幻想郷でほのぼの暮らしていくお話し   作:ドンだ~

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2度あることは3度ある


1度あることは2度ある

永琳「いったい今日はどうしたの?あなたが突然来るなんて…。」

 

(じん)「大した用事はないんですけど、たまたま通りかかったんでちょっと顔を出そうかと思いまして。」

 

というか妹紅の家で遊んできた帰りなんだけどな。ちょこっと顔を出しとこうかと。特に理由などない。気まぐれというやつだ。

 

永琳「あっ、それならちょうど試したいことがあったんだけど…良いかしら?」

 

(じん)「試したいこと…?別にいいですけど…。」

 

永琳「ありがとう。それじゃあこれ飲んでもらえる?」

 

そう言うと永琳は錠剤を俺に渡す。真っ青な球の形だが…これどんな効果があるんだろ…。

そう思いながら俺は水でゴクンと錠剤を飲み込む。

 

永琳「さて、これの効果何か気になるでしょう?これはね…いつぞやの幼児化する薬よ。」

 

(じん)「…はぁ!?」

 

よ、幼児化だと!?幼児化ってパチュリーが実験失敗してなったやつじゃねぇか…。くっそ…。

 

永琳「悪いわね。パチュリーの魔法薬の話を聞いて少し興味が出てきてね。あっ、でも効果はたったの1日程度だし、記憶とか性格とかは元のまんまになるようにはしてあるから大丈夫よ。」

 

『大丈夫よ。』じゃねえんだよ!!こちとら大丈夫じゃねえんだって!!元々なかった俺の尊厳さらに無くなる…。

 

(じん)「うっ…頭が…」

 

急に頭が痛くなる。ズキズキと脳内に響くような痛みを感じて俺は藻掻く。更に全身が押し付けられるような痛みに襲われる。喉も火傷するように痛い。それがしばらく続き、いつの間にか俺は地面に伏せていた。

 

(じん)「───…んんぅ…。」

 

気づけば俺は永琳先生の膝の上にいた。…ん?膝の上にいた…?

 

永琳「おはよう。どうやら実験は成功したみたいね。」

 

なでなでと俺の頭を撫でながらそう言う永琳。

 

(じん)「ちょっ、やめ──って声高!!」

 

やめろと言いかけたその時、俺の声がめちゃくちゃ高くなっていることに気がついた。声帯まで変化しやがった…。

それに前に小さくなった時もそうだったが今回も身体だけ小さくなったらしい。だいたい小学1年生程度。身長120〜130cm程だろう。しかも俺は今現在素っ裸…というわけではないが、永琳先生の白衣1枚というほぼ変態的な感じになっている。なんかやだな…。

 

(じん)「なぁ、ちゃんとした服ないのか?」

 

永琳「ある訳ないじゃない。ここに7歳児の体格の子なんているはず…」

 

そう言いかける永琳。なにか思い当たる節があるのか…?

 

永琳「ねぇ、てゐのでも良いかしら?」

 

(じん)「いや良いわけないでしょ。何言ってるんですか。」

 

なんでわざわざ女子…しかもロリのやつを着ないと行けないんだ。…って、俺もほぼショタなんだけどな。

 

永琳「それか鈴仙に作ってもらいましょう。鈴仙〜?」

 

鈴仙「は〜い、ただいま〜。」

 

そう言うと鈴仙が部屋に入ってくる。

 

鈴仙「なんですk───…うわぁ!なんですかこの子!めちゃくちゃ可愛い!」ムニムニ

 

そう言うと鈴仙は俺を抱き上げてほっぺたをむにむにする。

 

(じん)「ちょっ、やめっ」

 

鈴仙「私が鈴仙お姉ちゃんですよ〜。よしよし〜。」

 

あっ…これあれだわもう完全にスイッチ入っちゃってるわ。ま、まぁこれはこれでめちゃくちゃ可愛いから良いんだけども。

 

鈴仙「…って、この子お師匠様の白衣着てるじゃないですか!」

 

永琳「そうよ。だからその子のお洋服を作ってあげて欲しいの。」

 

鈴仙「なるほど、そういうことなら任せてください!チャチャッと作りますよ♪それじゃあお姉ちゃんと行きましょうね〜。」

 

そう言うと鈴仙は俺を抱き抱えて鈴仙の部屋に連れていった。

なんかクソ恥ずかしい…。いやね、鈴仙可愛いから良いんだけどなんかクソ恥ずかしい…。見知ったやつにやられるのはめちゃくちゃ恥ずかしい…。

 

鈴仙「フンフンフフフン〜♪」

 

鈴仙はめちゃくちゃノリノリで布を裁ち、寸法を測り、ミシンなどを使って服を作った。

 

鈴仙「さ、着てみて!多分あってると思うけど…」

 

(じん)「合ってる。」

 

鈴仙の作った服はちょうど俺の体にフィットした。

 

鈴仙「良かった〜。それにしてもこの子どこかで見たことがあるような気がするんだよね…。いつみたんだっけな…。えっと…」

 

そりゃ見たことあるだろ。なんたって前に幼児化した時にここに来てるんだからな。それにしても永琳先生に早く薬を作って貰わなければ。とりあえず様子を見計らってここから出て永琳先生の所に行こう。

そう思った俺は鈴仙が考え事をしているうちに部屋から抜け出して永琳先生の部屋に入った。

 

(じん)「はぁ…はぁ…。この姿だと疲れるな…。」

 

永琳「あら、服作って貰えたのね。良かったじゃない。」

 

(じん)「良くないですよ…。とりあえず元に戻る薬あるんですよね?それください。」

 

とっとと元に戻って紅魔館に帰らなければ。この状態で帰るのは何がなんでも嫌だ。こんなの恥だからな。

 

永琳「あら?そんなのないわよ?ま、時間経過で治るんだから良いでしょ?」

 

(じん)「えぇ…?なんでですか…。このまま帰るの恥ずかしくて嫌なんですよ…。」

 

永琳「ならここに泊まってく?鈴仙もあなたにベタベタだし良いんじゃない?」

 

どっちも嫌だが…まだここに泊まった方がマシか…。

 

(じん)「そうします。仕方ないですけどね。」

 

というわけで永琳先生のせいでとんでもなくめんどうなことになった。そして今日は永遠亭に泊まることとなる。




久々の幼児化!

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