへーきへーき。へーきだから」
結局知名度は全く上がらなかった。残当。
過去のお話の書き方が地雷なので、展開は変えずに描写とか加筆修正したいんです。
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今のが好きなので書き直しておk
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昔のが好きなので書き直したらアカン