ISFF〜Nakedアーティストの帰還〜 作:Carudera
「それでは授業を始める。が、その前に諸君に決めてもらうことがある。」
授業開始早々、織斑先生はそんなことを言い出す。面倒事は御免なのだが...
「それは来月上旬に行われるクラス代表戦の出場者だ。選ばれた者はその後、一年間クラス代表者として活動してもらうことになる。自薦、他薦は問わない。誰かいるか?」
うん、やはり面倒事だ。自分としては面倒事には巻き込まれたくはない。誰かさっさと自薦してー
「はい!織斑君がいいと思います!」
「私も!」
「俺!?ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」
「何だ織斑。貴様は他薦のため拒否権は無いぞ。」
うん、それでいい。これで何事も起こらなければ良いが。
「なら、俺はハスラーを推薦する!」
っと、どうやら巻き込まれてしまったらしい。相変わらず要らん事をしてくれる。他薦は拒否は出来ないし、どうするべきか...んん?
バンッ!!
「待ちなさい!そのような選出は私が認めません!クラス代表はイギリス代表候補生、このセシリア・オルコットがなるべきです!!」
どうやら面倒が省けそうだ。これは助かる。
「ましてや、なぜ男などがクラス代表に選ばれなければならないのですか!?恥を知りなさい!!」
んー?まずい。これはまずい。すごくまずい。自薦だけしてればいいのになにをしているんだ!?
「第一あなたのその態度は何なのですの!?この私を無視するなんて、どういう育ち方をしてきたのかしら?」
どういう訳か、彼女の怒りの矛先は自分に向けられたらしい。そういえば先程の休み時間に誰か来ていたな...
「何か言い返してみればどうなんです!?」
もう嫌だ。これだから女尊男卑主義者は嫌いなんだ。
「あー、オルコットとか言ったか?お前代表候補生なのだろう?お前の言葉がどれほどの価値を有するのか分かっていての発言か?」
「どう言う事です!?」
「うん、分かってないぽいな。いいか?お前はイギリスの代表候補生だ。そのため発言にはイギリスの力って物が少なからず存在している訳だ。これで分かったか?」
そう言うとオルコットの顔が青ざめる。奴さん、ようやく自分が何を言ったか分かったらしい。ISにおいて女尊男卑主義を振りかざす行為は、通常何らかのペナルティが発生してもおかしくはない。これで分からなきゃどうにもー
「ーですわ...」
「ん?」
「決闘ですわっ!!」
「はい!?」
おいおい、また面倒事が増えたじゃないか!?
「とにかく決闘ー「それまでにしておけ」織斑先生!?」
「『それまでにしておけ。』と言ったんだ。聞こえなかったか?」
「いっ、いえ!!聞こえております!!」
「ともかく貴様らそこまでだ。一週間後にアリーナを取っておく。決着はそこでつけろ。諸君、異論は無いな?」
「「「「はい、ありません。」」」」
全く、面倒事が重なりすぎる。
「それと織斑には日本政府から専用機が譲渡される」
「えっ!?専用機!?」
「いいなー!」
「えっと...どう言う事だ?」
「織斑、お前には数少ないISコアのうち日本政府から1つ、専用に送られると言う事だ」
どうやら愚兄は事の大きさを理解していないらしい。
「なら、差が少なくて良いですわ。そちらのあなたはどうなんですの?」
「『FROM』から支給されている」
「なら良いですわ。そしてハンデどうします?つけてあげても良いですのよ?」
「いらん。有って無いような物だ。逆にハンデつけてやろうか?」
そう言うと周りの生徒は一斉に笑い出す。なにかおかしな事でも言ったか?
「ノクティス君、それは...」
「男性が女性よりも強いって、いつの時代のことを言ってるのかな?」
「今じゃ男性が女性に戦争を仕掛けても、1週間持たないって言われてるけど?」
成る程。そう言う事か。はっきり言ってどうでもいい。
「そんなもの、男性操縦者が現れた時点で『女性は男性よりも強い』と言う事は破綻しているのだが?」
「そっ、それは...」
「自分にハンデは必要ない。いいな?」
一瞬で教室がお通夜状態になった。少し言い過ぎたか。
「織斑先生、授業を」
「っと、分かっている。諸君、授業を始める」
さて、どうなるやら。まあ機体の試運転には丁度いいか。彼奴らから各国の第3世代機の情報が欲しいとか言われているし、その情報集めにも良いだろう。
そういえば、愚兄は空気だったな。
はい、3話でした。ある程度プロットは固まっているのですが、何処から終盤に入るか未定。そのうちACFFオンリーのssがかけたら良いなと思っております。
それにしても時間がない。