―とある世界の学校:教室―
「今度は3人もか…」
「なんつーか…嫌な感じだな」
教室では授業開始のチャイムが鳴った。だが席についている生徒は半分にも満たない。
もちろん欠席や遅刻ではない。
そもそもこの学校にいる生徒のほとんどは学校に通えることを楽しんでいる生徒ばかりだ。
「お前ら、授業はしばらくなしだ。家で15と16のテキストをやってくるように」
扉から顔を出した担任の言葉に全員がノロノロと帰る用意をし始めた。
「有希に…それに一輝もか」
「ん?いや、一輝はなんか消えたやつ探してるらしいで」
「はぁっ!?」
―ALO:中立域―
キリト達が妖精王オベイロンこと須郷の企みを阻止してからALOでは無理にレベルを上げる必要もなくなったため、中立域を観光するようにプレイヤーが飛行する光景が見られるようになった。
そんな中、テキストファイルを開いて何かを考え込んでいるサラマンダーのプレイヤーがひとりいた。
「こっちもハズレ…あとは…」
赤と黒を強調したコートと黒いズボンを履いた彼の手――そこに握られてるほかのプレイヤーが見ることができないそれは最近世間を騒がしている『行方不明のVRMMOプレイヤーの名簿』だった。
約1ヶ月ほど前からVRMMOに接続していたプレイヤーが忽然と姿を消す事件が多発していた。
しかも同時的多発のため、ただの誘拐とは考えられず、さらにVRMMOをしている時に狙われるため『新しいSAO事件』とも言われている。
そして彼はそんな事件で自分の通う学校が休校になっている事実を知らずに消えた友人たちを探していた。
「…!」
彼の索敵スキルが何かを感じ取り、振り返るとそこには黒い和服に身を包んだシルフが片手剣を向けていた。
『新生ALO』になる前のいざこざの影響か、サラマンダーを嫌悪しているシルフは多く存在する。
最も領主であるサクヤがなぜかユージーンと良好な関係を気づいているというウィンディーネの情報があるのでその考えも少なくなってきてはいるが。
そして『新生ALO』から参加している彼にとってはそれはどうでもいい話なのだが、それで何度も狙われたこともある。
「サラマンダーの『マルチテイマー』カイルだな?」
「…またその手のやつですか…」
彼ことカイルはそうため息をついて装備していた長刀を抜いた。彼の二つ名『マルチテイマー』とは彼自身、モンスターをテイムしたりとかはしてないのだが何故か無害なモンスターに懐かれるのだ。
あるときそのモンスターを連れて飛行したため、『大量のモンスターをテイムしている』ということで『マルチテイマー』という通り名がついたのだ。
「で、あなたは?また保護団の人ですか?」
保護団とは『モンスター保護団体』のことだ。『AIとはいえ、無害なモンスターと共存する理念』を持つ集団のことだ。
たまに問題に上がるのは『テイマー』を攻撃したりテイムしたモンスターを無理やり連れ去ったりする事件だ。
「ハッ、あんな馬鹿集団になんぞ興味ない。そうだな…『風巻の雷』と言えば分かるか?」
「!」
『風巻の雷』とはシルフでは比較的古参のプレイヤーで通った名前だ。
PKが推奨されるALOにおいてよりほかのプレイヤーを倒したほうが『プレイヤーキラー』としての名が知れ渡る。その中では『風巻の雷』は『最凶のプレイヤーキラー』と呼ばれていた。
その理由は彼と遭遇したプレイヤーは『全員』が餌食になっているからだ。一人で一個小隊の部隊を壊滅させた話もまだ真新しい噂だ。
そして殲滅のスピードを表現して誰かが言った言葉、『風巻の雷』がその二つ名として知られている。
「…なるほど、純粋なPKですか…!!」
「ま、そーゆうこった…なっ!!」
一拍おいて『風巻の雷』が構えていた片手剣でカイルへと突っ込んだ。
しかし落ち着いてそれを振り払って間を取った。
「悪いですがこっちは忙しいので…!!エカム・ズオイ・エザ・コトオ・ノハ!!」
「え、ちょ――」
呼び止めようとした『風巻の雷』を無視してカイルの周囲に文字が浮かび上がり、そしてそれが高速回転をしたかと思うと炎の竜巻が発生した。
あまりの熱風に『風巻の雷』は少し距離をとって腕で顔を守った。
そして、少しすると竜巻が止んだのか、涼しい風が吹いた。
「…たく、シラケるね…」
そこには既にカイルの姿がなかった。それにため息を着くとすると思い出したかのように彼は中立の街である『イグドラシルシティ』へと向かった。
もともと彼は領主であるサクヤからの頼み事をされていた時にカイルを発見して襲ったのだ。だがそのカイルが逃げたのならば暴れる必要もない。
そう思って頼み事をこなそうとしていた。
だが一つだけ、それには間違いがあった――
この日、ALOから『カイル』というプレイヤーが消えた。
―ミッドチルダ:郊外の家―
あまり広いとは言えないその一軒家の庭で遊ぶ2人の子供。
既に夕暮れ時でそろそろその子供たちの『父親』が帰ってくるだろう
「もう、にーもねーも手伝ってよ!」
「はいはい」
家の中から聞こえたまだ幼さが残る女の子の声に遊んでいた少年少女は遊ぶのをやめて家の中に入ろうとした。
「…あれ?ねえ、にー。あれ何?」
「え?」
少女が指さした先には何故か若干こげた服を着ている少年が倒れていた。
―管理局:総務部―
「はぁ…またですか。グスタフ・アルペンハイム三佐」
「うぐ…申し訳ない…」
総務部に寄せられた苦情。簡単に言うと『盗難されたデバイスが破損状態で回収された』というものだった。そしてその苦情を処理した局員はそれに頭を抱えた。同じようにその原因でもあるグスタフも若干涙目でうつむいている。
「今月で5件目…おまけに別件でも弁償があるんでしょ?」
「おっしゃる通りで…」
なぜ彼がここまで弁償などの問題を起こすのか。それは彼が使用するデバイス『ブレイクファング』が原因だった。
「いい加減、サブデバイスを申請したらどうですか」
「いや…でもな…」
普段はともかく、彼は大きな『事』が起きた場合まっさきに最前線へ赴く『切り込み隊長』
そんな彼が並のデバイスで事態を収拾することができるはずもない。
そのため、『高出力・高威力』というハチャメチャなデバイスである『ブレイクファング』を使用さぜるを得ないが、そのデバイスのコントロールがあまりにもピーキーなため、抑えすぎると威力がガクッと落ち、逆に開放しすぎると手におえないほどの火力を秘めている。
「…まあ、ブレイクファングを使用できるのもあなただけというはわかりますが…裏を返せば、あなたは『ブレイクファングしか使用できない』」
「とほほ…」
その繊細なコントロールをグスタフはほぼマスターしているのだ。だがそれでも『高出力』という点に変わりはなく、自分の意思とは関係なく破壊してしまうのだ。
そして、そのコントロールの反動か生半可なデバイスだと一発で壊れてしまうのだ。
「…はぁ。まあ今日のところは持ち主も『仕方がない』と割り切ってるみたいなので大目に見ますが、次回は気をつけてくださいね」
「肝に銘じておきます…」
「あ、でも修理費はあなたの給与から引きますからね」
その言葉にグスタフは沈んだ。
すると彼のポケットに入った端末に着信が入った。
―戻って一軒家―
「ぅ…ぁ……ぇ?」
少年――カイルは少し固めのベットの上で目を覚ました。だがそこは彼の部屋でもなければALOのホームでもない。
「…あれ?確か…」
覚えているのはALOの中立域上空で『風巻の雷』に襲われ、そして逃げるためにサラマンダー特有の炎の魔法『ロギス・アクセル』で目くらましをして―――
「…????」
それで目が覚めたらどこかの部屋のベットの上。しかも格好がリアルのもの。
誰かにアミュスフィアを外されて運ばれたのか?と思ったがログインしていた日は家族が全員家にいる。
となるとそこから運び出すのは難しい――
「あ、目が覚めたの?」
「え?」
声がする方を見ると、そこにはまだ5~6歳ほどの女の子がいた。少女はカイルが目が覚めたことを知るとすぐに部屋を出ていった。
程なくして少女とおそらく家主と思われる男性がやってきた。
日本人ではまず見られない白色のショートヘアにサファイアブルーの瞳に180程の長身。
年齢的には二十代といったところだろう。
「目が覚めたようだな?」
「…えっと、ここは?」
近くにあった窓を見る限り辺りはすでに日が落ちているため時刻は夜、だが自分はログインしたのは朝だ。
「ここはミッドチルダの俺の家だ」
「………ミッド?チルダ?」
聞き覚えのない地名、それに首をかしげていると男性は少女に「部屋で待ってなさい」といい人払いをした。
「まだいろいろと混乱してると思うが…そうだな。自分の名前はわかるか?」
「えっと…僕はカイル…です」
ここがゲームの中なのか、リアルなのかわからないカイルは取り敢えず自分のプレイヤーネームを名乗った。
それに男性が少し考え込んでいた。
「庭に倒れていたのは覚えてるか?」
「え…?」
倒れていたという単語にカイルは驚きを隠せなかった。ログインするとき、自分の部屋で横になっていたはず。だが目の前の男の家の庭に倒れていたという言葉が信じられなかった。
「じゃあ、あともう一つ。目が覚める前何かゲームとかしてるとかなかったか?たとえば…ALOやGGOってやつを」
「な、んでそれを…?」
確かにALOで炎魔法である『ロギス・アクセル』を使用してるのが最後の記憶だ。だがそれを何故男性は知っているのか。
一方の男性はカイルの反応に一つため息をついてじっと彼を見た。
「まず…大前提としてここはお前のいた世界じゃない」
「…え?」
「『異世界』って言ったほうがいいか。まあ、これを見たほうが早いだろうな」
そう言うと男性は立ち上がって首にかけていたドッグタグを握った。
「セットアップ、ブレイクファング」
《オーライ、セットアップ》
ドッグタグが明滅して、光りだしたと思ったらすぐにドッグタグが大型のチェーンソーへと変貌した。
「えっ!なっ、ええ!?」
「この世界、ミッドチルダの『デバイス』って呼ばれる代物だ。お前の世界で言うところの『魔法』ってとこだな」
「…ちょっと待ってください」
それを聞いて混乱していたカイルの思考にひとつの疑問が浮かんだ。それをデバイス――『ブレイクファング』をもともとのドッグタグ状態に戻してた男性に聞いた。
「『お前の世界で』って…僕のいた世界のこと、知ってるんですか?」
「ああ…最近、お前の世界で人がいなくなるって事件が起こってないか?」
知ってるもなにも、カイルはその事件について調べていたのだ。そしてそのことを男性が知ってるということに、一つの結論へとたどり着いた。
「まさか…みんなこの世界に…?」
「そう。俺は管理局…そっちで言うところの『警察』っていう組織に属してる軍人だ。最近になって何人もの漂流者が保護さて、それで調べてみると全員が同じ世界、ほぼ同じ時間から来ていた…多少の誤差があるけどな。つい最近保護されたやつが『失踪事件』に巻き込まれたといっていた」
「じ、じゃあ!」
それなら、カイルが探しているあの少女もここに居る可能性が非常に高かった。
ずっと探していても見つからないのはその『世界』にいなかったからだとするとすべて納得する。
「その中にシリカ…綾野珪子って子はいませんでしたか!?」
そう思って、希望を見出したカイルは身を乗り出して男性に聞いた。
だが男性は少しバツが悪そうな顔をしていた。
「悪いが俺の管轄外のことで漂流者全員の名前を知ってるわけじゃないし…それに保護されたのは各部隊・部署の隊長が独断で決定したことだから申告漏れで保護された記録がない漂流者もいる。で、今やっと上のお偉いさんたちが漂流者について状況把握のために名簿を作ろうって動き始めたところなんだ。その子が保護されたとしてもどこの部隊のなんの部署なのか現段階だと探すのは難しい」
「…そう…なんですか」
そう聞いてカイルは目に見えて落ち込んだ。やっと見つけた友達の手がかりだが、そこから先の情報が見つからない。
しかも異世界という状況にこれ以上の行動は難しい。
「…まあ、しばらくは家にいてそのあとのことは――」
「――おとーさん!隊長さんから電話!」
男性の言葉を遮って、先ほどの少女がそう言いながら部屋に入ってきた。手には通信機のようなものがあった。
男性が通信機を受け取り、ボタンを押すとその通信機の上にALOのウィンドウのようなものが現れると一人の男性が映っていた。
「はい、こちらグスタフ」
『仕事で疲れてると思うが悪いな。実はミッド東地区で指名手配の強盗…クロサワが逃走してる情報が入った。目撃現場はお前の家の西、2キロってところだ。行けるか?』
その返事をするまでもなく、彼は脱いでいた上着を着てドッグタグを首からかけた。
それを見た隊長はほかの局員にも通達するためか通信を切った。
「話はいったん終わりだ。カスミ、戸締り頼むな?」
男性――グスタフは襟元を直しながらそう言ってカイルと少女に声をかけた。
「うん、行ってらっしゃい」
―ミッドチルダ東地区:郵便局―
この日、シノンは自らのレアスキルについての書類を提出するために郵便局を訪れていた。電子データとして送るのもあるが、改ざん防止のために紙に書いて送らなくてはならないものもある。
「…………」
その書類を出しに、ついでに『執務官』としての仕事の報告書を出しに来たフェイトともに郵便局にやってきた。
「えぇっと…」
管理局の管轄の郵便局があるのは六課から見ると東地区が一番近かった。
「いや~、こんな偶然あるんだな」
そして、『偶然』にも『脅威対策室』もこの郵便局に近かった。
「…シノン、知り合い?」
「…知らない人よ」
「ちょ」
フェイトは自らの目を少し疑っていた。彼女がシノンとともにこの郵便局に足を踏み入れると、そこにいたのはテンガロンハットを(略
ウェスタン・カウボーイもとい、なぜかウェスがいた。
「シノン、知らん奴ってのはひどいな」
「あなたも漂流者…?」
フェイトが恐る恐るという感じで聞いた。するとウェスは彼女の服についている勲章を見て目を細めた。
「へぇ…執務官ね。初めまして、俺の名前はウェス。シノンに何度か命を狙われたことがある友達だ」
「あ、これはどうも…フェイト・T・ハラウオン執務官です。…命を?」
どうもウェスの言葉が引っ掛かった。それに説明するのがめんどくさかったが、話さないと明らかに危ない人と思われてしまうだろうと判断したシノンは説明を始めた。
「GGOってゲームでPKをすることがあったのよ。その時こいつを狙ったんだけど…一度も仕留めれなかったわ」
「まだまだお前の狙撃にやられてたまるか」
そう軽口を叩くウェスだったが、問題はなぜ彼がここにいるのだろうか。
するとウェスはシノンが持つ書類を見て驚いていた。
「お前も
「ファントム・バレット?」
聞き覚えのない名前にシノンが眉をひそめた。それよりも彼はシノンの持つ書類を見てそう聞いたとなれば、シノンのレアスキルに関することだろう。
「AMFとかのフィールド魔法を受け付けずに魔力弾を発射できるレアスキル、まだ誰も持ってないものだから申請してこいって隊長が言ってたけど…」
つまりウェスがここにいる理由はシノンと同じということだ。ウェスとシノンの共通点としては『GGOプレイヤー』だったということだ。もしかすると『GGOフォーム』だと『
「…ちなみに聞くけど名前の由来は?」
「隊長のフィーリング」
隊長は見た目とは裏腹になかなかセンスがあるようだった。
程なくして申請の手続きを終えて手持無沙汰になったシノン。
フェイトのほうはまだ時間がかかるため先に戻ろうかと考えていた。
「ん、確かお前はウェスの友人の…」
声をかけられ、振り返るとそこには機動六課であった脅威対策室の隊長だった。
シノンは笑顔で右手を差し出した。
「あの時は自己紹介できませんでしたね、シノンです」
一応他部隊の隊長ということでここで何か問題を起こせば六課の体裁にも悪いためシノンは敬語で自己紹介をした。
「おお、丁寧にどうも。隊長のベアだ」
ベア――英語で【熊】という意味のそれは隊長の風貌からしてピッタリだった。軽い握手をすると思い出したようにベアはキョロキョロして誰かを探していた。
「ウェスなら先ほど出ていきましたけど」
「…ったく…デバイスを改造するなら緊急時用に通信用もっていけって言ってるのに…」
どうやらまたウェスの脳天に拳骨が落ちるようだ。だが今彼の言葉の中に【緊急時】という単語があった。
「…何かあったんですか?」
「…現段階では発表されてないが、逃亡犯が潜んでる可能性がある。脅威対策室としてはテロの可能性は低いがやつの持つロストロギア【ラミアスケイル】がテロ集団の手に渡る可能性を危惧して確保に向かってる」
隊長としての言葉か、かなり切羽詰った様子だというのが分かった。
シノンはドッグタグとして首にかかってるヘカートを見て真っ直ぐベアを見た。
―住宅街―
「なるほど…」
郵便局を後にしたウェスは偶然同僚のグスタフと合流した。そして彼の口から今現在の状況を教えてもらってた。
「俺も手伝います」
「けどお前、デバイスないんだろ?」
グスタフの言う通りウェスのデバイスはメンテナンスと改造を依頼しているため彼に戦闘能力は今はない。
「無くても星を探すことぐらいならできる。携帯借りますね」
「…ったく。無茶するなよ(とは言っても…東地区は既に封鎖されてる…どこに隠れてやがる…)」
―一軒家―
「へえ、みんなグスタフさんの養子なんだ」
「うん!」
まってる間に動けるまでに回復したカイルはグスタフの3人の子供と一緒に料理をいただいていた。
とは言っても子供で作るのには限界があるためか、軽いものだが。そして夕食後、一番上の男の子、キールと皿洗いをしながら一緒にお互いのことを話していた。
「辛くない?本当のお父さんとお母さんに会えないの」
「大丈夫!だってお父さんと一緒だから」
笑顔で答えたキールの顔が、自分が探してるシリカとかぶった。
するとピンポーンと家のベルが鳴らされた。
「誰だろう」
「すいません、アルペンハイム三佐はいらっしゃいますか!隊長のベアから指示を預かってきました!!」
「あ、はーい!」
キールの妹、カスミの姉であるラウラが返事をしながら玄関へと向かった。それを流していたカイルだが、すぐに来客の言葉に違和感を覚えた。
「…隊長から…指示…!!」
それは絶対にありえなかった。
「今、あけま」
「だめだ!!」
その手が鍵に触れる同時にカイルはラウラの手を取りドアから離れた。
間一髪、間に合った――
「へぇ…ガキ、いい感だな」
「ッ!!」
だが、すでに鍵が回されていたのか、ゆっくりとあいた扉の向こうからニタリと嫌な笑みを浮かべる男が立っていた。
カイルは知らないが、それはグスタフが探しに出た男、クロサワだった。
「…誰だ…グスタフさんが言ってた逃亡犯のクロサワですか…!?」
「だいせぇ~か~い」
バカにしたような笑いを浮かべてクロサワが玄関に侵入した。カイルはラウラを抱きかかえるとすぐにリビングに転がり込んだ。そこにはいったい何ごとなのかわからないという表情のキールとカスミが立っていた。
「みんな、すぐにここから逃げて!」
「カ、カイルさんは!?」
「僕が足止めをする、だから早く!!」
この世界で魔法を使うためにはデバイスと呼ばれるツールが必要になる。だがカイルにはそれがない。相手が魔導師なのかわからないが、時間を稼ぐため武器の代わりに立掛けてあった箒を手に取った。
「にー、早く!!」
「あ、ああ…カイルさん、すぐに助け呼んでくるから!!」
窓を開けてそこから3人は外に出た。それとほぼ同時、リビングにぬらりとクロサワが入ってきた。
「くぅ~、かっこいいね、英雄気取りの子供は」
「ッ…!!」
まずは様子見というように、あの『デスゲーム』で培った構えで静止した。
ゲーム内の筋力などが反映されてるとは考えにくいため、ともかく受け流して応援が来るのを待つしかなかった。
「まあ、ガキが局員呼んでくるまで遊んでやるよ」
そう言って大股で二歩、クロサワは一気に間を詰めてきた。
単調なパンチ、それにカイルは懐に潜り込むことでかわして箒の先をクロサワに突き刺そうと――
「なぁ~んてな」
「!!」
箒の先に、蛇の鱗のような固いものがありクロサワにダメージが入ってない。それに驚いているとカイルの胴に鈍い衝撃は走った。
「ッァ!!」
「ハッハッハ!! どうした、英雄さんよ!!」
―一方―
「早くして、にー!!」
逃げ出した子供たちは家を取り囲んでいる塀をやっとの思いで超えた。だがキールだけが家の中のほうを見ていた。先ほどわずかに聞こえた激突するような音。
「…お前たちはお父さんを探して!」
「え、にー!?」
―住宅街―
「このドァホォ!!」
「ゲバァ!!」
ウェスタンの男に殴り掛かる大男。もとい、ウェスがベアに拳骨を食らっていた。それを少し離れたところで「痛そうだなー」と眺めているシノン。
「俺は言ったよな?緊急用に通信機もっていけと、念押しに5回も言ったよな?なんでもっていかずにグスタフの通信機もってるんだァ!?」
「グボォ!!」
さらなる拳骨が響いた。クロサワとの遭遇前なのにすでに満身創痍なウェスであった。さすがにかわいそうに思えたシノンは一応間に入った。
「隊長さん、この馬鹿を叱る前に逃走犯を創作しなければならないと思いますが」
「…そうだな、だが、帰ったらみっちり絞ってやるからな」
「…うへぇぃ…」
明らかに郵便局で会った時よりも生気がなくなってきているウェスに一応同情の眼差しを向けるシノン。向けるだけだが。
「ベアさん!!」
「ん?」
すると小さい子供が2人、トテトテと3人のもとへ走ってきた。だが、どういうわけか靴を履かずに、今にも泣きだしそうだ。
「お前たちは…グスタフとこの子か」
そう言ってる間に一人が足を滑らせてコケてしまった。もう一人の子もペタリと座り込んでしまった。
「ちょ、あなた達どうしたのよ」
シノンが倒れた子を起き上らせるようにして顔を見た。
「あの、さっき、家に、男の人が、カイルさんが!!」
「にーが、大変、お父さんに、早く!!」
「ちょっとストップ!」
慌てているためか、要領を得ない単語の羅列。だがシノンは落ち着かせるように2人の言葉をさえぎった。
「ゆっくり息を吸って――」
「「…すぅ~~――」」
「吐いてー」
「「はぁ~~~~…」」
息を整えたおかげか、先ほどの慌てるような様子がなかった。
実はこの方法は、過去にシノンが身をもって経験した落ち着く方法だった。
「それで、あなた達の家に誰が来たの?」
「わからない…カイルさんは『クロサワ』って言ってけど…」
「「「!!!」」」
その名前は今現在彼らの追っている凶悪犯だった。カイルというのは誰かわからないがこの子供たちを逃がすために囮になったのだろうとシノン達は判断した。
「そういや、坊主はどうした?」
「わからない…家に残って…」
何か考えがるのだろうが、子供一人で打破できる状況ではないのは明白だった。クロサワが運搬中のロストロギア『ラミアスケイル』を奪取して逃亡した。その際、無関係の一般市民を2人重体にしている。
『ラミアスケイル』は別名『蛇の欠片』とも言われている。
その名の通り、蛇のうろこ状のシールドを周囲に展開するロストロギアだ。
おまけに鱗を輪の形に並べて巨大なシールドを展開することもできる。
「状況は最悪だな…ウェス、グスタフのブレイクファングに連絡入れた後この子達と安全な場所に行け」
「え」
「デバイス持ってねぇお前は足手まといだ。シノンは俺と来い」
はっきりと言われて目に見えて落ち込むウェスを無視してシノンとベアはグスタフの家へと向かった。
―グスタフの家―
「はぁっ、はぁ…!!」
「しぶといな」
何とか箒一本で立ち回っていたカイルだったがクロサワには一度もダメージが入っていない。それどころか今持ってる箒がメキャと折れ曲がってしまっている。
体のほうにも致命的ではないがダメージが入っている。
「ッ…!!(家の中じゃまずい…一先ず、間を…!!)」
「逃がすか、バスター!!」
「なっ――!!」
ドゴォンという爆発音とともにカイルが庭に弾き飛ばされた。握っていたはずの箒はどこかに吹き飛んだようだった。
「ッ…!!」
「遊びは終わりだ、死――」
「カイルさん!!」
「なっ!?」
ソプラノ気味の声にカイルとクロサワがそっちのほうを向くと2つのものが飛んできた。一つは――
「ブペッ!?なんだこれは…小麦粉か!?」
クロサワに投げられた袋が『ラミアスケイル』の鱗にあたると中身をぶちまけた。さすがに煙幕のように立ち込める粉を防御することができないのか、視界が真っ白になった。
そして、カイルのもとには――
「これは…!?」
投げられたのは赤い宝石がついた指輪――
≪やっと出番のようですね、カイル≫
「君は…デバイス…?」
グスタフのブレイクファングのような言葉を発するアイテム――おそらくデバイスだった。だが、カイルはデバイスを持ってない。
そのはずだが、この指輪にはなぜか強い親近感を覚えた――
「…そっか、また、戦ってくれるんですね」
≪はい、私はあなたの刀ですから≫
ダメージを受けたとは思えないように気が軽くなったカイル。そしてその指輪を指にはめて視界が封じられたクロサワを見た。
「行きますよ、紅桜!!」
≪Set up≫
それまで、赤いシャツとジーパンだったカイルの姿が赤と黒を強調としたコートと黒いズボン、黒いインナー――そして腰に刺さったその名の通り、赤い刀――紅桜。
「ッ…!!なんだ、何が起こってやが――」
「はあああぁぁぁぁぁ!!!!!」
≪ビャッキジン≫
クロサワの頭上、赤い刀を振り下げるカイル。だが奇襲もラミアスケイルの鱗に阻まれてしまう。
鈍い音とともにカイルが間をあけて真っ直ぐクロサワを見た。
「紅桜、勝てると思います?」
≪無理といったところで、あなたはあきらめないでしょう?≫
問に質問で返す紅桜。「そうですね」とカイルは笑うと再び構えた。その姿を見てクロサワは少し焦ったように驚いていた。
「まさかテメェ…魔導師だったのか…!!」
「さあ?僕は僕です。ただ、あなたを止める…それだけです!!」
頭の中のイメージ、ラミアスケイルが発動するとクロサワの右腕のガントレットの塗装が剥がれてるのが見えた。
そしてあの『デスゲーム』で一度だけ見た『システム外スキル』
「やりますよ、紅桜」
≪了解≫
「なめんじゃねぇぇ!!」
クロサワが再びバスターでカイルを狙い撃ちする。だが、セットアップしたカイルにはそれは十分よけれるスピードだった。
「挟撃だ!!」
≪マジンケン・ソウガ≫
以前試験の時にキリトが発動したのと似た衝撃がクロサワに襲い掛かった。
「はっ!そんなもん、食らグハッ!?」
片方の衝撃をラミアスケイルが封じた。だがもう片方は無防備のクロサワの脇腹を捉えた。
「なん、」
「今だ!!」
≪マジンケン≫
先ほどとは違い、今度は単発の衝撃が飛んだ。そして自動的にラミアスケイルがそれを封じた。だがカイルはマジンケンとともに走り出していた。
「(一度だけ見た、『
かつて、SAOの中で一度だけデュエルで見たスキル。
「はああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
カイルの周囲に現れた光の剣がクロサワに向かって飛んでいく、それによって半分ほどはラミアスケイルに止められてしまう、
「クッ、なん、で、とめれねぇぇ!!」
「そのオートバリアは一撃だけど止めれるようです。だから、こうやって無数の攻撃をすれば――!!」
既に右腕のガントレットの塗装はすべて無くなっていた。そして最後の一撃を――
「終わりだ!!」
≪シリュウセンコウザン≫
最後の一閃がガントレットを捉え、そして砕いた。
「ぐぁ!!」
ラミアスケイルを破壊した勢いでクロサワがリビングへと吹き飛ばされた。
「やったぁ!!」
「ふぅ…っ」
チャキンと紅桜を収めたカイル。さすがにすぐには立ち上がれないだろうとバリアジャケットも解除して右のわき腹を押さえた。
ずっとアドレナリンが分泌されていたため気付かなかったが相当なダメージがあった
「あ、カイルさん!」
紅桜を投げたキールがふらつくカイルに気付いて飛び出そうとした。
「舐めるなクソガキャガガガアアァァァァァ!!!」
「うわっ!!」
「なっ!!」
既に意識を刈り取ったはずだと思っていたクロサワはまだ動けていた。どうやらラミアスケイルを完全に破壊できなかったようで、先ほどと比べて少ないが鱗が舞っていた。
そしてクロサワは茫然としていたキールをつかんだ。
「まずはテメェからコロシテヤルゥ!!」
「ひっ!!」
「やめろっ!!」
中でカイルとクロサワが暴れている間にナイフやらがそこら辺に転がってしまったようでその中の一本をキールに押し当てていた。
「や、やめっ!!」
「クッ、セット――ウッ」
≪カイル!!≫
ダメージが足に来たのか、カイルが立ち上がれなかった。そして振り上げられたナイフは――
「なっ――!?」
刃先がなくなっていた。よく見るとキールを地面に押し付けているクロサワの後ろに、巨大なチェーンソーのようなものが見えた。
「テメェ…俺の子供に何してるんだ?」
「お、とうさん…!!」
そのチェーンソーを右腕、手の甲にクローのように嵌められて、
そして最初カイルがあった時のような優しい笑みが欠片も見られない――グスタフが立っていた。
「――あるか?」
「あ…な、なんて…?」
そのチェーンソーが恐ろしいのか、ガタガタ震えながらクロサワが聞き返した。
すると「ウォォォォン!」けたたましい起動音がして、チェーンが回転し始めた。
「遺言はあるのかって聞いてるんだよ!!」
「ひ、ひぃぃぃぃぃ!!!!」
横一線に振ったブレイクファング、ただ『殺す気』で振ったはずなのに、それだけでテレビが真っ二つに切れた。
クロサワはキールのことなんて頭から消えたように庭に逃げ出した。
「ブレイクファング!!」
≪ガトリングモード≫
右腕に装備されていたチェーンソーが換装され、今度は巨大なガトリングへと変わった。そして逃げ惑うクロサワへ、それを向けた。
「フルバースト!!」
≪オーライ≫
ズダダダダダダダダとまさに機関銃の音が辺りに響き渡った。魔力弾のため、怪我はしないがもう何発もクロサワへと辺り、そして倒れた。
だが、今度はゆっくりとグスタフは歩いて、倒れているクロサワのもとへと向かった。
「モード変更」
≪チェーンソーモード≫
最初のように巨大なチェーンソーへと乾燥した。一方のクロサワは気を失ってるのか、動けなかった。
そしてそのまま、倒れているクロサワ目掛け、そのチェーンソーを振り上げた。
「はぁ!!」
「!」
だが、そのチェーンソーの刃に目掛けてカイルは近くにあった石を『シングルシュート』で投げた。
振り上げたチェーンソーで石が砕けたため、その破片がグスタフへパラパラと落ちた。
「…何の真似だ、カイル」
「もう
そう言ってカイルはチラッとキールのほうへと見た。彼はグスタフがキレている姿に茫然としている。もしもここで殺すとなれば、彼の一生のトラウマとなるのは明白だった。
「…すまなかったな、どうしても頭に血が上ると見境がなくなるんだ」
そう言って「またやってしまった」と苦笑いした。
するとグチャグチャになったリビングの奥、玄関から2人の男女が現れた。
「グスタフ! 遅かったか?」
「隊長、ちょうど終わったところですよ」
やってきたのはベアとシノンだった。すぐに戦闘を始めれるようにベアもシノンもバリアジャケットを展開していた。だが状況を見て解除した。
そして、グスタフもブレイクファングをリリースした。切羽詰まった状況だったため、気付かなかったが彼のバリアジャケットは軍服のようになっているようだ。
「ベアさん、2人は!?」
「ああ、ウェス…新人に任せてきた。それにしても坊主、お前何してたんだ?」
顔見知りのためか、あまりベアの容姿に怯えないようだ。少し言いにくそうにちらちらとカイルのほうを見ていた。
「カイルさんが、危ないって思って…一緒に拾ったデバイスを渡してないことを思い出して…」
「…ああ、忘れてた」
どうやらカイルが倒れていた近くに紅桜も落ちていたようだ。
渡そうと思ってた時の緊急事態にそのことが頭から離れて、子供たちも忘れてたようだった。
「また漂流者か?」
「あ、はい…カイルといいます」
「脅威対策室の分隊長のベア。こっちは機動六課のシノン。お前と同じ漂流者だ」
カイルはベアとシノンの2人と握手した。
「えっと…シノンさん、その、六課にはほかにも漂流者っていますか?」
「ええ、いるわ。私の顔なじみが」
それを聞いてカイルは考えていた。ベアはグスタフに連絡を入れた人だった、そのためグスタフがシリカを知らないということはベアも知らない可能性が高い。
だがシノンはほかの部署、さらにはそこには漂流者がいる。
「シリカ…綾野珪子って子はいますか?」
何人もの漂流者が流れてきてるという話は先ほどグスタフに聞いた。だが、もしもシノンからほかの部署へと話が行けばいつかシリカにたどり着けるかもしれないと考えた。
「ええ、いるわよ。シリカ」
「えっ?」
「えっ?」
まさかのビンゴ。それに茫然としてたカイルにシノンも何事かと聞き返した。
「本当にいるんですか!?」
「え、ええ…シリカの知り合いなの?」
驚いているのはカイルだけではなく、事情を知ってるグスタフもそうだった。あのように捜索が難しいと説明したので、まさかこんなにあっさり見つかるとは思ってもなかったようだ。
「よかった…本当に良かった…!!」
「えっと…シリカを探してたの?」
ほっとして泣きそうなカイルにシノンがそう聞いた。するとカイルはコクコクと頷いた。
それから少し、カイルから元の世界で起こってる『失踪事件』について聞いた。残念ながらシリカ以外の彼の友人についてはどこにいるかわからなかった。
「そんなことになってるってね…」
「…まあ、よかったな、カイル。そのシリカちゃんと会えるからな」
どこか重い空気にグスタフは明るくそう言った。だが、少しカイルはうつむいていた。
「…あの、グスタフさん、ベアさん。少しわがまま言ってもかまいませんか…?」
「ん?」
「どうした?」
シリカに会えるという喜びがあまりないようにうつむくカイル。そして決心したように2人を見た。
「僕を…脅威対策室に入れてください!!」
「…その前に理由を聞こうか?くだらない理由でうちの部署にいたら必ず死ぬ」
するとカイルはまだ伸びているクロサワを見た。そして彼の右腕には半壊したラミアスケイル。
「強くなりたいんです、あんな奴から…守れる力が…シリカを守りたいんです」
SAOにいたころ、お互いにいがみ合っていたりもした。だが、ある時を境にカイルはシリカを守る決意をした。
『デスゲーム』が終わって、その役目も終わったと思っていた。だが、今回下手をすれば自分やキールも死んでいた。
そんなんで、シリカに会わせる顔がなかった。
「…まずはこの
「ちょ、隊長! 力馬鹿ってなんですか!?ってかその前に入れるんですか!?」
隊長の決定にはあまり口出しはしないグスタフでも今回の件はそうはいかなかった。本当に死ぬ可能性がある仕事に年端もいかないカイルを入れるのに抵抗があるからだ。
「上司命令だ、拒否権はない。が、弛んだらすぐにたたき出すからな」
「っ、はい!!」
力強く返事をしたカイル。それにもう拒否することもできないグスタフはやれやれと頭を抱えた。
そしてカイルの初めての仕事は伸びているクロサワを連行することからだった。グスタフに連れられて、外に止めてある輸送車へと運んでいた。
「悪かったな、シノン。手伝ってもらって何もなくて」
「何も起こらないのが一番ですよ。ところで…カイルを入れてよかったんですか?」
郵便局でウェスが脅威対策室にいると聞いてフェイトが少し驚いていた。その時チラッと聞いたのは脅威対策室には生半可な覚悟でいることができないまさに鬼の部隊だと。それなのにウェスからはそんな様子が見えない、と。
「あのバカとかぶって見えやがるんだよ」
「?」
「ガキの頃、血の滲む努力をして今の地位を手にしたグスタフにそっくりな目だ。いいコンビになりそうだ、あの2人は」
機動六課に帰還したシノンはシリカにカイルのことを話すかどうか迷ったが、やめることにした。
彼の言っていたセリフ――「シリカを守りたい」と
ならばそれが実現できるまで、見守ることにした。
「それにしてもまた弁償と出費だよ…とほほ…」
一人、無残な家とラミアスケイルを半壊させたことによる請求書を見ながらグスタフは泣いていた。
はい、みなさんあけましておめでとうございます
ユイ「あけましておめでとうございます!」
だいぶと空いてしまったな…ただだぶん次の話も同じぐらい空きます…
ユイ「どうしたんですか?」
仕事とほかの作品の執筆とギャンブル
ユイ「最後のいりますか!?」
息抜きなんだよね…仕事の。ペルソナ4最高!
※ギャンブルはよく考えて行ってください
さて、今回の説明ですね。
まず登場人物紹介
カイル
投稿者:ウィングゼロさん
年齢:16歳
性別:男
容姿:赤茶髪のショートヘアでまだ童顔が残っていて背も一般の男性に比べると小さく小柄
デバイス名:紅桜
VRMMO:SAO生還者 ALO
服装:上は赤色Tシャツに白いコートに下は紺のジーパン
詳細:元々は学年の優等生だったが内気な性格でそのせいで浮いてしまい、友達がいなかった。
VRMMOで友人を求めてSAOに入ったが、そこでデスゲームが開始してしまう。
後にシリカと出会い、当初はいがみ合っていたがとある理由で彼女を守ると決意した。
その後、「相棒」と呼べるまでに仲が良くなり帰還する。
ALOは新生になってから参加しており、種族はサラマンダー
癒し系、もしくはテイム用としてプログラムされた無害なモンスターになつかれやすく『マルチテイマー』という称号を持っている。
SAO帰還者の中では珍しく魔法も長けており、状況に応じて戦い方を変える戦法をとっている。
今回の実質的な主人公。シリカの相棒です。
ユイ「結構な腕利きな感じですね…」
まあ、今はALOフォームになれないから半減という感じですけどね。
彼はウェスと同じく驚異対策室に所属されることになりました。
本当は六課でも良かったんだけど…
ユイ「何か理由が?」
ひとつはオリキャラとの兼ね合い、もう一つはグスタフに「じゃあ、ありがとうございました」という流れに持ち込めなかったから。
ユイ「そういえば、驚異対策室でもうひとりオリキャラの方いらっしゃいましたね」
グスタフ・アルペンハイム
投稿者:影鴉さん
年齢:25歳
性別:男
デバイス:ブレイクファング
ポジション:センターフォワード
容姿:ショートの白髪、サファイアブルーの瞳でアンダーフレームのメガネの178Cmのやせ型
階級:陸士三佐
詳細:俗に言うヤングエリートで若い頃から驚異対策室に所属している。常に前線で戦っているため高出力のデバイスである『ブレイクファング』を特別支給してもらった。
だが、出力の問題で無駄なものも破壊するため出費が嵩んでしまうのが悩みで付いた二つ名は『デバイス殺し』。
しかしその人柄と取り組む姿勢で部下や上司からは慕われている。
自身の経験・身の上の立場から聖王教会から3人の子供(キール・ラウラ・カスミ)を引き取った。
その際、八神はやてらと遭遇し、二つ名から強者と思われたシグナムに戦いを挑まれる。その後、『レヴァティン』を破壊してしまい、彼女に目をつけられる。
はやての繋がりからなのは、フェイトとも知り合いとなり、最近ではエリオとキャロの接し方についての相談を受けている。
リリカルなのはサイドのオリキャラですね。
なかなかいいお父さんキャラ、ただ息子が殺されかけてブチ切れましたけど
ユイ「本当に殺しかけてましたからね…」
これでもまだ一人も殺してないので…彼は
武器のイメージ的にはチェーンソーやガトリングということだったけど扱いにくそうだったから腕に嵌めて換装する感じにしてみた。
それとオリキャラ投稿した人に言い忘れてんですけど…
ユイ「?」
一人称及びデバイスの待機状態もできればお願いしたいです。
今回、カイルのデバイスの待機状態の指定がなかったから指輪にしましたけど…
募集で聴くのを忘れてました。
ユイ「結構忘れごと多いですね…」
ウェスについては前回以上の説明はいらないかな?
ユイ「今回もデバイスは出てこなかったんですね」
戦う場面が皆無だったからね、初めはシノンの狙撃で終わらせるつもりだったし
ユイ「それと隊長のベアさん…」
珍しいNOT投稿キャラクター。ほかの名前の候補は「ダッチ」だったり「アームストロング」だったり
ユイ「確実にほかの作品のキャラクターですよね!?」
筋肉キャラで考えてたがほかの作品のキャラ名を使うのはやめておきました。
あとは…最初に出てきた『風巻の雷』かな
ユイ「最初だけでしたけど…出て来たのは」
本当は同タイミングで飛ばされる感じにしようと思ったけど、場面変更が多くなるから見送った。多分…次の話かな?
ユイ「そういえば、カイルさんが作中に言ってた武器破壊をした人って…」
モチのロン、キリトです。クラディールとのデュエルで。
さて、今回のアンケートはSAOのプレイヤーについですね
ユイ「どういうことです?」
Pohをはじめとしたレッド、ロザリオなどのオレンジ、そしてキバオウなどの脇悪キャラクター。
普通にキリトに協力的な、例えばシンカーやユリエールは出せるんです。
ただ、上に乗せたような『敵』はどうするか悩んでいるんです。
敵だったけど寝返った、とかの以前『出てくるかどうか』というのをアンケート取ろうと思います。
選択肢は1.参加する 2.参加させない 3.このキャラは絶対に欲しい(名前)
立ち位置などはもしかしたらアンケートを取るかもしれません。
さて、次回はどうするかな…本編進めるか、オリキャラ登場か…
ユイ「あれ?風巻の雷さんをだんすんじゃ?」
両方いけるの、本編で登場もサブストーリーで登場でも。
まあ、次回もお楽しみに!