幻想郷でほのぼの暮らしていくお話し   作:ドンだ~

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またレミリアsideです。


DNA

永琳「それじゃあまたさっきの説明に戻るわね。さっき採血して彼の血とDNAを調べたの。そしたらね、彼のDNAを取り込むことで生物の凶暴化を行える。それが出来るDNAを持ってたよ。とは言っても、殆どの生物は彼のDNAを摂取した途端破裂するのだけどね。……それでも稀に生き残るものがいるの。そいつは凶暴化し、更なる力を手にいれるわ。」

 

え、え~っとでぃーえぬえー?何それ…。

 

永琳「…あなたたちはピンときてないようね。あとで分かりやすく教えてあげるからとりあえず説明を聞いてちょうだい。まず、風邪の原因となったのは、彼が劣等種であったためのウイルス感染によるものだと私は見ているわ。というか、実際の風邪はそれによるものだからね。」

 

咲夜「ん?それでは49.5℃という馬鹿げた数字は出ないはずでは?」

 

永琳「それが細菌感染によるものならね。だけとウイルス感染は違うの。まず、細菌とウイルスの違いは何か分かるかしら?」

 

え~っと…まず細菌とウイルスって違うものなの?う~…頭痛くなってきた…。

 

咲夜「大きさとかですかね?」

 

永琳「それもあるわ。でも1番の違いは“繁殖能力の有無”よ。細菌は分裂することによって仲間を増やすけど、ウイルスは自ら仲間を作れない。仲間を作るには何かの生物の細胞に入って、細胞分裂の機能を利用しなければ仲間を作れないの。」

 

うん。ごめん。全く話について行けないわ。まずさいぼうぶんれつって何よ。もうわけ分からないわ。

 

咲夜「………はっ!それなら…」

 

永琳「気付いたかしら?」

 

ちょっと!私はまだ気付いてないんだけど!?

 

咲夜「ええ。分かりました。予想ですけど、(じん)さんの身体に入ったウイルスが、(じん)さんの細胞分裂の機能を使って繁殖した。その際に(じん)さんのDNAを摂取、そして多数のウイルスは死滅しましたが、その中でそのDNAに耐えうる個体が出現。そしてウイルスが強化され、更にその強化されたウイルスが細胞分裂の機能を流用したため、このような事態になった…と。」

 

永琳「惜しいわね。まあでもある程度合ってるわよ。」

 

咲夜「この程度、理解できなければお嬢様方のメイドなんて務まりませんので。」

 

今さらっと私バカにされたような気がするんだけど…。

 

永琳「修正を加えるとしたら最後の部分ね。身体って言うのは、熱を使ってウイルスを殺そうとしたり、咳やくしゃみによってウイルスを体外にだそうとしたりするの。でも脳は熱に弱いし、咳を繰り返せば喉が痛くなる。それでもウイルスは外に出ていかなかったり、死んだりしないから、身体が許容量を超えて熱を出したり、咳をしたりしているの。その結果、声は掠れ、頭痛がおき、熱が49.5度も出るなんていうことになってるのよ。」

 

レミリア「ごめん、いまいち理解できなかったのだけれど。もう少し分かりやすく言ってくれる?」

 

永琳「物凄いことになってる。」

 

適当すぎない?いや確かに分かりやすいけど…。分かりやすいけど適当すぎよ!

 

永琳「ま、今は脳が熱により弱体化してるから、それを蓬莱の薬の再生能力が一生懸命治してるって状態ね。彼が寝ちゃったのも、余分なエネルギーを使わないようにってところかしらね。ま、こんなに高熱になってることだし、しばらくは入院してもらうわ。」

 

レミリア「ちょっ、なんでよ!」

 

永琳「仕方ないじゃない。こんなウイルス外に出たら危ないわ。貴方たち妖怪はともかく、人里の人間や咲夜の様な人がこのウイルスに感染したらどうするの?一気に人間が死亡していくわよ。それによって人間の恐怖を糧に生きてきた妖怪達も消滅するでしょうね。それでも入院させないというの?」

 

レミリア「うっ…」

 

人間だけでなく妖怪まで人質に取ってくるなんて…。

 

レミリア「仕方ないわね…。良いわ。どのくらいの入院が必要なの?」

 

永琳「分からないわ。まずこんなウイルスを扱ったことなんてないんだからどれくらいで熱が治まるのかも分からないし、薬も一から作らないといけないから、少なくとも一週間以上はかかるでしょうね。」

 

い、一週間!?この前もそのくらいはかかったのに…。いや、でも仕方ない…わね。(じん)が苦しまずにいられるのなら仕方ないわ。

 

レミリア「……分かった。出来るだけ早く薬を作りなさいよ!」

 

永琳「分かってるわよ。」

 

そういって私はこの場を去って行ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(じん)「う、うう~ん…。」

 

ここは……煉獄か。いつきても見慣れないな。

 

御劔「久し振りだな。元気にしておったか?」

 

(じん)「元気もクソもねえよ。現在進行形で風邪引いてるんだよバカ親父が。」

 

メリオダス「そういうなって。結局お前が生きていることには変わりないんだしな。」

 

どこからともなく、メリオダスが現れる。

 

御劔「それにしても我が息子が劣等種だったとはな…。」

 

(じん)「お前は俺のことを見てなかっただろ。だから知らなかった。そうじゃないのか。」

 

御劔「それもあるな。ただ単に劣等種の存在を知らなかったのだよ。」

 

なんか嘘くさい。

 

メリオダス「まあまあ、どうせお前は向こうに戻っても意識は戻らないんだ。ここで雑談でもしてようぜ♪」

 

(じん)「意識が戻るまでな。」

 

俺はそういってメリオダスたちとしばらく雑談を続けていた…。




久し振りにおやっさん登場!

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