「そう落ち込むなよお前ら…誰にだって負けることはあるんだから。
本番で負けなければいいだろう?」
「先輩酷いっすねー。この子達は先輩にいいところ見せて褒めてもらいたかったんですよ」
「こいつらはよくやったと思うんだかな…」
「私達が負けるなんて…」
「また落ち込んじゃった。先輩が見てるんだから早く元気になってよ大和ー…」
そう今回負けたのは私達大本営のほう…しかもあまり抵抗出来ずに終始驚いた状態でいた。
「第一艦隊になって初めてよ!私と翔鶴ねぇと一緒で制空権取られたの!」
「そうね瑞鶴…しかし私達は忘れてたわね…私達の艦載機は烈風だけど彼が扱った…いえ教えた艦載機の妖精たちにはそうゆう性能の差は関係ないことを」
大本営の第一艦隊は視察として他の鎮守府に行き提督と艦娘達の強さを見るのだか…負けたのは初めてだ〜というかあんな戦略見たことない。あれは完全に艦娘に対しての戦い方だった。
「しかし私もあんな戦い方見たことないっす!やっぱり先輩は鬼畜っすね!」
「なんでだよ…まぁ合同演習をやるって言われた日から勝つために練習内容を変えたからな。みんなよくついてきたよ」
「あんな練習したことなかったから大変だったな」
「ほんとそうだよ!まぁあの練習なければ絶対負けてたけどな!」
だめだまだ立ち治れない…衝撃が強すぎる!あんなの驚くしかないじゃない!
私は心の中で悔しさが募っていた。演習中なんかは少し横須賀鎮守府達に恐怖を感じてしまった。
=====演習開始直後==================================
「みなさん!気を引き締めていきますよ!」
「これに勝てたら真兄はほめてくれるかな」
「きっと褒めてくれるわ!だからこの演習は絶対勝つわよ!」
「「「「「「了解」」」」」」
「!前方に艦載機発見!瑞鶴と翔鶴は艦載機を!秋月と照月は対空をお願いします!」
「「了解!発艦!」」
「「わかりました!」」
今私達の陣形は輪形陣形。そして前は私大和が真ん中2人は瑞鶴と翔鶴。後ろを大井さんにし、左を秋月右を照月にし渡航していた。
そしてついに前から艦載機が沢山前からやってきたのだった。
「相手は天山ね!私達の烈風なら負けないわよ!」
ついに制空権の取り合いが始まった。そして少しずつ違和感を感じてきた。そう感じてきたら瑞鶴が驚いたように言ってきた。
「あの艦載機達、私達の艦載機を狙ってない…!なんのつもりかしら
」
なんと艦載機が打ってこない。撹乱の為の陽動なのだろうか。しかし少しずつ瑞鶴達の烈風が撃墜されてるのがわかった。
「っ!ごめんなさい!」
秋月が大声で謝った瞬間に理解できた。あの艦載機達は秋月達の対空砲を烈風に誘導して倒しているのだ。
「そんなこと出来るの⁉︎」
「いえ、彼なら出来るわね…妖精さんと話せるのだから」
提督になる条件は妖精と話せることではない。妖精達を見ることが出来るかだ。その条件を満たしカリキュラムを受け終えて初めて提督になれる。しかし彼は見えるどころかおしゃべりをし一緒に暮らしている。とても自然にしているので忘れがちだがそんなことできるのは谷口さん以外いないのだ。
さらに彼は学校にいた頃に独学で艦載機やその艦載機の戦略など調べていた。おそらく演習が始まる前まで妖精さん達に指導していたのだ。並みの提督ならジェスチャーなどでしか伝わらないから諦めがちだが話しで教えれる彼ならそれが容易にできる。
「このままじゃ制空権がとられて…きゃあ!」
「照月!大丈夫…⁈っうぐ!」
「二人共!そんな…格納庫が一撃で…!」
いきなり砲撃がなったと思ったら秋月と照月が被弾していた。しかも格納庫だ。格納庫に直撃するといっきに大破判定まで持ってかれてしまう。その状態を逃さずに相手は艦載機で攻撃を開始してきた。
「索敵にて敵艦隊みゆ!前方は…2人だけです!」
大井がそう伝えてきて驚いた!前にはなんと赤城と那智しかいないのだ。
「っく!全砲門!打て!」
私は砲門を赤城さんに向けて放った。そしたら那智さんが赤城さんの前に出て打ってきた。そして私の弾は全て落とされてしまった。
「嘘…私の46センチ砲が…
しかもあれは12センチ!いったいどうやって⁈」
頭の中がこんがらがってしまった。私の砲撃を那智さんは本来駆逐艦達が身につける単装砲を使い全て撃ち落とされたのだ。
「索敵!右舷にも敵が!相手は天龍単体です!しかも左舷には摩耶がいます!」
「さっき二人が大破になったのは二人のせいか!」
「他のみんなは大丈夫ですか⁈」
「ええ、中破よりの小破ね…このままじゃジリ貧になるわよ」
そういっていたら大井さんがいつのまにか投げていた魚雷が那智さんに当たった。様子からみて中破だろう。
「この前巻き返します!全砲も…きゃあ!」
全員に爆発が起こりみんなが焦り出してしまった。そしてほぼ全員が大破よりの中破まで食らってしまった。
「そうか潜水艦…!だから最初に雷撃が出来る秋月と照月を狙ったのね」
そのまま少しずつ押され続け私達はD判定で敗北してしまった。
「なんですかあの戦略は!あんなの勝てるわけないじゃないですか!」
私は思い出したら泣きそうになりながら文句を谷口さんに行った。
「当たり前だ。君達に驚いて欲しくて真面目に考えたからな。この感じだと大成功のようだな」
「私達も驚きですよ…敵にもし提督のような指揮を出来る人がいたら
と思うとゾッとします」
どうやら横須賀鎮守府の子達も驚いているようです。それもそうだ。
私達は戦略を考えたことがないわけではないはずだ。それなのに彼は我々の考えをあざ笑うかのような戦略だ。おそらく彼女達も少し悔しいのだろう。何人か納得してない顔をしてる子達がいる。
「まぁ、そう苛つくな大和…今度ご飯おごってやるから」
「デートですか⁈わかりました機嫌を直します!」
心の中でガッツポーズをしてしまった。彼とデートだ!何着て行こっかな!
「提督!そのような発言はあまりしないでください」
「なぜだ?頑張った子を労うの当然だろう?」
「そうではなく!……もういいです…」
心中をお察しします大淀さん。私もあなたの立場なら同じことを言うでしょうから。
「まぁ先輩?その前に私とご飯っすよね?」
「そうだったな、大淀私はこの後寺内くんと食べに行くから後はよろしく頼む。君達は泊まっていくのか?」
「はい、今回は宿泊して調査するという事で明日の夕方までは……っえ?二人はご飯に行くのですか?」
「ああ、前から約束をしていてな。寺内くんは寝床はどうするんだ?」
「そうですね〜先輩の家で飲んでそのまま泊まります!」
「わかった。ではそうゆうことで失礼する」
「待ってください!谷口さん⁈それは寺内さんとずっと一緒にいるということですか?」
「まぁ、そうなるな」
何それずるい!しかも寺内さんすごいニヤニヤしてるし!ご飯は良しとしても谷口さんの家とか羨ましすぎる!なんとか阻止しなければ!
「それなら私を呼んでいただけたら寺内さんを迎えにいきます。女性を男性の家に泊まらせるのはさすがに…」
「そうか確かにそれは軽率だったな。すまんが大和お願いできるか?」
「っえ?先輩?私なら気にしないっすよ?」
「よく考えれば君は綺麗なんだからもっと気にした方がいいぞ?世間のこととか。では大和そのときは彼女の介抱を頼む」
「了解しました♪」
「そんな先輩綺麗だなんてー!けどそんなこと気にしなくていいっすよ?ほんとに大丈夫ですよ?」
「まぁ、今日はとりあえず解散だ!みんな今日は疲れたろう?明日の集合は遅めに10時でいい!疲れを癒してくれ!では解散!」
こうして合同演習は終わり実はこの後谷口さんに呼ばれ後何かいいことが起きないかなと思っている私なのであった。
次回から提督視点に戻ります。
確認したらUAが3000を超えてました!ありがとうございます!これからもこれを糧に頑張らさせていただきます!