仮面ライダーエグゼイド×魔法少女まどか☆マギカ [改編]翻転のstory   作:柳川 秀@尾上 愛【新人Vtuber】

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STAGE 11-04 (side:doctor-H.E.)

「まさか……本当にこれだけの量の火器を街中で使うつもりだったのか……?」

 

珍しく黎斗さんが引いている。

街中に大量のゾンビを放った人が言うことかと思いつつ、僕も似たような感想を抱いていた。

 

休診日の鏡総合クリニックの2階。

僕が最初に目を覚ました場所。

あの時と同じように、天井から下がっていたプロジェクターが壁に大きく資料を投影していた。

そこに書かれているのは、

 

「人智を超えた災害級の魔女、ワルプルギスの夜……。

 私は可能な限り手を尽くしたけど、これでもまだ足りないかもしれない」

 

ほむらちゃんが準備していた武器……というより兵器の数々だ。

 

「爆弾は手製、銃器は暴力団からとまでは予想していたが」

 

アサルトライフル、サブマシンガン、ロケットランチャーが暴力団からゲットできること自体もう大分とんでもない話だけど。

 

「まさか自衛隊から対艦ミサイルをに留まらず、米軍からトマホークまで盗み出すとは……」

 

富士総合火力演習とかで見るような、あるいはそれでも見ないような物まで並んでいる。

 

「この国で他に武器が手に入る場所なんて、わからなかったから……」

「君の思い切りの良さと行動力には敬服するよ。

 形跡を残さず盗み出されたとは言い出せないしね」

「けど、こんな物を街中で使ったら危ないとかいう話じゃ済まないんじゃないですか?」

「一個小隊かそれ以上の規模だ。危ないとかいう話じゃ済まないだろうな。

 そもそも、元々はこの地点に誘導し大規模爆破によるトドメを想定していたようだ」

 

黎斗さんが資料の地図の一点を指した。

 

「当然、市街地への影響は甚大ではない」

「それでも避難所への影響は絶対に出さないようにしているわ。そこにはまどかがいるから」

「わたし、が……」

 

今までの分もほむらちゃんの傍にいたい。

そう言ってまどかちゃんは付いてきていた。

 

「……もちろん、見滝原に住む多くの人々も」

「うん、そうだよね……」

「それで? 無論、使うつもりはないんだろう、永夢?」

「当たり前です。今は僕たちもいる。必要ないよね、ほむらちゃん?」

「ええ。他の魔法少女や仮面ライダーの動きを制限してしまう。

 それに……ドクターのあなたたちが認めないでしょう?」

「理解してくれてありがとう」

 

話してみれば素直な子だ。

ただちょっと人に頼るのがニガテになっているだけ。

 

僕も――頼っていなかった訳ではないけれど。

マイティノベルの一件があるまでみんなに見せていない、見せられなかった部分がある。

自分の過去を洗いざらい見られたというのは不思議な気分で、すぐにそこから大きく周りとの関りを変化させるのも無茶な話だ。

 

それに、もうほむらちゃんが焦る必要はない。

繰り返すことのない時間の先で、まどかちゃんたちといつまでも仲良く暮らすことができる。

たとえ一周目とは違っても、まどかちゃんとほむらちゃんはまた最高の友達になれる。

そう僕は信じている。

……全てワルプルギスの夜(ラスボス)を倒した後の話だけど。

 

「改めて確認するが、出現箇所はこの辺り、進行方向はこっちだな?」

「その点はこれまでもずっと同じだった。体の大きさは30階建てのビルの2倍くらいよ」

「300m、ゲムデウスの15倍以上といったところか」

「そ、そんなに大きいの……!?」

「たしかに……1人じゃとても手が足りないですね……」

「だろう? 前にも言ったが、ハイパームテキは文字通り無敵だ!

 たとえワルプルギスの夜だろうが終末の魔女だろうがダメージを負うことはない!

 私の作ったハイパームテキさえあれば敗北などありえない!! しかし、だ永夢」

 

黎斗さんが、一応魔法性を付与したというドクターマイティXXガシャットを手に持った。

 

「魔法少女は基本的に回復魔法も使用できる。もしワルプルギスの夜もそうだったら?

 私がワクチンを生み出す前のゲムデウス戦の苦労は覚えているだろう?

 これほどの巨体に回復までされたのでは、この人数がいなければ避難所までで被害を食い止められないハズだ」

 

だから私の行いは間違っていなかっただろう、どうだ永夢!

そう続けそうになっている黎斗さんを僕は遮る。

 

「ハイハイ、その通りですね。それで、何か策があるんですか?」

「私たちはまとまって日が浅い。連携訓練をしている暇もない。

 基本的には各自が奮闘するしかないが……ある程度の役割は決めておこう」

 

プロジェクターの映す画面が、魔法少女と仮面ライダーの一覧に切り替わった。

 

「タドルレガシーと美樹さやかは回復に優れていながら近接戦闘を得意とする。

 ワルプルギスの夜の使い魔を撃破しつつ最前線で他のメンバーの回復を担当してもらう。

 エナジーアイテムを使えるようになったパラドも同様だ。

 呉キリカと佐倉杏子の魔法はどの程度通じるかわからない。攻撃に専念させる。

 機動力が売りのレーザーと共に遊撃隊にするか。

 バンバンシミュレーションズと巴マミ、暁美ほむらはワルプルギスの夜への砲撃担当。

 美国織莉子の予知魔法はこれ以上使用させない方がいい。あとポッピーは、まぁ……砲撃班の補助にでも。

 そして肝心のワルプルギスの夜本体への直接攻撃は、もちろん君だ、永夢」

「……黎斗さんは?」

「私も前線で使い魔を相手しつつワルプルギスの夜の弱点を探る」

「……。わかりました」

「さて、作戦会議(カンファレンス)もこの辺にしよう。そろそろ懇親会も準備が済む頃だろう」

続編を三人称にしようか一人称にしようか迷っています。一場面でのキャラが増えるので三人称もいいですし、今まで通りキャラ毎の一人称も捨てがたい……。どちらが良いでしょうか?

  • 三人称
  • 一人称
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