咲夜「……さい。……ください。起きて下さい!」
俺「…っは!あれ?さ、咲夜さん。今何時ですか!?」
咲夜「午後の六時半よ。休んでいいとは言ったけど休みすぎね。執事なら生活習慣を気を付けなさい。」
俺「はい…」
レミリア「まだ今日来たばっかりだから良いじゃない。」
俺「お、お嬢様!?す、すみません!!寝坊してしまいました!」
レミリア「次からは気を付けてね。」
俺「はいっ!善処いたします!」
レミリア「じゃあ咲夜、晩御飯を食べましょ?」
咲夜「分かりましたお嬢様。貴方もついてきて。」
~少年少女移動中~
ガチャ
?「やっとレミィ達がきた。」
?「遅いじゃない。お姉様」
レミリア「仕方ないでしょ?
俺「すみません!…って貴方方は私のこと…」
レミリア「貴方が来るの遅いから先に話したわ。」
?「軽く自己紹介。レミィの友達のパチュリー・ノーレッジよ。よろしく。」
?「フランドール・スカーレット!よろしくね♪」
俺「俺は─」
パチュリー「貴方のことは知ってるわ。それより早く食べましょ?冷えるわよ。」
レミリア「そうね。それでは…」
俺以外の皆「「「頂きます。」」」
レミリア「…ってなんで立ってるの?食べないの?」
俺「私めはこちらで結構でございます。」
咲夜「食べなさい。食べないとお腹すくわよ?」
た、確かにお腹が空いているな。
俺「それではお言葉に甘えさせて頂きます。」
俺は席に座る。ちなみに今日のご飯はビーフシチューだった。
パクッ
うまっ!!何これ。初めて食べるんだけど…いや、初めてではないが初めて食べる味だ!ああ、うまい!うまいぞ!
咲夜「…。美味しそうな顔して食べるわね。」
俺「あ、あまりに美味しいので…」
咲夜「そうかしら?」
レミリア「確かに咲夜の料理は幻想郷1だと思うわ。」
咲夜「ありがとうございます。」
とまぁ、こんな感じで雑談を交わしながら夕食を食べおえた。
皆「「「ご馳走様でした」」」
俺「咲夜さん、何か手伝いましょうか?」
咲夜「大丈夫よ。」
俺「そ、そうですか…。」
フラン「じゃあ私と遊ぼ?」
うっ…、遊びたいけど怖いぃぃ。
俺「わ、分かりました。妹様。」
フラン「フランでいいよ?」
俺「ですが…」
フラン「お願い」
ヤメロォ!上目遣いはダメだ流石に!
俺「分かりました。フラ…ン?」
フラン「そうそう、あと敬語もやめてね?」
俺「分かり……分かった。」
フラン「うん!じゃあ行こ♪」
あ、やばい。レミリア派からフラン派になったかも…。俺は決してロリコンじゃ(ry
そんなことを考えているとフランがいつも使っているという遊び部屋謙、特訓部屋についた。
俺「なにするの?」
フラン「ん?弾幕ごっこ。」
うっ…マジか…。フランと違って人間だから弾幕に当たったら相当痛いんだが…、と言うか燃えるだろ。
フラン「それじゃあいくよ~!」
俺「まてまて!ストーップ!俺人間!弾幕打てない!」
フラン「あ、そうだった。じゃあさ、
手加減って…。はぁ~、まぁ死なないように頑張るか。
フラン「じゃあいくよ~!」
フランがポポポポンと弾幕を出す。ゲームの時とは違って当たったら試合終了だからな。しかも立体的。動体視力と反射神経だけは何故か良いから当たらないようにしなきゃ。
フラン「頑張れ~」
うっ…、難しい。これでもめちゃくちゃ手加減してるんだよな。まぁ、そりゃExtraステージのキャラだから強いに決まってる。
俺「うぐっ…難しいッ!」
そのときだった。後ろから来る弾幕に気づかず当たってしまった。ギリギリ避けたものの右腕がとれてしまった。
俺「うわあああああ!!!」
フラン「ふふふっ、頑張れ♪頑張れ♪」
そのときだった。俺の右腕のつけ根から黒い何かがうにょうにょと出て来て、俺のとれた右腕の傷口を覆った。
フラン「何これ!?」
覆うと黒いうにょうにょは俺の右腕を俺の右腕のつけ根に引き寄せ、俺の右腕を繋げた。
俺「戻った…のか?」
完全に戻っている…。俺の知る限りこんな能力知らないんだが…。いや、知ってる。『七つの大罪』に出てくる魔神族みたいだ。
フラン「ビックリしたー。」
俺「俺にこんな能力があったのか…」
弾幕が出せるかどうかは分からないがとりあえず死ぬ心配はなさそうだ。とはいえ能力の使い方知らないんだけど…。
フラン「どうしたの?それ。なんか顔に模様があるけど…」
俺「模様?」
も、模様…。いや、まさかな。幻想郷で魔神の力が出てくるはずは無い。だったら似た能力か?なんにせよ鏡でみなければ…
俺「ちょっと鏡見てくる。」
フラン「分かった。」
俺「続きはまた明日。」
フラン「うん!」
可愛い(確信)…ってそんなこと考えてる暇はないな。とりあえず洗面台にでも行かなきゃ。
もし、この能力が魔神の力だったら良いな~。なんてことを考えながら俺は洗面台へ向かった…。
作者「やっぱり
作者「うわぁぁぁぁ!!(作者はログアウトしました…。)」