仮面ライダーエグゼイド×魔法少女まどか☆マギカ [改編]翻転のstory   作:柳川 秀@尾上 愛【新人Vtuber】

6 / 76
STAGE 01-04 (side:magica-K.M.)

「鹿目まどか。あなたは自分の人生が貴いと思う? 家族や友達を大切にしてる?」

 

「今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わないことね」

 

「さもなければ全てを失うことになる……」

 

「あなたは鹿目まどかのままでいればいい。今まで通り、これからも――」

 

 

 

「ええっ!? なにそれ、あの後アイツにそんなこと言われたの!?

 文武両道で才色兼備かと思いきや実はサイコな電波さん……。

 くーっ! どこまでキャラ立てすりゃあ気が済むんだあの転校生は!?」

 

放課後。駅前のショッピングモールのファーストフード店。

わたしはさやかちゃんと仁美ちゃんに、今日転校してきた暁美ほむらちゃんに言われたことを話していました。

保健室に行きたいと言うほむらちゃんに保健係のわたしが付き添っていると、急にそんなことを言われたのです。

 

ほむらちゃんはとても綺麗な子で、頭も良くて運動もできて。

目はなんだか怖いけど、落ち着いていて大人びていて、そして――

 

「夢の中で逢った、ような……」

「「……」」

 

……あ、あれっ?

 

「っきゃはははははww」

「っふふふふふふふww」

「すげーwwまどかまでキャラが立ち始めたよwww」

「ひどいよぅ! わたし真面目に悩んでるのにぃ!

 街が滅茶苦茶になってて、大きな怪物がいて、ほむらちゃんがひとりで立ち向かってて――」

「あーもう決まりだ。それ前世の因果だわ。

 あんたたち、時空を超えて巡り合った運命の仲間なんだわぁ!」

 

お腹を抱えて、椅子から転がり落ちそうな勢いで笑うさやかちゃん。

わたしがほっぺを膨らましてむーっとしていると、仁美ちゃんが目尻の笑い涙を拭きながら言います。

 

「でも、本当は暁美さんと会ったことがあるのかもしれませんわ」

「え……?」

「まどかさん自身は覚えていないつもりでも、深層心理には彼女の印象が残っていて、それが夢に出てきたのかもしれません」

 

そんなことって、あるのかな……?

 

 

 

「ああ、まどか。帰りにCD屋寄ってもいい?」

 

お茶のお稽古がある仁美ちゃんと別れてから、さやかちゃんがそう聞いてきました。

 

「いいよ。また上条くんの?」

「えへへ。まーね」

 

男勝りなさやかちゃんが、普段は見せない照れくさそうな顔を見せる時。

それは決まって上条恭介くんのことなのです。

 

さやかちゃんと上条くんは幼稚園の頃からずっと一緒で、家も近所で、よく家族ぐるみで遊んでいました。

上条くんはその頃からバイオリンがとても上手で、全国大会にも何度も出ていて、みんなから将来を期待されていて――。

でも、今年の春に交通事故に遭ってしまって、今は左手が麻痺しているんです。

 

それからいつも、さやかちゃんは自分のお小遣いで彼が喜びそうなCDを買っては、お見舞いの時一緒に聴いているみたいです。

きっとそれはただの同情なんかじゃなくて、もっと素敵であたたかい気持ちがあるんだと思います。

 

「んじゃ、まどかは好きなとこ見てて」

 

CDショップに着いてクラシックコーナーに行ったさやかちゃんに手を振って、わたしは新譜CDの試聴コーナーに来ました。

丁度大好きなアーティストの新譜があったので、タッチパネルを操作してヘッドフォンを付けます。

この人、顔はそんなにかっこよくないけど、歌声が綺麗でダンスもすごい上手なんだよね。

 

「~~~♪」  ソートウエキサイエキサイターカーナール

『助けて!』

 

……えっ?

この曲、セリフ入りだったっけ?

 

『助けて! まどか!』

「えっ、えっ!?」

 

ヘッドフォンを外してみてもその声は聞こえて、しかもはっきりとわたしの名前を呼んでいました。

けど周りには誰もいなくて、なにより声はわたしの頭に直接聞こえてくるようなのです!

 

「誰……? 誰なの?」

 

声の主を探して、その声に導かれてショッピングモールの奥へどんどん進みます。

やがて、暗くて誰もいない改装中のフロアにやって来ました。

剥き出しのコンクリートとあちこちに転がる工事用機材……。

怖いけど、とても辛そうに助けを求める誰かを放っておくことなんてできません。

 

「どこにいるの?」

 

尋ねた瞬間、すぐ真上のエアダクトの蓋が外れて何かが転がり落ちてきます。

 

「きゃあっ!」

 

びっくりして尻もちをついたわたしの目に映ったのは、真っ白で柔らかそうな、耳からまた長い耳を伸ばした不思議な生物でした。

背中には元々赤い模様があるみたいだけれど、それ以外にも体中に付いている赤は……血!?

 

「あなたなの!? 大丈夫!?」

 

慌てて近付いて抱きかかえると、わたしの腕の中でその不思議な生物は痙攣を起こしていました。

まるで今にも死んでしまいそうな程、弱っているようです。

 

「誰か――誰かいませんか!?」

 

わたしじゃどうにもならない……!

そう思って叫んだ時、

 

「大丈夫ですか!?」

 

4人の男の人が走ってきました。

続編を三人称にしようか一人称にしようか迷っています。一場面でのキャラが増えるので三人称もいいですし、今まで通りキャラ毎の一人称も捨てがたい……。どちらが良いでしょうか?

  • 三人称
  • 一人称
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。