なおかわ研究室~世界最高の可愛さ解明奮闘記~ 作:べれしーと
奈緒「ん……」
奈緒「あぇ……?」
P「お。起きたか。」
奈緒「…………」
奈緒「!?!?」ガバッ
奈緒「な、ななな、何でプロデューサーさんがあたしの部屋にいるんだよ!?え!?今膝枕してたよな!?お、襲おうとしてたのか!?」
P「ここ俺の家だからね?」
奈緒「はあ!?」
P「寝た経緯を落ち着いて思い出して。」
奈緒「……」
P「膝枕は奈緒が頼んだんだ。」
奈緒「……」
P「襲おうとは断じてしてない。」
奈緒「……」
P「取り敢えず厳戒体制解いて。話が出来ない。」
奈緒「……おう。」
×
18:00
P「あの。」
P「落ち着いてくれたのは助かるし厳戒体制解いてくれたのも同様だわ。」
P「でも奈緒がまた問題を作るとは思ってもなかったよ。」
P「泊まるって何、マジで言ってる?朝のは冗談だぞ?」
奈緒「ヤケクソだ。」
P「え?」
奈緒「恥ずかしい所沢山見られたし、もう怖くない。それにこれチャンスだろ。あたしが一歩リードするんだ。」
奈緒「今日はプロデューサーさんに何でも命令できるんだしさ。一泊くらい、いいよな?」
P「くらい、って……駄目でしょ。寮の人になんて言うの。」
奈緒「そこはなんとかなるのが神谷奈緒だから。」
P「ええ……」
奈緒「凛とは擬似結婚式して加蓮とはデートして、じゃああたしは?何も無し?」
P(あんたは俺ん家へ週毎遊びに来てるだろ……)
奈緒「いいだろー?頼むよー。」
P(柄にも無く奈緒の目がマジだ……)
奈緒「今度の仕事何でも頑張るからさー(ヤケクソ)」
P「(何でも!?)…………分かった分かった。今日だけな。」
奈緒「やった!」
×
19:00
奈緒(うおーっ!一時間前のあたしーっ!無計画に物事を進めんなぁー!)
奈緒(バカ!あたしのバカ!神谷家の恥!マヌケ!恋愛初心者!)
P「夜飯、リゾットでいいかー?」
奈緒「へ!?は、はい!いいですよ!」
P「ういー。」
奈緒(何考えて泊まるなんて言ったんだよ!こ、こんなの誘ってるようなもんじゃないか!)
奈緒(どうしよう……本当に襲われたり……)
奈緒(わ、わわ……)
20:00
P「風呂は先か?後か?」
奈緒「さ、先で。」
P「了解。」
21:00
P「トライアドの録画でも見るか。」
奈緒「いいね。」
P「批評家だぞ俺は。」
奈緒「ドンとこい。トライアドは最高のユニットだ。」
22:00
P「明日仕事だし早く寝るぞ。」
奈緒「うん。」
P「……俺のベッド使う?」
奈緒「……え!?」
P「うそうそ。わりーけどここで布団敷いて寝てもらうぞ。突然なんだしそれくらいは我慢せい。」
奈緒(プ、プロデューサーの……)
22:30
P「あのさ。」
P「一泊してる時点で相当ヤバいのよ。」
P「なのに何故一つのベッドで俺らは寝てるんですか?布団使えや。」
奈緒(プロデューサーさんの強い匂いに包まれて……うう……///)
P「聞いてます?おーい?」
P「駄目だこいつ。トリップしてやがる。」
奈緒(あー……どうしよ、ドキドキが止まらない……)
奈緒(何言われても今なら肯定しちゃいそうだ……)
P「積極的すぎないですか。」
奈緒「……本来のあたしは、こんなもんだよ。」
P「甘えん坊?」
奈緒「うん。」
P「……」キューン
P「抱き締めてもいいですか?」
奈緒「……ん。」ギュッ
P(うわ、めっちゃ素直。ツンデレの気配はいずこへ。)
奈緒「あったかい。」ギュー
P(つーかもしこれが誰かにバレたら弁解出来ない状況なんだけど。一つ屋根の下、二人で抱き合いながら一緒のベッドで眠る。)
P(奈緒さん、マジでヤケクソなんだな……)
奈緒「あのさ。」
P「ん?」
奈緒「えっと、その……朝は突然押し掛けてごめんな。やっぱり迷惑だったかなって、思って。謝りたくて。」
P「別にいいよ。楽しく一日を過ごせたんだし。」
奈緒「そう?」
P「そうなの。」
奈緒「そっか。」
P「ん。」
奈緒「やさし。」
P「……その素直さ調子狂うから止めて。」
奈緒「やだ。あたしにはこういう時くらいしか本音言える機会ない。」
P「……じゃあ訊いていいか?」
奈緒「なに?」
P「昼の時に漏らしてた頑張ってる事って何。」
奈緒「…………料理。」
P「料理?」
奈緒「プロデューサーさんに弁当作りたくて。感謝とか、そういうの伝えるの、あたしは下手だからさ。」
奈緒「手作りは気持ちが伝わる、だろ?」
P(…………どうしよ、すっげぇ嬉しい。ちょっぴり沸き立つ性欲が鬱陶しく思えてくるくらいに嬉しい。)
奈緒「す、好きな人に感謝を伝えるのって、緊張するんだよっ。」
P(え、ちょ、ま、)
P(そんなこといわれたら、)
P(ァッ)
P「」
奈緒(言っちゃった……っ!)
P「」
奈緒(顔が熱い……心臓うるさいし、なんか、頭が沸騰して……)
P「」
奈緒「……ん?」
P「」
奈緒「……」チョンチョン
P「」
奈緒「……死んでる。」
P「」
P「」
P「」
×
次の日、事務所にて
P「」
凛「白目剥いてどうしたのプロデューサー。」
P「」
加蓮「おーい。指何本か分かるー?」フリフリ
P「百億万土(白目)」
加蓮「仏教か。」
凛「ねえ大丈夫?体調悪いの?」
P「なおかわ(白目)」
凛「……(熟考中)」
加蓮「……(思慮を巡らせる)」
凛、加蓮「!(真理に辿り着いた音)」
凛(一本、)
加蓮(取られた……っ)
別場所にて
奈緒(うわあああああああああああああ!!)
奈緒(昨日のあたしいいいいいいあああああ!!)
奈緒(スマホの通知もおおおおおお!!凛と加蓮に嗅ぎ付けられてるうううう!!)
奈緒(くっそぉぉぉ!!こうなりゃヤケだぁ!!)ポチポチ
凛『それは駄目だよ、奈緒?』
加蓮『ユルサナイ。カマユデノケイダ。』
奈緒『プライベートぐらい好きにやってもいいだろ!』
凛『一線越えた?』
奈緒『んなわけねーだろ!越えてねーよ!』
加蓮『でもプロデューサーさんが奈緒としたって言ってたよ。』
奈緒『え!?』
奈緒『まさか隣で寝てた時にやったのか!?』
加蓮『二人一緒に寝たんだ……絶望……』
凛『奈緒はカマかけたら百発百中でひっかかるよね。』
奈緒『そういうことかああああああああああ!!』
加蓮『明日の仕事が楽しみになったよ。』
凛『同じく。』
奈緒『明日はあたしの命日か……(諦め)』
アグレッシブ奈緒。