Masked Rider EVOL 黒の宙   作:湧者ぽこヒコ

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戦兎「ぷはぁ!やっぱ風呂上がりはコーヒー牛乳だよね!」

戦兎「美味し。美味し美味し」

戦兎「おやつでも食べながら何か創ろうかな」



惣一「……戦兎、何それ」

戦兎「ん?新武器の発明だよ?」

惣一「いや……その大量のお菓子……」

戦兎「ふっふっふ。脳に栄養をあげなきゃだからね!」

惣一「……最近お前、肉、ついたな」

戦兎「……え゛っ」




美空「戦兎ー!ごはんだしー!」

戦兎「……要らない。食べない」

美空「どしたの?戦兎?」






phase,17 ファウスト掃討作戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――これよりテロリスト集団ファウストの根城に侵入し、パンドラボックスの奪還!及び現在確認されている2名のテロリストを捕縛する!!……やむを得ない場合は、射殺も構わん!!行け!突撃!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――ファウストが首相官邸を占拠しパンドラボックスを奪われ、泰山さんが意識不明の昏睡状態であることの情報が都民に知れ渡るのはあっという間だった。

 

 

 

翌日には首相補佐官の氷室 幻徳が会見を開き、事件の概要と泰山さんが意識を取り戻し復帰出来るまでは、自身が首相代理として職務を全うすると。男泣きをしながらの会見だった。

 

 

 

世間の目は父が謎のテロリストのせいで昏睡状態になりながらも、涙を流しながら熱く吠える若き指導者に同情が集まり、更には物凄く人気が出てるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

街頭インタビューなど、氷室 幻徳を絶賛するものばかりだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目に見えるものが真実とは限らない。

目に見えるものなど、殆どが虚像……か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マスター……どうすればいいのかな……」

 

 

 

 

 

 

 

マスターはあの後一度も帰って来ない。

必要なのに。優しく包んでほしいのに。

 

 

 

彼は、どこにもいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マスターだったら……こんな時わたしに何て言ってくれるかな……」

 

 

 

 

 

 

 

ぼそりと呟く事で気を紛らわそうとする。

でも愛する人は、答えてくれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――首相代理、もうそろそろ三都首脳会談のお時間です」

 

 

 

 

 

 

 

主張をあまりしない、落ち着きのあるスーツに身を包む眼鏡の似合う男が時間を知らせる。

 

 

 

機械のような、という言葉が似合う男。

……秘書の内海。仕事の早い有能な男だ。

 

 

 

 

 

 

 

「ああ。――準備して行く」

 

 

 

 

 

 

 

そう呟くと彼は一礼し、部屋を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

……ククク。やっとだ。やっと全てが始まる。

これからだ。これから我が東都が三国を統一し、理想郷が始まる。

 

 

 

長い道程だったな――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【――親父!?なぜわからない!?北都は財政の殆どを軍事増強に充て、西都は海外から兵器を密輸している!全ては戦争のためだ!奴らはパンドラボックスを我がものにしようとしているんだぞ!?我が東都も一刻も早く兵器の用意を――】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ここでは首相と呼べ、幻徳。……争いでは何も生まれん。武力では何も生まれないのだ。対話による平和。それが全てなのだ玄徳。その私たちが自衛以上の兵器を持つ事など許されん!!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親父は馬鹿みたいな理想を掲げる男だった。

 

北都、西都が戦争の準備をしているのにも関わらず、本気で平和的な解決が出来ると信じていやがった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【親……首相、しかし!そんな事では連中にパンドラボックスを奪われる!このままでは東都が連中に滅ぼされてしまう!そうなった時には遅いんだぞ!?】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【お前は考え過ぎなのだ!大体戦争などと……各都の首相はそんな人間ではない。少しおかしいぞ幻徳!頭を冷やせ!!!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親父は知らないんだ。

スカイウォールの惨劇のあの日、パンドラボックスからの光を浴びた俺たちは攻撃的な思考になった。

 

 

 

俺だけではない。

出席していた北都の多治見、西都の御堂。

 

 

 

 

 

 

 

奴らはパンドラボックスが喉から手が出る程欲しいんだよ……

渡す訳にはいかない。

 

 

 

これは、これは俺だけのものだ――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――ククク」

 

 

 

 

 

 

 

タヌキたちめ。ここからだ。

東都はここから天下を獲る……!

 

 

 

 

 

 

 

「首相代理、そろそろ……」

 

 

 

 

 

 

 

ククク、まあ待て内海。

あんな連中待たせておけばいい。

 

 

 

この国の本当の指導者はこの俺なのだからな――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――首相代理、という事は。氷室首相は本当に倒れてしまったのね……残念だわ」

 

 

 

 

 

 

 

強欲さを現したかのような女。北都の多治見。

 

 

 

……ふん。一欠片も思っていないくせによく言う。タヌキババアめ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは三都首脳会談を行う部屋。

デジタルホログラフィックにより姿を現すことで、まるで本当に集っているかのように見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……氷室首相代理。パンドラボックスが賊に奪われた、と聞いたのですが。本当ですか?」

 

 

 

 

 

 

 

西都の御堂。

何食わぬ顔をしているが……

貴様が一番過激派だものな。

 

 

 

海外から兵器など取り寄せやがって……今に見てろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パンドラボックスを!?ちょっと!どう責任を取られるおつもりなんですか!?」

 

 

 

 

 

 

 

見え透いた芝居をしやがって。

これを機に東都の領土ごと奪い取る腹だろうが。

 

 

 

 

 

 

 

「いやいや。ご心配なさらずに」

 

 

 

「……既にそのテロリスト集団の居場所は特定していましてね……ご安心を」

 

 

 

 

 

 

 

抑揚の無い声で続ける。

この、屑共に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それよりも……だ。もう辞めにしないか?あんたらは平和的なんて望んじゃあいない。パンドラボックスの光を浴びた俺が一番よくわかってる」

 

 

 

「……な、なななんて事を!!」

 

 

 

 

 

 

 

あからさまに動揺する多治見。

反応した様子を見せない御堂。

 

 

 

ククク。まぁいい。

 

 

 

 

 

 

 

「飽き飽きなんですよ、もう……あんたらがパンドラボックスを喉から手が出る程欲しいなんて事は俺が一番よくわかっている」

 

 

 

 

 

 

 

この俺が……な。

 

 

 

 

 

 

 

「……話は並行線ね。わかったわ。……後悔しない事ね」

 

 

 

 

 

 

 

多治見はそう呟き、姿を消した。

ククク。ざまあみろタヌキが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……話にならんな。私も帰らせてもらう」

 

 

 

 

 

 

 

跡を追うように御堂も姿を消した。

きっと肚の中では醜い感情が渦巻いているのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ククク……ハッハッハ!!」

 

 

 

 

 

 

 

もうすぐだ。後少し。

もうすぐで俺が天下を獲る……

 

 

 

 

 

 

 

……親父。あんたは、間違ってるんだよ――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――静寂に包まれるわたしたちの秘密基地、nascita labo。

 

 

 

今はわたししか居ない。

美空は体調を崩して寝てるし、万丈は北都に……

 

 

 

 

 

 

 

マスターも、帰ってこない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……それよりも。氷室 幻徳、ファウスト。

 

 

 

やつは間違い無くローグだと思うんだけどな。

 

わたしの脳が信号を出している気がする。

氷室 幻徳を信じるな、と……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういや……スタークが渡してきたあのUSB、あれなんだろ」

 

 

 

 

 

 

 

狂った蛇が渡してきたUSBメモリ。

スタークはこれを真実の1つだかなんだかって言ってたけど……

 

 

 

 

 

 

 

……見てみよーかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦兎ちゃん!大変よ!!」

 

 

 

 

 

 

 

スタークから受け取ったUSBを確認しようとした正にその時、紗羽嬢が勢いよくnascita laboに入って来た。

 

 

 

忙しいなー。紗羽嬢は。

 

 

 

 

 

 

 

「どしたの?氷室 幻徳が捕まった?」

 

 

 

 

 

 

 

ほんとに。早く捕まれって。

でも国のトップだしなあ……周囲もズブズブだろうし。

 

 

 

どうやって攻め落とそうか――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「違うの!違うのよ!!氷室 幻徳が……やつがファウストに一斉攻撃をかけるって!!」

 

 

 

 

 

 

 

氷室 幻徳が……?

あいつは、あいつはファウストのはずじゃ……

 

 

 

 

 

 

 

「ある信用出来る情報筋からなんだけどね……彼、ファウストのアジトを発見したらしいの。そこに一斉攻撃をしてパンドラボックスを取り返して、連中を一網打尽にするって……」

 

 

 

 

 

 

 

どういう事……?

氷室 幻徳はローグじゃなかった……?

 

 

 

でも、そしたらたーさんを殺したのは誰?

一体……一体どういう事……?

 

 

 

 

 

 

 

「とりあえず、行って戦兎ちゃん!もう間もなく始まるわ!!場所はデータにして送るから、早く!!!」

 

 

 

 

 

 

 

……そうだ。うん。

真実を、そのものの裏側を自分の目で見ないと。

 

 

 

 

 

 

 

自分で確認しなきゃそれが真実だなんてわからないもんね、マスター。

 

 

 

 

 

 

 

「うん!!紗羽嬢よろしく!行ってくるよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――これよりテロリスト集団ファウストの根城に侵入し、パンドラボックスの奪還!及び2名のテロリストを捕縛する!!……やむを得ない場合は、射殺も構わん!!行け!突撃!!!」

 

 

 

 

 

 

 

紗羽嬢から教えて貰った場所。

確かにそこには夥しい数の兵を率いる氷室 幻徳の姿があった。

 

 

 

……数多くのマスコミ関係者もいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……あの洞窟みたいなのがファウストの根城?

 

わたしたちが総力を挙げても中々尻尾を掴ませない連中が、こんなにも簡単に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだろう。凄く違和感がある。

上手く表現出来ないけど、何か変。

 

 

 

まるで安い演劇を見ているような……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「現在、首相代理率いる東都軍が!首相官邸を襲撃したファウストと名乗るテロリスト集団のアジトに一斉攻撃を仕掛けようとしています!!」

 

 

 

 

 

 

 

大声を張り現場の状況を民に伝える女性。

すげー。怖くないのかな。

 

 

 

 

 

 

 

「……皆様!姿を現しました!!以前我々に攻撃してきた赤い鎧の怪物と……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、なんということでしょうか……テ、テロリストの隣には……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

首相代理の秘書、内海 成彰氏が居ます!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナリさん……?

 

 

 

 

 

 

 

……内海、やっぱりファウストのメンバーだったのか。

 

 

 

そうするとローグは内海?

いや、それともスタークやローグとは異なる別の協力者だった?

 

 

 

 

 

 

 

どちらにしろやっぱり敵だったんだね……

 

 

 

 

 

 

 

「なんということでしょうか!!東都政府に与する人物がテロリストです!!か、彼はパ、パンドラボックスを抱えております!!やはり強奪されていた模様です!」

 

 

 

 

 

 

 

どういう事なんだろうか。

この状況を考えると氷室 幻徳はファウスト側ではない、と推測するのが普通なんだけど……

 

 

なーんか腑に落ちないんだよねえ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ククク……ハッハッハ!!そう!私こそがファウストのメンバー!内海 成彰だ!!!ずっと騙してたんだよ!馬鹿な連中だ。そして、私が――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――ナイトローグだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローグ……ナイトローグ……!!

 

 

 

 

 

 

 

でもやっぱり内海がローグって何か引っかかるんだけど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあたーさんを殺したのは、誰?

 

 

 

 

 

 

 

「貴様らのような人間共には飽き飽きだ。死ねえ!」

 

 

 

 

 

 

 

内海は天空に穢れた銃を向ける。

その姿はなぜか、哀しく見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【バット……】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「蒸……血」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ミスト……マッチ……】

 

 

 

 

 

 

 

【バッバッバット……バッババッババット……】

 

 

 

 

 

 

 

【ファイヤー……!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全身が毒煙に覆われた内海は、火花を散らしながらその姿をあの忌まわしき蝙蝠へと変えた。

 

 

 

 

 

 

 

『それ持っていけ内海ぃ……俺が連中を相手してやる』

 

 

 

 

 

 

 

もう1人の悪、スタークが気だるそうに呟くと、内海……ローグは羽を生やして飛んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

「待て……待てローグ!逃がすか!!」

 

 

 

 

 

 

 

絶対に逃がしてはいけない。

内海に……ナリさんに、話を聞かなきゃ!!

 

 

 

真実を自分の目で確かめないと――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――ナリ、さん」

 

 

 

 

 

 

 

少し離れた先の大橋に、彼は居た。

蝙蝠としてではなく、内海 成彰として。

 

 

 

 

 

 

 

「桐生か……」

 

 

 

 

 

 

 

こちらをふと振り返る彼は、持っていたパンドラボックスを足元に置き、わたしを見つめる。

 

その眼差しは、なぜだかとても哀しく感じた。

 

 

 

 

 

 

 

「あんたが……ローグだったんだね」

 

 

 

 

 

 

 

言葉に出すとさらに感じる違和感。

この正体は何なのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なあ桐生。俺はどこで道を間違えたんだろうな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

切なそうに、苦しそうに天に呟く彼。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は、心からこの国の平和を望んでいたんだ。この国に生きる全てのみんなが平和に暮らしていけるような」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の言葉が、わたしの奥底に沈んでいく。

その姿から邪悪なモノは感じられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……俺は。冗談を言いながら仲間と笑い合い、他愛のないことで喜びを共感し、大切な恋人とかけがえのない時間を過ごし、自分の好きな研究に没頭する……そんな日々を過ごしたかったよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の目には、純粋な液体が集まっていた。

そして、わたしに、綺麗に微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……戦兎、俺みたいにはなるなよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナリさん――!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乾いた銃声が谺した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナリさんは、橋から深い深い底へと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音の居場所を見つけると、氷室 幻徳が居た。

人の命を簡単に毟りとる、そんな例えがよく似合う、大きな銃を持って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……私だ。民間人を人質に取っていたため、やむを得ずテロリストを射殺した。……パンドラボックスも、奪還に成功。作戦完了。これより帰還する」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……To be continued

 

 

 

 

 








内海「ぷはぁ!仕事終わりはやはりビールだな……」

内海「……本当に疲れる連中ばかりだ」

内海「ブラック上司は無理難題ばかり言うし」

内海「部下の自称天才女は仕事しないし」

内海「全部私に回ってくる。本当に疲れる」



惣一「おにーさん。だいぶ疲れてるね?」

内海「……わかります?職場に恵まれなくて……」

惣一「うんうん。俺も似たような感じでさ……」



――これは、職場に恵まれない男達の居酒屋でのお話。


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