なおかわ研究室~世界最高の可愛さ解明奮闘記~   作:べれしーと

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頭の中が奈緒でいっぱい。しあわせぇ……(恍惚)


プライベートでの可愛さ指数連関 01

P宅にて。

 

奈緒「……」

 

P「……で?」

 

奈緒「……」

 

P「久しぶりの休日、午前。俺ん家。」

 

奈緒「……はい。」

 

P「風呂から出て着替えました、牛乳飲みました、後ろを振り返りました。」

 

P「何でいるの?」

 

奈緒「……遊びに。」

 

P「連絡無しで突然か。」

 

奈緒「驚かせようかなと……」

 

P「そうか。」

 

奈緒「……」

 

P「何して遊ぶの。」

 

奈緒「!(喜び)」

 

P「言うてみほら。」

 

奈緒「ス、スマブラしようスマブラ!」

 

P「上まだ着てないんだけど。」

 

奈緒「筋肉質でいいと思うぞ!」

 

P「そうか。」

 

奈緒「うん!」

 

P「よし死刑。」

 

奈緒「!?」

 

ギャァァァァァアアアアア!!!!!!

 

 

 

 

 

P「横柄にも程があると思うんだ。」

 

奈緒「ハイ」

 

P「君は頭を打ったのかい?きちんと予告してから家に来ようよ。」

 

奈緒「スマブラ……(名残惜しさ)」

 

P「は?」

 

奈緒「スマブラしたい……」

 

P「……」

 

奈緒「筋肉も良いしこれからはちゃんと予告するから。」

 

奈緒「スマブラ……(名残惜しさ)」

 

P「……」

 

P「……」

 

P「……」

 

P「スマブラやるか!!(ヤケクソ)」

 

奈緒「わーい。」

 

 

 

 

 

×

 

 

 

 

 

P「奈緒はトレーナーか。」

 

奈緒「使いやすいからな。」

 

奈緒「プロデューサーさんはク●パ?」

 

P「スマブラ強い友人がよく使ってたからな(実体験)」

 

奈緒「ふーん。」

 

奈緒「場所どうする?」

 

P「終点。」

 

奈緒「ガチかよ。」

 

P「まだ怒りが収まってねぇ。」

 

奈緒「ごめんて。」

 

P「じゃあ負けた方が言いなりな。今日中。」

 

奈緒「は!?待て待て待て!?」ガタッ

 

P「拒否権は無い。いいな?無許可訪問したんだし。」

 

奈緒「くっ……むう……」

 

奈緒「……分かったよ。勝ちゃいいんだ。うん。」

 

奈緒「受けてたつ!」

 

P「ふふ。」ニヤリ

 

P(おいおい、昔からスマブラだけは強いって言われてたこの俺に初心者が勝てるもんかよ……)

 

 

 

 

 

十分後。

 

P「負けた。」

 

 

 

 

 

×

 

 

 

 

 

P「なんなんマジで。太陽礼拝とかイミフすぎひん?」

 

奈緒「圧勝した……あたしってやっぱ強いんだ……♪」

 

P「無効だ、無効!無効試合だこんなん!」

 

奈緒「往生際が悪いな~大人なのに~?」ニヤニヤ

 

P「くっ……小娘が調子にのりおって……!」

 

奈緒「何聞いてもらおうかな~」

 

P「え?拒否権を認めるだって?」

 

奈緒「言ってねぇよ。」

 

P「くそぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!」

 

奈緒「いや、切腹しろとか命令する訳でもあるまいし。」

 

P「それじゃあハラキリか……」

 

奈緒「おんなじじゃん。」

 

P「爪剥ぎ……」

 

奈緒「ひぐらしか。」

 

P「バットで殺される……ひぃっ!」

 

奈緒「だからひぐらしか。」

 

 

 

 

 

奈緒「そうだ、昼飯作ってくれよ!もう昼なんだし!」

 

P「そんなんでいいの?」

 

奈緒「命令は一つという制約あったっけ?」

 

P「ねぇな。」

 

P「最悪だ。」

 

奈緒「最悪って……もしかしてプロデューサーさん、あたしの事嫌い……?(瞳潤ませ)」

 

P「愛してます。結婚して下さい。泊まって下さい。一緒に寝ましょう。」

 

奈緒「突然すぎだろ!それは無理だ!」

 

P「えー。」

 

奈緒「いいからプロデューサーさんのご飯を食べてみたいの!命令!」

 

P「ういー。」

 

奈緒「まったく……」

 

奈緒(……果たしてどんな料理を作るんだろうか。)

 

 

 

 

 

一時間より少し早いくらい後。

 

 

 

 

 

P「ほいカルボナーラ。」コトッ

 

奈緒「おお。」

 

P「ほいミネストローネ。」コトッ

 

奈緒「お、おお。」

 

P「ほいガスパッチョ。」コトッ

 

奈緒(ガスパッチョ……?)

 

奈緒「ありがと。これでもう終わ」

 

P「ほいカナッペ。」コトッ

 

奈緒「……」

 

P「ほいフォッカチオ。」コトッ

 

P「ほいエビフリット。」コトッ

 

P「ほいフィナン」

 

奈緒「もういいわ!!!」

 

P「?」

 

P「頼んだのは奈緒なのに……いらないの?」

 

奈緒「多すぎだろ!てかおかしいだろ!」

 

奈緒「あんたは料理人か!?」

 

P「趣味です。因みに俺はプロデューサー。」

 

奈緒「因まなくても知ってるよ!でもなんだよこの豪勢さは!これは知らなかったよ!あたし、喜ばせようと頑張ってたの無駄じゃん!」

 

P「何を頑張ってたの?」

 

奈緒「い、いいい言わねえよ!バーカ!」パクッ

 

奈緒「うっま!!」

 

 

 

 

 

P「満足した?」

 

奈緒「……満腹、満足。」

 

奈緒(料理もっと勉強しよ。)

 

奈緒「次は……うーん……」

 

奈緒「……」

 

P「どした。黙って。」

 

奈緒「__してほしいです……」ボソボソ

 

P「え?何だって?」

 

P「100dbくらいでお願いします。」

 

奈緒「だから!」

 

奈緒「ひざ、まくらを……うぅ……///」カアァ

 

P「…………」

 

P「なおかわ。」ニッコニコ

 

 

 

 

 

P(俺の膝上にふわふわとした髪と重さの携えた頭を乗せ、俺の顔を見上げる奈緒。)

 

P(恥ずかしさで顔を赤らめながらもニヤつきを抑えきれていないところがなおかわである。)

 

奈緒(うわあ……なんだこれなんだこれ。すごく落ち着く。)

 

奈緒(雰囲気とか匂いとかそういうのに包まれて、心地良い。)

 

P&奈緒(幸せぇ……)

 

P(無言。音の無い空間。俺が奈緒を見つめて、奈緒が俺を見つめ返す。通じ合ってるようだ。)

 

奈緒(陽気と幸せに当てられて、段々眠たく……)

 

奈緒(ぐぅ……)

 

P(奈緒が目を瞑った。浅い吐息が聴こえる。)

 

P(……このまま寝る気すか?)

 

P(ええ……信頼感あって嬉しいけど身の危険とか感じないの……?)

 

P(お人好しが呑気に醜態晒しちゃって。)パシャ

 

P(加蓮と凛に共有……)

 

P(って、あいつら奈緒の寝顔既に持ってんのね。おう、写真沢山貼って煽るの止めーやお前ら。)

 

P(……スマホに入れてロックしておこう。なおかわ。)

 

 

 

 

 

×

 

 

 

 

 

夕方からの出来事は02で。




なおすき。君もなおすき?

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