幻想郷でほのぼの暮らしていくお話し   作:ドンだ~

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袿姫ちゃんも出るお!


神々の集会

神奈子「…さて、これから早速いつもの()()をやっていこうと思う。」

 

諏訪子「アレだね…。今年になって初めてかな?」

 

某刻某所、突然やってきた諏訪子様と神奈子様に腕を引っ張られ、とある小屋へと集まった。なんなんだ急に…と思いながらもその場にしかれてあった座布団に座る。

神奈子様、諏訪子様はゴゴゴゴ…という雰囲気を出しながら正体不明の()()を行うという。

 

(じん)「あの…何やるの…。」

 

そんな中、その意味深な雰囲気をぶち壊す者がいた。そう、(アホ)である。

 

隠岐奈「1人わかってないやついるんだけど…。」

 

袿姫「…ってかこの人去年はいなかったわよね?というかこの前はよくも私を…。」

 

隠岐奈と袿姫は愚痴愚痴と文句を言う。袿姫に至ってはこの前の異変の逆恨みである。これは酷い。

 

神奈子「まあまあ落ち着け。色々あると思うが用事を優先させてもらうぞ。今日みんなに集まってもらったのは他でもない。来月にある会議についてだ。」

 

来月の会議…?

 

(じん)「あっ!そっか、来月は神無月だっけ…。」

 

神無月とは、神様が島根県にある出雲大社に集まって様々なことを話し合う月のことなのだ。基本的に旧暦10月に行われる。旧暦なので日にちがズレることがある。だから少し早めに会議してるんだろうな…。

 

諏訪子「そ。だから私たちはその時の会議のためにある程度意見をまとめておくんだ。幻想郷からも出雲大社に出席する神様は私含めて何人かいるしね。」

 

なるほど。だからこんなに神様ばっかりだったのか。

 

神奈子「早速会議…と行きたいところなんだが、出席してないやつはいるか?一応確認するが…この会に出席するやつは私、諏訪子、静葉、穣子、女苑、紫苑、袿姫、隠岐奈、そして(じん)の9人のはずだが…」

 

女苑「ちょっと待ちなさいよ。そこの…(じん)?ってやつはなんなの?明らかに人間じゃない。ねぇ?そう思うでしょ姉さん?」

 

紫苑の妹、依神(よりがみ) 女苑(じょおん)は生意気そうに俺に言いがかりをつける。

確かに俺も神様ではないし、どちらかと言うと庶民に近い。なので神様の会議に呼ばれる程ではないのだが…。

 

神奈子「それについては順を追って話そう。というか今回の議題はそれが主になるんだけどな。」

 

…ん?俺の事?俺が議題になるの?なんかやだなぁ…。神様同士のやつとか怖いよ…。

 

神奈子「一応9人いるみたいだから話し合いを始める。まず人里の人間たちだが…。」

 

神奈子様を中心に話がどんどんと進んでいく。内容は主に幻想郷の事だった。ある程度の話し合いで解決出来るものはここで解決し、難しい問題や議論になった時のみその問題を出雲大社の方に提出してそこでまた話し合うらしい。

確かに、様々な地域から出雲大社にやってくるのに全部の問題をそこで話し合っていたらいつまでも終わらないだろうし…仕方ないな。

そんなことを思いながら大したこともない話をさーっと聞き流すこと約2時間。めちゃくちゃ長かった。もうそろそろ終わる…と思ったのだが集会はこれからだった。

 

神奈子「さて、それじゃあ本題に入ろう。本題というのはさっきも言ったがこいつ、(じん)の事だ。こいつは1日に限られた時間だけ神になれるという特異体質を持っている。詳しくは私も知らんからこいつに聞いてくれ。」

 

(じん)「えっ?」

 

急に話題を振られてしまった。今までポケーっと聞いてたから何をすればいいかわかんねぇ…。

 

諏訪子「とりあえず(じん)くんのあの魔神王?について話せばいいんだよ。」ボソッ

 

諏訪子様は他の人に悟られぬよう教えてくれた。

 

(じん)「あ〜なるほど…。えっと…俺は一日に5分だけ魔神王っていう神様になることが出来ます。神様的には唯一神でもないし多分八百万の神でもないからどこに所属しているかわかんないんですけど一応神力はあるんで多分神様かと…。」

 

もっと補足すると世界線が別の神様なんだよなぁ。だから八百万の神でも唯一神でもなんでもないわけなんだけど。八百万の神っぽく言うと魔神の神?みたいな感じかな。

 

袿姫「はぁ。だからあの時あんなに強かったのね。あの…なんだっけ?トリニティだっけ?」

 

(じん)「あっ。あれはまた別の力です。」

 

トリニティは霊夢と魔理沙の力を合わせたものだからな。神様でもなんでもない。

 

神奈子(またあいつ新しい技増やしたのか…。)

 

(じん)「えっと…魔神王っていうのは魔神族っていう種族を統べる神様みたいな感じで俺はそれに一時的になることができるんですよ。袿姫…様のいうトリニティはまた別であって…。」

 

女苑「魔神族?何よそれ。そんな生物初めて聞くんだけど。」

 

うっ…。そりゃそうだよな…。魔神族は本来幻想郷に存在しないし…。

 

(じん)「魔神族っていうのは…幻想郷に存在しない妖怪っていうか…別世界に存在している妖怪みたいな感じのやつで…。」

 

あ〜も〜!!うるせぇ!!俺にだってよく説明出来ねぇんだよ!!

と心の中で叫ぶ。

 

諏訪子「そんなに質問攻めしないであげてよ。(じん)くん困ってるでしょ?確かに気になることはあるだろうけどそれは本会議の方で話せばいい事だし…。」

 

諏訪子様は質問攻めしてくる神様らを沈める。

おお…ありがとう諏訪子様…!!感謝しかないぜ…。

 

諏訪子「とりあえず感覚的に魔神王がどんなものか分かればいいんだし…とりあえず変身してみてよ♪」

 

前言撤回、面倒なことになってしまったぜ…。この野郎…。

というわけで俺は魔神王に変身しなければならなくなった。緊張で冷や汗が止まらないんだけど…どうしよう…。




次回に続く。

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