ISFF〜Nakedアーティストの帰還〜   作:Carudera

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5話です!5話!という事で今回はヒロイン(予定)が出てきます。そして『彼奴ら』が持ってきていたのは何だったのでしょうか?


5話-アーティストの同居人

ここか。自分の鍵番号と部屋番号が同じならここだろう。確か同居人は女子のはずー

 

「貴方、私の部屋の前で何してるの?」

 

...どうやらタイミングがいい。この人が同居人か?少し影があるな。

 

「すまない。自分の鍵番号と部屋番号が合っているか、確認していた。それと君が自分の同居人かな?」

「ここは私の部屋だし、貴方の鍵番号がここの部屋を指しているなら、そういうことじゃないの?」

「それもそうだな。入っても良いかい?」

「どうぞ」

 

もう一度部屋番号を確認して入室する。

 

「改めて自己紹介しよう。ハスラー・ノクティスだ。これからよろしく頼む」

「更識簪。よろしく」

「それで自分はどちらのベッドを使えばいい?」

「こっちは私が使っているし、窓際の方を使って」

「分かった」

 

しかし、何故に学園の寮はこんなにも高級ホテルの様なんだ?お偉いさんの考える事はよく分からん。ん?

 

「どうした?」

「いや、なんで貴方はキャリーバックを2つも持っているのか気になって...」

「彼奴らが勝手に用意したから、何が入っているのか自分にも分からないもんでね」

「ふーん。彼奴らって誰?」

「ウチの組織の連中。何しでかすか分からん」

 

実際ろくな事やってないからな、彼奴ら。さてと、話はここら辺にしてキャリーバックを開けるか。

 

「んん?」

「どうしたの?」

「...いや、何でもない」

 

彼奴ら1つ目は普通に生活に必要な物入れてきたが、2つ目に待機状態の機体と仕事の荷物入れてきやがった!!

 

「はぁ...」

「?」

 

何言っても始まらん。取り敢えず待機状態の機体と元々持ってきていたノートPCを接続する。まずは仕様確認しないといけない。

 

「彼奴ら、しっかりオーバーホールした上でなんか積ませてやがる...」

 

まさか少し前にサイコフレームのパクリで作ったニューロンフレームを、機体構造フレームに全面採用するとか予想もしなかったんだが!?

とにかく要望した仕上がりになっていて良かった...

まずは代表決定戦に使うアセンを決めなければ。

 

ー1時間後

 

面倒くさくなって、結局自分の最初に組んだアセンを採用する事にした。まあこの機体のNakedでRリーグ優勝したし、フルでOS組んで試験したから負ける事はないだろう。こっちに戻ってからも随分と操縦訓練したし。っと、なんだ?

 

「どうした?」

「...凄い」

「えっ?」

「凄い!!」

 

なんか更識さんがめっちゃエキサイトしているんだが!?

 

「なんで貴方はこんな事出来るの?」

「まあ、毎日やってたら誰だってこうなると思うが...」

「でも何でフルでOS組めるの?私なんてマルチロックオンのFCSが組めなくて、『打鉄弐式』が完成出来ないのに...」

 

ん!?この子、1人でIS作ってんの!?

 

「おいまさか君、1人でIS作ってるのか!?」

「うん...開発途中で凍結された私の専用機を引き取って自分で開発しているの...」

 

マジか。しかし何で1人で作っているんだ?

 

「なあ、いいか?」

「なに?」

「何で1人で作っているんだ?」

「それは...」

 

どうやらもう少しで地雷を踏み抜きそうな気がする。

 

「いや、話しにくいなら話さなくていい」

「ううん、聞いてくれる?」

 

そう言うと彼女は話し出す。

 

「私は日本でも有数の名家の生まれなの」

「...更識家か。たしか日本の防諜を担当していた筈だったな」

「知っていたの?」

「これでも企業代表だ。組織からも情報は来る」

「そう...話を続けてもいい?」

「すまない、話を折ってしまった。」

「いいよ。そして私にはひとつ上の姉がいるの」

「生徒会長さんか」

「うん。でもその人が家の長として『楯無』の名を継いだ時に、こう言われたの。 『全て私が行う。貴方は無能でいなさいな』 って。私はすごい悔しかった。」

「そうか...」

「そして、あの人は自由国籍を取得しロシア代表に就任。さらには1人で専用機を作りあげたの。」

「なるほど。それが君が1人で専用機を作っている理由か」

「うん。私は日本代表候補生に自分の力でなって、評価されて、専用機も作られる筈だった。でもそこにイレギュラーが現れたの。」

「織斑春十か」

「そう。イレギュラーの専用機開発の為に、私の専用機は開発途中で凍結されたの。これも悔しかった。だけどそれと同時にチャンスだと思ったの」

「...」

「ここで専用機を自分1人で作りあげれば、姉を見返せるって。でも現実はそんなに優しくなかった。その結果としてまだ『打鉄弐式』は完成していない」

 

そういう事か。確かに理解出来る。だがー

「ひとついいか?」

「なに...?」

「仮面ライダーシリーズは好きかい?」

「えっ、うん、好きだけど」

「なら分かる筈だ。ライダーはいつも孤独かい?」

「ううん、違う。いつも沢山の人と繋がっている」

「そう、いつも沢山の人と繋がっている。あとは分かるかい?」

「あっ!」

「そう、ヒーローでもライダーでも、他の人と繋がっている。彼らの強さはそこにあると自分は思う」

「うん」

「誰かと繋がりを持つ事で、その『思い』を形に出来る」

「うん!」

「そして、最後にひとつ」

「それは?」

「『人は1人では生きられない』という事だ」

「わかった!」

「なら、もう大丈夫だ。君の強さはそこにある」

「今迄断ってしまった人達も協力してくれるかな?」

「君の思いを全てはき出し、謝ればいい。きっと力になってくれるさ」

「うん!」

 

どうやら、溜まっていた思いが全部無くなったみたいだ。最初に会った時より随分すっきりした顔になった。

 

「それと...」

 

と言ってUSBを差し出す。

 

「それは?」

「自分からのプレゼントだ。大切にしてくれよ」

 

更識さんはPCにUSBを挿す。するとー

 

「これって...」

「そこから先は自分なりに作るといい」

「えぇ、ありがとう!」

 

さて、悩みも解決した事だし寝るか。

 

「ねえ、ノクティス君」

「どうした、更識さん?」

「更識だとあの人と被るから、簪って呼んでくれない?」

「なら自分もハスラーでいい」

「ふふっ、ありがとう、ハスラー。そしておやすみ」

「おやすみ、簪」

 

同居人とは随分仲良くなれた。これで大丈夫。さて、見据えるのはクラス代表決定戦だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結構、クサいセリフ言っていたな。かなり恥ずかしい。




という事でヒロインは簪でした。タグを増やさねば...そしてとんでもない物を持ってきてましたね。ニューロンフレームはナラティブを見て、使いたいと思いました。まあ、メインはACFFですけどね。結構話が飛躍し過ぎててやばい。
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