ISFF〜Nakedアーティストの帰還〜 作:Carudera
「ーこれによりISはアラスカ条約によって各国へ配布、管理されることになります。ー」
山田先生といったか。授業は非常に分かりやすい。はずだがー
「うーん...」
織斑春十もとい愚兄はどうやら授業についていけてない様子。本当に大丈夫か?
「ここまでで分からないところはありますかー?」
「先生...」
「なんですか織斑君?」
「あのー...何もわかりません!」
ガターン!
...案の定だったか。あいつ入学前に渡された教本ちゃんと読んだのか?
「おい、織斑...」
「はっ、ハイ」
「入学前に渡された教本、読んだのだろうな?」
「えーっと...古い電話帳と間違えて捨ててしまいました...」
「馬鹿者!『必読』とあっただろう!だからお前はー」
長くなりそうだ...
「なっなら、あいつはどうなんだ!」
おい、どうして自分まで巻き込まれねばならんのだ!?
「ノクティス。貴様はどうなんだ?」
「あんなもの何だって言うんです。あくまでも基本的なことしか書いていないのに読む必要はあるんですか?まあ、必読とあったので流し読みはしましたが」
ん? まずい!思っていたことを言ってしまった!?こうなりゃどうとでもなれ!
「ほう...なら貴様はは内容を理解できていると言うのだな?」
「理解して当たり前のことだと自分は考えますが」
ー沈黙。体感時間はおよそ1分。実際には多分10秒程だろう。そしてー
「...ならいい。すまなかったな」
やっと解放された...つらい。
おい織斑、自分をそんな化け物みたいに見るな。
キーンコーンカーンコーン
やっと終わりか。日直が号令をかけて自由時間に入る。
ん?ナンテコッタイ。愚兄がこっちにくるじゃないか!
「あんたが、俺と同じ男性操縦者か?俺は織斑春十。よろしく頼む!」
「ハスラー・ノクティスだ。よろしく」
「...で、いきなり悪いんだがハスラー、俺にISのことを教えて「無理だな」って何で!?」
「自分はやらなくてはならないことがある。以上」
話を切り上げないと、こいつは何をしでかすか分からん。さっさと作業に...ん?
「織斑の後ろの方、何か用か?」
「いや、春十を借りていっていいか?」
「関係ないのでご自由に」
あいつはたしかー掃除道具みたいな名前で、自分を愚兄と一緒にいじめていたようなーダメだ、思い出せん。まあでも、思い出せないってことはたいした奴じゃないだろう。作業再開。するとー
「ちょっと、よろしくて?」
よろしくない。全くもってよろしくない。のでノイズキャンセリングを起動し、一定周波数の音をシャットアウトする。
「ーー〜〜ッ!〜ーー〜〜〜ーーーッ!?」
うん、何も聞こえない。これで集中できる。
「ーー〜〜ッ!ーー〜〜ッ!?」
どうやらまだ諦めてないようーっと予鈴が鳴った。これで諦めてくれるだろう。
「ーー〜〜ー〜ッ!」
うん、諦めて帰ってくれた。こっちも授業の準備をしないといけない。
結局、愚兄と掃除道具?は遅刻して織斑先生に出席簿アタックを食らっていた。
ここまでです。次回クラス代表者選考となります。アセンブル募集中!