どうやら俺の黒歴史を美少女達に握られたらしい 作:as☆know
「そんなわけで少しの間ですがクラスに仲間が一人増えました! みなさん! 仲良くしてあげてくださいね!」
「……どもっす」
転校生の自己紹介の時ってこんな感じの気持ちなんだな。陰キャだったらただの吊るし上げ処刑やんけこんなの。こっわ。
あまりにも円滑に物事が進みすぎていて頭おかしなるでと思っていたが、色々とことが進んでいくごとにこの学校でこんなにはちゃめちゃが通る理由がわかった。というか、諸悪の根源は日菜さんでもリサ姉でもなく……。
「ども、校長です。見てわかるとおり僕は絶好調です。ぶははははwwwww」
「なになに? この学校に入りたい? うーんでもそう簡単にはいかんなぁ……」
「ん? チミチミ、中々のNICE BODY じゃないかね? 拙者の目はごまかせないでござるwwwww」
「うーん、日菜ちゃんも言ってるしいいよ!僕が適当になんとかしてあげるよ!」
「あとさ! 胸さ、大きいから! 是非とも僕と一夜を共にs」
はい、このお方が校長先生です。
とっても素敵な方ですね。先生の反面教師じゃないですかってオォイ!(4000Hz)
なにこの人。日本人が考える模範的変態オヤジやん。外見が知りたいよ! って人は某ToLOVEるの校長先生をggって見てね♡
この校長さん。バチバチの初対面でこれである。日菜さんが学校でハチャメチャできてた理由がここにあった。
もう日菜さん完全に手懐けてたもんね。あまりにも完璧に手懐けているもんだから、流石に気になって本人に何したのって聞いたら。
『女の子にはね? すこーし甘くてピカっとするようなヒミツがあるんだよ!』
って満面の笑みで言われてしまった。
俺の体は今完全に女の子の体になってるけど、それでも女の子の考えていることはわかんねーな。なんでだろーな(白目)
リサ姉とかもよくさ。
『女の子には聞いちゃいけないヒミツがあるんだよ☆』
って言ってるし、美人な女の子には謎がつきものなのかもしれない。というかそうなのだろう。男にはわからんね。
よく聞くじゃない。女の子はお砂糖とスパイスと素敵な何かでできてるっていう
やつ。
文面だけだとわけがわからないこの言葉。けど実際に中学や高校で女の子の汚い部分を見たことのある男ならこの言葉の『スパイス』の部分はわかるであろう。
まず汚くてただ辛いだけのスパイス。よくありよく聞くのが女性三人組のめちゃくちゃ怖い話だ。
いつも仲良し三人組のAちゃんBちゃんCちゃん!だけど、この三人組はとっても不思議!
Cちゃんがいない時、AちゃんとBちゃんはCちゃんの悪口を言っちゃう!
Bちゃんがいない時、AちゃんとCちゃんはBちゃんの悪口を言っちゃう!
Aちゃんがいない時、BちゃんとCちゃんはAちゃんの悪口を言っちゃう!
それでも三人はいつも仲良し三人組! 学校にいるときは滅多なことがない限り三人で行動してるんだ! 不思議だね!
はいこれ。よく聞くね〜。実際に目の前でそれを見たときはリアルに『怖っ』って声出たもんね。
これが原因で俺はほんの一瞬だけ、女の子のことを疑いがちに見るようになる男の子は一度は通ったり通らなかったりする、多分あるある的なのになったことがあるんだけどね。
結局いろんな意味でガチ過ぎた初期Roseliaと、ガチ幼馴染で構成されてお互い隠しても筒抜けになってるアフグロを見たおかげでそんなことは微塵も感じなくなった。とんでもない荒治療過ぎて結局プラマイゼロな気がするけど、今更気にしたら負けな気がするので、ばちこりと記憶から消去していく。
あとはあれだな。彩とか千聖さんとリサ姉がちょくちょく見せる小悪魔的なスパイス。こっちもこっちで心臓に悪いから勘弁して欲しい。
天然なのか仕込んでるのかは知らないけど、普段は馬鹿な面しか見せないのにふとした時に年上の余裕やアイドルの暴力的なアドバンテージで攻撃してくる彩。
『私の方が年上だからたまには甘えてもいいんだよ! ねぇ聞いてる!? ねぇーっ!』
もともと子役上がりでいまも現役バリバリで女優もしてる、おそらく俺が知ってる中でマジで外面に関しては一番大人、小悪魔を越して大魔王になってる千聖さん。
『本気か演技か、どっちだと思う? ……なんか恥ずかしくなってきたわ』
掃除洗濯料理と家事もできてなおかつお姉さん属性も極振り、それでいて見た目はガッツリとギャルというギャップ持ち合わせていて、少し隙を見せたら年上お姉さん属性の暴力で蹂躙してくるリサ姉。
『おねーさんにドーンと全てを任せてもいいんだよ? なんてね☆』
パッと思いつくだけどもこれだけいる。なんなん? 女の子ってみんな心に小悪魔飼ってんの? なかにはらすぼすなみの大魔王飼ってる人もいるんだけど。
というか俺の身の回りの人に魅力的な女性が多すぎる。これが大問題すぎる。
ごめん、めちゃくちゃ話逸れたな。なんの話だっけ? 校長の話だな。
閑話休題。
「……そんなわけで女の子になっちゃったからフォローよろしくな」
「あたしとは別クラスじゃん」
「まぁとりあえず話聞いてくれよ」
「先の話題まだ処理してないんだけど」
ここは学生さん大好き、いつもの屋上。
壁にもたれかかってリラックスしながら歌詞を書いている蘭の前で、転落防止用の柵を背もたれにしてあぐらをかく。
本当は柵に腕をかけて立ったまま柵にもたれかかろうとしたんだけど、女の子になった分身長が足りなかったので断念した。身長返して……返して……。
三時間目の休み時間にトイレに行くふりをしてそそくさと逃げ出したから、今頃教室では四時間目が始まってる頃合いだろう。
……ん? なんでこんなに急に時間が飛んだのかって? てかなんで屋上にいるねんって? ……考えたらわかるでしょう?
答えは簡単!
あんな女の子しかいない教室の中で、今回は俺も女の子だからバッチバチのリアルな女子校の空気。そんなの……耐えられるわけないじゃない!()
だって男の子なんだもん! 女の空間とか空気感とか派閥争いとかそんなことわからない!(涙目)
俺が配属されたクラスは1–B。ありがたいことに、前回俺がここに監禁されたときと同じクラスで、そこには蘭以外のafter growのメンバーもいた。
殆ど記憶から抹消してるけど、クラスメイトの子も初対面じゃないけど初対面じゃないし、前回の時にそれぞれの子が好きな話題とかはなんとなーく頭に入っている。これなら勝つる! 体が持つまで耐えられる!
「そう思ってた時が私にもありました」
「すごいフラグ立てるね」
「だってフラグだし」
「あ、そう」
すげぇ興味なさげに返されて少し悲しい。けど蘭と話をする上でこの程度は当たり前。でも挫けるものも折れるものもないのでガンガン話は進めさせていただきやす。
……で、勝てると思ったんだよ最初は。
でもね? あの時から約4ヶ月ほどの月日が経ってました。女の子は流行に敏感とはよく言うもので全然話題についていけません。
なにタピオカミルクって。あんなんオタマジャクシじゃん。カエルの卵じゃん。チーズドッグの方は美味そうだけどさ。
てかなんでそんなみんなこぞってtikt○k撮ってるの? 昔から思うけどよくそんなに簡単にネットに自分の顔晒せるよね。おじさん怖くてそんなことできないよ。とっくに地上波で顔割れしてるけど(爆速矛盾)
「モカたちに助けを求めればよかったじゃん」
「モカは寝てるかパン食ってるかのどっちかじゃん」
だってさ、あの子休み時間の間もマジでパン食ってるか寝てるかなんだよね。その割に友達がいないってわけでもないから不思議だ。
やってる行動自体は本読んでるか寝ているふりをしているクラスの陰キャとなに一つ変わらないのに(白目)
流行は変わるのにあの子は微塵も変わってなくてびっくりするわ。
「ひまりは?」
「あいつは陽キャ組だし頭JKすぎるからついていけん」
「何頭JKって。わからなくもないけど」
何しろひまりは根っからの陽キャすぎる。マジでついていけん。
頭JKすぎてなに言ってるのかたまにわからなくなるし、おじさんもう付いていけない(ジェネレーションギャップ)
「巴は?」
「全く頼りにならん。あっそうだ(唐突) このあと巴とモカとラーメン食いにいく約束してるけど、蘭も来るでしょ?」
「行く」
巴は逆にそこんところ気にしなさすぎて頼りにならなかった。
その代わり、羽丘の近くの美味しいとんこつラーメンの店ができたと言う情報を得ることに成功した。あとで4人で食いに行こう。
「つぐみは?」
「色々忙しそう過ぎて声すらかけられなかった」
「つぐみ……」
今日もやってるんだなぁ……的な目でそっぽ向かないでくれ。つぐは頑張ってるだけなの!
にしてもこの濃い面子はなんなんだ。少しくらいちょうどいい立ち位置の人はいないんですか! まとも枠のつぐは俺のせいでてんやわんやだし。ごめんつぐ()
「……それで? あたしを頼りにここに来たの?」
「いや、サボりにここに上がってみたらたまたまお前がいただけだよ。自意識過剰じゃnいだいいだいいだい! 胸ちぎれる! ちぎれるって!」
「こんな無駄な物までつけて、このっ!」
取れる! 胸が取れるって!
蘭ちゃんは全然胸あるでしょ!君衣装とか着ればわかるけど着痩せするタイプなんだから! そんな僻むなっていだだだだだ!!!
これを言ったら蘭のことを意識してるみたいになるから言わなかったけどね。
正直な話、屋上に行ったらどうせいるだろなぁとは思ってた。けどまさか本当にいるとは思わなんだ。
「ったく……それで? あんた女の体になったまま羽丘に通うつもりなの?」
「絶対にヤダ。早く戻りたい」
「本音は?」
「羽丘で擬似ハーレムも悪くはねぇと思ってたけどこの体はヤダ。でも同級生の着替えが見れるなら悪くはねぇかなぐへへ」
「あたしの半径100m以内に入ったら殺す。二度と話しかけないで」
「ごめんってマジで」
蘭が立ち上がって逃げようとしたので速攻で土下座して引き止める。
男になっても女になっても土下座なんて痛くも痒くもねぇぜ。生きていく中で大切なスキルだからな!
……出来ることならばこんなことしないでも平和に生きていける人生を歩みたかったんだけど(遠い目)
「愛斗って本当に馬鹿だよね」
「これで中身が俺って証明されただろ?」
「信じさせるためだけにわざとやったの?」
「いや? 全然」
「……」
溜息を吐きながらその場に座ってくれるあたり蘭ちゃんってやっぱりいい子だわ。
そのあとプレミしたせいでここら辺一帯が凍るんじゃねぇかってくらい冷たい視線浴びせられたけど。
蘭のジト目って人によってはご褒美かもしれないけど、性癖も基本的にはノーマルな僕からしたら普通に精神的に来る目つきだからできるならやめて欲しい。寿命縮まっちゃうの普通に。
「ま、まぁそれはそれとして」
「……なんか今の発音おかしくない?」
「そういうのがあるんだよ」
「ふーん」
わかるマーン! のやつな。
あのシリーズは大好きだぞ。たまにでてくる超フリースタイルのやつとかはもっと好き。自由すぎてなんもわからんことがあるけど。
「蘭ちゃんなんか俺がこうなったのに心当たりない?」
「普段あんたが先輩を侍らせてるクソ男ってことくらいしかない」
「酷くない? 俺がたらし判定なの?」
「少なくともあたしはたらしだと思ってるよ」
「嘘でしょ?」
彩から好意的なものを受け取ってる自覚はあるけどたらしではないやろ。
俺はちゃんとそこらへんはお互いの為に突っぱねてるつもりだ。それでも向かってくるあたり彩も鋼のメンタルしてるけどな。
「しかもそれってなんのヒントにもなり得なくない? 悪口じゃね?」
「ふっ、当たり前じゃん」
「蘭ちゃんたまにはデレてお願い」
「キモい」
酷い、酷すぎる。ツンデレはデレが無いと成立しないのに! そんなのあんまりだぁ!(号泣)
しかもこれ全部真顔で言うんじゃなくて、鼻で笑いながら言うんだから余計下に見られてる感あって悲しくなる。初期の頃よりもだいぶ表情豊かになって色々心を開いてくれてるのは嬉しいけどこう言うの嬉しく無い。心は開いてるどころかどんどん閉まって行ってる気がしないでもないけど。
気のせいだ、うん、そう思ってないとやってられねぇ。
「もう駄目だぁ……死ぬんだぁ……」
「……死ぬわけないでしょ。多分」
「多分ってなんだよぉ! 死ぬんだぁ!」
「急にメンヘラにならないで」
メンヘラ芸でもしてないとやってられないからね。仕方ないね。
「ところで本当に心当たりないん?」
「急に素に戻らないでよ……」
「いや収集つかないし」
「あっ、そう……」
結局俺に対してドン引きはしたまんまなんだな。まぁ真剣に考えてくれてるみたいだし別にいいんだけどね?
体が女の子なら蘭ちゃんの反応もまともになるんじゃないかなって思ったけどそんなことないんだな。男女平等主義サイコー!(ヤケクソ)
「そういえば、こういうのって体に刺激を与えれば戻るって聞くよね」
「それ記憶喪失したときのやつじゃないの? しかも漫画とかにありがちなやり方じゃね?」
「まぁいいでしょ。とりあえずやるよ」
そう言うが早いが蘭ちゃん。すっと立ち上がって右拳を握り始める。
待って、嘘でしょ? マジでやる気? 俺って昔のブラウン管テレビじゃないんだよ?
「こうでもしないとオチがつかないでしょ」
「待ってなにそれ。なんの話?」
「ほら話してると舌噛むよ」
「ほへほんほふひほほへふんは!?」
「フンッ!」
ドッゴォッ!
「うぐぉっ!?」
「うん。よし(謎の達成感) 」
よしってどう言うことだテメェ。やっぱり今までいじられてた分を拳で返しただけじゃねぇか!
……え? 自業自得。確かに。なら仕方ないね(超速手のひら返し)
「強引なオチのつけ方やメタ発言……ダメだと思います……ゔっ」
「……あ、気失っちゃった」
女の子の体は痛みに強いって言うけど、筋肉の落ちた女の体わしvs筋肉のついた男の体わしでは後者の方が強かったようです。トリビアの泉行きだよ! やったねたえちゃん!(?)
過去のお話の書き方が地雷なので、展開は変えずに描写とか加筆修正したいんです。
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今のが好きなので書き直しておk
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昔のが好きなので書き直したらアカン