『クロスオーバー』 『二次小説』 『コラボ』 『夢小説』
こういった作品は数多くあり、作る人の数だけ始まりも、終わりも、話もそれぞれ異なっている。
読者の思い浮かべた通りの展開になることもあれば、違う結末を迎えることもある。
その始まりは常に違う幕開けから始まる。
この作品、お読みになるあなたに作者である、銀猫からの始まりの挨拶としては、これが一番最適だろう――
「リンク・スタート」
プロローグ 魔法の世界
「…………………」
その時、桐ヶ谷和人は必死に思考を働かせていた。最後に覚えているのはALOというVRMMOゲームにて自宅のように過ごしている『アインクラッド:22層』のマイホームでゆっくりしていたことだ。
どうやらそのまま寝てしまったが、その後は同じようにALOのホームかもしくはログインしている自分の部屋のベットの上で目が覚めるはずだった。
「どこだ…ここ…」
気がついたのは、どこかのコンテナのような場所だった。明かりは非常灯のような小さなものしかなく、薄暗かった。
「何かのバグか…?」
そう言いながら和人は左手を振ってALOのウィンドウを開こうとした。
「…あれ?」
もう一度、だがウィンドウが開かない。試しに今度は右で振るが、何も起こらない。
「どうなってるんだ…現実世界…じゃないよな?」
暗くて自分の格好もわからないが、鏡があれば顔を見て現実世界なのかどうかわかる――
「ん…ぅ…」
「?」
何かのうめき声のような声。近くの箱の死角に誰かいるようだった。
「誰だ…!?」
「…ふぁ……あ、れ…?」
そこにいたのは小さな少女だった。膝ほどにまで長い髪に、クリッとした目。黒髪でワンピースのような姿の――
「ユイ!!」
和人の娘だった。
―???―
「なんやて?次元震があった地点でガジェットが?」
とある部屋、報告を聞いていた少女に画面の向こうの青年は頷いた。
次元震はヘタをすれば世界を滅ぼす可能性がある。小さいものでも調査が必要なのだが、その中でガジェットが現れたとなれば――
「念のためや、なのはちゃんに向かわして」
―一方戻って―
「パパ、なのですか?」
「あぁ…暗くてわかりにくいか…」
どこかに光源となるものか、出入り口がないか手探りで探していると、何かが手に当たった。
「ん?なんだこれ?」
大きさ的にはキーホルダーやペンダントぐらいの何かがそこにあった。だが暗くて分からない――
《お久しぶりです、マスター》
「!?」
そのキーホルダーが滅明すると、澄んだ男性の音声が響いた。驚く和人の後ろでユイも困惑していた。
「な、なんだこれ?通信機…いや、ユイがいるってことはやっぱりゲームのアイテムか?」
《いいえ、違います。ここはミッドチルダ――マスターの世界やゲームとは違う別の世界です》
ますます意味がわからなかった。するとヒュインっと何かが風を切る音が聞こえた。どうやらこのコンテナのようなものの外からだった。
「なんだ、この音…、ユイ!!」
「きゃあ!!」
危機感を抱いた和人はユイに覆いかぶさるようにして飛びついた。それと同時に2人のいた辺りの天井部分が吹き飛んだ。
「ッ…!?」
「そ…と?」
天井から見えるのは空。だが、普通とは違い昼間なのに惑星のようなものがいくつか見える。
そしてそれほど遠くないところにカプセル状の何かが浮かんでいた。
「ユイ、あれが何か分かるか?」
「該当するデータは…あ、あれ? どうして…サーバーにアクセス出来ない…!!」
カプセル状のそれのレンズのようなものが点滅するのを見た和人はすぐにユイを抱えるとその場を離れた。
程なく、2人がいた場所にレーザーの雨が降り注いだ。
「クッ、なんだあれは…!! ALOにはいないし現実でもあんなのはないぞ!!」
「で、ですがパパの格好…!!」
ユイに言われて和人は自分の格好を見た。黒いデニムジーンズに黒いTシャツ。自分がALOに入る際に着ていた服だった。
ALOやGGOではまずありえない格好の上、カプセル状の何かはほかのゲームでも見たことがないからアカウントをコンバートしたわけでもなさそうだ。
だが、自分は今ユイを抱えている。現実世界では絶対に触れることができないはずの娘を、だ。
「どういうことだ…!!」
再びカプセルのレンズが光りだした。だが逃げ込んだ先はコンテナの密集するエリアだ。逃げ道が少なすぎる。
《マスター》
「うぉ!? そ、そういえばお前は何なんだ!?」
ずっと右手に握られているそれに和人は半ばやけくそで聞いた。
《Set Up》
それがそう機械的に発音すると、光が和人を包んだ。
「パパ!?」
心配そうにユイが呼びかけるが、眩しいのかすぐに目を逸してしまった。程なくして光は収まった。
「え…!?」
「これは…!!」
そして、和人の格好が変わっていた。
「黒の…剣士…!?」
SAO――ソードアート・オンラインの『
だが、SAOは既に存在せず、この姿になることはほぼ不可能だった。
《懐かしい姿ですね、マスター》
「っ!?」
先程まで聞こえていた声が、今度はキリトの背中で聞こえた。
「まさか…エリュシデータ!?」
SAOにいた頃、和人のアバターであるキリトの愛剣として使用されていた片手剣。黒いキリトには全くのお似合いである黒を基調としたそれだったが、今は鍔の部分に宝石のような青い結晶が埋め込まれていた。そしてその宝石が明滅すると声が聞こえる。
《こうして会話するのは初めてですね》
「あ、ああ…って!!」
すぐに降ってきたレーザーの雨にキリトはユイをを抱えながら器用に避けていた。レーザーの速さはGGOのミニゲームに比べて遅すぎると言っても過言ではなかった。するとレーザーによってひとつのコンテナに穴があいた。
「ッ…!!」
キリトはすぐさまそのコンテナの穴の近くに向かうとユイを降ろした。
「ユイ、しばらくそこで隠れてろ!!」
「は、はい!!」
なんとかユイの安全を確保できたキリトはエリュシデータを抜くとまっすぐカプセルへと向けた。
「…しっくり来るな」
《光栄です》
その言葉に苦笑いしたキリトは目にも留まらぬ速さでエリュシデータに黄緑色の光の帯を引きながらカプセルへと突撃した。
「はぁ!!」
《ソニックリープ》
エリュシデータがそう発音すると同時にソードスキルの動きが完了し、少しの硬直時間が訪れた。
「やっぱりソードスキルは使えるのか…」
今使用したのは《ソニックリープ》というかつてキリトがSAOで使用した技のひとつだった。
と言うよりも、今のはエリュシデータが発動させた感じがするが――
「一気に決めるぞ!!」
《ゲツセンコウ》
先ほどと同じようにソードスキルである光がエリュシデータに宿ると、技が発動した。しかし、MMOゲームと違い視界の隅に自分のHPゲージがなければ敵のシンボルマークもない。
そんなことを考えているうちに残り一つのカプセルも破壊した。
「こんなものか…怪我はないか、ユイ」
「はい、大丈夫です」
娘の状態を確認してホッとしたキリトは次に右手の中にある、元のように宝石に戻ったエリュシデータを見た。
「お前は本当にエリュシデータなのか?」
周囲に敵の気配もなく、今抱えてる疑問を解決するにはまずは手元の存在を確認する必要があった。
《はい、私の名称はエリュシデータ。SAOにてマスター・キリトに装備されていました》
「…じゃあ、ここはどこなんだ?さっきは別の世界とか言ってたが…」
《詳しくは私にもわかりません。ですがここはマスターの現実の世界ともSAOやその派生世界でもないです》
派生世界――
「大丈夫ですか!?」
「?」
どこからか、声が聞こえた。だが周囲に人はいない。聞き間違いにしてもはっきりと聞こえたその声にキョロキョロしていると次は頭上から「ここです」って聞こえた。
「!?」
「あ、あの…」
そこにいたのは栗色のサイドテールの髪型の女性だった。足にはピンク色の羽が生えて、それで浮かんでいるようだった。
「えっと、あんたは…?」
「時空管理局機動六課スターズ隊隊長の高町なのはです」
2人の前に降り立ったその人はそう自己紹介をした。だがいろいろと聞きなれない言葉が含まれていた。
「機動六課…管理局…聞いたことないギルドだな…」
「おそらく、ギルドではないかと…」
「えっと…あなたたちは?」
なのはの問いに思考の海に入っていたキリトは気を取り直して自己紹介をした。
「俺は桐ヶ谷和人。こっちはユイ」
「よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げたユイ。すると3人のあいだにヴォンっとウィンドウが現れた。
「あ、はやてちゃん」
『どうやなのはちゃん、ガジェットは?』
「(あれは月光鏡?いや、鏡というか…本当に窓みたいだが…)」
映し出された女性を見ながらそう考えていると思い出したようになのはがキリトの方へ向いた。
「あ、桐ヶ谷君! ここら辺でガジェット見なかった!?」
「ガジェット…? あれのことか?」
指差した先には残骸となった機械。それを見てなのはがあんぐりと口を開けていた。
「え、えっと…あれ全部桐ヶ谷君が?」
「ああ、それとできればキリトと呼んでくれ…もしかして、壊したらまずかったか?」
過去に顔なじみのリズの店で商品を試し切りで折ってしまった事があり、それを思い出したのか青い顔をしたキリトが聞いた。
「あ、ううん。そうじゃなくて…大丈夫だったの?」
「あー、あのレーザーか。GGOのゲームに比べたら余裕だったけど…」
『なのはちゃん、一応その人連れてきて。事情を聞きたいわ』
ウィンドウの向こうにいる女性の言葉になのはは返事をすると「行こっか?」といい、2人を誘導するように歩き出した。
「パパ、どうするんですか?」
「行くしかないだろう…何よりも情報が足りない。今置かれてる状況を理解するのが先決だ」
―部隊長室―
「ようこそ、機動六課へ。部隊長の八神はやてや」
「桐ヶ谷和人、できればキリトって呼んで欲しい。こっちはユイ」
「私はリインフォースⅡです~!」
入ってそうそう、部隊長席に座っていた女性にそう挨拶したキリト。
だがその女性の近くのミニチュアのようなテーブルには妖精のような少女が座っていた。
「ナビゲーションピクシー…?」
「リインは
少しプンプンしてるリインをよそにちらりと右を見ると赤髪のポニーテールの女性がピシッと立っていた。
だが、どうやら警戒しているらしく今は彼女の間合いにいるようで少しばかり殺気のようなものも感じていた。
「それでや、キリト君。君はどうしてあの場所に?」
「目が覚めたらあそこにいたとしか分からないな…」
確かにそれしかわからなかった。ちらりとユイの方を見るが、ユイもわからないようだった。
「むぅ…ところで、キリトくんは地球生まれか?」
「「!!」」
その言葉にキリトとユイが顔を見合わせた。もしもここにいるメンバーの言う地球が同じなら帰れるかも――
《マスター、残念ながら違います》
「デバイス!?」
キリトのポケットに入ってるエリュシデータがそう発した。それにシグナムが驚いているがそれをスルーしたキリトはポケットから取り出した。
「エリュシデータ、どういうことだ?」
《調べたところ、現在の西暦は2007年です。マスターたちの関わったSAOの事件よりもさらに昔です》
それを聞いてさらにキリトは困惑した。西暦が一年二年進んでいるというのならまだしも、昔になっているというのはおかしな話だ。
「キリト君、デバイス持ってたんかいな?」
「ん? これか? いや、なのはに会う少し前に気づいたらあったんだが…なぜか俺のことを知ってるし俺の知ってる剣になるから持ってるんだ」
SAO以来エリュシデータを失ったとは言え愛着のあるものだったからそれほど疑問にも思わずに持っていたようだ。
《初めまして、私の名前はエリュシデータと申します。かつてはマスターの
「う~ん…ちょっとそのエリュシデータ調べてもらってもかまへんか?もしかしたらキリト君の世界のこともわかるかもしれないし」
「…まあ、そういうことなら頼むかな」
そう言ってキリトはエリュシデータをなのはに渡した。すぐにシャーリーというメカニックに解析を頼むそうだ。
「で、や。問題はこれからや。私の予想やとキリト君の地球とこっちの知ってる地球は違う。ならそれが見つかるまでどこかで衣食住の確保をしなければならない」
「まあ、な…俺はともかく、ユイまでサバイバル生活ってのは…」
まだ年端もいかない妹(はやて目線)をそんな目に合わせたくないのは納得できる。
「そこでや、キリト君、
「…え?」
「いやな、実を言うとこの部隊はまだ始動して間もない、準備中みたいなものや。やけどこれからの見通し的に人手が足らんのや」
「私たちの仕事は貴様が破壊したガジェット、あれの排除及びロストロギアの回収だ」
ロストロギア――その名前だと過去にキリトも聞いたことがあった。偶然彼がSAOよりも昔にやっていたとあるMMOゲームであった『オーパーツ』と呼ばれる種類のアイテムだ。
代償が大きい代わりにゲームバランスを崩壊させるほどのステータスがあるものだったのだが、そのゲームはそのアイテムをチートを使って入手したプレーヤーの起こしたエラーでサービスが中止してしまった。
「うん、あながち間違いでもないな」
キリトの認識にはやてはそう返した。要するに『すごい力を秘めたとにかく危険なもの』ということだった。
「う~ん…まあ、知らないところに行くよりもそっちのほうがいいかもしれないな…」
「そうですね…」
「なら、決まりやな。と言っても委託局員として迎え入れることになるから数日後ぐらいにそのライセンス取得をやってもらうことになるけどな」
―訓練場―
「ねーねー、ティア~、聞いてる~?」
「うっさい、さっさとストレッチしなさいよ!!」
そこにいた少年少女はストレッチをしていたのだが、青髪の少女の言葉に橙色の髪の少女はそう怒鳴っていた。
「でも気になるじゃん…ガジェット破壊した人が来てるって」
「確かにそうですけど…」
「って、あの人じゃないですか?」
ピンクの髪の少女が同意すると、赤髪の少年が何かに気づいた。そこにいたのはこちらに向かってくる教官と黒髪の少年、そしてその頭に乗る妖精だった。
―数十分前―
「じゃあ、私は2人を施設の案内と訓練所に連れて行くね」
「りょーかいや」
「ん? ユイ、どうした?」
なぜかヘタリこんでしまったユイにキリトがそう聞いた。ユイは足をさすっているようで、どうやら立ち疲れてしまったようだ。
「ユイちゃん、部屋で休む?」
「…ちょっと待ってください。こうすれば…!!」
突然、ユイが光に包まれたと思うとその姿を消した。
「え!?」
「消えた!?」
「これは…」
その光景に見覚えがあるキリトは冷静だったが、ほかの3人は驚いていた。
すると「ここです」という声がキリトの頭の上から聞こえた。
「ふぇ?」
「あ、あれ?ユイちゃん…」
そこにいたのは妖精のように小さな姿と格好をしたユイだった。すると彼女はキリトの目線に浮かんだ。
「やっぱりナビゲーションピクシーの姿か」
「はい、もしかしたらできると思ったので」
「え、なに? ナビゲーションピクシー? ユニゾンデバイスじゃなくて?」
そういったはやてだったが、ユイは「違います」と首を横に振った。ユイのことに関して説明にするにはSAOのことやカーディナルのことなど複雑すぎるので、ユイの能力的なものということで納得してもらった。
その後、なのは、キリト、ユイは機動六課の中を見て回っていた。
「最後にここが訓練場、あそこにいるのが教え子のフォワードの4人。みんな集合!!」
なのがの掛け声に4人が立ちがあるとすぐになのはとキリトの前に並んだ。
「みんなに紹介するね。今日から六課で働くことになったキリト君」
「あ、桐ヶ谷和人、できればキリトと呼んで欲しい。頭の上に乗っているのはユイ」
「よろしくお願いします」
2人に返事をするかのように4人はピシッと直立になり、それぞれ端っこから自己紹介を始めた。
「ティアナ・ランスターです、ポジションはセンターガード」
「スバル・ナカジマ、フロントアタッカーです」
「「(声がルーさんみたいだな…)」」
かつてシルフとケットシーの調印で出会ったケットシーの領主である少女のことを思い出していた。
「エリオ・モンディアル、ガードウイングです!」
「キ、キャロ・ル・ルシエです…この子はフリード」
「キュクルー」
キャロのそばにいた小さな白龍にキリトとユイは「おぉ~」と感激の声を出していた。
「使い魔か…ピナ以外に初めて見たな」
「なのはさ~ん!」
自己紹介を終えた7人のもとに、メガネをかけたおっとりとした感じの女性が走ってきた。
「あ、シャーリー! どうだった?」
「詳しい解析は後日ですが、スペック的には普通のインテリジェントデバイスでした」
それを聞いたキリトは「魔剣クラスの剣を普通って…」と思っていた。
「あ、そうだ。シャーリー、この人がキリト君」
「はじまして。デバイスマスターのシャリオ・フィニーノ、シャーリーと呼ばれています」
「あ…桐ヶ谷和人です。頭の上にいるのはユイ。デバイスマスターってことは、デバイスを作ることができるんですよね?」
これで本日何度目の自己紹介だろうとキリトは考えながら話していた。
先ほどのガジェットの戦いでキリトはエリュシデータを振るいながらあることに関して考えていた。
「えっと…エリュシデータみたいな片手剣をもうひと振り作っていただくことって出来ますか?」
「え? AI込みでデバイスを作るのは時間がかかるけど…」
「いや、AIとか無しでも…エリュシデータ、二刀流のスキルは制御できるか?」
《なるほど、アレですか。確かに私の中にソードスキルのデータがあります。ミス・シャーリー、ストレージデバイスで構いません》
「…うん、わかった」
そしてエリュシデータを受け取ったのを見たなのはは何かを思いついたように5人を見渡した。
「うん、それじゃあ訓練に入る前にキリト君の実力を見てみようか」
海上に浮かぶ訓練場に廃墟のようなステージが現れた。だが、SAOやALOといったVRMMOをやっていたキリトにとってそれは別に驚くものでもないため、セットアップして所定の位置についた。
『じゃあ、準備はいいかな?』
「いつでもいいぞ」
ユイを肩に乗せたなのはがスピーカーで聞いた。それにキリトは剣を抜いて頷いた。
『よし、じゃあ訓練開始!』
「っ!」
訓練開始となのはが言った瞬間、キリトに無数のレーザーが降りかかった。
「「「「「……………」」」」」
「あ、あれ? 難易度レベルが最大?」
どうやらなのはが設定を間違えたようだった。
いくらなんでも一番早いフェイトがこの中を動くのも難しいのにキリトが無事なわけないと強制終了をしようと――
「ハァ!!」
「「「「「「え?」」」」」」
6人が見ていたモニターにはレーザーを掻い潜り、徐々にガジェットを破壊するキリトが映し出されていた。
「パパすごいです~!」
「「「「「「………………ん?」」」」」」
その様子を楽しそうに見ているユイに6人は首をかしげた。今、この少女はなんと言った?
そう考えているうちにガジェットが全滅していた。
「えっと、なのはさん。確か間違えて最大難易度ですよね?」
「うん」
スバルの言葉になのは呆然となりながらも頷きながら答えた。
「で、キリトさんのデバイスは普通のインテリジェントですよね?」
「はい」
エリオの言葉にシャーリーはズレていたメガネを直しながら同意した。
「で、ユイちゃんのパパ?」
「そうです~」
キャロの言葉にユイは嬉しそうに話していた。
「「「「「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥what?」」」」」」
フォワード組+2名の思考回路は既に制御不能だった。
「えっと…キリト君、いくつか質問してええか?」
昼食後、ユイを宛てがわれた部屋に寝かせてきたキリトは部隊長室に呼ばれていた。他にはなのはと金髪の女性、リインがいた。
「ああ、構わないが…」
「…まず、これのことやけど…」
映し出されたのはガジェットのレーザーを危なげなく避けて間合いに入ったガジェットをエリュシデータで切り捨てていた。
「君は何者や、素人にしては動きが慣れすぎてるわ」
《それに関しては私から説明します》
そのはやての質問に答えたのはキリトの首からぶら下がっているエリュシデータだった。シャーリーが解析後にポケットに入れておくよりもということで紐を見繕ってくれたのだ。
《マスターの世界にはVRMMORPGというものが存在します。精神を仮想空間に送り、その中でオンラインゲームをするというものです》
「えっと…?」
「さっきの訓練みたいなことをゲームでやってるってことだ」
金髪の女性はどういうことなのわかってないようだった。それにキリトはかいつまんで説明をした。
SAOのデスゲームやALOの拉致事件には触れず、ゲームに関することを大まかに説明すると納得したようだった。
「なるほど…じゃあ前にエリュシデータが言ってたSAOってのも?」
なのはの言葉にキリトは少し暗い顔をした。確かにその通りだが、あれはただの『ゲーム』で片付けるには収まらないものだった。
「次にシャーリーに頼んだストレージに関してやけど、二刀流って?」
「俺の使う技はそのゲームの技なんだが…まあ、俺は二刀流の技がある。そのためにもうひと振り頼んだってわけだ」
キリトのもう一本の剣――ダークリパルサーは75層の最終決戦にて折れてしまった。データもなければ、実物もないため代わりの剣が必要だった。
「…じゃあ、最後にやけど……パパって?」
「ん? ああ、ユイが言ったのか? まあ、言葉の通りの意味だけど」
「「「(いや、その意味がわからない…)」」」
キリトの言葉に、3人はさらに混乱していた。
To be continued →
どうも、『魔導剣史リリカルアート・オンライン』の作者の銀猫と申します。
ユイ「MHCP001、通称ユイです。ところでなぜ私も…?」
いや、一人であれこれ独り言いうよりも誰かと会話式にしたほうが伝えやすいかなって。
それとユイはALOから「ナビゲーションピクシー」という立ち位置だから丁度いいかなって。
ではまず、この作品を読んでいただきありがとうございます。中には『ノーバディ・レコードほっといて何してるんだ!!』って声が聞こえてきそうです…
ユイ「たしかこの作品はもともと他サイトで投稿してるんでしたよね」
ただそのサイトは小説が盛んじゃないから移行しようか考えて、今回この話をテストで投稿することにしました。
ユイ「『ノーバディ・レコード』の時もそうでしたよね」
二の舞になりそうで怖い…
まあ、今回はテストで本元の企画も試験的な感じで作動させてみようかなって
ユイ「企画?」
もともとこの話は読者のアンケートでつくろうと思ったんだけどね…まあ、ご察しの通りアンケートが来ないんですよ…
ユイ「企画倒れですね」
そう…(´・ω・`)
で、このサイトに移行しようと思ったけどこのサイトでアンケート機能がないから活動報告とメッセージを使用しようと思ってます。ただアンケート内容がほかの人にも見れるってのはあんまり好まないんですけどね…
まあ、一話だけで終わる可能性もあるんでその企画については正式にこっちに移行したときにでも説明します。
で、アンケートはまあ、このサイトで『魔導剣史リリカルアート・オンライン』を読みたいかどうかですね。
ユイ「そうですね…ほかのこと聞いてここでやらないとなるのはおかしいですし…」
活動報告にも「アンケート1」で出しますので、アンケートにお答えできる方はそこかメッセージで直接お願いします。
ユイ「ところで作中のゲツセンコウという技はSAOにありました?」
いや、あれはテイルズの技。
SAOの技だけだと戦闘が書きにくいから…よっぽどじゃない限り使用すると思う
ユイ「ところでタグのオリキャラ募集は?」
あー、うん。グダグダ長くなるのは好きじゃないんで簡単に言うとSAOキャラ、リリなのキャラのカップリンクを作品超えてやろうと思ったけど読者から募集するってのもいいかもって思って。今現在だと2名が本元で登場して1名が登場予定。
正式移行したらこっちでも募集します。
さて、次回があるのならその時までごきげんようです