仮面ライダーエグゼイド×魔法少女まどか☆マギカ [改編]翻転のstory   作:柳川 秀@尾上 愛【新人Vtuber】

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STAGE 05-05 (side:doctor-P.D.)

「いいよね。バーガーに入ってるピクルス」

「ええ! ピクルスだけならお家でも作れそうだけど、多分バーガーだからのおいしさね!」

 

ショッピングモールからマミの家に送っている途中。

久し振りに食べたというチーズバーガーに、マミは少し興奮気味だった。

 

でも言ってることはすごくよくわかる。

なんで1個につき1枚(ダブルバーガーなら2枚、トリプルなら3枚)しか入ってないんだ、と思うこともあるが。

1枚しか入ってないからこそ……あのバンズとパティとの黄金比でこそ、そのピクルスがうまく感じるんだろう、とも思う。

人間の生み出した食文化の極みだ。

 

「すいません、奢ってもらって」

「平気平気! 全然気にしないで!」

 

まぁ、元々毎月(廃)課金できるくらい給料いいし。

今は鏡総合クリニックでお金は共有だし。

その管理してる(そして頭を抱えている)のはレーザーだけどな。

 

「ちょっと大先生ぃー、今どこにいんのよ? 今日夕飯当番っしょ?

 せっかく自分が市場で10分値切って買った()()なんだぜ?

 ()いてくれる約束だったろ? ポッピーとニコちゃんが楽しみに待ってんだ。

 なんなら自分が――いや()()じゃなくて()()だから。

 え? 俺にサバけないブリはない? どっち???」

 

マミがチーズバーガーを頼む前、レーザーからの電話を受けてブレイブは一息つく暇もなく先に帰った。

今夜は魚か……骨除いといてくれないかな……。

 

「マミさん! 先生っ!」

 

そんなこと考えてると、向こうの路地裏からまどかが走ってきていた。

 

「ブーーーンwwブーーーーーンwwww」

「ヤケにハイテンションな声出してるな……」

「うん……いやアレまどかちゃんの声じゃないって!」

 

駆けるまどかの後ろから、路地裏の壁に落書き模様が浮かんでいく。

 

「使い魔の結界!?」

「まどかちゃん!」

 

慌てて路地裏の結界に突入し、マミが息を切らせ崩れ落ちそうになったまどかを抱き支えた。

 

「ハァ……見つけて、誰か呼びたかったけど、ハァハァ……携帯、昨日壊れたばかりで……」

「もう大丈夫だよ! ゆっくり、大きく呼吸して」

「「ブーーーーンwwwブブブーーーーンwwwww」」

 

壁を走り回る使い魔は5体。

車・船・飛行機などに三つ編みおさげした奴が乗っていて、クレヨン画みたいな見た目。

大きく飛び出た舌は、いわゆるラリってるようだ。

 

「マミちゃんはまどかちゃんをお願い」

「でも……」

「大丈夫。黎斗さんが直してくれた、新しいガシャットが使えるから」

 

考えていることが伝わってきて、俺は一度実体を解いて永夢の体の中に潜り込む。

 

「行くぞ、パラド!」

「任せとけ、永夢!」

 

永夢の目が赤く光り、向かい風が髪をなびかせた。

 

 

≪ダブルガシャット!≫

≪ガッチャーン!≫

≪レベルアップ!≫

≪マイティブラザーズ!≫

≪ふたりでひとり!≫

≪マイティブラザーズ!≫

≪ふたりでビクトリー!≫

(エッ)(クス)

 

≪ガッチョーン!≫

 

「だーい変身!」

 

≪ガッチャーン!≫

≪ダブルアップ!≫

≪俺がお前で♪≫

≪お前が俺で♪≫

≪ウィーアー!≫

≪マイティ≫

≪マイティ≫

≪ブラザーズ!≫

≪ヘーイ!≫

≪X(ダブルエ)X≫(ックス!)

 

「「超協力プレイでクリアしてやるぜ!」」

 

 

「ひとりになって……」

「ふたりになった……」

「うん……そういうものなんだ。仕様上」

 

仮面ライダーエグゼイド・ダブルアクションゲーマーレベルXX。

オレンジ色を基調にした俺のXX Rと、水色を基調にした永夢のXX L、ふたりのライダー。

 

さっさとガシャットギア デュアルを直せばいいのに、ゲンムは何故か()()()()()()()()()()()()()()()()()マイティブラザーズXXを修復した。

同じ不正でも、マキシマムマイティXならムテキに必要だから直すのもわかるんだが。

まぁ、魔法性を付与しやすいガシャットから逐次投入しているだけかも知れないな。

 

「まだゲームエリアが展開できないし、エナジーアイテムも出てこない……」

「縛りプレイってことだろ? 心が躍るなぁ!」

 

グーにした右拳をパーのままの左手に何度か打ち付けて。

俺は左隣の永夢の顔面にその拳を放った。

 

「「っ!?」」

 

まどかとマミはビックリしているが、永夢はスッと右に半歩ステップして避ける。

そのまま俺の拳は永夢の後ろに回り込んだ使い魔を殴り飛ばした。

 

「よっと!」

 

ステップから着地してすぐ今度は永夢が俺目がけて上段蹴りを繰り出す。

それを俺が屈んで避ければ、永夢の足は俺の背中に飛んできたクレヨンロケットを弾いた。

 

「そらっ!」

 

屈んだ姿勢から永夢の両足首をそれぞれの手で掴み、一気に上へ投げ飛ばす俺。

 

「おりゃあ!」

 

真上にいた使い魔を叩き落とし、俺にクレヨンロケットを撃ってきた使い魔にぶつける永夢。

 

「す、すごいっ!」

「どうなってるの……!?」

「俺は永夢のバグスター。考えてることも見えてるものも全部わかる。

 これが最強のコンビネーションだ!」

 

永夢の着地を狩ろうとした使い魔を蹴って、ピヨってるさっきの2体の方へ。

その隙を狙った、最初に俺が殴った使い魔は、永夢が掴んで同じ方にブン投げた。

 

「ブーーーーンwwww」

「それっ!」

「イハァ!」

 

1体だけ先に逃げようとしていた使い魔も、現れたさやかに切り飛ばされる。

 

「フィニッシュは!」

「必殺技で決まりだ!」

 

永夢がゲーマドライバーのレバーを一度閉じて、一塊になった使い魔たちに必殺技を――。

 

「ちょっとちょっと、なにやってんのさアンタたち?」

続編を三人称にしようか一人称にしようか迷っています。一場面でのキャラが増えるので三人称もいいですし、今まで通りキャラ毎の一人称も捨てがたい……。どちらが良いでしょうか?

  • 三人称
  • 一人称
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