ああ…やっと会える…
「あの…大和さん?どうかしましたか?」
「…え?なんでもないわ秋月ちゃん」
「本当ですか?すごいニヤニヤしてましたけど…」
「おおかた谷口さんに会えるのが嬉しくて顔に出てんだんじゃないの?」
「ず、瑞鶴!その言い方だと変態さんみたいに聞こえちゃいますよ!」
「けど翔鶴ねぇー。そこにいる第一艦隊の旗艦さんは開いた口が塞がらないみたいよ?」
「これは完全に図星ね…」
「けど確かにたのしみね!また真兄に会えるの!」
「うっかりしてたわ…そうね望月早く彼に会いたいわね」
「私達をあんな風に指揮できる人なんて今の海軍でなかなかいないんじゃない?」
「そうね大井さん。彼ほど我々を扱う人は海軍の中でほんとにわずか…普通の提督だと私達の方が指揮するのはうまいですからね」
「扱うとか言ってしまうとまた谷口さんが怒りますよ?いくら我々のことを大切にしてるからってあそこまで怒られると泣きそうになりますからね」
「みんなー先輩に会うのは確かに楽しみだけどもうすぐで着くから気を引き締めてねー」
「「「「「「了解!」」」」」」
今日は私達が待ちに待った日。彼に会うため…
…いえ今復興中である横須賀鎮守府への視察と艦娘達の能力の測定が今回の目的である。
私大和が指揮をとる大本営の第一艦隊は少しの間だけ彼に指揮をとってもらったことがありその能力の高さからみんな彼のことをとても気に入っていた。
ついに横須賀鎮守府に着き久しぶりに彼の顔が見えて心の底から嬉しくなってしまった。
「みんな久しぶりだね。大和さんも大和さんの講義を受けてい……」
「大和とお呼び下さい谷口さん?私はその方が嬉しいです!」
だめだ嬉しすぎてつい抱きついてしまった。心地よすぎる…相変わらずいい匂いがする…おそらく今の私の顔は真っ赤だけど落ち着いた顔をしているのにちがいない…
堪能してたら瑞鶴が私を彼から離した。
「ちょっと大和⁈いきなり何してんの?」
「びっくりした…助かったよ瑞鶴」
「気にしないで谷口さん。
大和は後でみんなからの説教ね」
「ごめんなさい…会えたことがつい嬉しくて…」
次からは気をつけないと恐らくないと思うけど彼に嫌われたら私は戦場で生き残れる自信がない。
「とりあえずまずは鎮守府内を案内するから那智について行ってくれないか?私は寺内と少し話しがあるから後で合流しよう」
「なんすか⁈まさかの告白ですか⁈先輩からのなら受けるしかないっすよー」
「そんな訳ないだろう…この後の演習のこととか鎮守府の今の状況を伝えるためだよ」
「なんだちがうのかー。まぁわかりました!しばらく二人きりっすね!」
なんと羨ましい!谷口さんと二人きりなんて私の周りを見渡したらみんな寺内さんを睨みつけていた。みんなおんなじ気持ちなんだなぁ…
「まぁ、そうなるな…ではとりあえず解散」
二人が執務室の方へ向かったところを見送ったら案内をしてくれる那智さんがみんなに質問をしてきた。
「皆さんは彼のことが好きなのか?」
「はい!大好きです!」
「大和はさっきの態度でわかるわよ。たしかに私達は彼のことが好きよ。まぁ、私にとって彼は気軽に話せる友人って感じかしら」
「私も瑞鶴と同じですね。最初は緊張しているのかとても堅いのですが話せばどんどん口調も柔らかくなっていって心を開いてくれてることがわかった時にすごい仲良くなりたいなと思いました」
「真兄は私が一人の時とかに話しかけにきてくれたり色々な物語の話を読んで私を前向きな子にするように頑張ってくれた」
「私は望月が明るくなっていくところを見てて感謝を伝えるために話しかけたのがきっかけでした」
「私は彼の指揮の高さに惹かれたわ。あと別の鎮守府にいる北上さんと合わせてくれたからかしら」
「そうなのか…まだ我々に話しかけてくるときは堅いからなどうしたものか…」
「焦る必要はありませんよ。沢山おしゃべりをすれば自然と柔らかくなりますよ」
「そうか。では気長に待つとしようか」
「横須賀鎮守府にいる子達は彼のことをどう思っているのですか?」
「我々にとってあの人は助けてくれた恩人だ。そして我々を指揮してくれる提督だ。といっても彼は我々に指揮をとったことはないがな…」
「それについては心配ないわよ」
「ん?どうゆうことだ瑞鶴さん?」
「瑞鶴でいいわよ。谷口さんの指揮能力は圧倒的に高いの。だから敵がもっと強くなれば彼も指揮をとるわよ。あと今はまだあなた達を成長させるためじゃないかしら?あの人は常に私達艦娘を大切に想ってくれているから」
「知らなかった。彼の指揮わそんなにすごいのか…たしかに我々を想ってることは理解できる。あの人は顔や動きにすぐに出るからな」
「ええほんとに分かりやすいです。けどそこがまた可愛くて好きです」
では今から鎮守府内を案内するからついてきてくれ。最後を娯楽室にして私が提督を呼びに行くまではそこに待機しててもらう」
「「「「「「わかりました」」」」」」
案内してるときは谷口さんの話でとても盛り上がった。そしてまだ少しだけだけど彼のことが気になっている子が増えている。これはなんとかしないといけないと感じた。
案内が終わり娯楽室で彼がくるのを待った。
「すごい、いろんな物が置いてある」
「翔鶴ねえ!みてみてテレビ置いてあるよ!大本営にもないのに」
「そうね瑞鶴。ここに住んでる子達が羨ましいわ」
すぐに娯楽室のドアが開き彼が入ってきた。
「待たせてすまないな。では今から演習をするために演習場に向かおう。この演習で君達の弱点を君達に教え我々が勝つつもりだ」
「それは負けたくありませんね。楽しみにします」
こうして私達は演習場に向かい始めた。
皆さんとの大和イメージが違うと思います。この前建造出来たばかりで来てくれた時は思わず狂喜乱舞してしまいました!
初めて別のこ視点で書きました!実は最初の時の大淀視点を書こうか悩んでるのですが書いた方がいいでしょうか?書いて欲しい方はぜひコメント欄に書いてください!