どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい   作:as☆know

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何も考えずに書いてたら6000文字超えました。シリアスに突っ走りかけてたので面舵いっぱいしました。リゼアンとさんばかにハマりました。リゼアンの前世の実況にも鬼ハマりしました。沼の底見えないんだけど誰か助けて()


うどんの温もりは親の温もり

 

 

 はて、俺はいつの間に寝ていたのだろうか。嘘です。とんでもなくハードな検査に疲れ切って普通に帰り送ってもらう時に爆睡してしまっただけです。

 って言っても勝手に家の中に入って俺を布団の中に入れてくれるところまでしてくれるとは思わなんだ。普通に不法侵入されているという事実には触れないでおこう。

 

 いつもよりも明らかにでかい抱き枕を腕の素肌で感じることで、今俺が小さくなっているという事実を痛感する。まぁ、検査を受けただけだしな。てかこんな状態まで治ったら弦巻家の医療技術えぐすぎてドン引きするわ。

 

 しょぼしょぼした薄目のまま視線を少し上に向けると、外はまだめちゃくちゃ明るい。夕暮れなんてロマンチックなことがあってたまるか。こちとらまだ昼飯すら食ってねぇんだ。

 抱き枕から手を離して仰向けになる。

 

 

「知ってる天井だ」

 

 

 やっぱこれだね、ロッテのト◯ポ。その点ト◯ポってすげぇよな、最後までチョコたっぷりだもん。ちなみに俺はプリッツの方が好きです。あとタケノコかキノコかで言われたら別にどっちでもいいというタイプです。どっちもうめぇんだからいいじゃん別に。

 

 

「起きたじゃん」

「お〜、本当に小さくなってますな〜」

「かわいー! 声まで変わってるー!」

「あら、起きましたか?」

「もー、寝かせときなよー?」

「知ってる人たちだ」

 

 

 知ってる天井を見つめていたら視界の右の方から知ってる顔で埋まる。

 黒に赤メッシュ、白髪、アホの象徴ピンク頭。本当にお前らバラエティ豊かな髪色してんのな。少しだけ目に悪そうって思ったわ。みんな顔がいいからめちゃくちゃ目の保養になるんだけどな。マジで美少女三色団子。しかも見事に三人ともタイプが違う見事なバランス。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

 

 

「……なんでお前らがいんの」

「……あたし達のこと、覚えてるんだ」

「よかったね〜蘭〜。記憶に残って無くなっちゃうかもって心配してたもんね〜」

「別に、そんなことないから」

「愛斗くーん、ひまりお姉さんでちゅよ〜」

「記憶塗り替えようとすんなし」

 

 

 しかも『でちゅよ〜』って馬鹿にしているのかこいつは。そんな歳じゃねぇ。せめて小学三年生くらいだ。多分。

 てかなんの気もなさそうにしてるけど少し照れてる蘭ちゃん可愛い。マジで可愛い。相変わらず可愛い。

 

 まぁ、体が小さくなったところで記憶まで小さい時のものに戻るわけでもなんでもないしな。ただ単純にマジのガチで体が小さくなっただけだ。それ以上でもそれ以下でもないからな。体が小さくなるってマジの異常事態だけど。

 ちなみにしっかり僕の息子も赤ん坊になってた。男のプライド的な何かで泣いた。

 

 

「愛斗が小さくなったって紗夜から聞いたからさ? 心配になって来ちゃった☆」

「今井さんだけだと心配なので私もついてきました」

「気のせいだと思ってましたけど、やっぱりしっかりいたんですね」

 

 

 布団を剥ぎながら体を起こすと、奥のキッチンの方に二人が見える。

『キッチン借りてるよー☆』といつもの軽い調子で手をフリフリしながらこっちにウインクを決めてくるリサ姉の横で、紗夜さんが何やら悪戦苦闘をしているみたいだ。紗夜さんってあんまりキッチンには立たないのだろうか。

 結構、俺とかリサ姉が料理をしていると横に来て色々手伝ってくれたりはしてくれるけど、毎回手つきが慣れてないからな。

 

 あこの相手をしている燐子さんと、燐子さんと戯れるあこと、ひたすら置いてあるスマブラSPのCPU1相手にボコボコにされている友希那さん達とは違って、人の家にいるのに自分だけくつろぐということができない性分なのだろう。仲が良くても良くなくても多分根っこからそういう人なんだろうな。

 別に俺としてはくつろいで貰っても良いんだけどね。リサ姉も紗夜さんもお姉さん気質なところがあるから、黙って年下が作業しているところは見過ごせないんだろうな。

 

 

「んー! ……あぁ」

「というか、ほんとに体が全部小さくなっちゃったみたい」

「当たり前だろ」

 

 

 普通に考えて嫌じゃん。片足だけ高校生のままとか。ガチガチの太ももですね毛が生えてたりしたら嫌やん気持ちわるい。

 右手だけムキムキとか顔だけ高校生で体は子供とかそんなのやだよ。upd8のた◯しじゃないんだから。そんなんだったらぶちとば! されるからな。バーチャル群馬から大音量でコンギョを流しながらミサイルが飛んでくる。そんなの絶対に嫌だ。

 

「てかみんな学校は?」

「サボった」

「サボった〜」

「サボった」

「サボった☆」

「早退しました」

「つまりサボったんですね紗夜さん」

「体調不良な気がしたから早退したんです」

「つまりサボりっすね」

 

 

 紗夜さん、言い換えてるけどつまりサボりですそれは。体調不良な()()()()って言ってる時点で体調不良じゃないことは確定なんでサボりになってまっせそれ。

 

 というか6人中6人がサボったのか。まさか紗夜さんまでサボるとは思わなかったわ。

 巴とつぐと燐子さんはマジメだからサボれなかった、あこは中学でスマホを持って行けてないから多分情報が行ってない、友希那さんはおそらく興味がない。

 来てない組はまぁこんな理由だろうな。友希那さんは興味があるなしにかかわらずサボってそうだけど。

 

 ちなみに一番この場にいそうな彩がいない理由だけど、あいつは昼過ぎからロケで県外に飛ばされるからだ。早くても明日の夕方くらいになるまでは、おそらく帰ってこれないだろう。大人しくしっかり仕事をしてくれ。

 

 

「それでなんでキッチン使ってるんですか?」

「いやー、モカがお腹空いたっていうから昼ご飯をね〜」

「モカちゃんはまーくんのことを心配しすぎてお昼ご飯も食べずに来たのですよ〜。およよー……」

「モカめちゃくちゃサボる前にパン食べてたけどね」

「ただの食いしん坊じゃねぇか」

 

 

 モカは何故か食っても食っても食ってから寝まくっても何故か太らないで、少し控えめながらも見事なスタイルを維持している謎の体質を持ってるもんな。

 この前カロリーを全部ひまりに送ってるって言ってたけど、割とガチなのではないのだろうか。それでひまりは送られてきたカロリーを一点集中してるんだろうな。何処にとは言わないけど、一点集中されてる部分があからさまにあるもんな。

 

 そういやモカちゃん、この前俺達桜ノ宮男子高校生御用達の二郎系ラーメンにいたの見たぞ。巴も普通にめちゃくちゃ食べてたけど、モカの方はもっとやばかった。なんというか、動物タワー並に野菜と肉が盛られてた。女子高生の自撮りよりも盛ってた。あんな量普通食えるか。

 

 

「どっちにしろあたし達みんな昼ごはん食べてなかったからちょうどよかったんだけどね」

「マジか」

 

 

 リサ姉は軽く笑いながらそうやって言うけど学校までサボらせて昼飯も食べずに家に来させたと言う事実に胸が痛くなる。

 これは今度みんなにご飯を奢らないとなぁ。

 

 

「リサさーん。モカちゃん今日は肉うどんの気分なのです」

「お肉か〜、急に言われてもあるかなぁ……」

「こんなこともあろうかと冷凍庫の奥深くに隠してあったバラ肉を解凍しておきました」

「紗夜やる〜!」

 

 

 なんで俺が取っといた(忘れかけてた)バラ肉を探し出してるんですか。しかもちゃっかり解凍済み。

 

 実はそこそこ大量に買い溜めてしまったから処理に困ってたのは秘密。北沢精肉店のお肉はとにかく美味くて安いから一度に多く買ってしまうのが辛いところ。

 マジでスーパーとかでお肉が買えなくなるから。味的な意味でも、値段的な意味でも、おっちゃんの優しさ的な意味でも、看板娘はぐみの天使具合的な意味でも。

 はぐみがいるとコロッケを買いたくなる衝動。誰かに理解して欲しい。

 

 

「玉ねぎもちゃんとあるじゃん。案外しっかり買い込んであるね」

「バラ肉と玉ねぎともやしを炒めて焼肉のタレぶち込むだけで美味しいご飯のお供になるんで」

 

 

 焼肉のタレはマジで万能。こういう単純な炒め物以外にも全然使える魔法の調味料だ。

 味覇とか焼肉のタレとか味の素とか料亭の味とか最近の調味料はマジで凄い。一人暮らしの一般男性にとっては助かりまくる。サンキュー調味料、フォーエバー調味料。

 

 

「……ちゃんと野菜取ってんの、それ?」

「玉ねぎともやしも入れてるって言ったじゃん」

「まーくんはひーちゃんと違ってダイエットしなくてもいいからね〜」

「ねー! なんでこっちに矛先向けるのかなぁ!?」

 

 

 まぁ俺はちゃんと筋トレしてますし、ライブでも馬鹿みたいに暴れてますし、そこんところではきっちりカロリーを消費してるからな。

 ひまりもライブでも俺くらい暴れて弾けばいいんだよ。本当にやろうとしたら阻止するけど。その凶悪なたわわも大暴れすること間違いなしだから阻止するけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいおまちどーさま! おねーさん特製肉うどん〜☆」

「「「おー! おいしそー!」」」

「手抜き度満載だけどね〜」

 

 

 思わずひまりとモカとハモってしまう。

 いうも俺が作るうどんの汁とは違う色をしており、そこからは温かい湯気と食欲をそそる優しいダシの香りと味付けされたお肉の香りが入ってくる。

 

 見ればわかる。うまいやつやん。

 10人が10人食わないでも見て少し嗅ぐだけでも美味いって絶対にわかるやつやん。100%のやつやん。

 

 

「普通にお肉を入れるだけでは味気ないので、少し甘辛く煮つけてみました」

「玉ねぎも余ってたし入れといたよ。はい、これひまりとモカの分ね」

 

 

 2人揃って子供になったみたいに手をパチパチしながら視線をうどんから離さない。

 

 お前ら食いしん坊かよ。いっぱい食べる君らがしゅき。

 ひまりってコンビニデザートはよく食べてるけど主食とかはそんなに食べないと勝手に思ってたのに。まぁ、いっぱい食べる君が好きだから別にいいんだけど。それとも、普段俺が男子高校生の食いっぷりしか見てないから、ひまりが食う量少ないと相対的に勘違いしてたんだろうか。あれ?ひまりってたくさん食う方だっけ? 食わない方だっけ?(混乱)

 

 

「……ひーちゃん。モカちゃんダイエット手伝ってあげるよ〜」

「ダメだよ」

「むぅー、ケチー」

「人のもん食おうとするなよ……冷凍うどんチンしておかわりしてろ」

 

 

 冷凍うどんなら大量に買い込んであるからな。置くスペースがそんなにないってわかってるのに5食×2とか買ってくるし。まぁ一回の食事で大体2つは使うからちょうどいいんだけど。それでも邪魔にはなるよね。

 学んでないわけではないから。ちゃんと考えてるから。考えてないけど(激早矛盾)

 

 

「三人ともいただきますってやった?」

「「「いただきまーす!」」」

「……これ、愛斗さん中身まで子供になってないわよね?」

「愛斗もアレだけどひまりとモカまで変に……いや、いつも通りか」

 

 

 バカ言っちゃあいけねぇぜ。まだ俺は中身までは子供になっていないんだ。アイアムアコ◯ンくん。あんなに頭良くないけど。

 あと俺、別に死神じゃねぇし。怖いよあんな子が知り合いにいたら。マジで泣いて逃げ出す自信あるよ。

 

 

「久々に肉うどん食べたけどウメェわこれ。やっぱ二人とも料理うまいんすね」

「紗夜は最近練習してるもんね〜」

「ちょっと今井さん……!」

「蘭よりも女子力高いですな〜」

「ねぇモカ。それ、どういう意味」

 

 

 その通りの意味だろ、って言葉をあったかいうどんと一緒にズルズル啜っておく。

 うん、やっぱウメェわ。この甘辛く煮つけてあるお肉と優しいうどんの汁がいいバランスを取ってる。

 

 というかリサ姉と一緒にお料理の特訓をしてる紗夜さんを妄想したら死ぬほど可愛かったんだけど。

 俺みたいに料理を半強制的に作らないと生きて行けないような状態にいる人間とは違うんだろうな。すっげぇ俺は特別な人間的な言い方してるけど、これただの一人暮らしの人間にとっては当たり前のことなんだよな。調子にのるなよ、中二病。

 まぁそういう状況に無理やり立たされている人や、料理好きな人でもない限りは料理の練習どころかする機会もないだろうしな。

 だからこそ練習してる紗夜さん可愛すぎる。というか料理できる女性ってもうそれだけで魅力的だもんな。

 

 

「……それで? なんでそうなったのか分かったの?」

「んにゃぴ、見当もつかないってさ」

 

 

 結局、弦巻家の超絶医療技術を持ってしても何も解決はしなかった。いやー、蜘蛛の糸をも掴む思いで弦巻家を頼ったんだけど結局無理やったなぁ。

 

 人間マジでヤバイ状況になったら逆に冷静なんだよな、もうこれからどうしよっかなーってことくらいしか考えてないんだもん。

 小学校に入る手続きとかしなきゃならねぇかな。てかその前にこの姿を親にも見せないと。バイトも多分もう無理だし、こんなんだと一人暮らしもできなくなるだろうからここともおさらばかもな。うっわ、悲しくなってくるな。

 ここまで冷静だと自分が怖いわ。きっと明日になったら死ぬほどなくんだろう。だったら今は冷静な方がいいや。

 

 

「ねぇ、あんたこれからどうするつもり?」

「どうするって……こんな体じゃあ一人暮らしもできないし、実家に帰るかもなぁ……」

 

 

 ぽろっと、本音を口にこぼす。

 実際途方にはくれている。ただでさえ明日が予測できないようなはちゃめちゃな日々を過ごしていたのに、更にお先が真っ暗になるどころか体ごと谷底にガノンの空下宜しくメテオで真っ逆さまだからな。

 

 

「愛斗って実家って東京だったっけ」

「ううん。俺の実家は神奈川よ」

 

 

 俺は生まれは愛知、のちに親の仕事の関係で神奈川に越してきた。神奈川にきたのは俺がまだ物心ついてすぐの頃、だいたい4歳くらいだったはず。

 元々コミュ力は並にあった俺は、幼少期の引越しに臆すこともなく、友達もしっかり作ってマジで何事もなく神奈川で過ごしてきた。まぁ全然田舎の方なんだけな。ちなみに彩と出会ったのもそこだったりする。そりゃあそこでしか会うタイミングなんてないんだけどな。

 

 こっちに出てきた理由も大したもんじゃあない。

 幼少期から厳しいのか厳しくないのかよくわからん父親に「愛斗は18歳になったら一人暮らしをして男のロマンを追うんだぞ」とかいうわけのわからんことを聞かされて育ったせいで、高校進学のタイミングで学力的にもちょうどいい桜ノ山高校を選び、ついでに寮暮らしをしてちょっと早めの一人暮らしをするつもりだった。そしたら俺が大凡ミスで、寮のない「桜ノ宮高校」と寮のある「桜ノ山高校」を間違えてしまい、やむなく住む場所を見つけてもらいなんやかんやで一人暮らしをするわけになったってわけだ。

 

 要するにあれだな。俺がバカやって無理やり一人暮らしをすることになっただけなんだ、今の状況って。いやー、あんときはマジで焦ったね。もう推薦を出した後に学校の寮を再確認しに言ったら、そこは高校の寮じゃなくて隣接する会社の寮なんだもん。やけに設備がいいと思ったわ。無理がありすぎんだろ、なんつー勘違いしてるんだマジで。自分で言うのもなんだけど俺の家がそこそこお金持ちで、かつここの物件が安くて環境が整っているところで本当に良かった。マジで恵まれてるわ。いろんな意味で恵まれてる。

 

 

「ねぇ……お別れじゃないよね? 私やだよ……愛斗くんと離れるなんて考えたくない……」

「ひまり……」

 

 

 ひまりが今にも泣きそうな顔で……違うな、もう泣いてるわ。

 少しずつ見えてくる現実の暗さに、空気が、重くなる。

 

 

「よーするにー。まーくんが元に戻ればいいんでしょ〜」

「そうですね。まだ、愛斗さんにはここから逃げてもらうわけにはいきませんので」

「はい?」

 

 

 えっ、紗夜さん逃げるって何。僕そんな気ないんだけど。

 というかモカちゃんねぇ……。そう簡単に言うのはいいけど、実際当てがあるわけでもないし大変よ? 戻そうとしてくれるんだったらそれに越したことはないんだけど。

 

 

「じゃあとりあえず検診だー」

「そうだね! 愛斗くん! 脱いで!」

「えっ」

 

 

 いつの間にやら泣き終わってたひまりとモカが手をわきわきさせながら近寄ってくる。しかもモカの方は確実に楽しんでやがるな? お前めちゃくちゃ笑ってるぞ顔。

 

 ねぇ誰か止めてよ。止めないの? 嘘でしょ? 僕、中身は普通の男子高校生……まって! 上着に手をかけるなひまり! お前マジになりすぎて状況把握してないだろ! いつもならそんなことしないもんな! な!

 リサ姉は笑ってないで止めてや! 蘭もスマホ弄ってんじゃねぇ! 紗夜さんは洗い物してるし!

 

 

「ア────────ーッ!!!!!!!!!!」

 

 

 この後めちゃくちゃにされた。

過去のお話の書き方が地雷なので、展開は変えずに描写とか加筆修正したいんです。

  • 今のが好きなので書き直しておk
  • 昔のが好きなので書き直したらアカン
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