仮面ライダーエグゼイド×魔法少女まどか☆マギカ [改編]翻転のstory 作:柳川 秀@尾上 愛‗VTuber
『バカな……』
すっかりボロボロになった街に着地すると、おびただしい数のエフェクトを見上げる面子の中に、奴もいた。
雲の隙間から光が差す。穏やかな風が体を撫でる。邪悪な気配はもうそこにはない。
『ワルプルギスの夜を倒しただって……?』
鹿目まどかを契約に持ち込む切り札が潰えてどうするのかと思ったら。
奴の次のセリフは意外なものだった。
『素晴らしい……素晴らしいよ!』
「なっ……なにさその反応……!?」
「もうあなたに手は残っていないハズよ!」
「さっさと尻尾巻いて退いたらどうなんだ!」
さやか、マミ、杏子がまた緊張状態に戻る。
『そんな勿体ないことできないよ。檀黎斗の才能は本物だ。
きっとそれは世界の役に立つ!』
「まどかを契約させることを、まだ諦めていないというの!?」
「予知を使わずともわかる。貴方の思い通りになる未来はない!」
「私が言うのもなんだけど、諦めが悪いのは嫌われるよ!」
ほむら、織莉子、キリカもなんとか構えを取る。
「忠告しておく。コイツの才能に関わるとロクなことにならない」
「ああ、制御可能と思ってるんだったら認識不足だ」
「触らぬ神に祟りなし。……もう神でもないみたいだが」
「大人しく手を引く気はないのか」
ブレイブ、スナイプ、レーザー、パラドの言葉も無視して。
奴は檀黎斗の方だけを向いていた。
『僕は初めて僕と同じレベルに立てる生命体に出会った!
檀黎斗! これからはこの宇宙全体のために手を組もうじゃないか!
双方にとってデメリットはない、むしろメリットだらけだ! そうだろう?』
「私が……君たちと同じレベル、だと?
フ、フッハッハッ、ハッハハハハハハハ!!!」
――端から見たら、彼が自分の才能を外宇宙生命体に認められ嬉しくて笑っている、と思う人もいるかもしれない。
でもそれは大きな間違いだ。俺にはわかる。
「ふ゛さ゛け゛る゛な゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛!゛!゛!゛」
『え?』
地球の裏側まで、いや、宇宙の彼方まで届きそうな声でキレる人間なんて、彼以外俺は知らない。
「満たされない人々に夢と冒険を与える! それがゲームというエンターテイメントの使命だ!
人生とは数多の試練をクリアしていくゲームであり、その先には恵みがなければならない。
だが魔法少女システムはァ! 先に報酬を与え、後から代償を請求し続け!
最終的には夢を奪うだけでなく、それまでの冒険すら全て否定している!!
そんなクズのようなものと私のゲームを、同列に考えるなァアアッ!!!」
全く……だから信じられるんだ、この人は。
「遥か太古から君は! 少女たちの夢を喰らってきた……!
彼女たちの物語を否定し、嘆きの種を孕ませてきた!!
君は最低のインキュバスだァァァァァアアアアアアアッ!!!」
『ッ!?』
「宝生永夢ゥ!」
ゲンムの手から1つの物が投げ出される。
空中でくるくると回転するその白いガシャットを、俺はパシッと受け取った。
「ピリオドを打て。このゲームにも満たない野蛮なプロジェクトに」
「……ああ。終わらせよう、このストーリーも」
≪ガッシューン≫
変身を解く。
「お前が本当に究極の救済を目指したことだけは認めるよ。でも――」
ひとつ大きく息を吸って、吐く。
『そ、それこそ今更だ。レベルXなんかで、何を――』
「すぐに終わらせる。お前はそこに座ってろ。あと、
瞬間、俺が指差したインキュベーターの元へ何十か何百体のインキュベーターが現れて固まった。
「マイティノベルの能力はシンプル。
未来を決める力だ。俺の言葉がそのまま未来になる」
この星全体を1体でカバーできるハズがないことはわかっていた。
だからここにこうして全部を集めた。
『そんな物がまだあっただって!? どうなってるんだ君たちの世界は!!?
それで――僕に一体何を!!!?』
「インキュベーター……俺たちに倒された後、お前は二度とこの星に関われない」
『なっ!!!!!!???』
運命を愚弄された者たちの代表として魔法少女が並び立ち。
その行いを認めない者たちの代表として仮面ライダーが並び立つ。
「行くぜみんな! フィニッシュは、必殺技で決まりだ!!」
続編を三人称にしようか一人称にしようか迷っています。一場面でのキャラが増えるので三人称もいいですし、今まで通りキャラ毎の一人称も捨てがたい……。どちらが良いでしょうか?
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三人称
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一人称