仮面ライダーエグゼイド×魔法少女まどか☆マギカ [改編]翻転のstory   作:柳川 秀@尾上 愛【新人Vtuber】

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STAGE 02-04 (side:magica-K.M.)

「これが昨日の魔女が残していった魔力の痕跡。

 基本的に魔女探しは足頼みよ。こうしてソウルジェムが捉える魔女の気配を辿って行く訳」

 

昨日わたしたちが出会った、同じショッピングモールの改装中のフロア。

そこでマミさんが取り出したソウルジェムは、時々光の強さを変えて点滅していました。

それに導かれてショッピングモールを出て、商店街を抜け、住宅街へ入ります。

 

マミさんのすぐ後ろにわたしとさやかちゃんと永夢先生。

そのまた後ろに飛彩先生とパラドさん。

黎斗さんは一番後ろだけど、途中で現れたキュゥべえがわたしの肩に乗ってからは、みんなより少し離れています。

 

永夢先生が変身する仮面ライダーエグゼイド、飛彩先生が変身する仮面ライダーブレイブ。

両方とも黎斗さんが作ったそうで、今は何か問題があるからできないけど、彼とパラドさんも変身できるみたいです。

 

ただ、マミさんは皆さんを……というより黎斗さんを信用していません。

わたしとさやかちゃんにも彼の動きに注意するようテレパシーを飛ばしてきました。

 

見たことないゲームだってくれたし、わたしの絵も褒めてくれたし、悪い人じゃないと思うんだけどなぁ。

背も高いし、脚も長いし、スラっとしていてゲームを作れるくらい頭も良いし……。

 

「光、全然変わらないね」

「取り逃がしてから一晩経ってしまいましたから。足跡も薄くなってるわ」

 

永夢先生の言葉に足を止めて辺りを見回すマミさん。

わたしは申し訳なくなってしまいます。

 

「あの時、すぐ追いかけてたら――」

「仕留められたかもしれないけど、あなたたちを放っておいてまで優先することじゃなかったわ」

 

出会った時と同じような柔らかい微笑み。

あんな怖い魔女相手にずっとひとりで戦い続けていて、誰に褒められることもなく人々を助け続けていて、ちゃんとした判断ができて……。

なんだかママに似ていると思いました。

 

そして、もしわたしもママやマミさんみたいになれたら……。

誰かに褒められるためとかじゃなくて、本当にその人のことを思って動けて、自分の考えをしっかり持てて、それを迷わずに言えたら。

そんなかっこいい人になりたいと、思うようになっていくのです。

 

「うん! やっぱりマミさんは正義の味方だ!

 それに引き換え、あの転校生ホントにムカつくなぁ!」

「本当に悪い子なのかな……?」

「少なくともキュゥべえを狙い新しい魔法少女を生み出させまいとしていたのは確かだろう」

 

冷静にわたしの疑問に返したのは飛彩先生。

わたしは諦めきれずに言葉を続けます。

 

「でも……もしかしたら何か目的があるのかも……」

「お前には何か心当たりないのか?」

 

キュゥべえが顔をくるっと後ろのパラドさんに向けました。

 

『僕にもよく分からないんだ』

「じゃあ、アイツの願い事って?」

『それもわからない』

「えっ? ほむらちゃんもキュゥべえと契約して魔法少女になったんでしょ?」

『そうとも言えるし、違うとも言える』

「どういうこと――」

「今は彼女について話している場合じゃないだろう」

 

急に、それまで黙っていた黎斗さんがパラドさんの声を遮りました。

 

「今こうしている間にも新たな犠牲者が出る可能性がある」

 

わたしもさやかちゃんも、永夢先生も飛彩先生もパラドさんもハッとしました。

そう、今大事なのは昨日逃がしてしまった魔女を探し出して倒すことなのです。

 

「魔女の居場所の目星くらいは付けられないのかい?」

 

マミさんはやっぱり不信感のあるようでしたが、彼の質問に答えます。

 

「魔女の呪いの影響で割と多いのは、交通事故や傷害事件ですね。

 だから大きな道路や喧嘩が起きそうな歓楽街は優先的にチェックします。

 もし病院とかに取り憑かれると最悪です」

「弱っている患者から生命力が吸い上げられ、目も当てられなくなるということか……」

 

飛彩先生の指摘に永夢先生の拳がぐっと固く握られるのに気付いて、わたしは少し驚いてしまいます。

 

「あとは、自殺に向いてそうな人気のない場所……」

「それなら私に心当たりがある」

 

さっきとは違って先頭をスタスタと行き始めた黎斗さん。

慌ててわたしたちも続きます。

 

いつしか周りもだいぶ薄暗くなっていて、わたしたちは工場跡地の多い所へ来ていました。

ここは再開発の時に放棄された地帯で、危ないから近付くんじゃないよ、とママに言われたことがあります。

どの辺りかは知っていましたが、わたしは行き方を知らなくて、黎斗さんには土地勘があるのかな……?

 

「間違いない。ここよ」

 

マミさんのソウルジェムの点滅が速く強くなっていました。

そこは廃ビルの入口で、ふと見上げてみると

 

「マミさん! あれ!」

 

屋上にスーツ姿の女性が立っていて、ふわりと空に足を踏み出して……!

 

「きゃあああ!?」

 

目を背けると同時にマミさんが高く跳び上がります。

恐る恐る開けると、彼女は昨日と同じ黄色の魔法少女に変身していて、魔法のリボンで女性を受け止めていました。

 

「魔女の口づけ……やっぱりね」

 

マミさんが指差す女性の首元には、蝶と茨とリボンを組み合わせたような形の痣が刻まれています。

 

「……気を失っているだけだ。他に異常はない」

 

すぐに飛彩先生が脈を測るなどして診察し、わたしはほっとしました。

永夢先生も首元をじっと見ています。

 

「この痣が呪いの印!」

「はい。……急ぎましょう!」

 

ビルの中に入ってマミさんが少し辺りを見回すと、さっきの痣と同じ模様のあるゲートが現れました。

きっとこれが魔女の結界への入口……。

 

「今日こそ逃がさないわよ……!」

「術式レベル2、変身!」

「大変身!」

続編を三人称にしようか一人称にしようか迷っています。一場面でのキャラが増えるので三人称もいいですし、今まで通りキャラ毎の一人称も捨てがたい……。どちらが良いでしょうか?

  • 三人称
  • 一人称
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